【完全解説】ファンタジースプリングスホテルの部屋位置はこう選べ！全475室の配置とおすすめサイドを徹底分析

2024年6月6日にオープンしたファンタジースプリングスホテルは、東京ディズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」内に位置する6つ目のディズニーホテルです。全475室という規模を誇るこのホテルは、ファンタジーシャトー（419室）とグランドシャトー（56室）の2つの建物で構成されており、それぞれ異なる特徴と魅力を持っています。

調査の結果、ファンタジーシャトーは建物の位置によって4つのサイドに分類されており、ベイエリアサイド、ホテルエントランスサイド、ローズコートサイド、スプリングスサイドごとに景観や料金設定が大きく異なることが判明しました。パークビューの部屋は全419室中わずか41室程度と非常に限られており、部屋選びには戦略的なアプローチが必要です。また、同じサイド内でも階数や具体的な位置によって見える景色が大きく変わるため、事前の情報収集が宿泊満足度を左右する重要な要素となっています。

この記事のポイント
✅ファンタジーシャトー4つのサイドの位置と特徴を完全把握できる
✅パークビューが見える具体的な部屋位置と部屋数がわかる
✅予算別・目的別のおすすめサイド選びの基準を理解できる
✅グランドシャトーとファンタジーシャトーの違いと選び方を把握できる

ファンタジースプリングスホテルの部屋位置の基本構造

ファンタジーシャトーの4つのサイド配置は建物の向きで決まる
ベイエリアサイドは最も部屋数が多く予約しやすいサイド
ローズコートサイドがパークビューを楽しめる人気のサイド
スプリングスサイドは最高級で部屋数が最も少ないプレミアムサイド
ホテルエントランスサイドは利便性重視の方におすすめのサイド
グランドシャトーは全室パークビューの最上級クラス

ファンタジーシャトーの4つのサイド配置は建物の向きで決まる

ファンタジースプリングスホテルのファンタジーシャトーは、建物の形状と向きによって4つの異なるサイドに分類されています。建物全体がコの字型に配置されており、中央の中庭「ローズコート」を囲むような構造になっているのが特徴です。

各サイドの配置は非常に戦略的に設計されており、東京ディズニーシーのファンタジースプリングスエリアに対する向きによって決定されています。パーク側に面しているのがローズコートサイドとスプリングスサイド、反対側がベイエリアサイド、メインエントランス側がホテルエントランスサイドという配置になっています。

🏨 ファンタジーシャトーサイド別配置図

サイド名	向き	主な景観	部屋数
ベイエリアサイド	オフィシャルホテル側	駐車場・他ホテル・リゾートライン	157室
ホテルエントランスサイド	メインエントランス側	エントランス・ロータリー・一部パーク	100室
ローズコートサイド	ファンタジースプリングス側	中庭・パークビュー	147室
スプリングスサイド	ファンタジースプリングス正面	パークグランドビュー	15室

建物の構造上、3階から9階まで客室が配置されており、階数によっても景観が大きく変わります。特に低層階（3-4階）では植栽が視界を遮ることが多く、高層階（7-9階）では開放的な景色を楽しめる傾向にあります。ただし、3階はメインエントランスと同じフロアのため、エレベーターを使わずにアクセスできる利便性があります。

この配置設計により、宿泊者は予算や優先したい要素（景観・利便性・特別感など）に応じて最適なサイドを選択できるようになっています。各サイドには明確な特色があるため、事前にそれぞれの特徴を理解しておくことが、満足度の高い宿泊につながります。

ベイエリアサイドは最も部屋数が多く予約しやすいサイド

ベイエリアサイドは、ファンタジーシャトーの中で最も部屋数が多い157室を有するサイドで、予約の取りやすさという点では最も現実的な選択肢となっています。東京ディズニーリゾート・オフィシャルホテル側に位置しており、窓からは駐車場、リゾートライン、グランドニッコー東京ベイなどの周辺ホテル群を望むことができます。

