トリップドットコムで予約した航空券やホテルをキャンセルしたのに、なかなか返金されずに困っている方は少なくありません。「返金処理が完了したと言われたのに口座に入金されない」「キャンセル後何ヶ月も待っているのに音沙汰がない」といった状況に陥ると、不安になるのは当然です。
しかし、適切な対処法を知っていれば、トリップドットコムからの返金を確実に受け取ることができます。この記事では、返金されない原因から具体的な解決策まで、実際の利用者の体験談や公式情報をもとに詳しく解説します。カスタマーサポートへの効果的な問い合わせ方法、返金期間の目安、そして最終的な解決手段まで、あなたが求める答えを網羅的に提供します。
この記事のポイント |
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✅ トリップドットコムの返金が遅れる具体的な理由と対処法がわかる |
✅ クレジットカードやデビットカードでの返金タイミングが明確になる |
✅ カスタマーサポートへの効果的な問い合わせ方法を習得できる |
✅ 返金されない場合の最終的な解決手段を知ることができる |
トリップドットコムで返金されない原因と基本的な対処法
- トリップドットコムで返金されない主な理由は処理期間の長さ
- 返金方法はクレジットカードの場合翌月引き落とし日に相殺される
- キャンセル無料期間を過ぎると返金不可になるケースがある
- 航空会社都合の変更なら返金不可でも無料キャンセル可能
- カスタマーサポートへの問い合わせが最も確実な解決方法
- デビットカードやPayPayでの返金は処理が異なる場合がある
トリップドットコムで返金されない主な理由は処理期間の長さ
トリップドットコムで返金されない最も一般的な理由は、返金処理に時間がかかることです。多くの利用者が「すぐに返金されるだろう」と期待しますが、実際には数週間から数ヶ月かかるケースが珍しくありません。
返金処理の流れを理解することが重要です。トリップドットコムでキャンセル申請を行うと、まず同社が航空会社やホテル側に返金を依頼します。その後、航空会社やホテルからトリップドットコムに返金が行われ、最終的に利用者のクレジットカードや銀行口座に返金されるという 3段階のプロセス を経ます。
📊 返金処理の期間目安
支払い方法 | 返金期間の目安 | 備考 |
---|---|---|
クレジットカード | 1〜2ヶ月 | カード会社の処理により変動 |
デビットカード | 5〜55日以内 | 実際の口座反映まで時間がかかる場合あり |
PayPay | 数日〜数週間 | PayPay側の処理状況により変動 |
銀行振込 | 2〜8週間 | 国際送金の場合はさらに時間がかかる可能性 |
実際の利用者の体験談を見ると、「8月21日にキャンセル申請をして、10月10日の支払い分で反映された」「11月8日申請で12月10日支払い分で反映」といったケースが報告されています。このように、2〜3ヶ月程度の期間は正常範囲内と考えておく必要があります。
特にコロナ禍以降は、航空会社やホテルのキャンセル対応が大幅に増加したため、返金処理が従来よりも長期化する傾向にあります。また、航空会社によっては返金ではなく旅行券(バウチャー)での払い戻しになる場合もあり、この場合はさらに処理が複雑になることがあります。
重要なのは、返金されないからといってすぐに詐欺だと判断するのではなく、まずは適切な期間を待つことです。ただし、明らかに期間が長すぎる場合は、積極的にカスタマーサポートに問い合わせることをおすすめします。
返金方法はクレジットカードの場合翌月引き落とし日に相殺される
クレジットカードで支払いを行った場合の返金方法について、多くの方が誤解しているのが「口座に現金が振り込まれる」という点です。実際には、クレジットカードの利用明細で相殺される形で返金されます。
具体的な返金の流れを説明すると、トリップドットコムからの返金処理が完了すると、カード会社の利用明細に「マイナス表示」として記載されます。その月の他の利用がある場合は差し引きされ、他に利用がない場合は口座への入金という形になります。
💳 クレジットカード返金の具体例
状況 | 返金額 | 他の利用 | 結果 |
---|---|---|---|
パターン1 | 50,000円 | 30,000円 | 20,000円が口座に入金 |
パターン2 | 30,000円 | 50,000円 | 20,000円を支払い |
パターン3 | 40,000円 | 0円 | 40,000円が口座に入金 |
楽天カードを利用している場合の典型的なスケジュールとしては、「2月7日キャンセル→2月17日にTrip.comで処理完了→3月9日までに楽天の明細に反映→3月末の支払い分から相殺(間に合わなければ4月末)」という流れになります。
