ファンタジースプリングスホテル部屋種類を徹底解説！全475室の特徴と選び方のポイント

東京ディズニーシーに2024年6月にオープンしたファンタジースプリングスホテルは、連日予約が困難な人気ホテルとして話題になっています。しかし、いざ予約を取ろうと思っても、部屋の種類が多すぎてどれを選べば良いのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

このホテルは「ファンタジーシャトー」と「グランドシャトー」の2つのタイプに分かれており、さらにファンタジーシャトーは4つのサイドに分類されています。料金も最安値の7万円台から最高級の40万円超まで幅広く設定されており、景観や設備も大きく異なります。本記事では、全475室の部屋の特徴を詳しく解説し、あなたの予算と目的に最適な部屋選びをサポートします。

この記事のポイント
✅ ファンタジースプリングスホテルの全部屋タイプと特徴がわかる
✅ 各サイドの景観の違いと料金体系が理解できる
✅ 予約が取りやすい部屋と人気の部屋を把握できる
✅ 自分の予算と目的に合った最適な部屋選びができる

ファンタジースプリングスホテル部屋種類の基本構成と特徴

1. ファンタジースプリングスホテルの部屋種類は2つのシャトーに分かれている
2. ファンタジーシャトーの4つのサイド別特徴と景観の違い
3. スーペリアルームとデラックスルームの設備比較
4. アルコーヴルームとバルコニールームの違いとは
5. アクセシブルルームの設備と利用条件
6. 部屋定員は最大5名まで利用可能

ファンタジースプリングスホテルの部屋種類は2つのシャトーに分かれている

ファンタジースプリングスホテルは、**「ファンタジーシャトー」と「グランドシャトー」**という2つの異なるタイプのシャトーで構成されています。それぞれのシャトーには明確な特徴と価格設定があり、宿泊目的に応じて選択することが重要です。

ファンタジーシャトーは、デラックスタイプのホテルとして位置づけられており、全419室を有しています。このシャトーは、ミラコスタやディズニーランドホテルと同等のカテゴリーに分類され、ディズニーホテルとしてスタンダードな設備とサービスを提供しています。内装には「ラプンツェル」や「バンビ」などのディズニーキャラクターをモチーフにした装飾が施されており、魔法の泉や草花のデザインが随所に散りばめられています。

一方、グランドシャトーは、東京ディズニーリゾート内で最上級のラグジュアリータイプとして設計されており、全56室のみの限定的な客室数となっています。すべての客室にバルコニーまたはテラスが設置されており、ファンタジースプリングスエリアの景観を楽しむことができます。宿泊料金は1泊30万円以上と高額ですが、専用レストランやVIP特典などが含まれており、特別な体験を求める方に適しています。

🏰 シャトー別基本情報

シャトー名	客室数	タイプ	料金帯	特徴
ファンタジーシャトー	419室	デラックス	7万円〜15万円	キャラクター装飾、4つのサイド
グランドシャトー	56室	ラグジュアリー	30万円〜50万円	全室バルコニー/テラス付き

この2つのシャトーの選択は、宿泊予算と求める体験のレベルによって決まります。ファンタジーシャトーは比較的手頃な価格でディズニーホテルの魅力を体験できる一方、グランドシャトーは特別な記念日や一生に一度の体験を求める方に最適です。

ファンタジーシャトーの4つのサイド別特徴と景観の違い

ファンタジーシャトーの客室は、建物の方角によって4つのサイドに分類されており、それぞれ異なる景観と料金設定が設けられています。この分類システムは、宿泊料金に大きく影響するため、予約前にしっかりと理解しておくことが重要です。

ベイエリアサイド（157室）は、東京ディズニーリゾート・オフィシャルホテル側に位置しており、客室の窓からは駐車場やオフィシャルホテルの建物が見えます。パークビューではないため、料金は最も抑えられており、コストパフォーマンスを重視する方におすすめです。ただし、ディズニーの雰囲気を客室から楽しみたい方には物足りなさを感じるかもしれません。

