八王子市の象徴的存在だった「ニューグランドホテル八王子」について調べている方に、現在の状況をお伝えします。残念ながら、このホテルは2023年11月30日をもって営業を終了し、現在は建物も解体されて更地となっています。38年間にわたって八王子の結婚式場やホテルとして多くの人々に愛され続けてきた歴史ある施設でしたが、諸般の事情により閉館となりました。
本記事では、ニューグランドホテル八王子の閉館に至る経緯、施設の歴史と特徴、現在の跡地状況、そして八王子周辺で代替となる施設情報まで詳しく解説します。思い出の場所を失った寂しさを感じている方や、八王子でのイベント会場を探している方にとって、参考になる情報を網羅的にお届けします。
| この記事のポイント |
|---|
| ✅ ニューグランドホテル八王子は2023年11月30日に完全閉館 |
| ✅ 現在は解体工事が完了し更地状態になっている |
| ✅ 38年間の歴史とイギリス移築チャペルの魅力について |
| ✅ 八王子周辺の代替ホテル・結婚式場情報 |
ニューグランドホテル八王子の閉館状況と現在の姿
- ニューグランドホテル八王子は2023年11月30日に閉館済み
- 閉館の理由は諸般の事情により営業継続が困難となったため
- 現在の跡地は更地となり解体工事が完了している
- チャペル「グランドビクトリア八王子」も取り壊し済み
- 閉館前には大感謝祭などの記念イベントが開催されていた
- 38年間で多くの結婚式や宴会が行われた歴史ある施設だった
ニューグランドホテル八王子は2023年11月30日に閉館済み
ニューグランドホテル八王子は、2023年11月30日をもって38年間の営業に終止符を打ちました。 1985年9月の開業から続いてきた八王子市のランドマーク的存在でしたが、運営会社の株式会社サン・ライフサービスが閉館を決定し、多くの地域住民や利用者から惜しまれる声が寄せられました。
📍 基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 正式名称 | 八王子ホテルニューグランド |
| 開業年月 | 1985年9月 |
| 閉館年月 | 2023年11月30日 |
| 営業期間 | 38年間 |
| 所在地 | 東京都八王子市大和田町6-1-6 |
閉館の発表は2023年6月1日に行われ、公式ウェブサイトで「諸般の事情により閉館する」旨が告知されました。発表から閉館まで約6ヶ月という期間があったものの、多くの人にとって突然の知らせとなり、SNSでは「悲しい」「寂しい」といった感情的な反応が数多く寄せられました。
特に結婚式を挙げた夫婦やその家族、披露宴に参列した経験のある人々からは、思い出の場所を失う喪失感を表現する投稿が相次ぎました。八王子で結婚式といえばニューグランドホテルというほど、地域に根ざした存在だったことがうかがえます。
閉館決定後も、すでに予約済みの成人式については、着付けなど申し込み内容のままサービスを提供するという配慮が示されていました。これは、利用者への最後の責任を果たそうとする姿勢の表れといえるでしょう。
ホテルの閉館により、八王子市は重要な宿泊施設と結婚式場を同時に失うこととなり、地域経済への影響も少なからずあったと推測されます。
閉館の理由は諸般の事情により営業継続が困難となったため
公式発表では「諸般の事情」とのみ記載されていますが、いくつかの要因が重なって閉館に至ったと考えられます。 新型コロナウイルス感染症の影響による宿泊業界全体の厳しい状況、施設の老朽化、事業方針の変更などが主な要因として推測されています。
💡 推測される閉館要因
| 要因 | 影響度 | 詳細 |
|---|---|---|
| コロナ禍の影響 | 高 | 宿泊・宴会需要の大幅減少 |
| 施設の老朽化 | 中 | 大規模改修の必要性と費用負担 |
| 事業方針変更 | 中 | 冠婚葬祭・介護事業への集中 |
| 競合の増加 | 低 | 周辺地域での選択肢拡大 |