💰 ベイエリアサイド部屋構成と料金帯

客室タイプ	部屋数	広さ	定員	料金帯（目安）
スーペリアルーム	23室	41㎡	4名	77,000～106,500円
スーペリア・アルコーヴルーム	128室	41㎡	4名	77,000～106,500円
デラックスルーム	5室	48㎡	4名	77,000～116,500円
デラックス・アクセシブルルーム	1室	48㎡	3名	87,000～116,500円

パークビューではないものの、リゾートライン好きの方には意外な魅力があります。数分おきに通過するディズニーリゾートラインの車両を間近で見ることができ、特にファンタジースプリングスライナー（運行終了済み）の特別塗装車両なども楽しめました。また、高層階からは東京湾や遠くにスカイツリーまで見える部屋もあり、都市的な夜景を楽しむことも可能です。

料金面ではファンタジーシャトーの中で最もリーズナブルに設定されており、ディズニーホテルの魅力を味わいつつ予算を抑えたい方に適しています。特にスーペリア・アルコーヴルームは128室と最も部屋数が多いため、キャンセル拾いでも比較的遭遇しやすいカテゴリーです。

ベイエリアサイドを選ぶメリットは、ホテルでの時間よりもパークでの時間を重視する方に向いていることです。部屋からの景観にこだわりがなく、ディズニーホテルならではの内装やアメニティ、そしてハッピーエントリーなどの宿泊者特典を楽しみたい方には十分な満足度を提供してくれます。

また、ベイエリアサイドはエレベーターからの距離も比較的近い位置にある部屋が多く、移動の利便性も良好です。荷物の多い家族連れや、頻繁に部屋とパークを往復したい方にとって、この立地条件は大きなアドバンテージとなります。

ローズコートサイドがパークビューを楽しめる人気のサイド

ローズコートサイドは、ディズニー映画『美女と野獣』をテーマにした中庭「ローズコート」に面したサイドで、ファンタジーシャトーの中で唯一パークビューの設定がある人気エリアです。全147室のうち、スーペリアルーム（パークビュー）4室とスーペリア・アルコーヴルーム（パークビュー）22室の合計26室がパークビュー指定となっています。

🌹 ローズコートサイド客室構成詳細

客室タイプ	部屋数	パークビュー	料金帯（目安）
スーペリアルーム	21室	×	79,500～109,000円
スーペリア・アルコーヴルーム	96室	×	79,500～109,000円
スーペリアルーム（パークビュー）	4室	○	89,500～119,000円
スーペリア・アルコーヴルーム（パークビュー）	22室	○	89,500～119,000円
デラックスルーム	2室	×	89,500～119,000円
デラックス・アクセシブルルーム	2室	×	89,500～119,000円

ローズコートサイドの建物はコの字型に配置されており、部屋の位置によって見える景色が大きく異なります。パーク寄りの高層階（7-9階）に位置する部屋からは、ファンタジースプリングスエリアやプロメテウス火山、さらには花火の一部まで見ることができます。一方で、低層階や中庭寄りの部屋では美女と野獣のロックワークや緑豊かな植栽が主な景観となります。

パークビューではない部屋でも、位置によってはファンタジースプリングスの一部が見える場合があり、これが「部屋ガチャ」と呼ばれる現象の原因となっています。特にスプリングスサイド寄りの高層階では、パークビュー指定でなくてもパークの景色を楽しめることがあります。

ローズコートサイドの最大の魅力は、宿泊者限定で散策できる中庭「ローズコート」へのアクセスです。美女と野獣のキャラクターをモチーフにしたロックワークが配置された魔法の泉があり、夜間にはライトアップされて幻想的な雰囲気を演出します。この中庭は宿泊者以外は立ち入れない特別なエリアのため、ファンタジースプリングスの世界観を独占的に楽しむことができます。

ただし、ローズコートサイドは予約競争が最も激しいサイドでもあります。特にパークビューの26室は、ファンタジーシャトー全体の約6%という希少性から、予約開始と同時に埋まってしまうことが多いです。キャンセル拾いを狙う場合も、宿泊日の2週間前からのキャンセル料発生タイミングが最もチャンスが高いとされています。

