愛犬と一緒に温泉旅行を楽しみたいけれど、どの施設がペット対応しているのか分からないという方も多いのではないでしょうか。大江戸温泉物語グループでは、愛犬と一緒に宿泊できる施設を全国8ヶ所で展開しており、それぞれ異なる特徴やサービスを提供しています。
2025年7月には長野県に新しく「わんわんリゾート信州上田」がオープンするなど、ペット同伴旅行のニーズに応える施設が続々と増えています。本記事では、大江戸温泉物語でペットと泊まれる全施設の詳細情報、料金体系、地域別の特徴、そして宿泊時の注意点まで、徹底的に調査した情報をまとめました。
この記事のポイント |
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✅ 大江戸温泉物語のペット対応は「わんわんリゾート」と「プラスわん」の2タイプがある |
✅ 全8施設の料金・設備・サービス内容を地域別に詳しく紹介 |
✅ 2025年7月オープンの最新施設「わんわんリゾート信州上田」の情報も掲載 |
✅ ペット宿泊時の必要書類や利用条件をすべて解説 |
大江戸温泉物語でペットと泊まれる宿の全施設
- 大江戸温泉物語でペットと泊まれる宿は「わんわんリゾート」と「プラスわん」の2タイプ
- わんわんリゾートシリーズは愛犬同伴専用の温泉宿3施設
- プラスわんは一般宿にペット専用客室を設けた5施設
- 2025年7月オープンの「わんわんリゾート信州上田」が最新施設
- ペット宿泊料金は全施設統一で1匹2,200円
- 体重10kg未満の小型犬が対象で最大2匹まで宿泊可能
大江戸温泉物語でペットと泊まれる宿は「わんわんリゾート」と「プラスわん」の2タイプ
大江戸温泉物語グループでペットと宿泊できる施設は、大きく分けて2つのカテゴリーに分類されます。それぞれに異なる特徴とサービス内容があり、愛犬との旅行スタイルに合わせて選択することが可能です。
わんわんリゾートシリーズは、愛犬同伴のお客様のみが利用できる完全ペット専用の温泉宿です。他のお客様に気兼ねすることなく、愛犬と一緒に温泉旅行を満喫できるのが最大の特徴と言えるでしょう。現在、石川県に2施設、長野県に1施設の計3施設が運営されており、2025年7月には新たに長野県に4施設目がオープン予定です。
一方、プラスわんは、一般のお客様も利用する施設内に、ペット専用の客室を設けたタイプの宿泊施設です。館内の移動時にはキャリーバッグやキャリーケージが必要になりますが、専用客室内では愛犬とリラックスして過ごすことができます。こちらは全国5施設で展開されています。
🏨 施設タイプ別比較表
項目 | わんわんリゾート | プラスわん |
---|---|---|
対象客 | ペット同伴客のみ | 一般客+ペット同伴客 |
施設数 | 3施設(2025年7月に4施設) | 5施設 |
レストラン | ペット同伴OK | ペット入場不可 |
館内移動 | リードで自由 | キャリーバッグ必須 |
貸切風呂 | ペット専用浴槽あり | 利用不可 |
どちらのタイプを選ぶかは、愛犬の性格や旅行への期待によって決めることをおすすめします。他の犬が苦手な場合や、食事の時間も一緒に過ごしたい場合は「わんわんリゾート」、一般的な温泉宿の雰囲気も楽しみたい場合は「プラスわん」が適しているかもしれません。
わんわんリゾートシリーズは愛犬同伴専用の温泉宿3施設
わんわんリゾートシリーズは、愛犬との家族旅行に特化した温泉宿として、他では体験できない特別なサービスを提供しています。すべての施設でペット同伴での食事が可能で、貸切風呂にはペット専用の浴槽も完備されているのが大きな特徴です。
