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セントレジスホテルとは?100年超の歴史を持つ最高級ブランドの全貌

セントレジスホテルとは?100年超の歴史を持つ最高級ブランドの全貌
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「セントレジスホテル」という名前を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。世界的なホテルブランドとして知られるこのホテルは、1904年にニューヨークで誕生してから1世紀以上にわたり、最高級のホスピタリティを提供し続けています。現在では世界各国に展開し、日本では大阪に唯一の施設があります。バトラーサービスやオリジナルカクテル「ブラッディマリー」など、セントレジスならではの独自の伝統とサービスが特徴です。

この記事では、セントレジスホテルの歴史や特徴、日本での展開状況、実際の宿泊体験などを詳しく解説していきます。ラグジュアリーホテルに興味がある方、大阪のセントレジスホテルへの宿泊を検討している方、またはホテルブランドの歴史に関心がある方にとって、有益な情報が満載です。

この記事のポイント
✓ セントレジスホテルの創業から現在までの歴史的背景
✓ 全客室にバトラーが付く伝統的なサービスの詳細
✓ 日本唯一のセントレジスホテル大阪の施設情報
✓ 宿泊料金やアクセス、レストランなど実用的な情報
本日のセール・タイムセールをまとめてチェックできます。

セントレジスホテルとは何か:ブランドの成り立ちと特徴

  1. セントレジスホテルとは1904年創業の最高級ホテルブランド
  2. セントレジスホテルを創業したアスター家の歴史
  3. セントレジスホテルの象徴「バトラーサービス」とは
  4. セントレジスホテル発祥のカクテル「ブラッディマリー」
  5. セントレジス独自の「リチュアル」という伝統
  6. セントレジスホテルの世界展開状況

セントレジスホテルとは1904年創業の最高級ホテルブランド

セントレジスホテルとは1904年創業の最高級ホテルブランド

セントレジスホテルとは、1904年にニューヨークの5番街で誕生した最高級ホテルブランドです。現在はマリオット・インターナショナルの最上位ブランドとして位置づけられ、世界各国に40軒以上のホテルとリゾートを展開しています。

創業当初から**「全米最高のホテル」**という評価を受けており、その伝統は120年以上経った今でも脈々と受け継がれています。ニューヨークタイムズ紙が当時このように評したことからも、開業時からその品質の高さが認められていたことがわかります。

セントレジスの特徴は、単なる豪華さだけではなく、伝統とモダンを調和させた独自のスタイルにあります。上流社交界のもてなしとフレンドリーな対応を融合させることで、他のラグジュアリーホテルとは一線を画す存在となっています。

ホテルブランドとしてのコンセプトは「ベストアドレス」。これは、各都市の最も良い立地に位置することを意味しており、実際に世界中のセントレジスホテルは都市の中心部や景観の優れた場所に建てられています。

マリリン・モンロー、アーネスト・ヘミングウェイ、サルバドール・ダリなど、多くの著名人に愛されてきた歴史も、このブランドの格式の高さを物語っています。一般的には、富裕層や外国人観光客を主要な顧客層としているようです。

セントレジスホテルを創業したアスター家の歴史

セントレジスホテルを創業したアスター家の歴史

セントレジスホテルの創業者はジョン・ジェイコブ・アスター4世(カーネル・ジョン・ジェイコブ・アスター4世)です。彼は単なるホテリエではなく、先見性のある発明家であり起業家でもありました。

アスター4世の母親は、キャロライン・アスターという女性で、アメリカに初めて上流社交界を築いた人物として知られています。1830年代、キャロライン・アスターは400人もの知人、友人、著名人だけを選んで招待し、プライベートなティーパーティー、晩餐会、盛大なガラパーティーを開催していました。


📋 アスター家の主な功績

人物時代貢献内容
キャロライン・アスター1830年代~米国初の上流社交界を築く
ジョン・ジェイコブ・アスター4世1904年セントレジス・ニューヨーク創業

ジョン・ジェイコブ・アスター4世は、創業当初から贅沢を極めるだけでなく、先進テクノロジーの導入にこだわりました。各室への電話の設置を要求するなど、当時としては革新的な設備を整えていたのです。

悲劇的なことに、アスター4世は1912年4月15日のタイタニック号沈没事故で亡くなりました。タイタニック号の最も富裕で有名な乗客の一人であった彼のレガシーは、1世紀以上を経た今もセントレジスの継続的な成長と発展を通じて生き続けています。