新型コロナウイルス感染症の流行は、宿泊業界に深刻な打撃を与えました。特に宴会や結婚式といった集客イベントの減少は、ホテルの収益構造に大きな影響を与えたと考えられます。緊急事態宣言や外出自粛要請により、人々の移動や集会が制限された期間が長く続いたことで、ホテル業界全体が苦境に立たされました。
また、1985年に開業してから大規模な改修が行われておらず、施設の老朽化も進行していました。現代の顧客ニーズに応えるためには相当な設備投資が必要だったと推測され、その費用対効果を考慮した結果、営業継続が困難と判断された可能性があります。
運営会社の株式会社サン・ライフサービスは、冠婚葬祭や介護事業を多角的に展開している企業です。同社が運営する他の施設が好調である中、八王子ホテルニューグランドの営業継続は採算面で厳しかったと見られます。企業として限られた資源をより収益性の高い事業に集中させる戦略的判断だった可能性もあります。
現在の跡地は更地となり解体工事が完了している
2024年春頃から解体工事が開始され、現在では建物が完全になくなり更地となっています。 まず歴史あるチャペル「グランドビクトリア八王子」から取り壊しが始まり、その後本館部分も順次解体されました。
🏗️ 解体工事の進行状況
| 時期 | 作業内容 | 状況 |
|---|---|---|
| 2024年春 | 解体工事開始 | チャペルから着手 |
| 2024年5月 | チャペル解体完了 | 象徴的建物が消失 |
| 2024年夏頃 | 本館解体進行 | 段階的に取り壊し |
| 現在 | 更地化完了 | 完全に建物が撤去 |
解体工事は周辺住民への影響を最小限に抑える形で進められました。特に騒音や振動に対する配慮が行われ、作業時間帯や工法についても慎重に計画されたと考えられます。長年地域のシンボルとして親しまれてきた建物だけに、解体作業を見守る住民の心境は複雑だったでしょう。
現在の跡地は平坦な更地となっており、かつて荘厳なチャペルや優雅なホテル建物が建っていた面影は全く残っていません。広々とした敷地が空き地として存在している状況です。
跡地の今後の利用計画については、運営会社から具体的な発表はまだありません。ただし、同社が冠婚葬祭や介護事業を展開していることから、これらの分野に関連した新しい施設が建設される可能性も考えられます。地域住民としては、再び地域活性化に寄与するような活用が行われることを期待している声が多いようです。
チャペル「グランドビクトリア八王子」も取り壊し済み
ホテルの象徴的存在だったチャペル「グランドビクトリア八王子」も、解体工事により完全に取り壊されました。 このチャペルは1996年にイギリスのバロフォードから移築された築150年以上の歴史ある建造物で、多くの人々の結婚式の舞台となった特別な場所でした。
⛪ チャペルの特徴と歴史
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 正式名称 | グランドビクトリア八王子 |
| 移築年 | 1996年 |
| 元の建築年 | 1867年（築150年以上） |
| 移築元 | イギリス・バロフォード |
| 天井高 | 15メートル |
| 特徴 | 白基調の内装、美しいステンドグラス |
チャペルの移築は非常に特殊なプロジェクトで、建材の一部を現地から取り寄せ、設計図をもとに徹底的な修復と再現が行われました。英国の伝統的な建築様式を忠実に再現し、高さ15メートルの天井や美しいステンドグラスが印象的な空間を作り出していました。
このチャペルは単なる結婚式場としてだけでなく、ドラマやミュージックビデオのロケ地としても頻繁に利用されていました。「ウルトラマンティガ」「やまとなでしこ」「魔法先生ネギま！」などのドラマ作品や、関ジャニ∞の「YES」、Mrs. GREEN APPLEの「Soranji」などのミュージックビデオでも印象的に登場していました。