現在運営中の3施設は、いずれも歴史ある温泉地に位置しており、それぞれ異なる魅力を持っています。わんわんリゾート矢田屋松濤園(石川県片山津温泉)は、明治29年創業の老舗旅館の伝統を受け継いだ格式ある施設です。わんわんリゾート粟津(石川県粟津温泉)は、北陸最古の温泉地として知られる粟津温泉にあり、約1,300年の歴史を誇る自家掘り源泉を楽しめます。
🌟 わんわんリゾート3施設の詳細
施設名 | 所在地 | 特徴 | 最寄りIC |
---|---|---|---|
矢田屋松濤園 | 石川県片山津温泉 | 明治29年創業の老舗 | 加賀温泉駅より車30分 |
粟津 | 石川県粟津温泉 | 北陸最古の温泉 | 加賀温泉駅より車15分 |
信州上田 | 長野県鹿教湯温泉 | 2025年7月オープン | 東部湯の丸ICより車45分 |
これらの施設では、ドッグランやフォトスポット、セルフグルーミングコーナーなど、愛犬が楽しめる多彩なコンテンツが用意されています。また、わんちゃん専用のお食事メニューも別注で用意されており、ハンバーグプレートやポークソテーなどの食事系から、ケーキなどのデザートまで幅広く対応しています。
各施設とも客室には愛犬に優しい畳が採用されており、フローリングに比べて滑りにくく、怪我の予防にも配慮されています。さらに、空気清浄機やトイレシーツなどのエチケットアイテムも標準装備されているため、快適な滞在が期待できるでしょう。
館内外には散歩グッズや足洗い場、リードフックなど、愛犬オーナーに便利なアイテムが充実しており、細部まで配慮された設計となっています。これらの施設なら、愛犬との特別な時間を心ゆくまで満喫できるはずです。
プラスわんは一般宿にペット専用客室を設けた5施設
プラスわんタイプの施設は、一般のお客様と同じ建物内にペット専用客室を設けた形態で、全国5ヶ所に展開されています。これらの施設では、専用客室内では愛犬とリラックスして過ごせますが、館内移動時にはキャリーバッグやキャリーケージの使用が必要になります。
地域的には関西、九州、東海地方に分散配置されており、それぞれの地域で温泉旅行を楽しむことができます。大江戸温泉物語Premium白浜御苑(和歌山県)は、日本三古湯のひとつである南紀白浜温泉で知られ、万葉集や日本書紀にも登場する歴史ある温泉地です。
🏨 プラスわん対応5施設一覧
施設名 | 所在地 | 温泉の特徴 | ペット可能部屋数 |
---|---|---|---|
白浜御苑 | 和歌山県白浜温泉 | 日本三古湯のひとつ | 約20室 |
雲仙東洋館 | 長崎県雲仙温泉 | 国立公園内の絶景 | 20室/149室 |
ホテル蘭風 | 長崎県平戸温泉 | 異国情緒漂う城下町 | 詳細は要確認 |
恵那峡 | 岐阜県恵那峡温泉 | 峡谷美と湖畔の景色 | 11室/117室 |
三好屋 | 兵庫県湯村温泉 | 山々に囲まれた秘湯 | 詳細は要確認 |
これらの施設では、ペット専用客室以外の館内エリアでの愛犬の移動には制限がありますが、その分一般的な温泉宿としてのサービスも充実しています。大浴場や露天風呂などの温泉施設は人間専用となるため、愛犬と一緒の入浴はできませんが、その代わりに施設全体の設備やサービスレベルが高く維持されています。
料金面では、わんわんリゾートと同様に1匹あたり2,200円の施設使用料が必要ですが、宿泊プラン自体の価格帯は一般客向けの料金設定となっているため、場合によってはお得に利用できる可能性もあります。
プラスわんタイプの施設を利用する際の最大のメリットは、温泉旅行の醍醐味である大浴場や露天風呂を人間がゆっくりと楽しめることです。愛犬は客室でお留守番となりますが、一人の時間も含めてバランスの取れた温泉旅行を楽しみたい方には適した選択肢と言えるでしょう。
2025年7月オープンの「わんわんリゾート信州上田」が最新施設