スプリングスサイドは最高級で部屋数が最も少ないプレミアムサイド

スプリングスサイドは、ファンタジーシャトーの中で最も希少価値の高いプレミアムサイドです。全わずか15室という限られた部屋数で、すべてがデラックスタイプ以上の客室となっており、ファンタジースプリングスエリアに正面から向き合う最高のロケーションを誇ります。

✨ スプリングスサイド客室構成

客室タイプ	部屋数	広さ	定員	景観タイプ	料金帯（目安）
デラックス・アルコーヴルーム（パーシャルビュー）	5室	50㎡	5名	一部視界遮蔽	87,000～110,000円
デラックス・アルコーヴルーム（パークグランドビュー）	6室	50㎡	5名	正面パーク	105,500～128,500円
デラックス・アクセシブルルーム（パーシャルビュー）	1室	50㎡	3名	一部視界遮蔽	93,500～116,500円
デラックス・バルコニールーム（パークグランドビュー）	2室	50㎡	5名	正面パーク＋バルコニー	115,500～138,500円
デラックス・バルコニー＆アルコーヴルーム（パークグランドビュー）	1室	50㎡	5名	正面パーク＋バルコニー	115,500～138,500円

スプリングスサイドの最大の特徴は、**ファンタジースプリングスを正面から見渡せる「パークグランドビュー」**の設定があることです。これは他のサイドにはない特別な景観カテゴリーで、アレンデール城やプロメテウス火山を含むファンタジースプリングスエリア全体を一望できます。夜にはライトアップされた幻想的な景色を楽しむことができ、ディズニーホテル宿泊の醍醐味を最大限に味わえます。

部屋の広さは50㎡とファンタジーシャトーで最も広く、定員も5名まで対応しているため、家族やグループでの宿泊に最適です。トイレが2箇所設置されているなど、設備面でも充実しており、大人数での宿泊でも快適に過ごせます。バルコニー付きの部屋では、実際にファンタジースプリングスの空気を感じながら景色を楽しむことができます。

ただし、5室がパーシャルビューに分類されており、これらの部屋は建物の壁や屋根によって視界が一部遮られます。パーシャルビューでも50㎡の広さと5名定員という魅力はありますが、景観を最重視する場合はパークグランドビューの指定が必要です。

スプリングスサイドの予約難易度はファンタジーシャトーで最も高く、特にバルコニー付きの3室は予約開始から数分で埋まってしまうことも珍しくありません。一般的な予約よりも、バケーションパッケージでの予約の方が成功率が高いとも言われており、特別な記念日や一生に一度の体験として位置づけられることが多いサイドです。

ホテルエントランスサイドは利便性重視の方におすすめのサイド

ホテルエントランスサイドは、メインエントランスに面した利便性の高いサイドとして、100室の客室を有しています。ホテルのロビーやレストラン、コンビニエンスストアなどの主要施設に最も近い位置にあるため、移動の利便性を重視する方に適しています。

🚪 ホテルエントランスサイド客室構成

客室タイプ	部屋数	広さ	定員	料金帯（目安）
スーペリアルーム	26室	41㎡	4名	77,000～106,500円
スーペリア・アルコーヴルーム	70室	41㎡	4名	77,000～106,500円
デラックスルーム	4室	48㎡	4名	87,000～116,500円

窓からの主な景観はホテルのエントランスやロータリーですが、部屋の位置によっては意外な景色を楽しむことができます。高層階の一部客室からは、トイ・ストーリーホテルやベイサイドステーション、さらには東京ディズニーシーのプロメテウス火山やSSコロンビア号まで見える場合があります。

特に注目すべきは**「ミッキーの巨人退治」のロックワーク**が見える部屋があることです。これはファンタジースプリングスの世界観を感じられる重要な要素で、エントランスサイドでもディズニーの魔法を体感できる証拠です。また、トイ・ストーリーホテル寄りの高層階では、夜の花火を部分的に見ることができる部屋も存在します。