母親から受け継いだ社交界のもてなしの精神は、現在のセントレジスにおける様々な「リチュアル」(儀式)として継承されており、アフタヌーンティーや深夜の晩餐といった伝統的なサービスの源流となっています。

セントレジスホテルの象徴「バトラーサービス」とは

セントレジスホテルの象徴「バトラーサービス」とは

セントレジスホテルを語る上で欠かせないのが、全客室に提供されるバトラーサービスです。これは100年以上もの間、セントレジスの宿泊客に大切に届けられてきた伝統のおもてなしです。

最も注目すべき点は、このサービスがスイートルーム限定ではなく、すべての宿泊者が利用できるということ。他の高級ホテルでは上位カテゴリーの客室のみに提供されることが多いバトラーサービスを、セントレジスでは全客室で享受できます。

🔑 バトラーサービスの主な内容

  • ✅ ウェルカムドリンクの提供
  • ✅ 荷ほどき・荷造りのサポート
  • ✅ シューシャイン(靴磨き)
  • ✅ プレスサービス(アイロンがけ)
  • ✅ ピローリクエスト(11種類から選択可能)
  • ✅ レストランやチケットの予約
  • ✅ プロポーズや記念日のサプライズ演出

客室の電話にはバトラー直通のボタンがあり、リクエストはすべて電話一本でお願いできます。24時間体制で対応してくれるため、早朝や深夜でも気兼ねなく利用できるのが特徴です。

特にユニークなのが「バトラーボックス」というシステムです。客室の扉横に設置されたこのボックスに、プレスしてほしいシャツや磨いてほしい靴を入れておくだけで、バトラーが外からピックアップし、翌朝戻しておいてくれます。顔を合わせることなくサービスを受けられるため、メイクを落とした後や風呂上りでも気兼ねなく依頼できます。

セント レジス ホテル 大阪のバトラーサービスについて、実際の利用者は「二日連続でゴルフだった私に合わせ早朝にコーヒーを届けてくれたバトラー、大通りまでタクシーを呼びに行ってくれたドアマン、皆さんの一生懸命な姿勢にセントレジスええやんの連続で、大満足の滞在となりました」と評価しています。

出典:楽天トラベル – セントレジスホテル大阪宿泊記

日本のおもてなしの心を生かしたバトラーサービスは、セントレジスの「どんなご要望にも確実かつ有意義な方法でお応えする」という信念を体現したものと言えるでしょう。

セントレジスホテル発祥のカクテル「ブラッディマリー」

セントレジスホテル発祥のカクテル「ブラッディマリー」

ブラッディマリーというカクテルは、今でこそ世界中のバーで提供されるスタンダードなカクテルですが、実はセントレジスホテルが発祥だということをご存知でしょうか。

1934年、セントレジス・ニューヨークのチーフバーテンダーだったフェルナン・プティオ(フェルナンド・プティオ)が、名高い「King Cole Bar」でこの代表的なカクテルを創作しました。オリジナルレシピは「レッドスナッパー」と呼ばれ、ウォッカとトマトジュース、セロリにブラックペッパー、タバスコを効かせたパンチのある味わいが特徴です。

現在では世界中のセントレジスホテル&リゾートで、各国独自のブラッディマリーが生み出されています。それぞれの土地の食材や文化を取り入れた独自のアレンジが施されており、ホテルごとに異なる味わいを楽しめます。


🍹 セントレジス各地のオリジナルブラッディマリー例

ホテルカクテル名特徴的な食材
セントレジス・ニューヨークレッドスナッパーオリジナルレシピ
セント レジス ホテル 大阪ショーグンマリー柚子、醤油、わさび

大阪のセントレジスバーでは、**「ショーグンマリー」**という和の食材を使ったオリジナルマリーを提供しています。ウォッカとトマトジュース、セロリジュースのベースに醤油を加え、柚子の皮で香りづけし、グラスのふちにわさびパウダーを付けて仕上げます。醤油などの和の食材が深みとコクを与える独特の味わいです。

セントレジスバーでは、食材が揃えば各国のオリジナルマリーもオーダー可能とのこと。海外旅行が難しい時期でも、各国のマリーで世界旅行気分を味わえるかもしれません。価格は1杯2,000円(税・サービス料別)程度のようです。