2025年7月11日に新たにオープンする「わんわんリゾート信州上田」は、大江戸温泉物語グループとして3館目となるわんちゃん同伴専用宿です。長野県上田市の鹿教湯温泉に位置し、既存の「大江戸温泉物語 鹿教湯」の桜館がリニューアルする形で誕生します。
この施設の最大の特徴は、約180㎡の屋内ドッグランやセルフグルーミングコーナーなど、悪天候時でも愛犬が快適に過ごせる設備が新設されることです。また、エントランスには愛犬専用の足洗い場も設置され、散歩帰りでも快適に館内に入ることができます。
🎉 わんわんリゾート信州上田の新設備
設備・施設 | 詳細内容 | 料金 |
---|---|---|
屋内ドッグラン | 約180㎡の広々空間 | 無料 |
セルフグルーミングコーナー | 愛犬のお手入れ施設 | 無料 |
ペット専用足洗い場 | エントランス設置 | 無料 |
貸切風呂 | ペット専用湯船付き | 有料・予約制 |
フォトスポット | 記念撮影コーナー | 無料 |
客室は全31室すべてが愛犬と宿泊可能で、和室25室と洋室6室から選択できます。リニューアルに伴い、愛犬の足腰に負担がかからないよう畳やカーペットが貼り替えられ、衛生対策として「空間除菌脱臭機 ジアイーノ」も全室に設置される予定です。
レストランも愛犬同伴での利用が可能で、大江戸温泉物語グループ自慢のバイキングを楽しむことができます。さらに、愛犬専用の別注グルメも充実しており、ハンバーグプレートやポークソテーなどの食事系から、ケーキなどのデザートまで豊富なメニューが用意される予定です。
アクセスは、上信越自動車道の東部湯の丸ICより約45分、長野自動車道の松本ICより約45分となっており、東京・名古屋両方面からアクセスしやすい立地です。予約受付は2025年5月8日より開始されており、公式サイトまたは電話(050-3615-3456)で予約可能です。
鹿教湯温泉は江戸時代から栄えた名湯で、豊かな自然に囲まれた環境は愛犬にとっても人にとっても癒しの空間となるでしょう。ゆったりとした時間が流れる温泉地で、愛犬との特別な思い出を作ることができそうです。
ペット宿泊料金は全施設統一で1匹2,200円
大江戸温泉物語グループでペットと宿泊する際の料金体系は、全施設で統一されており、わんちゃん1匹につき1泊2,200円(税込)の施設使用料が必要です。この料金は宿泊プラン料金とは別途で、チェックイン時にフロントで現金支払いとなります。
料金設定は犬のサイズに関係なく一律となっており、小型犬でも中型犬でも同じ2,200円です。ただし、宿泊可能な犬のサイズには制限があり、体重10kg未満の小型犬が対象となっています。これは施設の安全性や他の利用者への配慮を考慮した設定と考えられます。
💰 ペット料金詳細表
項目 | 料金・条件 |
---|---|
施設使用料 | 1匹につき2,200円(税込) |
対象サイズ | 体重10kg未満の小型犬 |
頭数制限 | 最大2匹まで |
支払方法 | 現地フロント払い(現金) |
年齢制限 | なし |
複数匹での宿泊を希望する場合、最大2匹まで同室で宿泊可能です。2匹の場合は合計4,400円の施設使用料が必要になります。予約時には必ず連れて行く愛犬の頭数を予約フォームの備考欄に記載することが求められています。
宿泊プラン自体の料金は施設や時期によって異なりますが、一般的には大人1名あたり15,000円~30,000円程度の範囲で設定されています。例えば、わんわんリゾート信州上田の場合、平日で大人1名1泊2食付きが15,200円~、休前日が20,400円~となっています。
この料金には愛犬用のアメニティ(消臭剤、ペット用食器、粘着ローラー、ウエットティッシュ、ケージなど)の貸し出しも含まれているため、比較的お得な設定と言えるでしょう。ただし、愛犬の食事については別料金となるため、持参するかホテルで注文するかを事前に決めておくことをおすすめします。