ホテルエントランスサイド（100室）は、ホテルのメインエントランス側に面しており、エントランスやロータリー、ディズニーリゾートラインの景色を楽しむことができます。アクセスの利便性が高く、高層階の一部客室からはパーク内の花火を部分的に鑑賞できることもあります。料金設定はベイエリアサイドとほぼ同等で、比較的リーズナブルな価格帯となっています。

ローズコートサイド（147室）は、ディズニー映画『美女と野獣』をテーマにした中庭「ローズコート」に面した客室エリアです。中庭には、ベルと野獣、ルミエール、コグスワース、ポット夫人とチップなどのキャラクターを象った岩のオブジェが配置されており、映画の世界観を感じることができます。一部の客室はパークビューとなっており、ローズコート越しにファンタジースプリングスの景色を望むことが可能です。

🌹 サイド別景観比較

サイド名	客室数	主な景観	料金レベル	特徴
ベイエリアサイド	157室	駐車場・オフィシャルホテル	最安値	コスパ重視
ホテルエントランスサイド	100室	エントランス・リゾートライン	安値	アクセス良好
ローズコートサイド	147室	中庭・一部パークビュー	中価格	美女と野獣テーマ
スプリングスサイド	15室	ファンタジースプリングス	最高値	新エリア正面

スプリングスサイド（15室）は、最も希少価値の高いエリアで、ファンタジースプリングスエリアに直接面しています。全15室のうち14室は大人5名まで宿泊可能で、残り1室は車椅子利用者向けのアクセシブルルーム（定員3名）となっています。客室からはアレンデール城などの新エリアの景観を楽しむことができ、特に夜景は幻想的な美しさを誇ります。ただし、室数が極めて少ないため、予約の競争率は非常に高くなっています。

スーペリアルームとデラックスルームの設備比較

ファンタジーシャトーでは、主にスーペリアルームとデラックスルームという2つのグレードの客室が提供されています。両者の違いを理解することで、自分のニーズに最適な部屋を選択することができます。

スーペリアルームは、ファンタジーシャトーの基本的な客室タイプで、**41㎡**の広さを持っています。レギュラーベッド2台に加え、引き出し式のトランドルベッド1台とクルーズベッド1台が備えられており、最大4名まで宿泊することが可能です。室内にはディズニーキャラクターや草花をモチーフにした装飾が施されており、魔法の世界観を感じることができます。

デラックスルームは、スーペリアルームより上位のグレードで、**48㎡**とより広い空間を提供しています。基本的な設備はスーペリアルームと同様ですが、ゆったりとしたレイアウトでより快適な滞在が可能です。特に家族連れやグループでの宿泊において、その広さの違いを実感することができるでしょう。

🛏️ ルームグレード比較表

項目	スーペリアルーム	デラックスルーム
広さ	41㎡	48㎡
定員	最大4名	最大4名
ベッド構成	ツイン+トランドル+クルーズ	ツイン+トランドル+クルーズ
料金差	基準料金	+1万円程度
部屋数	多数	少数（予約困難）

両タイプとも、ディズニーキャラクターが描かれたアメニティや、無料のディズニーチャンネル視聴、Wi-Fi環境などの基本設備は共通しています。また、お子様向けの設備として、スリッパや歯ブラシ、マグカップ、踏み台などが常設されており、ファミリーでの利用に配慮された設計となっています。

デラックスルームの選択理由として、料金差はおよそ1万円程度ですが、その分ゆったりとした空間で特別感を味わえる点が挙げられます。ただし、デラックスルームは室数が限定的で予約の競争率が高いため、希望する場合は早めの予約手続きが必要です。

アルコーヴルームとバルコニールームの違いとは

ファンタジースプリングスホテルには、特殊な設備を備えた客室タイプとしてアルコーヴルームとバルコニールームがあります。これらの部屋は通常の客室とは異なる特徴を持っており、より特別な宿泊体験を提供しています。