注意すべきポイントは、カードの締め日によって返金タイミングが変わることです。締め日直後にキャンセルした場合、次の月の明細反映まで待つ必要があり、実際の返金は翌々月になる可能性もあります。
また、分割払いやリボ払いで支払いを行っていた場合、返金方法が複雑になることがあります。この場合は、直接カード会社に確認することをおすすめします。一部のカード会社では、分割払いの手数料部分は返金されない場合もあるため、事前に確認しておくことが重要です。
海外発行のクレジットカードを使用している場合は、為替レートの変動により、返金額が当初の支払い額と異なる場合があります。これは正常な処理であり、不正ではないので安心してください。
キャンセル無料期間を過ぎると返金不可になるケースがある
トリップドットコムでは、予約の種類によって3つのキャンセルパターンが存在します。「キャンセル無料」「キャンセル料〇〇円」「キャンセル返金不可」の中でも、特に注意が必要なのが期日による変動です。
キャンセル無料のホテル予約でも、期日を過ぎると突然返金不可に変わることがあります。例えば、「3月9日 23:59まではキャンセル無料」となっている場合、この期限を1分でも過ぎると、全額が返金されなくなってしまいます。
🏨 ホテルキャンセルの期日例
予約タイプ | キャンセル期限 | 期限後の扱い |
---|---|---|
標準プラン | 宿泊日の2日前まで | 返金不可 |
キャンセル無料プラン | 指定日時まで | 返金不可 |
返金不可プラン | 予約時点から | 常に返金不可 |
航空券の場合も同様で、キャンセル料は期日によって段階的に上がります。「出発の50分前までは9,900円、50分前を過ぎると14,100円」といった具合に、ギリギリになるほど高額になる傾向があります。
重要な注意点として、キャンセル期日は現地時間で計算される場合があります。海外旅行の場合、日本時間では期限内でも、現地時間では期限を過ぎているケースもあるため、余裕を持ったキャンセルが必要です。
また、「フレックス予約」などのオプションを付けている場合でも、航空会社都合の変更があると無効になる場合があります。代替便を承諾した時点でフレックス予約の効力が失われ、通常のキャンセル扱いになってしまうため、慎重に判断することが重要です。
予約確認画面で「変更・キャンセル条件」を必ず確認し、期日をカレンダーアプリなどでリマインダー設定しておくことをおすすめします。特に長期の旅行予約の場合、予約したことを忘れてしまうリスクもあるため、適切な管理が必要です。
航空会社都合の変更なら返金不可でも無料キャンセル可能
航空会社都合による特別な無料キャンセルは、通常のキャンセル料が発生する場合でも適用される救済措置です。これは、返金不可の格安航空券を購入していても、全額返金を受けられる可能性がある重要な制度です。
航空会社都合とは、主に以下のような状況を指します:
- 悪天候による欠航や大幅な遅延
- 機材故障による運航中止
- 航空会社の都合による減便
- 空港閉鎖による運航停止
✈️ 航空会社都合の特別キャンセル条件
変更理由 | 対象期間 | キャンセル料 | 返金方法 |
---|---|---|---|
悪天候 | 運航停止期間中 | 無料 | 全額返金 |
機材故障 | 代替便手配まで | 無料 | 全額返金 |
減便・路線廃止 | 運航中止決定後 | 無料 | 全額返金 |
空港閉鎖 | 閉鎖期間中 | 無料 | 全額返金 |
重要なのは、対応期限が設定されていることです。「2024年9月23日 10:20〜11:10」といった具合に、短時間で対応を決める必要があります。この期限を過ぎると、代替便での確定となり、その後のキャンセルは通常料金が発生します。
実際の対応手順としては、まずトリップドットコムから変更通知のメールが届きます。このメールには、「無料でキャンセルまたは変更可能」という文言と、対応期限が明記されています。期限内に「キャンセル希望」の返信をすることで、返金不可の航空券でも全額返金を受けることができます。
ただし、代替便を一度承諾してしまうと、その後のキャンセルは通常料金が適用されるため、慎重に判断する必要があります。また、フレックス予約などのオプション料金については、別途申請が必要な場合もあります。
コロナ禍では多くの航空会社が特別措置を講じており、通常では返金不可の航空券でも柔軟に対応するケースが増えています。諦めずにカスタマーサポートに相談することで、思わぬ救済措置を受けられる可能性があります。
カスタマーサポートへの問い合わせが最も確実な解決方法
返金問題を解決する最も確実な方法は、トリップドットコムのカスタマーサポートに直接問い合わせることです。同社は24時間365日体制でサポートを提供しており、電話、メール、チャットの3つの方法で相談できます。