セントレジス独自の「リチュアル」という伝統

セントレジス独自の「リチュアル」という伝統

セントレジスホテルでは、**「リチュアル」**と呼ばれる独自の体験を提供しています。これは単なるサービスではなく、上流階級の伝統に基づく儀式的な体験を意味します。

リチュアルの多くは、創業者の母であるキャロライン・アスターの飽くことない独創的精神から生まれました。彼女が大切にしていた社交界のもてなしの伝統が、現代のセントレジスに受け継がれているのです。

🎯 主なリチュアルの種類

ブラッディマリー 1934年に誕生した代表的カクテル。各地で独自のアレンジが楽しめます。

イブニングリチュアル(バイオレットアワー) 夕暮れ時、昼から夜への移り変わりを祝福するひととき。洗練されたアイコニックなマティーニとともに夜の訪れを祝います。一日の終わりを祝う時間として、毎日シャンパンセーバリング(ナイフでシャンパンの口を切り落とす儀式)が行われています。

アフタヌーンティー 各ホテルやリゾートがそれぞれ独自の解釈で提供する、お集まりや社交に最適な魅力的な伝統。キャロライン・アスターが私邸で大切な客人をもてなした習慣が源流となっています。

深夜の晩餐(ミッドナイトサパー) 世界各地のセントレジスで、キャロライン・アスターが大切にしていた伝統を記念する極上のプライベートな特別イベント。宿泊客を招待して行われます。


セントレジス大阪のアフタヌーンティーは、12:00~17:30の時間帯に提供され、料金は4,800円~(税・サービス料別)となっています。季節のフルーツを使い、パティシエが腕によりをかけたスイーツとセイボリーは見た目も華やか。関西のショコラティエやパティスリーとのコラボなど、シーズンごとに内容が一新されるそうです。

これらのリチュアルは、おそらくセントレジスが単なる宿泊施設ではなく、「体験」を提供する場所であることを象徴しているのでしょう。一般的には、このような伝統的な儀式が現代まで継承されていることが、ブランドの格式と歴史の深さを示していると言えます。

セントレジスホテルの世界展開状況

セントレジスホテルの世界展開状況

セントレジスブランドは、1904年にニューヨークで1軒のホテルとして始まりましたが、現在では世界各国に40軒以上のホテルとリゾートを展開しています。1999年には、ラグジュアリーホテルの概念を一新してから100年以上を経て、この典型的なライフスタイルが世界中に広がっていきました。

2010年にはカナサープログラムを開始し、初代カナサーにはアルゼンチンの有名なポロ選手、ナチョ・フィゲラスが任命されています。カナサーとは、セントレジスのモダンな魅力を体現するグローバルトレンドリーダーのことで、革新的な精神と卓越した伝統を分かち合う、優れたラグジュアリーファッションデザイナーや著名ミュージシャン、傑出したトレンドメーカーなどが名を連ねています。

📍 世界の主なセントレジスホテル

  • 🌎 アメリカ:セントレジス・ニューヨーク、セントレジス・サンフランシスコ、セントレジス・アスペンなど
  • 🌏 アジア:セント レジス ホテル 大阪(日本唯一)、セントレジス・香港、セントレジス・シンガポールなど
  • 🌍 ヨーロッパ:セントレジス・ローマ、セントレジス・フィレンツェ、セントレジス・ヴェニスなど
  • 🏝️ リゾート地:セントレジス・モルディブ、セントレジス・ボラボラ、セントレジス・プンタミタなど

近年では新規オープンのリゾートも増えています。モロッコのタムダベイに新しくオープンしたセントレジス・ラバイアブランカリゾートは、遮るもののないオーシャンビューと壮麗な邸宅を思わせるモロッコ建築が特徴。セントレジス・レッドシーリゾートは、オアシスのようなプライベートアイランドに佇むリゾートで、斬新な建築スタイルと環境に配慮したデザインが評価されています。

セントレジス・カナイリゾート,リヴィエラマヤ(メキシコ)は、隣接するユネスコ世界遺産のシアンカアン生物圏保護区にインスピレーションを得て、自然のマングローブの保護区の上に建てられました。

すべてのセントレジスホテルとリゾートに共通するのは、「ベストアドレス」というコンセプト。街の一番よい場所に位置し、その土地ならではの魅力を最大限に引き出す立地が選ばれています。推測の域を出ませんが、この立地戦略がブランド価値の維持に大きく貢献していると考えられます。