アルコーヴルームは、壁のくぼみを利用したアルコーヴベッドが設置された客室です。このアルコーヴベッドは、ベッドとして利用しない際はソファとして使用することができ、空間の有効活用を可能にしています。アルコーヴベッドの周辺には、ディズニーの物語世界を反映した装飾が施されており、まるで物語の中に入り込んだような体験ができます。

アルコーヴルームには、「スーペリア・アルコーヴルーム」と「デラックス・アルコーヴルーム」の2つのグレードがあります。スーペリア・アルコーヴルームはファンタジーシャトー内に128室と最も多く設置されており、比較的予約が取りやすい特徴があります。一方、デラックス・アルコーヴルームは主にスプリングスサイドに配置されており、50㎡の広さと5名定員を誇る特別仕様となっています。

バルコニールームは、ファンタジーシャトー全419室の中でわずか4室のみに設置された最も希少な客室タイプです。これらの部屋はすべてスプリングスサイドに位置し、「デラックス・バルコニールーム」と「デラックス・バルコニー＆アルコーヴルーム」の2種類が各2室ずつ用意されています。

🏛️ 特殊設備付き客室比較

客室タイプ	室数	面積	定員	特殊設備	希少度
スーペリア・アルコーヴルーム	128室	41㎡	4名	アルコーヴベッド	普通
デラックス・アルコーヴルーム	10室	50㎡	5名	アルコーヴベッド	高
デラックス・バルコニールーム	2室	50㎡	5名	バルコニー	最高
デラックス・バルコニー＆アルコーヴルーム	2室	50㎡	5名	バルコニー+アルコーヴベッド	最高

バルコニールームの最大の魅力は、室外に出てファンタジースプリングスの景観を直接楽しめることです。バルコニーからは、アレンデール城やパーク内のBGMを肌で感じることができ、特に夜間のライトアップは息をのむ美しさです。ただし、その希少性から予約の難易度は極めて高く、予約開始と同時に満室になることがほとんどです。

アクセシブルルームの設備と利用条件

ファンタジースプリングスホテルでは、車椅子を利用される方や身体に障がいをお持ちの方が快適に滞在できるよう、アクセシブルルームが各サイドに設置されています。これらの客室は、通常の客室とは異なる特別な設計と設備を備えており、バリアフリーな宿泊環境を提供しています。

アクセシブルルームの最も重要な特徴は、ドアの開口部が広く設計されていることです。車椅子での移動を考慮し、通常の客室よりも出入りがスムーズに行えるよう配慮されています。また、室内の動線も車椅子利用者が安全かつ快適に移動できるよう最適化されており、家具の配置や通路幅にも特別な配慮がなされています。

バスルームには手すりが設置されており、シャワーブースや洗面台の高さも車椅子からのアクセスを考慮した設計となっています。ベッドの高さも調整されており、車椅子からの移乗がしやすくなっています。さらに、緊急時の連絡手段として、特別な呼び出しシステムも完備されています。

♿ アクセシブルルーム設置状況

サイド名	客室タイプ	室数	面積	定員	特別設備
ベイエリアサイド	デラックス・アクセシブルルーム	1室	48㎡	3名	車椅子対応設備
ローズコートサイド	デラックス・アクセシブルルーム	2室	48㎡	3名	車椅子対応設備
スプリングスサイド	デラックス・アクセシブルルーム	1室	50㎡	3名	車椅子対応設備
グランドシャトー	テラス・アクセシブルルーム	1室	70㎡	3名	高級車椅子対応設備

注目すべき点は、アクセシブルルームの定員が通常の客室と異なり3名までに制限されていることです。これは、車椅子利用に必要なスペースを確保するための配慮によるものです。また、グランドシャトーのテラス・アクセシブルルームでは、テラスへのアクセスについてもバリアフリー設計が施されており、必要に応じてキャストのサポートを受けることができます。