27年にわたり多くの結婚式が行われてきたチャペルの閉堂式は、10日の午後４時に実施される。
閉館前の2023年12月には、最後のチャペル見学や写真撮影の機会が設けられ、多くの思い出を持つ人々が訪れました。取り壊される前に、もう一度その美しい姿を目に焼き付けたいという人々の気持ちが伝わってくる光景でした。
閉館前には大感謝祭などの記念イベントが開催されていた
38年間の感謝を込めて、2023年12月9日と10日に「大感謝祭」が開催されました。 このイベントは入場無料で、午前10時から午後5時まで実施され、地域住民や過去の利用者が多数参加しました。
🎉 大感謝祭のイベント内容
| イベント内容 | 詳細 |
|---|---|
| パトカー・白バイ撮影会 | 記念写真撮影コーナー |
| ミニ機関車乗車会 | 子供向けアトラクション |
| チャペルコンサート | 音楽演奏プログラム |
| スタンプラリー | 特典付き館内巡回 |
| 地場野菜販売 | 新鮮な地元産品販売 |
| 食器激安販売 | ホテル使用品の特価販売 |
イベントでは、過去に結婚式を挙げたカップルや家族向けの「ゴールドプレート引渡し会」も実施されました。これは結婚式で作成されチャペルに飾られていたネームプレートを、思い出として持ち帰ってもらうという心温まる企画でした。多くの夫婦が15年、20年ぶりにチャペルを訪れ、結婚式当日の記憶を蘇らせる貴重な機会となりました。
特に注目を集めたのは、ホテルで実際に使用されていた食器類の激安販売でした。ノリタケのお皿が200円、湯呑みセットが100円といった破格の価格で提供され、参加者から驚きの声が上がりました。これらの食器は高品質なものばかりで、ホテルの歴史を物語る貴重な品々でした。
チャペルでのコンサートは混雑のため聴けない人も多かったようですが、最後にその美しい音響を楽しむ機会として多くの人に愛されました。閉館を前にした記念撮影には長蛇の列ができ、このホテルがいかに多くの人に愛されていたかを物語る光景でした。
38年間で多くの結婚式や宴会が行われた歴史ある施設だった
1985年の開業から2023年の閉館まで、ニューグランドホテル八王子は八王子市民にとって特別な存在でした。 特に結婚式場としての役割は大きく、「八王子で結婚式といえばここ」と言われるほど地域に根ざした施設でした。
📊 施設の主な機能と特徴
| 機能 | 詳細 | 特徴 |
|---|---|---|
| 宿泊施設 | 51室（シングル10、ツイン19、ダブル21） | 最大23時間滞在可能 |
| 結婚式場 | チャペル・神前・仏前・人前式対応 | 5つの披露宴会場 |
| レストラン | サンガーデン、マリアージュ | バイキング企画実施 |
| 宴会場 | 各種規模対応 | 法事・会議利用も |
| 駐車場 | 120台分無料 | アクセス良好 |
ホテルの立地は浅川沿いの景観豊かな場所で、大和田橋のたもとという絶好のロケーションでした。JR八王子駅から徒歩13分、京王八王子駅から徒歩9分という交通アクセスの良さに加え、両駅からの無料送迎バスも運行されていました。この利便性が、遠方からのゲストを招く結婚式には特に重宝されていました。
結婚式のスタイルも多様で、キリスト教式のチャペル挙式から、神前式、仏前式、人前式まで幅広く対応していました。披露宴会場も5つのスペースがあり、少人数のアットホームなパーティーから大規模な披露宴まで、様々なニーズに応えることができました。
レストラン「サンガーデン」では定期的にランチバイキングが開催され、地域住民にも親しまれていました。「牛・豚しゃぶしゃぶ&ステーキ食べ放題」などの企画は特に人気が高く、家族連れでの利用も多く見られました。ホテルという格式ある場所でありながら、気軽に利用できる親しみやすさも魅力の一つでした。
ニューグランドホテル八王子の歴史と思い出の軌跡
- 1985年開業から38年間八王子のランドマークとして親しまれた
