東京ディズニーシー・ホテルミラコスタに宿泊予定の方や、障害者手帳をお持ちの方が気になるのが「ミラコスタでの障害者割引」について。実は、ミラコスタなどのディズニーホテルでは、宿泊料金そのものではなく、パークチケットに対して障害者割引が適用されるシステムになっています。チケット価格が約2割引になるため、複数名での旅行ではかなりの節約になります。
また、障害者向けのサービスはチケット割引だけではありません。ディズニーパーク内では「ディスアビリティアクセスサービス(DAS)」や「合流利用サービス」を利用することで、長時間の列に並ぶことなくアトラクションを楽しむことができます。さらに、ミラコスタにはバリアフリー対応の客室もあり、ディズニーリゾートラインの運賃割引など、様々な面で障害をお持ちの方への配慮がなされています。
記事のポイント!
- ミラコスタでの障害者割引の適用範囲と利用方法について
- 割引チケットの購入条件と対象となる証明書の種類
- ディズニーパーク内での障害者向けサービス(DAS等)の活用法
- ミラコスタを含むディズニーホテルのバリアフリー対応と宿泊のポイント
ミラコスタと障害者割引の特典で快適なディズニー滞在を実現
- ミラコスタでの障害者割引は宿泊料金ではなくパークチケットに適用される
- ミラコスタで購入できる障害者割引チケットは通常料金の2割引になる
- 障害者割引チケットを購入するには手帳または受給者証の提示が必要
- 障害者向けチケットは本人と同伴者1名まで割引が適用される
- ミラコスタでの障害者割引チケット購入は宿泊者専用カウンターで可能
- ミラコスタ宿泊時に障害者割引チケットを確実に入手するコツは早めの購入
ミラコスタでの障害者割引は宿泊料金ではなくパークチケットに適用される
ミラコスタの障害者割引について調べている方の多くは、ホテルの宿泊料金に割引があるのではないかと考えているかもしれません。しかし、実際には東京ディズニーシー・ホテルミラコスタを含むディズニーホテルでは、宿泊料金そのものには障害者割引が適用されていません。
障害者割引が適用されるのは、パークへの入園チケット(1デーパスポート)です。ミラコスタに宿泊する際、ホテル内の専用カウンターでパークチケットを購入することができ、その際に障害者手帳等を提示することで割引価格でチケットを入手できます。これは「1デーパスポート(障がいのある方向け)」と呼ばれるチケットです。
このシステムはミラコスタだけでなく、東京ディズニーランドホテル、ディズニーアンバサダーホテル、東京ディズニーセレブレーションホテルなど、すべてのディズニーホテルで共通しています。また、オフィシャルホテルに宿泊の場合も同様のサービスが受けられますが、詳細はホテルごとに異なる場合があります。
ディズニーホテルに宿泊することの大きなメリットの一つは、東京ディズニーリゾート・オンラインで売り切れになっているチケットでも、ホテル宿泊者は確実に購入できるという点です。特に繁忙期には非常に重要なアドバンテージとなります。
なお、バリアフリー設備が整った客室はホテルによって数が限られているため、障害をお持ちの方で特別な配慮が必要な場合は、予約時に事前に相談するとスムーズに対応してもらえます。部屋の確保は早めが安心です。
ミラコスタで購入できる障害者割引チケットは通常料金の2割引になる
ミラコスタで購入できる障害者向けチケットは、通常の1デーパスポート価格から約20%割引となっています。具体的な料金は時期によって変動しますが、一般の1デーパスポートが7,900円~10,900円(大人料金)のところ、障がいのある方向けの1デーパスポートは6,500円~8,700円となります。
この割引を最大限に活用するポイントは、同伴者1名も同じ割引価格でチケットを購入できるという点です。例えば、障害のある方と付き添いの家族が一緒に行く場合、2名分の料金で最大約4,400円の節約になります。家族旅行ではかなりの費用削減につながるでしょう。
ミラコスタを含むディズニーホテルに宿泊している場合、チェックイン日からチェックアウト日までの期間中のパークチケットを購入することができます。つまり、2泊3日の宿泊なら3日分のチケットを割引価格で購入可能です。
注意点として、障害者割引が適用されるのは1デーパスポートのみです。「アーリーイブニングパスポート」や「ウィークナイトパスポート」などの時間限定パスポートや、年間パスポートには割引は適用されません。また、オンラインで障害者向けチケットを購入する場合もありますが、ミラコスタに宿泊する場合はホテル内で購入したほうが確実です。
割引額がはっきりと決まっているため、事前の旅行予算計画を立てやすいというメリットもあります。滞在日数が長い場合や、複数回のディズニー旅行を予定している方にとっては、大きな経済的メリットになるでしょう。
障害者割引チケットを購入するには手帳または受給者証の提示が必要
ミラコスタで障害者割引チケットを購入するためには、対象となる証明書の提示が必要です。購入時には以下のいずれかの証明書が必要となります。
対象となる証明書は、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳(愛の手帳、緑の手帳)、被爆者健康手帳、戦傷病者手帳、障害福祉サービス利用のための各種受給者証です。これらのどれか一つを持っていれば、障害の種類や等級にかかわらず割引対象となります。
特筆すべき点として、障害者手帳だけでなく「障害福祉サービス利用のための各種受給者証」も対象となるため、まだ手帳を取得していない方でも、放課後等デイサービスの受給者証などでも割引が受けられる可能性があります。これはディズニーの障害者サービスの中でも比較的知られていない情報かもしれません。