アクセシブルルームの予約は、通常の予約システムと同様に行うことができますが、特別な設備や配慮が必要な場合は、事前にホテルに直接連絡することをおすすめします。これにより、より快適で安全な滞在をサポートしてもらうことが可能です。

部屋定員は最大5名まで利用可能

ファンタジースプリングスホテルの客室定員システムは、一般的なホテルとは異なる特色があります。最大の特徴は、スプリングスサイドの14室のみが5名定員となっていることで、大家族やグループでの宿泊に対応していることです。

通常のファンタジーシャトーの客室は、レギュラーベッド2台を基本とし、追加でトランドルベッド（引き出し式ベッド）やクルーズベッド、アルコーヴベッドを組み合わせることで定員を調整しています。この柔軟なベッド構成により、2名から最大5名まで幅広い人数に対応することが可能となっています。

スプリングスサイドの5名定員客室では、50㎡の広い空間に加えて、洗面台とトイレが2箇所設置されています。これにより、朝の身支度時間の短縮や、大人数での利用時の利便性が大幅に向上しています。また、バスルームも広めに設計されており、お子様との入浴時にも安心して利用することができます。

🛏️ 定員別ベッド構成表

定員	ベッド構成	対象サイド	客室例
2名	レギュラーベッド×2	全サイド	基本構成
3名	レギュラー×2+トランドルorクルーズ	全サイド	アクセシブルルーム
4名	レギュラー×2+トランドル+クルーズ	全サイド	標準的な構成
5名	レギュラー×2+トランドル+アルコーヴ+クルーズ	スプリングスサイドのみ	最大構成

添い寝については、小学生以下のお子様（11歳以下）のみが対象となっており、大人1名につきお子様1名まで添い寝が可能です。ただし、ベッドの安全性を考慮し、レギュラーベッド1台につき最大2名（大人1名+お子様1名）の利用となります。

5名定員の客室は、ファンタジースプリングスホテル全体でも非常に希少な存在です。そのため、大家族での宿泊を計画している場合は、予約の競争率が極めて高いことを覚悟する必要があります。代替案として、複数の4名定員客室を隣接して予約することも検討に値するでしょう。

ファンタジースプリングスホテル部屋種類の料金体系と選び方

1. 料金は7万円台から40万円超まで幅広い価格設定
2. パークビューとパークグランドビューの違いは景観の質
3. 予約が取りやすいのはスーペリア・アルコーヴルーム
4. グランドシャトーの値段は30万円から50万円が相場
5. 安い部屋を狙うならベイエリアサイドがおすすめ
6. ローズコートサイドは美女と野獣ファンに人気
7. まとめ：ファンタジースプリングスホテル部屋種類の選び方ポイント

料金は7万円台から40万円超まで幅広い価格設定

ファンタジースプリングスホテルの料金体系は、客室のタイプ、位置、時期によって大きく変動する変動料金制を採用しています。最安値は平日のベイエリアサイド・スーペリアルームの約7万3,500円から、最高値はグランドシャトーの特別な客室で40万円を超える価格帯まで設定されています。

料金に最も大きく影響するのは宿泊日の曜日と季節です。平日は比較的リーズナブルな価格設定となっていますが、金曜日から土曜日にかけては料金が跳ね上がります。例えば、ベイエリアサイドのスーペリアルームでも、平日の7万5,500円から土曜日の9万6,500円まで約2万円の差が生じることがあります。

繁忙期の料金変動も大きな特徴の一つです。ゴールデンウィーク、夏休み期間、年末年始、ディズニーの特別イベント期間中は、通常料金よりも大幅に高くなる傾向があります。特に2025年の夏休み期間中は、最安値のベイエリアサイドでも11万円を超える価格設定となることが予想されています。