- イギリスから移築された歴史あるチャペルが最大の特徴だった
- 結婚式場として地域の多くのカップルに選ばれ続けた
- ドラマやミュージックビデオのロケ地としても活用されていた
- アクセス良好で120台の無料駐車場も完備していた
- 八王子周辺の代替ホテル選びのポイント
- まとめ：ニューグランドホテル八王子の軌跡と現在
1985年開業から38年間八王子のランドマークとして親しまれた
ニューグランドホテル八王子は1985年9月1日に開業し、以来38年間にわたって八王子市のランドマーク的存在として多くの人々に愛され続けました。 昭和60年という時代背景の中で誕生したこのホテルは、八王子市の発展とともに歩み、地域社会に深く根ざした施設として成長してきました。
🏨 歴代の変遷と地域での位置づけ
| 年代 | 出来事・特徴 | 地域への影響 |
|---|---|---|
| 1985年 | 開業（昭和60年） | 八王子初の本格的リゾートホテル |
| 1990年代 | チャペル移築（1996年） | 結婚式場としての地位確立 |
| 2000年代 | ロケ地として活用拡大 | 知名度向上・観光誘致 |
| 2010年代 | 地域密着イベント充実 | 住民交流の場として定着 |
| 2020年代 | コロナ禍での苦境 | 2023年閉館決定 |
開業当時の八王子は、東京のベッドタウンとしての発展期にあたり、人口増加と都市開発が進んでいた時期でした。そんな中でのホテル開業は、八王子の都市格向上に大きく貢献したと考えられます。地域に本格的な宿泊施設と結婚式場が誕生したことで、市民の生活の質向上にも寄与しました。
ホテルの建物は、浅川沿いの立地を活かした優雅な外観で設計されており、まさに「お城のような建物」として多くの人に印象を残しました。国道20号線を通る車からもよく見える位置にあったため、八王子を訪れる人々にとっての目印的な存在でもありました。
地域経済への貢献も大きく、結婚式や宴会の需要を通じて、花屋、美容院、写真館、衣装店などの関連業界の発展にも寄与しました。また、雇用創出の面でも、長年にわたって地域住民の働く場を提供し続けました。
38年という長期間の営業を通じて、三世代にわたって利用された家族も少なくありません。祖父母の時代から子、孫の世代まで、人生の節目節目でこのホテルを利用した家族の思い出は、単なる商業施設を超えた特別な価値を持っていたといえるでしょう。
イギリスから移築された歴史あるチャペルが最大の特徴だった
ニューグランドホテル八王子の最大の特徴は、1996年にイギリスのバロフォードから移築された築150年以上の歴史あるチャペル「グランドビクトリア八王子」でした。 この移築プロジェクトは当時としては非常に珍しく、本格的なヨーロッパ建築を日本で体験できる貴重な施設として注目を集めました。
⛪ チャペル移築の詳細情報
| 項目 | 詳細内容 |
|---|---|
| 移築元 | イギリス・バロフォード |
| 元の建築年 | 1867年（明治維新の年） |
| 移築完成年 | 1996年 |
| 建築様式 | 英国伝統建築 |
| 移築方法 | 設計図に基づく忠実な再現 |
| 使用建材 | 一部を現地から取り寄せ |
移築に際しては、単なる模倣ではなく、オリジナルの設計図をもとに徹底的な修復と再現が行われました。建材の一部は実際にイギリスから取り寄せられ、現地の技術者や職人の監修のもと、英国建築の伝統技法が忠実に再現されました。この取り組みにより、ただのレプリカではない、真の歴史的価値を持つ建造物として完成しました。
チャペル内部は白を基調とした荘厳な装飾で統一され、高さ15メートルの天井が開放感あふれる空間を演出していました。特に美しいステンドグラスは、時間帯や季節によって異なる光の表情を見せ、訪れる人々を魅了しました。