🔧 カスタマーサポート連絡方法
連絡方法 | 対応時間 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
電話 | 24時間 | 即座に回答、緊急時に有効 | 混雑時は繋がりにくい |
チャット | 24時間 | リアルタイム対応、記録が残る | 複雑な案件には不向き |
メール | 24時間 | 詳細説明可能、証拠として残る | 回答まで時間がかかる |
電話での問い合わせが最も効果的ですが、混雑時には繋がりにくい場合があります。その際は、チャットとメールを併用することをおすすめします。チャットで即座に状況を確認し、メールで詳細な説明と証拠書類を送付するという組み合わせが効果的です。
問い合わせ時に準備すべき情報は以下の通りです:
- 予約番号(必須)
- 予約者名
- キャンセル申請日
- 支払い方法と支払い日
- これまでの経緯
カスタマーサポートの対応については、「日本人スタッフもいるが、日本語が堪能な外国人スタッフが対応することもある」という報告があります。言語や文化の違いから、時として対応に不満を感じることもありますが、冷静に事実を伝えることが重要です。
実際の成功事例として、「3人のオペレーターに確認して、全員から『返金可能』との回答を得た」「チェックイントラブルの際に、解決まで電話を繋ぎ続けてくれた」といった良好な対応も報告されています。諦めずに継続的に問い合わせることが、問題解決の鍵となります。
デビットカードやPayPayでの返金は処理が異なる場合がある
クレジットカード以外の支払い方法を利用した場合、返金処理が複雑になることがあります。デビットカードやPayPayでの返金は、それぞれ独特の処理システムを経るため、通常のクレジットカードとは異なる対応が必要です。
デビットカードの場合、実際に口座から引き落とされているため、返金も口座への入金という形になります。しかし、返金処理に時間がかかることが多く、「払い戻し済み」と表示されているにも関わらず、口座に反映されないケースが報告されています。
💱 各決済方法の返金特徴
決済方法 | 返金方法 | 処理期間 | 注意点 |
---|---|---|---|
VISAデビット | 口座への直接入金 | 3〜10営業日 | 銀行の処理により変動 |
JCBデビット | 口座への直接入金 | 5〜15営業日 | 国際送金扱いの場合あり |
PayPay | PayPay残高への返金 | 数日〜数週間 | PayPay側の確認作業あり |
Apple Pay | 元の支払い方法に返金 | 使用カードにより変動 | 複数カード登録時は確認必要 |
PayPayでの支払いの場合、特に注意が必要です。「トリップドットコムではキャンセルができ、返金済みとあるのに、いつまで経ってもPayPayに反映されない」という事例が報告されています。この場合、PayPay側に問い合わせても「そんな通知は来ていない」と回答されることがあります。
デビットカードの返金トラブル対処法:
- 銀行に直接確認:返金予定の通知が来ているか確認
- トリップドットコムに処理状況を確認:本当に返金処理が完了しているか
- 取引明細の詳細確認:返金が別の日付で処理されていないか
- 国際送金手数料の確認:手数料が差し引かれている可能性
Apple Payを使用している場合、「クレジットカードで支払ったのに、返金はApple Payでの対応」と言われるケースもあります。これは技術的な処理の関係で発生しますが、最終的には元の支払い方法に返金されるのが一般的です。
重要なのは、各決済方法の特性を理解し、問題が発生した場合は決済事業者とトリップドットコムの両方に確認することです。一方的に片方だけに問い合わせても、解決に時間がかかる場合があります。
トリップドットコムで確実に返金を受けるための具体的な手順
- 電話での問い合わせが最も効果的な返金請求方法
- メールやチャットでの継続的な催促も有効な手段
- 返金期限を過ぎても諦めずに交渉することが重要
- キャンセル保証を利用すれば返金不可でも全額返金可能
- 他の予約サイトとの比較で有利な条件を見つける方法
- まとめ:トリップドットコムで返金されない場合の最終手段
電話での問い合わせが最も効果的な返金請求方法
電話での問い合わせは、返金問題を解決する最も直接的で効果的な方法です。メールやチャットと違い、リアルタイムで状況を確認でき、その場で解決策を見つけることができます。ただし、効果的な電話対応にはいくつかのコツがあります。
まず、電話をかける前の準備が重要です。手元に必要な情報をすべて揃えることで、スムーズな対応が可能になります。予約番号、キャンセル申請日、支払い方法、これまでの経緯を時系列でまとめておきましょう。
📞 効果的な電話対応の流れ