💰 サイド別料金比較表（2025年6月平均）

サイド名	平日料金	金曜日料金	土曜日料金	料金差
ベイエリアサイド	75,500円	87,500円	96,500円	21,000円
ホテルエントランスサイド	75,500円	87,500円	96,500円	21,000円
ローズコートサイド	79,500円	91,500円	100,500円	21,000円
ローズコートサイド（パークビュー）	89,500円	101,500円	110,500円	21,000円
スプリングスサイド（パークグランドビュー）	105,500円	117,500円	126,500円	21,000円

興味深い点は、パークビューとパークビュー以外の料金差が2万円以上に設定されていることです。これは、客室からの景観がいかに宿泊体験の価値に直結するかを示しています。また、スプリングスサイドのパークグランドビューは、ファンタジーシャトーの中でも最高価格帯に設定されており、その希少性と人気の高さがうかがえます。

2週間前のキャンセル料発生タイミングを狙うことで、やや料金が下がる傾向もあります。多くの予約者がこの時期にキャンセルを検討するため、需要と供給のバランスが変化し、価格に影響を与えることがあります。ただし、この手法は確実性に欠けるため、あくまで参考程度に留めておくことをおすすめします。

パークビューとパークグランドビューの違いは景観の質

ファンタジースプリングスホテルの客室名に含まれる**「パークビュー」と「パークグランドビュー」**は、単なる名称の違いではなく、実際の景観体験に大きな差があります。この違いを理解することで、料金差に見合った価値を得られるかどうかを判断することができます。

パークビューは、主にローズコートサイドの一部客室（26室）に設定されており、ローズコート越しにファンタジースプリングスエリアの景色を望むことができます。ただし、中庭のロックワークや植栽により、パークの見え方は限定的になる場合があります。特に低層階の客室では、目の前の植栽によって視界が遮られることもあります。

パークグランドビューは、スプリングスサイドの客室（10室）に設定されており、ファンタジースプリングスエリアを正面から一望できる最高の景観を提供しています。アレンデール城、プロメテウス火山、ネバーランドの山々など、新エリアの主要な建造物を遮るものなく眺めることができます。

🏰 景観レベル比較

景観タイプ	対象客室数	主な見どころ	視界の状況	料金プレミアム
一般景観	378室	駐車場・ホテル・中庭	制限あり	基準価格
パークビュー	26室	中庭越しのパーク	一部制限	+1万円
パークグランドビュー	10室	正面パーク全景	制限なし	+3万円
パーシャルビュー	5室	パーク側だが遮蔽多数	大幅制限	+1.5万円

パーシャルビューという特殊なカテゴリーも存在します。これはスプリングスサイドの一部客室に設定されており、パーク側に面してはいるものの、建物の壁や屋根によって視界がほぼ遮られる客室です。公式サイトでも「ほぼ視界が遮られます」と明記されており、パークビューを期待して予約すると期待外れになる可能性があります。

夜景の美しさについても大きな違いがあります。パークグランドビューの客室では、ファンタジースプリングスのライトアップを一晩中楽しむことができ、特にアレンデール城の時報の鐘やパークのBGMを客室から聞くことができます。一方、一般景観の客室では、このような特別な体験は期待できません。

景観の価値は個人の価値観によって大きく異なりますが、一般的には1泊あたり2〜3万円の料金差を支払ってでもパークビューを選ぶゲストが多いのが現状です。ただし、パークで過ごす時間が長く、客室では主に睡眠のみを取る予定の場合は、景観よりもコストパフォーマンスを重視する選択肢も合理的といえるでしょう。

予約が取りやすいのはスーペリア・アルコーヴルーム

ファンタジースプリングスホテルの予約競争は、開業以来激戦状態が続いていますが、その中でも比較的予約が取りやすい客室タイプが存在します。データ分析の結果、スーペリア・アルコーヴルームが最も予約成功率の高い客室タイプであることが判明しています。

スーペリア・アルコーヴルームが予約しやすい理由は、圧倒的な客室数の多さにあります。ファンタジーシャトー419室のうち、スーペリア・アルコーヴルームは合計128室を占めており、全体の約30％を構成しています。特にベイエリアサイドには128室のうち最も多い室数が配置されており、選択肢の幅が広がっています。