ふるさと納税のポイント付与は2025年10月に廃止になりました。

セントレジスホテルとは日本でどう展開されているか:大阪の詳細情報

セントレジスホテルの世界展開状況
  1. セントレジスホテルの日本展開は大阪のみ
  2. セント レジス ホテル 大阪の基本情報とアクセス
  3. セント レジス ホテル 大阪の客室タイプと特徴
  4. セント レジス ホテル 大阪のレストランとバー
  5. セント レジス ホテル 大阪の宿泊料金と評価
  6. セント レジス ホテル 大阪のエステとフィットネス施設
  7. まとめ:セントレジスホテルとは最高級のおもてなしを提供するブランド

セントレジスホテルの日本展開は大阪のみ

セントレジスホテルの日本展開は大阪のみ

現在、日本国内でセントレジスホテルが展開されているのは大阪のみです。セント レジス ホテル 大阪は、マリオット・インターナショナル(開業当時はスターウッド・ホテル&リゾート)の最高級ブランド「セントレジス」の日本進出第1号として、2010年10月1日に開業しました。

2025年時点で日本には東京にセントレジスホテルは進出していません。そのため、日本でセントレジスブランドの体験をしたい場合は、大阪を訪れる必要があります。

セント レジス ホテル 大阪は、「ミシュランガイド京都・大阪+岡山 2021」で「特に快適」を示し最高ランクにあたる5レッドパビリオンを6年連続で獲得。また、**「フォーブス・トラベルガイド2021」**では4ツ星を獲得しています。これらの評価からも、日本唯一のセントレジスとして高い品質を維持していることがわかります。

開業15周年となる2025年には初の大規模改装が行われ、12階のレセプションフロアと1階のレストランフロアがリニューアルされました。1階のレストランは、開業当初の「ル ドール」から「ブラッスリー『レジーヌ』」に改称・リニューアルオープンしています。


🏢 セント レジス ホテル 大阪の受賞歴

評価機関評価内容年度
ミシュランガイド5レッドパビリオン(6年連続)2021年
フォーブス・トラベルガイド4ツ星2021年

将来的に東京や他の都市への展開があるかもしれませんが、現時点では大阪が日本唯一のセントレジス体験ができる場所となっています。一般的には、ラグジュアリーホテルブランドは慎重に展開地域を選定するため、今後の日本国内での拡大については不透明な状況と言えるでしょう。

セント レジス ホテル 大阪の基本情報とアクセス

セント レジス ホテル 大阪の基本情報とアクセス

セント レジス ホテル 大阪は、大阪市中央区本町三丁目6番12号に位置し、大阪のメインストリート・御堂筋に面しています。立地は「ベストアドレス」というセントレジスのコンセプトを体現しており、大阪随一のオフィス街やラグジュアリーブランドのブティックが多く集まるエリアです。

ホテルは、イトマン本社ビル跡地に建設された本町ガーデンシティの1階から2階、11階から27階に入っており、地上27階建ての建物となっています。フロントは12階にあり、同階には美しい日本庭園も設けられています。

🚃 アクセス情報

電車でのアクセス

  • 地下鉄御堂筋線・四つ橋線・中央線「本町駅」7番出口直結(駅真上
  • 新幹線「新大阪駅」から:地下鉄御堂筋線で約14分
  • JR「大阪駅」から:地下鉄御堂筋線で約6分
  • 地下鉄御堂筋線「なんば駅」から:約3分

車でのアクセス

  • 梅田方面から:御堂筋「備後町3」の信号を左折、一筋目を右折いただき直進、本町通を渡り右手
  • なんば方面から:四ツ橋筋「中央通り」を右折、三休橋筋を左折、本町通りを西へ

🚗 駐車場情報

  • 料金:宿泊者一泊あたり3,500円
  • 台数:116台
  • バレーサービス:あり(有料)

空港からのアクセスも便利です。関西国際空港からは電車で約60分、リムジンバスでも約60分。伊丹空港からも電車・リムジンバスともに約60分でアクセス可能です。

最も注目すべきは、地下鉄本町駅の真上に位置するという立地の良さ。御堂筋線、四つ橋線、中央線の3路線が利用可能で、梅田や心斎橋、難波といった大阪の主要エリアへのアクセスが非常に便利です。