体重10kg未満の小型犬が対象で最大2匹まで宿泊可能
大江戸温泉物語グループのペット対応施設では、宿泊可能な愛犬に明確な条件が設定されています。最も重要な条件は体重制限で、10kg未満の小型犬が対象となっています。これは施設の安全性や他の宿泊者への配慮、そして建物の構造的な制約を考慮した設定です。
頭数については最大2匹までとなっており、1室あたりの制限です。3匹以上での宿泊は基本的に受け入れていないため、多頭飼いの場合は複数の部屋を予約するか、他の宿泊施設を検討する必要があります。
🐕 宿泊可能な愛犬の条件
条件項目 | 詳細内容 |
---|---|
体重制限 | 10kg未満の小型犬のみ |
頭数制限 | 1室最大2匹まで |
年齢制限 | 特になし |
犬種制限 | 室内犬であること |
しつけ条件 | トイレトレーニング完了 |
必要な予防接種については、狂犬病予防接種と5種以上の混合ワクチン接種の証明書が必要です。これらの証明書は接種日から1年以内のものが有効で、コピーでも構いません。ただし、混合ワクチンについては、十分な抗体を持っていることが証明できる「抗体検査結果証明書」でも代用可能です。
宿泊時の基本的なマナーとして、おしっこのしつけができていることが必須条件となっています。もし心配な場合は、マナーパンツやマナーベルトの着用が推奨されています。また、吠え続けないようにすることや、ベッドや布団の上に上げないことも求められています。
持参が必要なものとしては、愛犬の食事、リード、移動用のキャリーバッグまたはキャリーケージが挙げられています。プラスわんタイプの施設では、専用客室以外の館内移動時にキャリーバッグ等の使用が必須となるため、愛犬のサイズに適したものを用意しておくことが重要です。
万が一、粗相や汚損があった場合は、別途清掃料金が請求される可能性があるため、普段の生活でのしつけ状況を十分に確認してから宿泊を検討することをおすすめします。また、施設内での愛犬による咬傷事故やトラブルについては、宿泊者の責任となる点も理解しておく必要があります。
大江戸温泉物語でペットと泊まれる地域別施設詳細
- 関東近郊でペットと泊まれる大江戸温泉物語は現在なし
- 関西エリアは白浜御苑と三好屋の2施設が利用可能
- 九州地方は雲仙東洋館とホテル蘭風でペット宿泊対応
- 北陸エリアは石川県に2つのわんわんリゾートが集中
- 東海地方は岐阜県恵那峡でペット同伴宿泊が可能
- 宿泊時の必要書類は狂犬病と混合ワクチンの接種証明書
- まとめ:大江戸温泉物語ペットと泊まれる施設選びのポイント
関東近郊でペットと泊まれる大江戸温泉物語は現在なし
残念ながら、現時点で関東エリアには大江戸温泉物語でペットと宿泊できる施設は存在しません。首都圏からのアクセスが良い立地での展開が期待されるところですが、現在のペット対応施設は主に関西、九州、北陸、東海地方に集中している状況です。
関東在住の愛犬家の方が大江戸温泉物語でペット同伴旅行を楽しむ場合、最も近い選択肢は岐阜県の「大江戸温泉物語 恵那峡」となります。東京からのアクセスは、中央自動車道を利用して約3時間程度の距離です。
🚗 関東から最寄りのペット対応施設へのアクセス
施設名 | 所在地 | 東京からの距離 | アクセス時間 |
---|---|---|---|
恵那峡 | 岐阜県恵那市 | 約280km | 車で約3時間 |
信州上田 | 長野県上田市 | 約200km | 車で約2.5時間 |
矢田屋松濤園 | 石川県片山津温泉 | 約450km | 車で約4.5時間 |