予約タイミングも重要な要素です。予約開始直後（11:00〜11:05）は全ての客室タイプで激戦となりますが、開始から30分〜1時間後になると、スーペリア・アルコーヴルームのみが残っている状況がよく見られます。これは、多くの予約希望者が最初により上位の客室タイプを狙うためです。

📊 客室タイプ別予約難易度ランキング

順位	客室タイプ	室数	予約難易度	予約のコツ
1位（易）	スーペリア・アルコーヴルーム（ベイエリア）	128室	★★☆☆☆	30分後を狙う
2位	スーペリアルーム（全サイド）	74室	★★★☆☆	複数日程を準備
3位	デラックスルーム（パークビュー以外）	45室	★★★★☆	平日を狙う
4位	パークビュー系客室	26室	★★★★★	キャンセル拾い
5位（困難）	スプリングスサイド全般	15室	★★★★★	数秒の勝負

キャンセル拾い戦略も有効です。宿泊日の14日前はキャンセル料が発生するタイミングのため、この時期にキャンセルが出やすくなります。また、宿泊日の2〜3日前にも急なキャンセルが発生することがあるため、定期的にチェックを続けることが重要です。

複数日程での申し込みも成功率を上げる有効な手段です。1泊のみの予約よりも、2〜3泊の連続宿泊で申し込む方が成功する可能性が高くなります。これは、連続宿泊を希望する利用者が相対的に少ないためです。ただし、予約が取れた後で不要な日程をキャンセルする際は、キャンセル料の発生タイミングに注意が必要です。

平日の利用も予約成功率を大幅に向上させます。特に火曜日〜木曜日の宿泊は、週末に比べて競争率が格段に下がります。また、学校の長期休暇期間を避けることで、さらに予約の取りやすさが向上します。

グランドシャトーの値段は30万円から50万円が相場

グランドシャトーは、東京ディズニーリゾート内で最高級のラグジュアリーホテルとして位置づけられており、その料金設定も別格です。最も手頃なアルコーヴルーム（4〜7階）でも1泊約30万円からとなっており、最上級のグランド・テラスルーム（8階）では50万円近くの価格設定となっています。

この高額な料金設定には、それに見合った充実したサービスと特典が含まれています。全客室にバルコニーまたはテラスが完備されており、ファンタジースプリングスの絶景を独占的に楽しむことができます。また、宿泊者限定のレストラン「ラ・リベリュール」では、フレンチ料理とともにミッキーマウスとの特別なグリーティング体験が提供されます。

グランドシャトーの料金には、客室1室につき8枚のアトラクション利用券と4枚のショー鑑賞券が含まれています。これらの券は、ディズニーランドとディズニーシーの人気アトラクションで使用可能で、プレミアアクセス利用者と同じ優先入場口から短い待ち時間で利用できます。この特典の価値だけでも相当な金額に相当します。

💎 グランドシャトー料金表（2025年平均）

客室タイプ	平日料金	金曜日料金	土曜日料金	面積	特別設備
アルコーヴルーム（4〜7階）	300,000円	330,000円	350,000円	70㎡	バルコニー
アルコーヴルーム（8〜9階）	313,000円	343,000円	363,000円	70㎡	高層バルコニー
テラスルーム（5〜7階）	349,000円	379,000円	399,000円	70㎡	広めテラス
グランドルーム（5〜6階）	405,000円	435,000円	455,000円	100㎡	超広空間
グランド・テラスルーム（8階）	431,000円	461,000円	481,000円	100㎡	最上級テラス

注意すべき点は、これらの料金に朝食代が含まれていないことです。他のディズニーホテルの上級客室では朝食が含まれることが多いため、この点は予算計画時に考慮する必要があります。朝食は1人あたり6,500円の追加料金が発生します。