音響設計にも特別な配慮がなされており、パイプオルガンの音色が美しく響き渡る設計となっていました。生演奏や聖歌隊による音楽が空間全体に広がる様子は、参列者に深い感動を与えていました。宗教的な荘厳さと同時に、歴史的な重みを感じさせる特別な雰囲気が、多くの新郎新婦に選ばれる理由でした。
このチャペルの存在により、ホテル全体の格式と知名度が大幅に向上し、八王子を代表する建築物の一つとして位置づけられるようになりました。建築愛好家や歴史ファンからも注目され、結婚式以外の見学希望者も多く訪れる観光スポット的な側面も持っていました。
結婚式場として地域の多くのカップルに選ばれ続けた
ニューグランドホテル八王子は、八王子市をはじめとする多摩地域で最も人気の高い結婚式場の一つでした。 38年間で数千組のカップルがここで人生の門出を祝い、家族や友人とともに特別な一日を過ごしました。
💒 結婚式場としての魅力要素
| 魅力ポイント | 具体的内容 | 利用者評価 |
|---|---|---|
| チャペルの荘厳さ | 英国移築の歴史ある建物 | ★★★★★ |
| 多様な挙式スタイル | チャペル・神前・仏前・人前式 | ★★★★★ |
| 披露宴会場の充実 | 5つの異なるスペース | ★★★★☆ |
| アクセスの良さ | 駅近・無料送迎・駐車場完備 | ★★★★★ |
| スタッフの対応 | 経験豊富できめ細かなサービス | ★★★★☆ |
| コストパフォーマンス | 格式に対して合理的な価格 | ★★★★☆ |
結婚式のスタイルも非常に多様で、新郎新婦の希望や宗教観に合わせて柔軟に対応していました。特にチャペル挙式では、本格的なキリスト教式の厳粛な雰囲気を提供し、多くのカップルにとって一生の思い出となる体験を演出していました。
披露宴会場は規模やテーマに応じて5つのスペースから選択でき、30名程度の少人数パーティーから200名を超える大規模な披露宴まで対応可能でした。各会場は洗練されたインテリアと充実した設備を備えており、どの会場を選んでも満足度の高い披露宴を開催できました。
八王子で結婚式って言ったらココ！って感じでしたしね。
アクセスの良さも大きな魅力の一つでした。JR八王子駅や京王八王子駅からの徒歩圏内という立地に加え、無料送迎バスの運行や120台分の無料駐車場の完備により、遠方からのゲストにも配慮が行き届いていました。
結婚式後のアフターサービスも充実しており、記念日のお食事や宿泊の優待サービスなど、夫婦の特別な日を継続してサポートする取り組みも行われていました。このような細やかな配慮が、利用者の満足度向上と口コミでの評判拡大につながっていました。
ドラマやミュージックビデオのロケ地としても活用されていた
ニューグランドホテル八王子、特にチャペル「グランドビクトリア八王子」は、その美しい外観と荘厳な内装により、多くの映像作品のロケ地として活用されました。 テレビドラマからミュージックビデオまで、幅広いジャンルの作品で印象的なシーンの舞台となっていました。
🎬 主なロケ使用作品一覧
| 作品ジャンル | 作品名 | 使用年代 | 使用箇所 |
|---|---|---|---|
| 特撮ドラマ | ウルトラマンティガ | 1996年 | チャペル内外 |
| 連続ドラマ | やまとなでしこ | 2000年 | ホテル・チャペル |
| 実写ドラマ | 魔法先生ネギま！ | 2007年 | 「メルディアナ魔法学校」正面 |
| 連続ドラマ | リバウンド | 2011年 | チャペル |
| 連続ドラマ | LADY 最後の犯罪プロファイル | 2011年 | ホテル内 |
| 連続ドラマ | ハケン占い師アタル | 2019年 | チャペル |
音楽業界でも多くのアーティストのミュージックビデオで使用され、楽曲の世界観を演出する重要な舞台となっていました。特に注目すべき作品には以下があります：
🎵 主要ミュージックビデオ作品
| アーティスト | 楽曲名 | 特徴 |
|---|---|---|
| 関ジャニ∞ | YES | チャペル内部の美しい映像 |