ステップ | 内容 | 所要時間 | ポイント |
---|---|---|---|
1. 状況説明 | 予約番号と問題を簡潔に説明 | 2〜3分 | 感情的にならず事実を伝える |
2. 詳細確認 | 現在の処理状況を確認 | 5〜10分 | 担当者名をメモする |
3. 解決策提示 | 具体的な解決方法を求める | 3〜5分 | 期限を設定してもらう |
4. 約束確認 | 次回連絡日時を明確にする | 1〜2分 | メールでの確認を依頼 |
実際の電話対応では、冷静で礼儀正しい態度を保つことが重要です。感情的になると相手も防御的になり、建設的な話し合いができなくなります。「困っているので助けてほしい」というスタンスで臨むことで、より協力的な対応を得られる可能性があります。
電話が繋がりにくい場合の対策として、複数の時間帯に分けて架電することをおすすめします。一般的に、平日の午前中や夕方は比較的繋がりやすいとされています。また、土日祝日は平日よりも空いている場合もあります。
言語の問題については、「日本語が堪能な外国人スタッフ」が対応することがありますが、基本的な日本語でのコミュニケーションは可能です。専門用語を避け、簡潔で分かりやすい表現を心がけることで、スムーズな意思疎通ができます。
電話での成功事例として、「チェックイントラブルの時に、解決するまでずっと電話を繋いでくれた」「フライト時間変更の際に、中国事務所から日本語で電話をかけてくれた」といった報告があります。これらの事例からも、電話対応の質は決して悪くないことが分かります。
メールやチャットでの継続的な催促も有効な手段
電話が繋がらない場合や、記録を残したい場合は、メールやチャットでの継続的な催促が効果的です。これらの方法は、やり取りの記録が残るため、後々の証拠としても活用できます。
チャット機能は、トリップドットコムの公式サイトやアプリから利用できます。最初はバーチャルアシスタント(AI)が対応しますが、「Refund」「返金」などのキーワードを繰り返し入力することで、人間のオペレーターに繋がります。
💬 効果的なチャット・メール催促方法
方法 | 頻度 | 内容のポイント | 期待できる効果 |
---|---|---|---|
チャット | 週2〜3回 | 予約番号と簡潔な要求 | 即座の状況確認 |
メール | 週1回 | 詳細な経緯と証拠添付 | 正式な記録として残る |
アプリ通知 | 毎日 | 簡潔なリマインダー | 担当者の意識を高める |
メールでの催促では、件名を分かりやすくすることが重要です。「予約番号○○○○○○の返金について」「Urgent: Refund Request for Booking ○○○○○○」といった具合に、一目で内容が分かるようにしましょう。
本文では、これまでの経緯を時系列で整理し、具体的な要求を明記します。「○月○日までに返金処理を完了してほしい」「返金できない理由を具体的に説明してほしい」など、曖昧な表現を避けることが重要です。
継続的な催促の際は、エスカレーション戦略を取ることをおすすめします。最初は通常のカスタマーサービスに連絡し、解決しない場合は上級管理者への取り次ぎを依頼します。「マネージャーと話したい」「スーパーバイザーに相談したい」といった表現を使うことで、より権限のある担当者に対応してもらえる可能性があります。
実際の成功事例として、ある利用者は「毎週電話をかけ続けた結果、3ヶ月後に返金された」と報告しています。また、「チャットで継続的に催促した結果、担当者が積極的に対応してくれるようになった」という事例もあります。
重要なのは、諦めずに継続することです。一度や二度の連絡で諦めてしまうと、そのまま放置される可能性があります。定期的に連絡を取ることで、あなたのケースが優先的に処理される可能性が高まります。
返金期限を過ぎても諦めずに交渉することが重要
返金期限を過ぎたからといって、必ずしも返金を諦める必要はありません。特別な事情がある場合や、会社側の不手際がある場合は、期限を過ぎても返金される可能性があります。重要なのは、適切な交渉戦略を立てることです。
まず、返金期限を過ぎた理由を明確にすることが重要です。自己都合なのか、やむを得ない事情なのかによって、交渉の戦略が変わります。医療上の理由、家族の不幸、自然災害などの不可抗力の場合は、期限を過ぎても返金される可能性が高くなります。
🎯 期限後交渉の成功要因
理由カテゴリ | 成功可能性 | 必要書類 | 交渉ポイント |
---|---|---|---|
医療上の理由 | 高 | 診断書、入院証明書 | 予期できない突発的事情 |
家族の不幸 | 中〜高 | 死亡診断書、葬儀証明 | 人道的配慮を求める |
自然災害 | 高 | ニュース記事、公的証明 | 不可抗力であることを強調 |
会社側の不手際 | 高 | メール履歴、通話記録 | 責任の所在を明確にする |