プライベートVIPツアーの申し込みも可能で、専属ガイドがパーク内を案内するサービスを受けることができます。ただし、ツアーの枠数には限りがあり、希望日に予約できない可能性もあります。また、グランドシャトー専用のゲートウェイからファンタジースプリングスに直接入場できる特権も含まれています。

アメニティについても特別仕様となっており、フランスの高級ブランド「ゲラン」の製品が使用されています。バスローブ、スリッパ、歯ブラシなどにはグランドシャトー専用のロゴが入っており、記念品としての価値も高くなっています。

安い部屋を狙うならベイエリアサイドがおすすめ

コストパフォーマンスを最重視してファンタジースプリングスホテルに宿泊したい方には、ベイエリアサイドのスーペリアルームが最適な選択肢となります。ファンタジースプリングスホテル全体の中で最も料金が抑えられており、それでいてディズニーホテルとしての基本的なサービスと設備は充実しています。

ベイエリアサイドの最大のメリットは、安定した料金設定です。季節や曜日による変動はあるものの、他のサイドと比較して価格の上昇幅が抑えられています。例えば、2025年6月の料金を見ると、平日75,500円、金曜日87,500円、土曜日96,500円となっており、最高級のスプリングスサイドと比較すると約3万円の差があります。

景観の特徴を理解して利用することが重要です。ベイエリアサイドからは確かにパークビューは望めませんが、東京ベイ舞浜ホテルやグランドニッコー東京ベイ舞浜などのオフィシャルホテル、そしてディズニーリゾートラインの運行を見ることができます。電車好きのお子様にとっては、この景観も魅力的な要素となり得ます。

🎯 ベイエリアサイド選択のメリット

メリット項目	詳細内容	節約効果
料金面	最安値水準の価格設定	年間20〜30万円節約
予約面	157室と多数で予約しやすい	ストレス軽減
アクセス面	エレベーターから近い客室多数	移動の便利性
家族面	リゾートライン観察で子供が喜ぶ	追加エンターテイメント

宿泊特典については、他のサイドと全く同等のサービスを受けることができます。ファンタジースプリングスエリアへの自由入場、ハッピーエントリーによる15分早期入園、宿泊者限定グッズの購入、レストランの優先予約など、高額なスプリングスサイドと同じ特典が利用可能です。

室内の装飾とアメニティも他のサイドと変わりません。「ラプンツェル」や「バンビ」などのディズニーキャラクターをモチーフにした装飾、ディズニーデザインのアメニティ、ファンタジースプリングスホテル限定のエコバッグなど、ディズニーホテルならではの特別感を十分に味わうことができます。

滞在スタイルを考慮した選択も重要です。パークで過ごす時間が長く、ホテルでは主に休息を取る予定の場合、景観の優先度は下がります。その場合、ベイエリアサイドの料金メリットを最大限に活用し、浮いた予算をパーク内での食事やお土産に充てることで、より充実したディズニー体験を実現できるでしょう。

ローズコートサイドは美女と野獣ファンに人気

ローズコートサイドは、ディズニー映画『美女と野獣』をテーマにした特別な中庭「ローズコート」に面した客室エリアで、特に美女と野獣ファンから絶大な支持を集めています。この中庭には、映画の世界観を再現した魔法の泉とロックワークが配置されており、宿泊者は客室から24時間この美しい景観を楽しむことができます。

ローズコートには、ベルと野獣が魔法のバラを手にした岩のオブジェをはじめ、ルミエール、コグスワース、ポット夫人とチップ、ワードローブなど、映画に登場する愛らしいキャラクターたちが岩で表現されています。これらのロックワークは一日中ライトアップされており、昼間の自然光の下での美しさと、夜間の幻想的な雰囲気の両方を味わうことができます。

ローズコートサイドの客室は147室あり、その中でも26室がパークビューとして設定されています。パークビューの客室は、ローズコート越しにファンタジースプリングスエリアの一部を望むことができ、運が良ければプロメテウス火山やネバーランドの山を眺めることも可能です。

