楽天トラベルでポイントを使って予約をしようとしたものの、「ポイント支払いは損なの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。実は楽天トラベルのポイント支払いについては、お得になる場合と損をする場合があるんです。
楽天カードで支払うと2%のポイントが付与されるのに対し、ポイント支払いの場合は1%のポイント付与となります。ただし期間限定ポイントの消化には最適な選択肢となりますし、予約時にクーポンと組み合わせることで、さらにお得に利用することも可能なんです。
この記事のポイント!
- 楽天トラベルでポイント支払いと楽天カード支払いの違い
- 期間限定ポイントの賢い使い方
- 予約時のクーポン併用で損を最小限に抑える方法
- 現地決済時のポイント利用に関する注意点
楽天トラベルのポイント支払いは損なのか?知っておくべき基礎知識
- ポイント支払いは楽天カード決済より1%損をする
- 期間限定ポイントの有効活用には最適な選択肢である
- 楽天カード会員の1000円クーポンとの併用で更にお得に
- 全額ポイント払いの場合の3つの注意点
- 楽天トラベル予約でポイントが2重で貯まるお得な方法
- 予約後のポイント利用は不可能なので注意が必要
ポイント支払いは楽天カード決済より1%損をする
楽天トラベルの支払い方法を選ぶ際に、最も注目すべき点はポイント還元率の違いです。楽天カードで支払った場合、楽天トラベル利用分で1%、楽天カード利用分で1%の合計2%のポイントが付与されます。
一方、楽天ポイントで支払った場合は、楽天トラベル利用分の1%のみしかポイントが付与されません。つまり、ポイント支払いを選択すると、楽天カード支払い分の1%のポイントを失うことになるのです。
実際の金額で考えてみましょう。例えば3万円の宿泊予約をした場合、楽天カード決済なら600ポイント(2%)が付与されますが、ポイント支払いでは300ポイント(1%)しか付与されません。
ただし、この差額は宿泊料金の1%程度なので、そこまで大きな損失ではありません。むしろ、手元の現金を温存できるメリットと比較して判断する必要があるでしょう。
また、楽天カード支払いのポイント還元は、オンラインカード決済の場合にのみ適用されます。現地決済を選択した場合は、カード決済でもポイント還元率が変わってくる可能性があることに注意が必要です。
期間限定ポイントの有効活用には最適な選択肢である
期間限定ポイントは失効期限が設定されているため、有効に活用することが重要です。楽天トラベルでは期間限定ポイントも利用可能で、ポイントの消化方法として非常に有効な選択肢となっています。
利用の際は、期間限定ポイントから優先的に使用されるため、失効を気にすることなく予約に活用できます。具体的な優先順位は、期間限定ポイント→通常ポイント→楽天キャッシュの順番で消化されていきます。
全額をポイントで支払う必要はなく、一部のポイントだけを使用することも可能です。my楽天モバイルの支払い情報画面から、使用したいポイント数を指定することができます。
宿泊料金が高額になりがちな旅行予約は、まとまった額のポイントを一度に使える機会となります。期間限定ポイントの失効が迫っている場合は、旅行予約での利用を検討してみましょう。
ただし、設定変更は毎月1~3日までの場合は当月のお支払いに、4日~月末の場合は翌月のお支払いに適用されるため、タイミングには注意が必要です。
楽天カード会員の1000円クーポンとの併用で更にお得に
楽天カード会員は毎月、国内宿泊で使える1,000円割引クーポンを獲得することができます。このクーポンはポイント支払いと併用することが可能です。
クーポンの獲得方法は、楽天「e-NAVI」にログインし、楽天トラベルの「クーポンを獲得する」をクリックするだけです。毎月1回使えるため、定期的なチェックをおすすめします。
利用条件として、1室大人1名以上、子ども条件無し、20,000円(税込)以上の宿泊料金という制限があります。また、クーポンの利用上限枚数は60,000枚となっています。
対象となる宿泊施設は全体の98%(2022年12月時点)と、ほとんどの施設で利用可能です。ただし、一部利用できない施設もあるため、予約時に確認が必要です。
このクーポンは楽天カードの家族カード会員は対象外となっているため、本会員のみが利用できる特典となっています。