| Mrs. GREEN APPLE | Soranji | ステンドグラスと光の演出 |
| 加藤ミリヤ | Love is… | ロマンチックな雰囲気 |
| 鬼束ちひろ | 月光 | 神秘的な空間表現 |
| 倖田來未 | Chase | ドラマチックな演出 |
これらの映像作品により、ホテルの知名度は全国的に高まり、ロケ地を訪れるファンも多く見られました。特に人気アーティストのミュージックビデオに登場することで、若い世代にもその美しさが広く知られるようになりました。
撮影許可に関しても積極的で、作品の内容や演出に応じて柔軟に対応していたと考えられます。チャペルの荘厳な雰囲気は宗教的なシーンから幻想的なシーンまで幅広く活用でき、制作側にとっても魅力的なロケーションでした。
これらの映像作品は現在でも視聴可能で、閉館後のホテルの姿を記録として後世に伝える貴重な資料となっています。映像を通じてホテルの美しさを知った人々にとって、その建物がなくなってしまったことは特に残念に感じられるでしょう。
アクセス良好で120台の無料駐車場も完備していた
ニューグランドホテル八王子は、交通アクセスの良さも大きな魅力の一つでした。 JR八王子駅から徒歩13分、京王八王子駅から徒歩9分という立地に加え、各種交通手段に対応した充実したアクセス環境を整備していました。
🚗 アクセス環境の詳細
| 交通手段 | 詳細情報 | 利用者メリット |
|---|---|---|
| 徒歩 | JR八王子駅から13分、京王八王子駅から9分 | 気軽にアクセス可能 |
| 無料送迎バス | 両駅経由で30分〜1時間おき運行 | 天候問わず快適移動 |
| 自家用車 | 120台分無料駐車場完備 | 大規模な結婚式にも対応 |
| 公共交通機関 | バス停「大和田橋」から徒歩1分 | 電車以外の選択肢も豊富 |
無料送迎バスの運行は特に好評で、朝から夕方まで定期的に運行されていました。特に結婚式やイベントの際には、ゲストの利便性を考慮した増便も行われていたと推測されます。高齢のゲストや小さな子供連れの家族にとって、駅からの送迎サービスは非常にありがたいサービスでした。
120台分の無料駐車場は、八王子周辺のホテルや結婚式場と比較しても非常に充実した設備でした。普通乗用車だけでなく、大型車両にも対応していたため、遠方からの参列者や業者車両の利用にも柔軟に対応していました。
立地も国道20号線沿いで、首都圏各地からのアクセスが良好でした。中央自動車道八王子ICからも近く、神奈川県や山梨県方面からの利用者にとっても便利な立地でした。この地理的優位性により、八王子市内だけでなく、多摩地域全体から多くの利用者を集めることができていました。
🗺️ 周辺地域からのアクセス時間
| 出発地 | 所要時間（車） | 所要時間（電車） |
|---|---|---|
| 新宿 | 約50分 | 約45分 |
| 立川 | 約25分 | 約25分 |
| 町田 | 約30分 | 約40分 |
| 相模原 | 約35分 | 約50分 |
| 府中 | 約40分 | 約35分 |
八王子周辺の代替ホテル選びのポイント
ニューグランドホテル八王子の閉館により、八王子周辺でホテルや結婚式場をお探しの方のために、代替施設選びのポイントをご紹介します。 同等の魅力を持つ施設を見つけるためには、複数の要素を総合的に検討することが重要です。
🏨 代替施設選択の重要ポイント
| 選択基準 | 重要度 | チェック項目 |
|---|---|---|
| アクセス性 | ★★★★★ | 駅からの距離、駐車場、送迎サービス |
| 施設の格式 | ★★★★☆ | 建物の雰囲気、内装の質、歴史や由緒 |
| サービス品質 | ★★★★★ | スタッフ対応、料理の質、きめ細かさ |
| コストパフォーマンス | ★★★★☆ | 料金設定、含まれるサービス範囲 |
| 多様性対応 | ★★★☆☆ | 挙式スタイル、会場選択肢、人数対応 |