🌹 ローズコートサイド客室構成

客室タイプ	室数	面積	景観	特徴
スーペリアルーム	21室	41㎡	中庭メイン	美女と野獣の世界観
スーペリア・アルコーヴルーム	96室	41㎡	中庭メイン	最も多い客室タイプ
スーペリアルーム（パークビュー）	4室	41㎡	中庭+パーク	希少な景観
スーペリア・アルコーヴルーム（パークビュー）	22室	41㎡	中庭+パーク	人気の客室
デラックスルーム	2室	48㎡	中庭メイン	広めの空間
デラックス・アクセシブルルーム	2室	48㎡	中庭メイン	バリアフリー対応

建物の配置にも特徴があります。ローズコートサイドは「コの字」型の建物構造で中庭を囲んでおり、客室の窓から見える景色には他の客室の窓も含まれます。そのため、プライバシーを重視する場合は、滞在中はカーテンを適切に利用することが推奨されています。

フォトスポットとしての価値も高く、特に美女と野獣ファンにとってはロックワークとの記念撮影は特別な体験となります。客室のバルコニーはありませんが、館内の共用部分からローズコートを眺めることができ、様々な角度から美女と野獣の世界観を楽しむことが可能です。

料金設定は、ベイエリアサイドやホテルエントランスサイドよりもやや高めに設定されており、パークビューでない客室でも平日79,500円からとなっています。パークビューの客室は89,500円からとなり、約1万円のプレミアムが設定されています。この価格差は、美女と野獣の世界観と限定的なパークビューという付加価値に対する対価といえるでしょう。

まとめ：ファンタジースプリングスホテル部屋種類の選び方ポイント

最後に記事のポイントをまとめます。

1. ファンタジースプリングスホテルは「ファンタジーシャトー」（419室）と「グランドシャトー」（56室）の2つのタイプに分かれている
2. ファンタジーシャトーは4つのサイド（ベイエリア、エントランス、ローズコート、スプリングス）で景観と料金が大きく異なる
3. 料金は最安値の7万円台から最高値の50万円超まで幅広い価格設定となっている
4. スーペリアルーム（41㎡）とデラックスルーム（48㎡）では広さに7㎡の差がある
5. アルコーヴルームは壁のくぼみを利用したベッドが特徴的な客室タイプである
6. バルコニールームはファンタジーシャトー全体でわずか4室のみの希少な客室である
7. アクセシブルルームは車椅子利用者向けの特別設計で定員は3名に制限されている
8. 最大5名まで宿泊可能な客室はスプリングスサイドの14室のみである
9. パークグランドビューはパークビューより景観の質が格段に優れている
10. 予約が最も取りやすいのはスーペリア・アルコーヴルーム（128室）である
11. グランドシャトーは1泊30万円以上でアトラクション利用券などの特典が含まれる
12. 安い部屋を狙うならベイエリアサイドが最適でコストパフォーマンスに優れる
13. ローズコートサイドは美女と野獣の世界観を楽しめる特別な中庭に面している
14. 全客室でファンタジースプリングスエリアへの自由入場特典が利用可能である
15. 宿泊者限定のレストラン予約やグッズ購入などの特典がすべての客室で共通している

調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト

1. https://www.tokyodisneyresort.jp/hotel/fsh/fcu/room.html
2. https://castel.jp/p/9382
3. https://www.tokyodisneyresort.jp/hotel/fsh.html
4. https://chundisney.com/fantasyspringshotel-nedan/
5. https://ydisney-jouhout.com/fantasyspringshotel-heya-nedan/
6. https://ameblo.jp/tiitamachan/entry-12853430926.html
7. https://premiumhotelworldline.com/fantasyspringshotel-room-osusume/
8. https://ameblo.jp/karshim98/entry-12857715091.html
9. https://mimomo-blog.com/fantasyspringshotel-bayarea-side/
10. https://ameblo.jp/wd1122/entry-12857715091.html