利便性の面では最も優れたサイドで、チェックインやチェックアウト時の移動が最小限で済みます。特に荷物の多い家族連れや、ホテル内の施設を頻繁に利用したい方にとって、この立地条件は大きなメリットとなります。レストランやラウンジ、ローズコートへのアクセスも良好です。

料金設定はベイエリアサイドと同等で、ファンタジーシャトーの中では比較的リーズナブルな価格帯となっています。景観よりも利便性やコストパフォーマンスを重視する方には理想的な選択肢です。また、70室のスーペリア・アルコーヴルームがあるため、ベイエリアサイドに次いで予約を取りやすいサイドでもあります。

クリスマス時期にはエントランス前の植栽にイルミネーション装飾が施されるため、季節限定の美しい景観を楽しむことも可能です。年間を通して安定した利便性と、季節ごとの特別な演出を楽しめるバランスの良いサイドと言えるでしょう。

グランドシャトーは全室パークビューの最上級クラス

グランドシャトーは、ファンタジースプリングスホテルの最上級クラスに位置する全56室の特別な建物です。すべての客室がパークビューまたはパークグランドビューとなっており、バルコニーまたはテラスが標準装備されている点が最大の特徴です。

👑 グランドシャトー客室構成

客室タイプ	部屋数	広さ	定員	料金帯（目安）
アルコーヴルーム（4、5、7階）※	12室	70㎡	4名	280,000～350,000円
アルコーヴルーム（4-7階）	18室	70㎡	4名	285,000～355,000円
アルコーヴルーム（8-9階）	8室	70㎡	4名	293,000～363,000円
テラス・アクセシブルルーム（3階）	1室	70㎡	3名	303,000～373,000円
テラス&アルコーヴルーム（3、5階）	4室	70㎡	4名	321,000～391,000円
テラス&アルコーヴルーム（3-4階）	4室	70㎡	4名	321,000～391,000円
テラスルーム（5-7階）	3室	70㎡	4名	329,000～399,000円
グランドルーム（5-6階）	2室	100㎡	4名	385,000～455,000円
グランドルーム（9階）	2室	100㎡	4名	393,000～463,000円
グランド・テラスルーム（8階）	2室	100㎡	4名	411,000～481,000円

※バルコニーに椅子とテーブルなし

グランドシャトーの宿泊料金は1泊30万円からという超高額設定ですが、それに見合った豪華な設備と特別な宿泊体験を提供しています。客室内装は深紅やゴールドを基調とした気品あふれるデザインで、アメニティにはフランスの高級ブランド「ゲラン」の製品が使用されています。

🎁 グランドシャトー限定特典

特典内容	詳細
アトラクション利用券	1室につき8枚（プレミアアクセス相当）
ショー鑑賞券	1室につき4枚
専用レストラン	「ラ・リベリュール」でのフレンチ
ミッキーグリーティング	夕食時の特別体験
専用ラウンジ	グランドシャトー・ラウンジでのチェックイン
ハッピーエントリー	一般宿泊者より15分早い特典

グランドシャトーからの景観は他では体験できない特別なもので、ファンタジースプリングスエリア全体を見渡すことができます。特に夜景は圧巻で、ライトアップされたアレンデール城やパーク全体の幻想的な風景を独占的に楽しめます。100㎡の最上級客室「グランド・テラスルーム」では、3つの部屋すべてから外に出ることができ、様々な角度からの景色を堪能できます。

グランドシャトーは客室数が限られているため人との遭遇が少なく、より静かで特別な雰囲気を味わえます。廊下ですれ違う他の宿泊者も少なく、プライベート感の高い滞在が可能です。また、キャストの配置にも余裕があるため、きめ細かなサービスを受けることができます。

ファンタジースプリングスホテルの部屋位置選びの実践的アドバイス

パークビュー確約の部屋は全419室中わずか41室の超レア物件
低層階3階は景観より利便性を重視する方におすすめの選択
高層階7-9階は景観重視の方が狙うべき黄金フロア
予算10万円以下ならベイエリアサイドとエントランスサイドが現実的
アルコーヴルームは特別感とインスタ映えを両立できる賢い選択
部屋リクエストは階数指定が最も効果的で現実的な方法
まとめ：ファンタジースプリングスホテル部屋位置選びの最終判断基準