2025年7月にオープン予定の「わんわんリゾート信州上田」は、関東からは比較的アクセスしやすい立地にあります。上信越自動車道の東部湯の丸ICから約45分となっており、東京からは約2時間30分程度でアクセス可能です。これは関東の愛犬家にとって朗報と言えるでしょう。
関東エリアでの今後の展開については公式発表がありませんが、ペット同伴旅行の需要の高まりを考えると、将来的には首都圏近郊にも施設が開設される可能性があります。現在のところは、少し足を延ばして他の地域の施設を利用することになりますが、それぞれ異なる温泉地の魅力を楽しめるという前向きな捉え方もできるでしょう。
関東から遠方の施設を利用する場合、愛犬の車酔いや長距離移動のストレスに配慮する必要があります。定期的な休憩や水分補給、適切な温度管理など、移動中の愛犬の体調管理には十分注意を払うことが重要です。
また、遠方への旅行となるため、緊急時に備えて現地の動物病院の情報を事前に調べておくことも推奨されます。各施設の公式サイトでは周辺の動物病院情報も提供されている場合があるため、予約時に確認しておくと安心です。
関西エリアは白浜御苑と三好屋の2施設が利用可能
関西地方では、和歌山県と兵庫県に合計2つのペット対応施設があります。大江戸温泉物語Premium白浜御苑(和歌山県)と大江戸温泉物語 三好屋(兵庫県湯村温泉)で、どちらもプラスわんタイプの施設となっています。
白浜御苑は日本三古湯のひとつとして知られる南紀白浜温泉に位置し、万葉集や日本書紀にも登場する歴史ある温泉地です。JRきのくに線白浜駅からバスで約10分とアクセスも良好で、関西圏からの日帰り温泉旅行にも適しています。緑と海に囲まれた立地で、愛犬との散歩にも最適な環境が整っています。
🏖️ 関西エリアのペット対応施設詳細
施設名 | 所在地 | 温泉の特徴 | 最寄り駅 |
---|---|---|---|
白浜御苑 | 和歌山県白浜町 | 日本三古湯、美肌効果 | JR白浜駅よりバス10分 |
三好屋 | 兵庫県新温泉町 | 秘湯、森林露天風呂 | JR浜坂駅よりタクシー20分 |
三好屋は兵庫県の湯村温泉にあり、山々に囲まれた秘湯として知られています。都会の喧騒を忘れ、緑に囲まれた森林露天風呂が自慢で、自然を愛する愛犬にとっても心地よい環境です。湯けむり漂う街並みは、愛犬との記念撮影にも絶好のロケーションとなるでしょう。
両施設ともプラスわんタイプのため、ペット専用客室での宿泊となります。レストランでの食事時は愛犬と一緒に過ごすことはできませんが、その分ゆっくりと温泉を楽しむ時間を確保できます。宿泊料金は時期によって変動しますが、白浜御苑で大人1名8,400円~、三好屋で8,100円~となっています。
白浜エリアは温泉以外にも多くの観光スポットがあり、白浜アドベンチャーワールドや千畳敷、三段壁などの名所も点在しています。ただし、これらの観光施設はペット同伴での入場に制限がある場合が多いため、事前に確認が必要です。
湯村温泉周辺では、荒湯や湯村温泉博物館などの観光スポットがあり、温泉街の散策を愛犬と一緒に楽しむことができます。特に荒湯周辺は湯けむりが立ち上る風情ある景色で、愛犬との記念写真撮影におすすめのスポットです。
九州地方は雲仙東洋館とホテル蘭風でペット宿泊対応
九州地方には長崎県に2つのペット対応施設があります。大江戸温泉物語 雲仙東洋館と大江戸温泉物語 ホテル蘭風で、どちらも長崎県内の異なる温泉地に位置しています。
雲仙東洋館は、日本初の国立公園に位置する雲仙温泉にあり、四季折々の自然に囲まれた絶好のロケーションです。強い酸性の硫黄泉で殺菌効果や美肌効果があり、古くから温泉療法が盛んな地域として知られています。大自然のパノラマビューを望む展望露天風呂が自慢で、愛犬と一緒に自然の恵みを感じることができるでしょう。