全額ポイント払いの場合の3つの注意点
全額ポイント払いを選択する場合、いくつかの重要な注意点があります。まず、ポイント利用の下限が100ポイントと設定されており、100ポイント単位での使用となります。
次に、1回に使えるポイントの上限は30,000ポイントまでという制限があります。また、1ヵ月で使える上限ポイントは10万ポイントとなっており、この制限には楽天市場などの他のサービスでの支払いも含まれます。
全額ポイント払いの場合は、カード払いではなく現地決済を選択する必要があります。カード払いの場合、クーポンのみやポイントのみの決済はできないためです。
端数がある場合は全額ポイント払いができないため、現金やカードでの支払いと組み合わせる必要が出てきます。切りのいい支払額の場合のみ、全額ポイント支払いが可能となります。
予約時のステップでポイントが利用できなかった場合は、予約成立後にポイントを利用することはできません。また、クーポンを印刷してチェックイン時に持参してもポイント利用はできないので注意が必要です。
楽天トラベル予約でポイントが2重で貯まるお得な方法
楽天トラベルで予約する際、楽天カードでの支払いに加えて、ポイントサイトを経由することで更に1%以上のポイントを獲得することができます。手間は経由するだけなので非常に簡単です。
また、対象ホテルでの予約でポイント10倍になるキャンペーンも定期的に開催されています。このキャンペーンを利用する場合は、必ず事前にエントリーが必要となります。
キャンペーン適用条件は、対象施設での予約であることと、対象期間内の利用であることです。開催期間は3つの期間に分かれており、それぞれ適用日時が異なります。
GO TOトラベルのクーポンとも併用が可能な「楽天スーパーDEAL」を利用すれば、ポイント還元率30%~40%が狙えます。毎日開催されているイベントなので、予約時にチェックする価値があります。
対象施設を選んで予約するだけでポイント還元率が大きく変わるので、予約前に必ずキャンペーン情報をチェックしましょう。
予約後のポイント利用は不可能なので注意が必要
予約時にのみポイントの利用が可能で、予約確定後にポイントを利用することはできません。クーポンについても同様で、予約後に利用や変更はできないため、予約時に慎重に検討する必要があります。
ポイントの付与時期は、サービスによって異なります。日本国内の宿泊の場合、チェックアウト日から10日後がポイント付与のタイミングとなります。
キャンセルした場合のポイントについては、基本的に返還されます。ただし、期間限定ポイントについては、期間が失効してしまったポイントは返還時に失効となってしまいます。
キャンセル料が発生した場合は、ポイントが優先的に充当されます。期間限定ポイントで予約する際は、キャンセルの可能性も考慮に入れて予約することをおすすめします。
ポイント利用に関する問い合わせは、楽天トラベルのお客様サポートで受け付けています。チャットでの問い合わせは比較的早く対応してもらえる場合があります。
楽天トラベルでポイントを賢く使うためのポイント活用術
- 楽天カードとポイント支払いの使い分けで最大限お得に
- ポイントの付与時期と失効に関する重要な注意点
- 現地決済時のポイント利用は加盟店のみ可能
- 期間限定ポイントは早めの利用がおすすめ
- 楽天キャッシュでの支払いメリットとデメリット
- まとめ:楽天トラベルのポイント利用は状況により使い分けが重要
楽天カードとポイント支払いの使い分けで最大限お得に
楽天カードでの支払いは基本的に2%のポイントが付与されるため、通常時はカード払いが最もお得な選択となります。楽天トラベル利用分で1%、楽天カード利用分で1%が付与されます。
ただし、期間限定ポイントがある場合は、失効前にポイント支払いを選択するのが賢明です。期間限定ポイントは自動的に優先して使用されるため、効率的な消化が可能です。
「得旅キャンペーン」のような特別なイベント時は、ポイント10倍や15倍などの高還元が実現できます。事前にエントリーすることで、より多くのポイントを獲得することができます。
また、楽天モバイル契約者向けの特典として、エントリー&国内宿泊でポイント3倍のキャンペーンも実施されています。複数のキャンペーンを組み合わせることで、よりお得に予約が可能です。