実際の宿泊者からは「ロケーションは独自の魅力があります。御堂筋に面し繁華街のど真ん中、活気があり、御堂筋線本町駅はホテルの真下という好立地」と評価されています。

出典:一休.com – セント レジス ホテル 大阪

御堂筋から一本入れば、ローカルな商店街もあり、最先端と古きよき大阪がまじわる場所。おそらくこのような立地の多様性が、「ベストアドレス」としての価値を高めているのでしょう。

セント レジス ホテル 大阪の客室タイプと特徴

セント レジス ホテル 大阪の客室タイプと特徴

セント レジス ホテル 大阪の客室は全160室で、すべて17階以上の高層階に位置しています。そのため、どの部屋からも眺望が抜群で、大阪の街並みを一望できます。

客室の最大の特徴は、天井が高く、窓がその天井まで大きくとられていること。これにより明るく開放的な雰囲気が生まれています。広さは最小でも43㎡以上あり、ゆったりとした空間設計となっています。

🛏️ 主な客室タイプ一覧

客室タイプ広さ特徴
デラックス43㎡スタンダードタイプ、40室
グランドデラックスプリミエ46㎡ビューバス付き、40室
グランドデラックス51㎡66室
スカイライン(各タイプ)43~51㎡24~26階の高層階
グランドデラックススイート87㎡5室(各階に日本の花の名前)
エグゼクティブスイート102㎡2室
花菖蒲スイート112㎡1室
藤スイート129㎡1室
松スイート142㎡1室
ロイヤルスイート197㎡1室(最上階)

グランドデラックスプリミエルームは、コーナーに位置し2面に窓があるのが特徴。大阪市街の夜景を楽しめ、冬季なら御堂筋のイルミネーションも客室から独り占めできます。

最も注目すべきは、大理石のバスルームにも大きな窓があり、大阪の夜景を見渡しながらバスタイムを楽しめること。手足をのびのび伸ばせて、肩までしっかりつかれる深めの浴槽には、なんとテレビまで備えられています。シャワールームが別にあるのも嬉しいポイントです。

洗面台はダブルシンクで、女性同士のステイでも身支度がしやすい設計。大きな鏡に加え、メイクアップミラーも備えています。

インテリアは、ベージュを基調としたモダンなデザインに、日本の伝統文化をミックスするのがセントレジス流。ベッドボードは川島織物とのコラボレーションで、大阪を彩る四季折々の植物が描かれています。例えば秋の客室には、御堂筋を黄金色に染め上げる銀杏があしらわれているそうです。

スイートルームは最上階に位置し、「百合」「松」「藤」など日本の花や植物の名前を冠しています。7タイプ、全12室があり、それぞれ雰囲気が異なります。

「藤スイート」は129㎡の広さで、落ち着いた紫とベージュが織り成す温かな空間。大理石の暖炉のあるリビングルーム、クイーンベッド2台を備えたベッドルーム、ダイニングルーム、ウォークインクローゼットまで揃っています。ウォークインクローゼットには窓付きのパウダールームもあり、大阪の街を見下ろしながら支度ができます。

ロイヤルスイートは197㎡の広さで、1泊80万円(正規料金)。最上階に位置し、おそらくホテルで最も豪華な客室と推測されます。

バスアメニティは、全世界のセントレジスで使われている「REMEDE(ルメードゥ)」のもの。爽やかで優しい香りが特徴です。

セント レジス ホテル 大阪のレストランとバー

セント レジス ホテル 大阪のレストランとバー

セント レジス ホテル 大阪には、4軒のレストラン・バーがあります。それぞれ異なるコンセプトで、様々なシーンに対応しています。

🍽️ レストラン・バー一覧

1️⃣ ブラッスリー「レジーヌ」(REGINE)

  • 場所:本町ガーデンシティの1階
  • 特徴:オープンテラス併設、洗練された空間
  • 営業:昼食・夕食のみ
  • 歴史:2025年4月3日に改称・リニューアルオープン(開業当初は「ル ドール」)

高い天井と広々とした空間が開放感を生み、洗練されたインテリアが心を落ち着かせます。モダンな照明が温かみを加え、赤を基調としたアクセントが上品な彩りを添えています。大切な人とのディナーや特別な日にぴったりな雰囲気です。

2️⃣ イタリア料理「ラ ベデュータ」(La Veduta)

  • 場所:12階
  • タイプ:ホテルのメインダイニング
  • 営業時間:ランチ・ディナー、朝食も提供
  • 特徴:高く開いた窓、ロマンチックなシャンデリア