パークビュー確約の部屋は全419室中わずか41室の超レア物件

ファンタジーシャトーにおけるパークビューの客室は、調査の結果、全419室中わずか41室程度という極めて希少な存在であることが判明しました。この41室の内訳は、ローズコートサイドの26室（スーペリアルーム4室、スーペリア・アルコーヴルーム22室）と、スプリングスサイドのパークグランドビュー設定の約10室で構成されています。

🎯 パークビュー客室の希少性分析

指標	数値	割合
ファンタジーシャトー総客室数	419室	100%
パークビュー確約客室数	約41室	約9.8%
ローズコートサイド・パークビュー	26室	約6.2%
スプリングスサイド・パークグランドビュー	約10室	約2.4%
非パークビュー客室数	378室	約90.2%

この希少性から、パークビューの予約競争は極めて激しく、予約開始から数分で完売することも珍しくありません。特にローズコートサイドのスーペリアルーム（パークビュー）4室は、ファンタジーシャトー全体の1%以下という超レア物件で、一般的な予約方法では確保が困難とされています。

パークビューの客室では、ファンタジースプリングスエリアの主要な景色を楽しむことができます。アレンデール城、プロメテウス火山、ミステリアスアイランドの一部、そして夜間の花火の一部まで見える部屋もあります。特にスプリングスサイドのパークグランドビューでは、これらの景色を正面から見渡すことができ、まさに特別な体験となります。

しかし、パークビューでない客室でも部屋の位置によってはパークが見える場合があります。特にローズコートサイドのスプリングスサイド寄り高層階や、ホテルエントランスサイドのベイサイドステーション寄り高層階では、パークビュー指定でなくてもファンタジースプリングスやディズニーシーの一部を望むことができることがあります。

パークビュー確約を狙う場合の現実的な戦略としては、予約開始日時（宿泊希望日の4ヶ月前11:00）に複数デバイスでアクセスすること、バケーションパッケージでの予約も並行して試すこと、そして宿泊日の2週間前からのキャンセル拾いを継続的に行うことが挙げられます。ただし、これらの方法でも確約はできないため、パークビューでない客室でも満足できる心構えを持つことが重要です。

低層階3階は景観より利便性を重視する方におすすめの選択

3階の客室は一般的に「植栽ビュー」や「砂利ビュー」と揶揄されることもありますが、実際には多くのメリットを持つ戦略的な選択肢です。3階はメインエントランスやロビーと同じフロアに位置するため、移動の利便性において他の階では得られない大きなアドバンテージがあります。

🏃‍♂️ 3階客室の利便性メリット

メリット項目	詳細内容
エレベーター不要	ロビー・レストラン・コンビニへ階段移動可能
荷物移動が楽	チェックイン・アウト時の負担軽減
混雑回避	ピーク時のエレベーター待ち時間ゼロ
ローズコートアクセス	中庭への直接アクセス可能
緊急時対応	避難経路が明確で安心

ファンタジースプリングスホテルではエレベーターが各建物に1基ずつしか設置されておらず、閉園後やハッピーエントリー前の時間帯には長蛇の列ができることが報告されています。実際の宿泊者からは「4-5回見送った」「15分以上待った」という声も聞かれており、この問題は特に上層階宿泊者にとって大きなストレスとなっています。

3階の客室からの景観は確かに緑豊かな植栽が中心となりますが、これを「自然に囲まれた癒しの空間」として捉える方も多くいます。特にローズコートサイドの3階では、美女と野獣のロックワークを間近に見ることができ、むしろ特別感を味わえる場合もあります。また、窓を開ければファンタジースプリングスのBGMがよく聞こえるため、音楽による世界観の演出は十分に楽しめます。

ホテルライフを充実させたい方にとって3階は理想的で、レストランやラウンジ、コンビニエンスストア、そしてローズコートガーデンへの往復が気軽にできます。特に小さなお子様連れの家族や、頻繁に部屋とホテル内施設を往復したい方、体力的な負担を軽減したい高齢者の方には、3階の利便性は計り知れない価値があります。