交渉の際は、感情論ではなく論理的な説明を心がけることが重要です。「なぜ期限を過ぎたのか」「なぜ返金が妥当なのか」を客観的な事実に基づいて説明しましょう。また、可能な限り証拠となる書類を用意することで、交渉の説得力が増します。
実際の成功事例として、「Trip.comが自社の不手際を認め、要望していた金額での返金が決まった」というケースがあります。この利用者は、「納得できません、そちらの不手際です」と主張し続けた結果、最終的に返金を受けることができました。
段階的交渉アプローチも効果的です:
- 第1段階:通常のカスタマーサービスに特別事情を説明
- 第2段階:管理者レベルに人道的配慮を求める
- 第3段階:会社の方針や規則の例外適用を依頼
- 第4段階:消費者保護機関への相談を示唆
交渉が長期化する場合は、記録をしっかりと残すことが重要です。誰と、いつ、どのような話をしたかを詳細にメモしておきましょう。この記録は、後の交渉で有力な証拠となります。
最終的に、返金が困難な場合でも、部分返金や代替案の提示を求めることで、完全な損失を避けられる可能性があります。例えば、キャンセル料の一部免除や、次回利用時の割引クーポンの提供などが考えられます。
キャンセル保証を利用すれば返金不可でも全額返金可能
**キャンセル保証(エアフレックス)**は、返金不可の格安航空券でも全額返金を可能にする画期的なサービスです。予約総額の約20%程度の追加料金を支払うことで、どのような理由でも1回まで無料でキャンセル・変更ができるようになります。
このサービスの最大のメリットは、**「一般的な理由によるキャンセルを全て保証」**という点です。仕事の急な予定変更、家族の事情、体調不良など、通常であればキャンセル料が発生する理由でも、全額返金の対象となります。
🛡️ キャンセル保証の詳細比較
項目 | 通常キャンセル | キャンセル保証付き |
---|---|---|
キャンセル料 | 運賃の60〜100% | 0円(全額返金) |
対象理由 | 航空会社都合のみ | 一般的な理由全て |
変更手数料 | 10,000円〜 | 0円(1回まで) |
期限 | 出発2時間前まで | 出発2時間前まで |
保証料金 | なし | 予約総額の約20% |
ただし、キャンセル保証には重要な注意点があります。航空会社都合でフライトに変更があった場合、代替便を承諾した時点でキャンセル保証が無効になってしまいます。これは多くの利用者が気づかない落とし穴です。
例えば、以下のような状況では注意が必要です:
- 遅延により代替便を提示された場合
- 機材変更により席が変更された場合
- 航空会社都合で時間が変更された場合
これらの場合、一度代替便を承諾してしまうと、元のキャンセル保証は失効し、新しい便には保証が適用されません。そのため、旅行の予定が不確定な場合は、代替便を承諾せずに無料キャンセルを選択することをおすすめします。
発券のタイミングも重要な要素です。多くの場合、購入から72時間後に自動発券され、発券後はキャンセル保証が適用されなくなります。この点を理解せずに利用すると、「保証料金を払ったのに返金されない」というトラブルに陥る可能性があります。
実際の利用者からは、「保証料金を払ったのに、発券後だからキャンセルできないと言われた」という苦情も報告されています。このようなトラブルを避けるために、予約時に発券タイミングを確認し、必要に応じて早めにキャンセル判断をすることが重要です。
キャンセル保証を最大限活用するためには、予約時点で旅行の確実性を慎重に判断し、少しでも不安がある場合は積極的に利用することをおすすめします。
他の予約サイトとの比較で有利な条件を見つける方法
返金トラブルを事前に避けるためには、複数の予約サイトを比較検討することが重要です。トリップドットコム以外にも多くの旅行予約サイトが存在し、それぞれ異なるキャンセル条件や返金ポリシーを持っています。
主要な予約サイトのキャンセル条件を比較すると、明確な違いが見えてきます。例えば、航空会社の公式サイトでは「運賃の60%と支払手数料を除いた金額が返金」される場合がありますが、トリップドットコムのキャンセル保証は「予約総額の約20%の追加料金」が必要です。
🔄 主要予約サイトの比較表
予約サイト | キャンセル料 | 返金期間 | サポート体制 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
航空会社公式 | 運賃の40〜60% | 1〜2週間 | 日本語対応 | 直接対応で安心 |
トリップドットコム | 保証利用で0円 | 1〜2ヶ月 | 24時間対応 | 格安料金が魅力 |
エクスペディア | 航空会社規定準拠 | 2〜3週間 | 日本語対応 | 大手の安心感 |