🌋 九州エリアのペット対応施設比較
施設名 | 所在地 | 泉質・特徴 | アクセス |
---|---|---|---|
雲仙東洋館 | 長崎県雲仙温泉 | 強酸性硫黄泉、美肌効果 | 諫早駅よりバス80分 |
ホテル蘭風 | 長崎県平戸温泉 | 海を望む展望露天風呂 | たびら平戸口駅よりタクシー15分 |
ホテル蘭風は異国情緒漂う城下町・平戸にあり、目の前に広がる海を眺めながら入れる展望露天風呂が特徴です。西洋と日本の文化が重なる独創的な平戸の景観は、愛犬との旅行写真にも映える美しいロケーションを提供してくれます。
両施設ともプラスわんタイプの運営となっており、ペット専用客室での宿泊となります。雲仙東洋館では20室/149室がペット対応、料金は大人1名7,600円~となっています。ホテル蘭風の宿泊料金は大人1名14,000円~とやや高めの設定ですが、海を望む絶景ロケーションを考慮すると妥当な価格帯と言えるでしょう。
雲仙温泉周辺には、雲仙地獄や仁田峠など、愛犬と一緒に楽しめる自然スポットが多数あります。特に雲仙地獄は硫黄の香りが立ち込める独特の景観で、他では味わえない体験ができます。ただし、地熱が高い場所もあるため、愛犬の足元には十分注意が必要です。
平戸エリアでは、平戸城や平戸オランダ商館などの歴史的建造物があり、異国情緒あふれる街並みを愛犬と一緒に散策することができます。海岸線での散歩も気持ちよく、愛犬にとっても新鮮な体験となるはずです。
九州への旅行では、本州からの移動距離が長くなるため、愛犬の体調管理により一層の注意を払う必要があります。飛行機を利用する場合は、愛犬の航空輸送に関する規定も事前に確認しておくことが重要です。
北陸エリアは石川県に2つのわんわんリゾートが集中
北陸地方、特に石川県には大江戸温泉物語グループの中でも最高ランクのペット対応施設である「わんわんリゾート」が2施設集中しています。わんわんリゾート矢田屋松濤園(片山津温泉)とわんわんリゾート粟津(粟津温泉)で、どちらも愛犬同伴専用の温泉宿として運営されています。
矢田屋松濤園は明治29年創業の老舗旅館の伝統を受け継ぎ、数々の賓客を迎えてきた歴史ある建物です。加賀温泉駅から車で約30分の立地にあり、片山津温泉の湖畔という絶好のロケーションを誇ります。愛犬と一緒に格式ある温泉宿の雰囲気を満喫できるのが大きな魅力です。
🏔️ 北陸エリアわんわんリゾート詳細
施設名 | 所在地 | 歴史・特徴 | 宿泊料金(大人1名) |
---|---|---|---|
矢田屋松濤園 | 石川県片山津温泉 | 明治29年創業の老舗 | 13,700円~ |
粟津 | 石川県粟津温泉 | 北陸最古の温泉 | 9,300円~ |
わんわんリゾート粟津は、北陸最古の温泉地として知られる粟津温泉にあり、約1,300年の歴史を誇る自家掘り源泉から湧き出る温泉を楽しむことができます。料金も比較的リーズナブルで、大人1名9,300円~と利用しやすい価格設定となっています。
両施設とも愛犬同伴専用のため、レストランでの食事も愛犬と一緒に楽しむことができます。貸切風呂にはペット専用の浴槽も設置されており、愛犬と一緒に温泉入浴という貴重な体験も可能です。ドッグランやセルフグルーミングコーナーなど、愛犬が喜ぶ施設も充実しています。
石川県は海の幸、山の幸に恵まれた食材の宝庫として知られており、これらのわんわんリゾートでも地元食材を活かしたバイキングやグルメプランが用意されています。例えば、本ズワイガニや能登産和牛ステーキなど、石川県ならではの美味しい料理を愛犬と一緒の空間で楽しむことができます。
片山津温泉周辺には柴山潟があり、湖畔での散歩は愛犬にとっても気持ちの良い体験となるでしょう。また、粟津温泉周辺には粟津温泉の総湯や結びの足湯など、温泉街らしい施設が点在しており、愛犬との温泉街散歩を満喫できます。
