楽天トラベルで予約をキャンセルしたのに、なかなか返金されないとお困りの方も多いのではないでしょうか。返金までの期間は支払い方法によって大きく異なり、クレジットカード決済の場合は1-2ヶ月、デビットカードの場合はさらに時間がかかることもあります。
キャンセル手続き自体はマイページから簡単にできますが、予約の締切日を過ぎている場合は施設に直接連絡が必要になるなど、状況によって対応方法が変わってきます。また、期間限定ポイントを使用していた場合は返還後即時失効する可能性もあるため、注意が必要です。
この記事のポイント!
- クレジットカード決済の返金までの期間と確認方法
- デビットカードやポイント支払い時の返金対応の違い
- キャンセル料の発生時期とプラン別の規定内容
- 予約締切後のキャンセル方法と施設への直接連絡のタイミング
楽天トラベルのキャンセル返金が遅い理由と確認方法
- キャンセル後の返金時期はカード会社により異なる
- クレジットカード決済の返金は1-2ヶ月程度
- デビットカード決済の返金はさらに時間がかかる可能性
- ポイント返還は翌営業日までに完了
- 期間限定ポイントは返還後即時失効の可能性あり
- キャンセル料は予約時の支払方法により充当方法が異なる
キャンセル後の返金時期はカード会社により異なる
楽天トラベルでの返金処理は、利用したカード会社の締日によって返金時期が変わってきます。カード会社への返金処理は楽天トラベル側で行われますが、実際の返金までの流れはカード会社によって異なります。
キャンセル情報がカード会社に到着するまでには通常2~3週間ほどかかります。その後、カード会社での処理が始まることになります。
当月の締日までにキャンセル情報が届いた場合は、その月の請求から取り消される場合があります。この場合、請求自体が発生しないため、実質的な返金を待つ必要はありません。
ただし、キャンセル処理のタイミングによっては、一度請求が確定してしまうケースもあります。その場合は、翌月以降の請求時に相殺または返金という形で対応されます。
なお、予約直後のキャンセルであっても、カード会社の処理タイミングによっては一度請求が発生する場合があるため、請求書の確認は必要です。
クレジットカード決済の返金は1-2ヶ月程度
クレジットカードでの返金処理は、通常1~2ヶ月程度の期間が必要です。これは一般的な目安であり、実際の返金時期は利用カード会社の規定によって変わります。
返金方法は主に2つのパターンがあります。1つは当月の請求から取り消される場合で、この場合は請求自体が発生しません。もう1つは一度通常通り請求された後、翌月以降の請求のタイミングで相殺または返金される形です。
返金処理の確認は、利用明細で「調整額」や「返金額」という項目をチェックすることで可能です。カード会社によって表示される文言は異なる場合があります。
返金が確定した際には、カード会社からメールまたははがきでお知らせが届きます。ただし、カード会社によって通知方法や時期は異なります。
キャンセル料が発生している場合は、その金額を差し引いた額が返金されるため、返金額が予約時の金額と異なることがあります。
デビットカード決済の返金はさらに時間がかかる可能性
デビットカードを使用した場合の返金は、クレジットカード以上に時間がかかる可能性があります。これは預金口座との連動による処理の複雑さが影響しています。
デビットカード利用時は予約時点で口座から引き落としが行われます。キャンセル時は、この引き落とし分の返金処理が必要になりますが、処理には数か月かかるケースもあります。
返金時期の具体的な目安は、カード会社によって大きく異なります。そのため、正確な返金時期については利用しているカード会社に直接問い合わせることをおすすめします。
返金の進捗状況は、デビットカードの利用明細で確認できます。ただし、反映されるまでに時間がかかる場合があります。
キャンセル料が発生している場合は、その金額を差し引いた金額が返金されることになります。
ポイント返還は翌営業日までに完了