料金面でも他の階と差がないため、コストパフォーマンスの観点からも3階は魅力的な選択肢です。景観を重視しない方や、ディズニーホテルの内装やアメニティ、宿泊者特典を主目的とする方にとって、3階は最も合理的な判断と言えるでしょう。

高層階7-9階は景観重視の方が狙うべき黄金フロア

7階から9階の高層階は、ファンタジースプリングスホテルの景観を最大限に楽しめる黄金フロアとして位置づけられています。これらの階からは植栽による視界の遮蔽がほとんどなく、開放的で美しい景色を堪能できることが最大の魅力です。

🌟 高層階別景観特徴

階数	景観の特徴	おすすめ度	主な見どころ
9階	最も開放的な視界	⭐⭐⭐⭐⭐	パーク全体・海・遠景まで
8階	優れた景観と利便性のバランス	⭐⭐⭐⭐⭐	パーク景観・適度な高さ感
7階	景観良好・中庭も楽しめる	⭐⭐⭐⭐	パーク・ロックワーク両方
6階	景観改善が始まる階	⭐⭐⭐	一部パーク・植栽上部

9階は最上階として最も開放的な景観を提供し、ローズコートサイドからはファンタジースプリングス、プロメテウス火山、東京湾、さらには晴天時にはスカイツリーまで見える部屋もあります。ベイエリアサイドの9階からも、グランドニッコー東京ベイを含む舞浜エリア全体の都市景観を楽しむことができます。

8階は景観と実用性のバランスが最も優れており、多くの宿泊者から「理想的な階数」として評価されています。十分な高さからの景観を楽しめる一方で、エレベーターでの移動時間も適度であり、非常時の避難なども現実的な範囲にあります。ローズコートサイドの8階からは、美女と野獣のロックワークと遠くのパークの両方を楽しめるため、写真撮影の観点からも優秀です。

7階は景観と中庭の両方を楽しめる絶妙な高さで、特にローズコートサイドでは美女と野獣のロックワークを適度な距離から見下ろすことができます。高すぎず低すぎずの高さは、ファンタジースプリングスのBGMもよく聞こえ、臨場感のある体験が可能です。

高層階のもう一つの大きなメリットは、夜景の美しさです。ライトアップされたファンタジースプリングスエリアは、高い位置から見ると一層幻想的に映り、特別な思い出となります。また、花火が見える角度の部屋も多く、ビリーヴのレーザーやパイロテクニックの一部を客室から楽しめる場合もあります。

ただし、高層階にはエレベーター待ち時間の長さというデメリットもあります。特に混雑時には相当な待ち時間を覚悟する必要があり、時間に余裕を持った行動が必要です。それでも景観の素晴らしさは、これらの不便さを上回る価値があると多くの宿泊者が証言しています。

予算10万円以下ならベイエリアサイドとエントランスサイドが現実的

予算を10万円以下に抑えてファンタジースプリングスホテルに宿泊したい場合、ベイエリアサイドとホテルエントランスサイドが最も現実的な選択肢となります。これらのサイドは料金設定が最も抑えられており、それでいてディズニーホテルとしての魅力は十分に味わえます。

💰 10万円以下で宿泊可能な客室一覧

サイド	客室タイプ	最安値（目安）	最高値（目安）	予約の取りやすさ
ベイエリア	スーペリアルーム	77,000円	106,500円	◎（23室）
ベイエリア	スーペリア・アルコーヴルーム	77,000円	106,500円	◎（128室）
エントランス	スーペリアルーム	77,000円	106,500円	○（26室）
エントランス	スーペリア・アルコーヴルーム	77,000円	106,500円	○（70室）

ベイエリアサイドは最も部屋数が多いため、10万円以下での予約確保の確率が最も高くなります。特にスーペリア・アルコーヴルームは128室という豊富な部屋数があり、キャンセル拾いでも遭遇しやすいカテゴリーです。景観はオフィシャルホテルや駐車場が中心となりますが、リゾートラインの往来を楽しんだり、高層階からの都市景観を味わったりと、独自の魅力があります。