北陸新幹線の開通により、首都圏からのアクセスも向上しており、金沢駅まで新幹線で到着後、車やバスでの移動となります。雪国でもあるため、冬季の訪問時には愛犬の寒さ対策も忘れずに準備しておくことが重要です。
東海地方は岐阜県恵那峡でペット同伴宿泊が可能
東海地方では、岐阜県恵那市の大江戸温泉物語 恵那峡がペット同伴宿泊に対応しています。雄大な峡谷美を誇る恵那峡の湖畔に位置し、四季折々の情緒を楽しむことができる立地が魅力的です。
恵那峡は、中央自動車道の恵那ICから車で約10分とアクセスが良く、JR恵那駅からも車で約10分の距離にあります。東京、名古屋、大阪からも比較的アクセスしやすい立地にあるため、中部圏だけでなく関東・関西からの利用も多い施設です。
⛰️ 恵那峡施設詳細
項目 | 詳細内容 |
---|---|
所在地 | 岐阜県恵那市大井町2709-399 |
ペット可能部屋数 | 11室/117室 |
宿泊料金 | 大人1名8,500円~ |
アクセス | 中央道恵那ICより車10分 |
泉質 | ナトリウム・カルシウム塩化物泉 |
恵那峡の温泉は、ナトリウム・カルシウム塩化物泉で、湯量たっぷりの天然温泉です。殺菌力が強く冷え性にも効果的とされており、特に女性に人気の泉質として知られています。プラスわんタイプの施設のため、愛犬は専用客室での宿泊となり、大浴場や露天風呂は人間専用です。
恵那峡周辺には恵那峡県立自然公園があり、愛犬との散歩に最適な自然環境が整っています。また、中山道の宿場町も近く、歴史を感じながらの街歩きも楽しめます。峡谷美と湖畔の景色は四季を通じて美しく、特に紅葉の季節は絶景を楽しめるでしょう。
宿泊料金は大人1名8,500円~とリーズナブルな設定で、種類豊富なバイキングも楽しめます。ご当地メニューや季節の食材を使った料理も用意されており、旅行の醍醐味である食事も満足度が高いと評判です。
館内設備も充実しており、卓球やインターネットコーナー、マンガコーナーなどの無料施設があります。ソフトドリンクの飲み放題サービスもあるため、愛犬が客室で休んでいる間に、人間もリラックスした時間を過ごすことができます。
東海地方は製造業が盛んな地域でもあり、周辺には様々な観光スポットや産業見学施設もあります。ただし、ペット同伴での観光には制限がある場合が多いため、事前の確認が必要です。愛犬との自然散策を中心とした旅行プランを組むことをおすすめします。
宿泊時の必要書類は狂犬病と混合ワクチンの接種証明書
大江戸温泉物語のペット対応施設を利用する際には、必ず愛犬の予防接種証明書を持参する必要があります。これは施設の安全管理と他の宿泊者への配慮を目的とした重要な条件です。
必要な証明書は2種類あります。まず狂犬病予防接種証明書は、法的にも義務付けられている予防接種で、すべての犬が年1回接種する必要があります。もう一つは5種以上の混合ワクチン接種証明書で、犬ジステンパーやアデノウイルス感染症など、複数の感染症を予防するワクチンです。
📋 必要な接種証明書詳細
証明書の種類 | 接種間隔 | 有効期限 | 備考 |
---|---|---|---|
狂犬病予防接種 | 年1回 | 接種日より1年以内 | 法的義務 |
5種以上混合ワクチン | 年1回 | 接種日より1年以内 | コピー可 |
抗体検査結果証明書 | – | 有効期限内 | 混合ワクチンの代用可 |
これらの証明書は原本である必要はなく、コピーでも受け付けてもらえます。ただし、接種日から1年以内のものが有効とされているため、期限切れになっていないか事前に確認が必要です。万が一、証明書を忘れたり期限切れだったりした場合、宿泊を断られる可能性があるため注意が必要です。