楽天ポイントを利用して支払いを行った場合、キャンセル後の返還は比較的早く行われます。具体的には、キャンセル後即時~翌営業日中までにポイントが返還されます。
ポイントの返還はRakuten Point Clubの利用履歴に反映されます。ただし、利用時の項目が「キャンセル」となるだけで、新たに返還として記載されるわけではありません。
キャンセル料が発生している場合、利用したポイントが優先してキャンセル料に充当されます。そのため、返還されるポイント数は利用時より少なくなる可能性があります。
通常の楽天ポイントであれば、有効期限の影響を受けることなくそのまま返還されます。これは他の支払い方法と比べて大きなメリットといえます。
キャンセル料の発生有無は、予約詳細画面のキャンセルポリシーで確認することができます。
期間限定ポイントは返還後即時失効の可能性あり
期間限定ポイントを使用して予約した場合は特に注意が必要です。キャンセル時点で有効期限が過ぎている期間限定ポイントは、返還後即時に失効してしまいます。
失効したポイントを復活させることはできません。このルールは運行中止等の場合でも同様で、いかなる場合でも失効したポイントの復活はできません。
返還されたポイントの確認は、Rakuten Point Clubで行うことができます。ただし、期間限定ポイントの場合は返還後すぐに失効する可能性があるため、即座の確認が重要です。
キャンセルを検討する際は、使用したポイントの種類と有効期限を事前に確認することをおすすめします。特に期間限定ポイントの場合は、キャンセルによって実質的な損失が発生する可能性があります。
キャンセルのタイミングによっては、新たな予約に使えるポイントが大幅に減少する可能性があることも考慮に入れる必要があります。
キャンセル料は予約時の支払方法により充当方法が異なる
支払方法によってキャンセル料の充当方法が異なります。クレジットカード決済の場合は、返金時にキャンセル料が差し引かれる形で処理されます。
楽天ポイントを利用した場合は、キャンセル料が発生した際に優先的にポイントから充当されます。複数の支払い方法を併用している場合は、ポイントが優先して充当されます。
オンラインカード決済で予約時点で支払済みの場合、キャンセルポリシーに従ったキャンセル料を差し引いた金額が返金されます。キャンセルポリシーは予約詳細画面で確認できます。
現地決済を選択していた場合でキャンセル料が発生する場合は、宿泊施設から直接請求されます。この場合、振込先口座情報や請求書が送られ、銀行振込での支払いとなるケースが多いです。
予約時の支払方法やキャンセルポリシーは、後のトラブル防止のため、必ず事前に確認しておくことをおすすめします。
楽天トラベルでキャンセルした際の返金手続きと注意点
- キャンセル手続きはマイページから可能
- 予約締切後のキャンセルは施設に直接連絡
- 返金状況はカード会社のマイページで確認
- プラン別のキャンセル料規定を確認
- 高級宿は早期からキャンセル料が発生
- まとめ:楽天トラベルのキャンセル返金対応の全知識
キャンセル手続きはマイページから可能
楽天トラベルの予約キャンセルは、マイページから簡単に手続きができます。マイページの「予約確認・変更・取消」から該当する予約を選択し、キャンセルボタンを押すだけです。
Webサイトだけでなく、スマートフォンアプリからもキャンセル手続きが可能です。アプリの場合は「予約確認タブ」からアクセスできます。
キャンセル手続きが完了すると、確認メールの送信が可能になります。万が一の場合に備えて、このメールは返金手続きが完了するまで保管しておくことが重要です。
国内宿泊予約の場合、予約方法と同じ方法でキャンセル手続きを行う必要があります。インターネット予約はインターネットで、電話予約は電話でキャンセルする必要があります。
キャンセルする際は、キャンセルポリシーを確認してからキャンセルボタンを押すことが大切です。
予約締切後のキャンセルは施設に直接連絡
各宿泊施設で設定された予約受付締切日時を過ぎると、オンラインでのキャンセルができなくなります。この場合、マイページには「キャンセル受付時間外」と表示されます。