ホテルエントランスサイドは利便性で勝負しており、メインエントランスに最も近い立地から、チェックインやレストラン利用などの際の移動が最小限で済みます。また、位置によってはトイ・ストーリーホテルやディズニーシーの一部まで見える部屋もあり、予想以上の景観を楽しめる場合があります。

これらのサイドでも客室内の装飾や設備は他のサイドと同等で、ディズニーキャラクターをモチーフにした壁紙や照明器具、オリジナルアメニティなどはすべて楽しめます。また、ハッピーエントリーやディズニーチャンネル視聴、ローズコートガーデンへのアクセスなど、宿泊者特典も制限なく利用できます。

コストパフォーマンスの観点から考えると、これらのサイドは非常に優秀な選択肢です。パークビューではない分、宿泊費を抑えながらもディズニーホテルの特別感は十分に味わえます。浮いた予算でパーク内での食事やお土産購入を充実させることもでき、総合的な満足度向上につながります。

特に初回のファンタジースプリングスホテル宿泊の場合、まずはこれらのサイドで施設全体の雰囲気を把握し、次回以降により上級なサイドを狙うという段階的なアプローチも有効です。ホテル内の構造や各施設の位置、サービスの特徴などを理解した上で、次回はより戦略的な部屋選びができるようになります。

アルコーヴルームは特別感とインスタ映えを両立できる賢い選択

アルコーヴルームは、ファンタジースプリングスホテルの特色を最も体現する客室タイプとして、多くの宿泊者から高い評価を得ています。アルコーヴとは壁のくぼみを利用して作られたベッドスペースのことで、このホテルでは特にラプンツェルの世界観を表現した美しい装飾が施されています。

🎨 アルコーヴルームの特徴と魅力

特徴項目	詳細内容
装飾テーマ	ラプンツェルが描いた絵画をモチーフ
ベッドサイズ	90×207×45cm（1名定員）
特別感	物語の世界に入り込んだような体験
写真映え	インスタグラムなどSNS投稿に最適
部屋数	全サイド合計約300室で選択肢豊富

アルコーヴベッドはサイズこそ通常のレギュラーベッドより小さめですが、大人でも十分に眠れる大きさが確保されています。特に子どもにとっては「お姫様のベッド」のような特別感があり、ディズニーホテル宿泊の思い出を一層印象深いものにしてくれます。

写真撮影の観点から見ると、アルコーヴは非常に優秀な被写体となります。ラプンツェルの世界観を表現した繊細な装飾は、どの角度から撮影しても美しく、特にドレスアップやバウンドコーデでの撮影では素晴らしい背景となります。多くの宿泊者がSNSに投稿している写真を見ると、アルコーヴエリアでの撮影が圧倒的に多いことがわかります。

アルコーヴルームはすべてのサイドに設定されているため、予算や景観の希望に応じて選択肢があります。ベイエリアサイドやホテルエントランスサイドなら比較的リーズナブルに、ローズコートサイドなら中庭とアルコーヴの両方を楽しめ、スプリングスサイドなら最高級の景観とアルコーヴを組み合わせることができます。

予約の取りやすさという点でも、アルコーヴルームは優秀です。スーペリアルームと比較して圧倒的に部屋数が多く、特にベイエリアサイドの128室、ローズコートサイドの96室など、まとまった数が確保されています。このため、スーペリアルームが満室でもアルコーヴルームなら空いているという状況も多く見られます。

アルコーヴルームを選ぶことで、通常の客室では味わえない特別な体験が可能になります。壁のくぼみという限られた空間が生み出すプライベート感は、他では得られない独特の魅力があり、ディズニーホテル宿泊の価値を最大化してくれる要素と言えるでしょう。

部屋リクエストは階数指定が最も効果的で現実的な方法

ファンタジースプリングスホテルでの部屋リクエストは、具体的な部屋番号指定よりも階数指定が最も効果的であることが宿泊者の経験から明らかになっています。ホテル側も部屋の詳細な位置よりも、階数についてのリクエストには比較的対応しやすい傾向があります。