アゴダ | ホテル規定準拠 | 1〜4週間 | 24時間対応 | アジア系ホテルに強い |
価格だけでなく、リスク管理の観点からも比較することが重要です。最安値のサイトを選んでも、キャンセル時の対応が悪ければ、結果的に損失が大きくなる可能性があります。
航空会社の公式サイトで予約する最大のメリットは、中間業者を通さない直接的な対応です。キャンセルや変更の際も、航空会社が直接対応するため、返金処理がスムーズに進む傾向があります。ただし、料金は他のサイトより高くなることが一般的です。
コストパフォーマンスを考慮した選択基準:
- 旅行の確実性が高い場合:最安値サイトを選択
- 予定変更の可能性がある場合:キャンセル条件を重視
- 海外旅行で言語が心配な場合:日本語サポートが充実したサイト
- 高額な旅行の場合:安心感を重視して公式サイトや大手サイト
実際の利用者の体験談では、「複数サイトを比較した結果、結局トリップドットコムが最安値だった」という声が多い一方で、「キャンセル時の対応を考えると、少し高くても航空会社公式サイトにすべきだった」という後悔の声もあります。
予約前のチェックポイントとして、以下を確認することをおすすめします:
- キャンセル料の詳細
- 返金処理期間の目安
- カスタマーサポートの対応時間
- 日本語サポートの有無
- 過去の利用者の評判
最終的には、価格とリスクのバランスを考慮して選択することが重要です。数千円の節約のために数万円のリスクを負うのは賢明ではありません。
まとめ:トリップドットコムで返金されない場合の最終手段
最後に記事のポイントをまとめます。
- トリップドットコムの返金処理には1〜3ヶ月程度の期間が必要であることが多い
- クレジットカード返金は翌月の利用明細で相殺される形で処理される
- キャンセル無料期間を過ぎると突然返金不可になるため期日管理が重要である
- 航空会社都合の変更があれば返金不可の航空券でも全額返金される可能性がある
- 24時間対応のカスタマーサポートへの継続的な問い合わせが最も効果的である
- デビットカードやPayPayでの返金は特別な処理が必要で時間がかかることがある
- 電話での問い合わせが最も直接的で効果的な解決方法である
- メールやチャットでの継続的な催促により記録を残しながら交渉できる
- 返金期限を過ぎても特別な事情があれば交渉次第で返金される可能性がある
- キャンセル保証を利用すれば予約総額の20%で全額返金保証を受けられる
- 発券後はキャンセル保証が適用されないため早めの判断が必要である
- 航空会社都合の変更で代替便を承諾するとキャンセル保証が無効になる
- 他の予約サイトとの比較により最適な条件を見つけることができる
- 価格だけでなくキャンセル条件やサポート体制も比較検討すべきである
- 最終的には消費者保護機関への相談も有効な解決手段となる
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://travel.genekibar.com/cancellation-on-trip-com/
- https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11219859826
- https://miraie.org/trip-com-reservation/
- https://haute-hotel.com/trip-dot-com-kyanseru-hoshou/
- https://jp.trip.com/guide/info/%E6%B5%B7%E5%A4%96+%E3%83%9B%E3%83%86%E3%83%AB+%E3%83%87%E3%83%9D%E3%82%B8%E3%83%83%E3%83%88.html
- https://ryugaku.net/abroad/tripcom/
- https://jp.trip.com/ask/questions/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%89%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%B3%E3%83%A0%E3%80%80%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%83%BC.html
- https://www.tripadvisor.jp/ShowTopic-g1-i32856-k13278014-Trip_com.html
- https://frauddetection.cacco.co.jp/media/knowhow/7497/
- https://note.com/mikanseijin17/n/n35bca434b551