締切後のキャンセルは、宿泊施設に直接連絡する必要があります。連絡先は予約時に送られてくるメールや予約詳細画面で確認できます。
インターネットや携帯サイトが利用できない状況でも、施設への直接連絡が必要です。その場合も、予約詳細に記載されている連絡先に連絡します。
楽天トラベルへのメールや電話では、キャンセル手続きを受け付けることができません。必ず指定された方法でキャンセルする必要があります。
施設に直接連絡してキャンセルする場合でも、キャンセルポリシーに従ったキャンセル料が発生します。
返金状況はカード会社のマイページで確認
クレジットカード決済でキャンセルした場合、返金状況はカード会社のマイページで確認できます。キャンセル情報が反映されるまでには2~3週間ほどかかります。
キャンセルした利用分は、利用明細の「調整額」や「返金額」という項目で確認できます。表示される文言はカード会社によって異なる場合があります。
楽天カードの場合、楽天e-NAVIで利用明細を確認できます。キャンセル情報が届いた時点で随時会員にメールが送られます。
返金が確定すると、メールまたははがきで通知が届きます。通知方法や時期はカード会社によって異なります。
一部の店舗のキャンセルについては、調整額の記載がなく、引き落とし金額のみが調整される場合もあります。
プラン別のキャンセル料規定を確認
楽天トラベルでは、プランごとにキャンセル料の規定が異なります。宿泊施設やプランによって独自のキャンセルポリシーを設定しています。
一般的な宿泊プランの場合、宿泊2日前までならキャンセル料なし、前日は20%、当日は80%、無連絡不泊は100%というケースが多くみられます。
ANA楽パックやJAL楽パックなどのパック商品は、55日前から一律のキャンセル料が発生します。54日前から21日前までは2,000円、それ以降は旅行代金に対する一定割合のキャンセル料が必要です。
レンタカーの場合は6日前からキャンセル料が発生し、出発の6日前から3日前は20%、2日前から前日までは30%、当日は50%のキャンセル料がかかることが多いです。
高速バスは11日前まで無料で、10日前から8日前は20%、7日前から2日前は30%、前日は40%、当日は50%のキャンセル料が一般的です。
高級宿は早期からキャンセル料が発生
高級旅館や高級ホテルなど、価格帯の高い宿泊施設では、一般的な宿泊施設より早い段階からキャンセル料が発生することがあります。14日前からキャンセル料が発生するケースもあります。
特に大幅な割引が適用されているプランでは、キャンセル料の規定が通常より厳しく設定されていることがあります。中には予約した日から即座にキャンセル料が発生するプランもあります。
セールやキャンペーンで値引きされているプランほど、キャンセルポリシーが厳格になる傾向があります。キャンセルの可能性がある場合は、縛りの厳しいプランは避けることをおすすめします。
キャンセルポリシーは、パソコンでは施設紹介の詳細情報から、スマートフォンではその他設備・サービスから確認できます。予約前に必ずチェックしましょう。
予約時にクーポンを利用した場合、キャンセル料は割引前の金額を基準に計算されます。そのため、決済額よりもキャンセル料が高くなる可能性もあります。
まとめ:楽天トラベルのキャンセル返金対応の全知識
最後に記事のポイントをまとめます。
- 返金までの期間は支払方法により異なり、クレジットカードは1-2ヶ月が目安である
- デビットカードの返金は数ヶ月かかる場合もある
- 楽天ポイントの返還は翌営業日までと最も早い
- 期間限定ポイントは返還後に有効期限切れで失効する可能性がある
- キャンセルはマイページから簡単に手続き可能
- 予約締切後は施設への直接連絡が必要
- 返金状況はカード会社のマイページで確認できる
- キャンセル料はプランごとに異なる規定がある
- 高級宿は14日前からキャンセル料が発生することもある
- セール価格のプランはキャンセル規定が厳しい傾向にある
- クーポン利用時のキャンセル料は割引前の金額が基準となる
- キャンセル料の発生時期は必ず予約前に確認が必要