📞 効果的な部屋リクエストの方法

リクエスト内容	効果的度	実現可能性	具体例
階数指定	⭐⭐⭐⭐⭐	高い	「高層階希望」「7階以上希望」
景観要望	⭐⭐⭐⭐	中程度	「眺望の良い部屋希望」
エレベーター近く	⭐⭐⭐	中程度	「移動に便利な位置希望」
具体的部屋番号	⭐⭐	低い	「8315号室希望」
ロックワーク近く	⭐⭐	低い	「中庭が見える部屋希望」

階数リクエストの具体的な方法としては、宿泊予約完了後にホテルに直接電話連絡し、「客室のリクエストをお願いしたい」旨を伝えます。その際、「景観を重視したいので高層階希望」「移動の利便性を重視したいので3階希望」など、理由とセットで伝えることで、リクエストが通りやすくなります。

最も成功率の高いリクエストは以下の通りです：

高層階希望（7階以上）：景観重視の方
中層階希望（5-6階）：バランス重視の方
低層階希望（3階）：利便性重視の方
エレベーター近くの部屋：移動頻度が多い方

ただし、リクエストはあくまでも希望であり確約ではないことを理解しておく必要があります。特に繁忙期や満室に近い状況では、リクエストに応えることが困難な場合も多くあります。そのため、リクエストが通らなかった場合でも満足できる心構えを持つことが重要です。

リクエストのタイミングも重要で、予約完了後なるべく早い段階で連絡することが推奨されます。宿泊日が近づくにつれて部屋の調整余地が少なくなるため、予約から1週間以内、遅くとも1ヶ月前までには連絡することが理想的です。

また、記念日や特別な事情がある場合は、それを伝えることでリクエストが考慮されやすくなる場合があります。誕生日、結婚記念日、還暦祝いなどの特別な機会であることを添えると、ホテル側も可能な範囲で配慮してくれることが多いようです。

まとめ：ファンタジースプリングスホテル部屋位置選びの最終判断基準

最後に記事のポイントをまとめます。

ファンタジーシャトーは4つのサイド（ベイエリア、エントランス、ローズコート、スプリングス）に分かれており、それぞれ異なる特徴を持つ
パークビュー確約の客室は全419室中わずか41室程度と極めて希少である
ベイエリアサイドは157室で最も部屋数が多く、予約が取りやすく料金も抑えめである
ローズコートサイドは26室のパークビュー設定があり、美女と野獣の中庭にアクセスできる
スプリングスサイドは15室のみの超プレミアムで、50㎡の広さと5名定員が特徴である
ホテルエントランスサイドは100室でメインエントランスに近く利便性が高い
グランドシャトーは全56室すべてがパークビューで1泊30万円からの最上級クラスである
3階は植栽ビューながらエレベーター不要の利便性メリットがある
7-9階の高層階は景観重視の方におすすめの黄金フロアである
予算10万円以下ならベイエリアサイドとエントランスサイドが現実的選択である
アルコーヴルームはラプンツェルの世界観を体現し写真映えも抜群である
部屋リクエストは具体的な部屋番号より階数指定が効果的である
景観の良い部屋の多くは高層階に集中しているため階数が重要な要素である
同じサイド内でも部屋の位置や階数により景観が大きく異なる
部屋選びは予算、景観、利便性、特別感のバランスで判断することが重要である

調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト

https://ameblo.jp/fukufukusatoka/entry-12881620128.html
https://www.tokyodisneyresort.jp/hotel/fsh/fcu/room.html
https://ameblo.jp/mamachanv/entry-12893876000.html
https://ydisney-jouhout.com/fantasyspringshotel-heya-nedan/
https://mimomo-blog.com/fsh-rosecourt-side/
https://haute-hotel.com/fantasy-springs-hotel-heya-ichii/
https://enpou-disney.com/fsh-reccomended-rooms/
https://orutoblog.com/grand_terracer_room/
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12306952087
https://castel.jp/item/144436/

ファンタジースプリングスホテル