由緒あるイタリアの邸宅を彷彿とさせる空間で、朝食も提供されています。朝食は6:30~10:00の時間帯で、現在はブッフェではなくセットプレートでの提供。アメリカンスタイルの洋朝食と和朝食の2種類から選べます。


朝食の内容例

メニュータイプ主な内容
洋朝食サラダ、スモークサーモン、チーズ、ブリオッシュ、クロワッサン、卵料理(選択式)
和朝食焼き魚、だし巻き玉子、煮物、豆腐など
サプリメントパンケーキ、豆腐、煮物、うどん、お粥など(1品無料追加可)

3️⃣ セントレジスバー

  • 場所:12階
  • 営業時間:ティータイム12:00~17:30、カクテルタイム17:30~23:00(金・土24:00まで)
  • 席数:47席(テーブル席41席、カウンター6席)
  • チャージ:660円~1,800円

青色が引き立つシックな空間で、ジャズの生演奏が流れます。水・木曜日は19:00から、金・土曜日は19:30からライブ演奏があり、ミュージックチャージは1,800円。

バーの正面カウンターには、福島出身の画家・鴻崎正武による洛中洛外図を新たな解釈で描いた絵が飾られています。大坂の陣を思わせる合戦シーン、通天閣、大阪城、風神・雷神、そしてUFOまで描かれており、大阪の過去・現在・未来を表現しているようです。

昼のバーでは、高い窓から光が差し込み、貴婦人が集うサロンのような雰囲気。アフタヌーンティーは4,800円~(税・サービス料別)で、季節ごとに内容が一新されます。紅茶はドイツの「ロンネフェルト」社のものが揃い、オリジナルブレンド「ネリネ」がおすすめとのことです。

4️⃣ 鉄板焼き「和城」(WASHIRO)

  • 場所:12階
  • 営業:ランチ12:00~15:00(火・水曜休)、ディナー17:30~21:00
  • コース料金:ランチ12,000円~、ディナー18,000円~(税・サービス料別)
  • 開業:2018年11月5日

安土桃山時代の茶室文化がコンセプト。千利休の「侘茶」と豊臣秀吉の「大名茶」を表現した2つのダイニングがあります。コースは煎茶から始まり、希少な「石垣島きたうち牧場プレミアムビーフ」などの国産牛料理、ご飯、デザート、抹茶で終わる懐石スタイル。完全予約制です。

セント レジス ホテル 大阪の宿泊料金と評価

セント レジス ホテル 大阪の宿泊料金と評価

セント レジス ホテル 大阪の宿泊料金は、客室タイプや時期によって変動しますが、一般的には1泊6万9千円からとなっています。最上階のロイヤルスイートは1泊80万円(正規料金)という価格設定です。

💰 料金の目安(2名1室)

予約サイト料金範囲特徴
一休.com74,636円~ポイント2%獲得
楽天トラベル時期により変動5と0の付く日5%OFF
公式サイト要確認Marriott Bonvoy会員特典

朝食付きプランの場合、素泊まりより約8,000円~9,000円高くなる傾向があります。例えば、デラックスツインで素泊まり74,636円のプランが、朝食付きでは83,238円といった具合です。

外国人観光客や富裕層を顧客層としているため、価格帯は大阪のホテルの中でもかなり高級な部類に入ります。しかし、全客室にバトラーサービスが付くことや、17階以上の高層階に位置する眺望、43㎡以上の広さなどを考慮すれば、推測の域を出ませんが、価格に見合った価値を提供していると考えられます。

📊 実際の宿泊者評価

一休.comでの評価は**4.43(良い)**で、64件のクチコミがあります。各項目の評価は以下の通り:

  • 客室・アメニティ:4.47
  • 施設・設備:4.52
  • 接客・サービス:4.34
  • お食事:4.44
  • 温泉・お風呂:4.41
  • 満足度:4.44

実際の宿泊者からは「お値段以上」「バレンタインメニューを頂きに。お部屋も落ち着きますし、ラ・べデュータさんのお食事も美味しく、満足しました」といった高評価が寄せられています。

出典:一休.com – セント レジス ホテル 大阪 クチコミ

楽天トラベルでは、毎月5と0のつく日に5%OFFになるキャンペーンを実施。また、「Marriott Bonvoy」新規入会で初回予約料金が最大25%OFFになる特典もあるようです。これらのキャンペーンを活用すれば、よりお得に宿泊できる可能性があります。