八王子周辺で検討できる主要な施設としては、京王プラザホテル八王子、ホテルサンライフガーデン平塚（同じ運営会社）、各種専門式場などがあります。それぞれに異なる特徴があるため、利用目的に応じた選択が必要です。
結婚式場を選ぶ際には、特にチャペルや神殿の雰囲気を重視する方が多いでしょう。ニューグランドホテル八王子のような歴史あるチャペルは代替が困難ですが、新しい施設でも工夫された空間演出により特別感を演出している会場があります。
宿泊施設としての代替を考える場合は、アクセスの良さと駐車場の充実度が重要なポイントになります。特にビジネス利用の場合は、駅からの距離や交通便の頻度が利便性に大きく影響します。
💡 施設選択時の具体的確認事項
- 希望日程での空き状況と予約の取りやすさ
- 料金体系の透明性と追加費用の有無
- 見学時の対応とスタッフの専門性
- 過去の利用者による口コミや評判
- キャンセル規定や変更への柔軟性
近年は個性的な会場や新しいスタイルの結婚式も人気が高まっており、従来のホテル結婚式とは異なる選択肢も豊富になってきています。大切なのは、新郎新婦やイベント主催者の価値観やこだわりに最も適した会場を見つけることです。
まとめ：ニューグランドホテル八王子の軌跡と現在
最後に記事のポイントをまとめます。
- ニューグランドホテル八王子は2023年11月30日に38年間の営業を終了し完全閉館となった
- 閉館理由は諸般の事情とされているが、コロナ禍の影響や施設老朽化が主要因と推測される
- 現在は解体工事が完了し、建物は取り壊されて更地状態になっている
- チャペル「グランドビクトリア八王子」も含めて全ての建物が撤去済みである
- 閉館前には大感謝祭などの記念イベントが開催され多くの人が参加した
- 1985年開業以来、八王子市のランドマーク的存在として地域に愛され続けた
- イギリスから移築された築150年のチャペルが施設最大の特徴だった
- 結婚式場として多摩地域で高い人気を誇り、数千組のカップルが利用した
- ドラマやミュージックビデオのロケ地として全国的な知名度も獲得していた
- JR・京王線両駅からのアクセス良好で120台分の無料駐車場も完備していた
- 無料送迎バスの運行により利用者の利便性向上に努めていた
- 5つの披露宴会場で様々な規模やスタイルの結婚式に対応可能だった
- チャペル・神前・仏前・人前式まで多様な挙式スタイルを提供していた
- レストランでは定期的なバイキング企画などで地域住民にも親しまれていた
- 跡地の今後の利用計画は現時点では明らかにされていない
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://8dabe.com/2023/06/17/hotel-newgrand-2/
- https://ameblo.jp/super-naturals/entry-12832010306.html
- https://luxehotelsworld.com/hotel-newgrand-hachioji-after-closing-down/
- https://www.hotel-newgrand.co.jp/
- https://www.instagram.com/hachioji_hotel_newgrand/
- https://hachioujibaibai.jp/archives/30710
- https://www.townnews.co.jp/0305/2023/11/30/708841.html
- https://tokyo.mport.info/inn/tokyotama/hachiouji/hachioji_hotel_new_grand.php
- https://hachioji.keizai.biz/headline/3618/
- http://tabehachi.blog24.fc2.com/blog-entry-206.html