楽天カードでの支払いとポイント支払いは、状況に応じて使い分けることで最大限のメリットを得ることができます。
ポイントの付与時期と失効に関する重要な注意点
日本国内の宿泊の場合、ポイントはチェックアウト日から10日後に付与されます。サービスによって付与時期が異なるため、利用前に確認が必要です。
期間限定ポイントを使用して予約をキャンセルした場合、期間が失効してしまったポイントは返還されません。キャンセルの可能性がある場合は、期間に余裕をもって予約することをおすすめします。
キャンセル料が発生した場合は、ポイントが優先的に充当される仕組みになっています。この点も踏まえて、期間限定ポイントの使用は慎重に検討する必要があります。
ポイントの付与が反映されない場合は、まずポイント付与時期を確認しましょう。反映されるまでに一定期間かかることがあります。
また、電話予約センターでの申し込みはポイント付与対象外となるため、オンラインでの予約をおすすめします。
現地決済時のポイント利用は加盟店のみ可能
現地決済を選択してポイントを使用する場合、その施設が楽天ポイント加盟店である必要があります。全ての施設でポイントが使えるわけではないため、事前確認が重要です。
ポイントを使用して決済をする方法は2つあります。1つは店舗が楽天ポイント加盟店であること、もう1つはクレジットカードでの支払い(オンラインカード払い)です。
現地でポイントを使って支払いをする際は、その店舗が楽天ポイント加盟店でない場合、ポイントは使用できません。事前に利用可能かどうかの確認をおすすめします。
支払い方法を現地決済にして、現地でポイントも使って支払いをしたい場合は特に注意が必要です。加盟店でない場合、予定していた支払い方法が使えない可能性があります。
予約時点で支払い方法を確定させておくことで、チェックイン時のトラブルを防ぐことができます。
期間限定ポイントは早めの利用がおすすめ
期間限定ポイントは、設定された期限を超過すると全て失効してしまいます。早めに使用計画を立てることで、ポイントを無駄にすることなく活用できます。
支払い設定では、期間限定ポイント→通常ポイント→楽天キャッシュの順で自動的に使用されます。期間限定ポイントを優先的に使いたい場合は、この仕組みを活用できます。
my楽天モバイルの支払い情報画面から、使用したいポイント数を指定することも可能です。一部のポイントだけを使用したい場合は、この機能を利用しましょう。
設定を変更すると、再度設定変更するまでその設定が継続されます。一部のポイントを使う設定にしている場合は、次回の支払いも同じ設定が適用されることに注意が必要です。
期間限定ポイントは、楽天トラベルの宿泊予約で効率的に消化することができます。失効前の有効活用を心がけましょう。
楽天キャッシュでの支払いメリットとデメリット
楽天キャッシュは楽天トラベルでの支払いに利用することができます。楽天カードからチャージして支払えば、還元率を1.5%にすることが可能です。
支払い順序は、期間限定ポイント→通常ポイント→楽天キャッシュの順となっています。キャッシュを優先して使用したい場合は、この点に注意が必要です。
楽天キャッシュは期限切れの心配がないため、長期的な旅行計画にも柔軟に対応できます。計画的な旅行資金の積み立てにも活用できるでしょう。
チャージした楽天キャッシュは、様々な楽天のサービスで使用することができます。旅行予約に限らず、幅広い用途に活用可能です。
ただし、楽天キャッシュでの支払いは、一部のキャンペーンやポイント還元の対象外となる場合があるため、利用前に確認が必要です。
まとめ:楽天トラベルのポイント利用は状況により使い分けが重要
最後に記事のポイントをまとめます。
- 楽天カード支払いは2%、ポイント支払いは1%のポイント還元
- 期間限定ポイントは自動的に優先消化される
- 全額ポイント払いの上限は30,000ポイント
- 1ヶ月の利用上限は10万ポイント
- 予約後のポイント利用は不可能
- キャンセル時の期間限定ポイントは失効の可能性あり
- 現地決済では楽天ポイント加盟店のみポイント利用可能
- 楽天カード会員は毎月1,000円割引クーポンが獲得可能
- ポイントサイト経由で追加1%以上のポイント獲得が可能
- 得旅キャンペーンでポイント最大15倍
- 楽天キャッシュでの支払いで還元率1.5%
- 電話予約センターでの申し込みはポイント付与対象外