ミシュランガイドで6年連続5レッドパビリオン、フォーブス・トラベルガイドで4ツ星という評価を受けていることからも、一般的には高い品質が維持されていると判断できるでしょう。

セント レジス ホテル 大阪のエステとフィットネス施設

セント レジス ホテル 大阪のエステとフィットネス施設

セント レジス ホテル 大阪には、宿泊者が利用できるエステティックサロンとフィットネス施設があります。日頃の疲れを癒やすための充実した設備が整っています。

💆 エステティックサロン「IRIDIUM featuring SOTHYS(ソティス)」

  • 場所:14階
  • 営業時間:10:00~21:00(最終受付20:00)
  • 予約:要予約
  • 特徴:フランス発のプロフェッショナル・スキンケア

せせらぎの音が流れ、自然光がふり注ぐリラクゼーションのための空間です。「SOTHYS(ソティス)」を使ったトリートメントが受けられ、トレーニングを積んだエステティシャンが丁寧にカウンセリングし、最適なコースを提案してくれます。


🌿 エステメニュー例

コース名所要時間料金(税・サービス料別)
フェイシャル約90分18,000円
インスティテュートフェイシャルトリートメント約110分37,000円
フェイス&ボディトリートメント約180分65,000円

特筆すべきは、ツインのキャビンがあり、カップルで施術を受けられること。オールハンドテクニックで心身ともに癒やしてくれるため、男性にもおすすめです。

🏋️ フィットネス施設

  • 営業時間:24時間
  • 料金:宿泊者無料
  • 年齢制限:18歳未満は保護者同伴が必要

24時間営業のフィットネス施設が無料で利用できるのは、宿泊者にとって大きなメリットです。早朝や深夜でも自分のペースで運動できます。

ただし、セント レジス ホテル 大阪には温泉、露天風呂、大浴場、貸切風呂、サウナ、岩盤浴はありません。あくまで客室のバスルームでの入浴となります。しかし、ビューバス付きの客室なら、大阪の夜景を見ながらゆったりとバスタイムを楽しめます。

プールも屋内・屋外ともにありませんが、一般的な都市型高級ホテルとしては標準的な設備構成と言えるでしょう。その分、バトラーサービスや客室の快適性、レストランの質などに力を入れているようです。

まとめ:セントレジスホテルとは最高級のおもてなしを提供するブランド

まとめ:セントレジスホテルとは最高級のおもてなしを提供するブランド

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. セントレジスホテルとは、1904年にニューヨークで創業した最高級ホテルブランドである
  2. 創業者はジョン・ジェイコブ・アスター4世で、母キャロライン・アスターから上流社交界のもてなしを受け継いだ
  3. 全客室にバトラーサービスが付くのが最大の特徴で、24時間体制でどんな要望にも対応する
  4. ブラッディマリーは1934年にセントレジス・ニューヨークで誕生したカクテルである
  5. 世界中のセントレジスでは、各地の食材を使った独自のブラッディマリーが提供されている
  6. 「リチュアル」と呼ばれる上流階級の伝統に基づく体験を提供している
  7. 現在、世界各国に40軒以上のホテルとリゾートを展開している
  8. 日本では大阪にのみ展開しており、2010年10月1日に開業した
  9. セント レジス ホテル 大阪は地下鉄本町駅の真上という絶好の立地にある
  10. 全160室の客室はすべて17階以上の高層階に位置し、眺望が抜群である
  11. 客室の広さは最小でも43㎡以上で、天井が高く窓が大きいのが特徴である
  12. 宿泊料金は1泊6万9千円からで、外国人観光客や富裕層がターゲットである
  13. ミシュランガイドで6年連続5レッドパビリオン、フォーブス・トラベルガイドで4ツ星を獲得している
  14. 4軒のレストラン・バーがあり、それぞれ異なるコンセプトで様々なシーンに対応している
  15. 2025年に開業15周年を迎え、12階レセプションフロアと1階レストランフロアがリニューアルされた

記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
  1. セントレジスホテル&リゾート公式サイト
  2. セントレジスの歴史と伝統
  3. セントレジスバー|セント レジス ホテル 大阪
  4. セントレジスホテル大阪 – Wikipedia
  5. セントレジスホテル大阪 Instagram
  6. 伝統のバトラーサービスでもてなす「セントレジスホテル大阪」宿泊記 | 楽天トラベル
  7. セント レジス ホテル 大阪 – 一休.com

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