混合ワクチンについては特例があり、十分な抗体を持っていることが証明できる「抗体検査結果証明書」でも代用可能です。これは、ワクチン接種が体質的に困難な犬や、獣医師の判断で抗体検査を推奨された犬に対する配慮措置です。
証明書の準備は、普段利用している動物病院で依頼することができます。多くの動物病院では、接種時に証明書を発行してくれますが、紛失した場合は再発行も可能です。旅行の予定が決まったら、早めに証明書の有効期限を確認し、必要に応じて追加接種を受けることをおすすめします。
また、これらの予防接種は愛犬の健康維持のためにも重要です。特に普段と異なる環境に移動する旅行では、感染症のリスクも高まる可能性があるため、適切な予防接種を受けていることは愛犬の安全のためにも必要不可欠です。
証明書以外にも、愛犬の基本的なしつけ状況や健康状態についても事前に確認しておく必要があります。特にトイレトレーニングができていることは必須条件とされているため、旅行前に改めて確認しておくことが重要です。
まとめ:大江戸温泉物語ペットと泊まれる施設選びのポイント
最後に記事のポイントをまとめます。
- 大江戸温泉物語のペット対応施設は「わんわんリゾート」と「プラスわん」の2タイプに分類される
- わんわんリゾートは愛犬同伴専用で現在3施設、2025年7月に4施設目がオープン
- プラスわんは一般宿のペット専用客室で全国5施設に展開
- ペット宿泊料金は全施設統一で1匹あたり2,200円
- 宿泊可能な愛犬は体重10kg未満の小型犬、最大2匹まで
- 関東エリアには現在ペット対応施設がない状況
- 関西エリアは白浜御苑と三好屋の2施設でプラスわん対応
- 九州地方は長崎県の雲仙東洋館とホテル蘭風で利用可能
- 北陸エリアの石川県に2つのわんわんリゾートが集中
- 東海地方は岐阜県恵那峡でペット同伴宿泊に対応
- 宿泊時には狂犬病と5種以上混合ワクチンの接種証明書が必須
- 証明書は接種日から1年以内のものでコピーも有効
- 愛犬のトイレトレーニング完了が必須条件
- 2025年7月オープンの信州上田は関東からアクセス良好
- 各施設ともドッグランやグルーミングコーナーなど愛犬向け設備が充実
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://www.ooedoonsen.jp/brands/series/wanwan/
- https://www.jtb.co.jp/kokunai-hotel/list/feature/ooedoonsen-petstay_o/
- https://www.ooedoonsen.jp/wanwan-shinshuueda/
- https://travel.yahoo.co.jp/group/gp1061/aca1048576acr4096/
- https://www.ooedoonsen.jp/wanwan-shinshuueda/features/
- https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000525.000018653.html
- https://kyuzitsu-inubu.com/hotel/detail/864/
- https://hotel.travel.rakuten.co.jp/hotelinfo/plan/69377/?f_teikei=&f_camp_id=5991434
- https://kyuzitsu-inubu.com/hotel/detail/854/
- https://petyado.com/petyado/oyado/20nagano-yd-1621/