ミラコスタなどのホテルでチケットを購入する場合、チケット購入時に証明書の提示が必要です。一方、オンラインで購入する場合は購入時点での証明書提示は不要ですが、パーク入園時に必ず証明書原本(または障がい者手帳アプリ)の提示が求められます。忘れた場合は入園できないので要注意です。
証明書は必ず原本を持参する必要があります。コピーや写真では認められません。また、同伴者だけでは障害者向けのチケットでの入園はできず、必ず証明書をお持ちの本人と一緒に入園する必要があります。これはディズニーリゾート側の公正な運営のためのルールです。
障害者向けチケットは本人と同伴者1名まで割引が適用される

障害者向けのチケット割引は、証明書を持つ本人だけでなく同伴者1名までが対象となります。これは介助や付き添いが必要な方への配慮として設けられた仕組みです。例えば、障害のあるお子さんとその親が一緒にディズニーを訪れる場合、2人とも割引価格でパークを楽しむことができます。
同伴者の制限は「1名まで」となっており、例えば家族4人で訪問する場合でも、割引が適用されるのは障害者本人と同伴者1名の計2名までです。残りの家族メンバーは通常料金でのチケット購入となります。このルールは明確に定められており、例外はありません。
注意すべき点として、同伴者は必ず証明書を持つ本人と一緒に入園する必要があります。別々に行動してそれぞれ入園することはできません。これは制度の公正な運用のためのルールです。また、障害者本人が3歳以下でチケットが不要な場合でも、同伴者1名は障害者割引のチケットを購入することができます。
入園の際には、チケットゲートにてチケットをかざすと特別な音が鳴り、キャストが対応します。その場で障害者手帳等の確認が行われます。スムーズに入園するために、チケットと証明書はすぐに取り出せるよう準備しておくとよいでしょう。
この同伴者割引の制度により、介助が必要な方も安心してディズニーリゾートを楽しむことができます。経済的な負担も軽減されるため、より充実した旅行計画を立てることができるでしょう。
ミラコスタでの障害者割引チケット購入は宿泊者専用カウンターで可能
ミラコスタに宿泊する場合、ホテル内の専用カウンターで障害者割引のパークチケットを購入することができます。具体的には、2階のレセプションカウンターでチケットの購入が可能です。また、スペチアーレ・ルーム&スイートの宿泊者は5階のサローネ・デッラミーコでも購入できます。
購入時間は朝6時から夜22時までとなっており、チェックイン前やチェックアウト後でも、その日が宿泊期間内であれば購入可能です。例えば、チェックアウト日にパークへ行く予定なら、そのままホテルでチケットを購入してから出発するといった使い方ができます。
購入方法は非常に簡単で、宿泊者であることを示す書類(ルームキーなど)と障害者手帳等の証明書を提示するだけです。支払いは現金やクレジットカードのほか、部屋付けにして後でチェックアウト時に精算することも可能です。
ミラコスタの大きなメリットの一つは、オンラインで売り切れているチケットでも、宿泊者であれば購入できる可能性が高い点です。特に繁忙期や連休などは、一般販売のチケットがすぐに完売してしまうことがあります。そのような時期にミラコスタなどのディズニーホテルに宿泊していれば、チケット確保の心配が少なくなります。
ただし、購入できるチケットの種類は基本的に「1デーパスポート」のみです。特別なイベント時のチケットや、時間限定のパスポートは取り扱っていない場合があるため、特定のチケットを希望する場合は事前に確認するとよいでしょう。
ミラコスタ宿泊時に障害者割引チケットを確実に入手するコツは早めの購入
ミラコスタ宿泊時に障害者割引チケットを確実に入手するためには、いくつかのコツがあります。最も重要なのは「早めの行動」です。チェックイン日にはホテルの受付が混雑することが多いため、チケット購入も時間がかかる場合があります。できればチェックイン後すぐに、翌日以降分も含めてまとめて購入しておくことをおすすめします。
特に繁忙期(ゴールデンウィーク、お盆、年末年始、春休み、週末など)は、パーク入園のための「入園予約」も必要になる場合があります。これはコロナ禍以降に導入された制度で、状況によって運用が変わることがあります。宿泊者は優先的に入園できますが、確実を期すためにはホテル到着後すぐにチケット購入手続きを行うことが賢明です。
また、ミラコスタでは購入したチケットを部屋付けにすることができるため、現金やクレジットカードをその場で用意する必要がなく、チェックアウト時にまとめて精算できる便利さがあります。この点も活用するとよいでしょう。
障害者手帳や受給者証は必ず原本を持参することが重要です。コピーや写真では購入できないため、旅行の準備段階で忘れずに確認しましょう。また、購入できるチケットは1日につき1人1枚までとなっているため、その点も把握しておくとよいでしょう。
宿泊日以外のチケットは購入できないため、例えばチェックアウト後も数日ディズニーを楽しみたい場合は、オンラインでの事前購入も検討する必要があります。その場合、公式サイトでの購入時に障害者向けチケットを選択することで割引価格で購入可能です。
ミラコスタ障害者割引と合わせて知っておきたいディズニーの支援サービス
- ディスアビリティアクセスサービス(DAS)で待ち時間を別の場所で過ごせる
- 合流利用サービスで同伴者は通常列に並び障害者本人は後から合流できる
- 障害の種類や程度に関わらず手帳所持者はサービス利用が可能
- ミラコスタなどディズニーホテルにはバリアフリー対応の客室が用意されている
- ディズニーリゾートラインでも障害者手帳提示で運賃が半額になる
- 車椅子レンタルや優先鑑賞エリアなど障害者サポートが充実している
- まとめ:ミラコスタ障害者割引とサポートサービスで誰もがディズニーを楽しめる
ディスアビリティアクセスサービス(DAS)で待ち時間を別の場所で過ごせる
ディズニーリゾートでは、障害者手帳をお持ちの方向けに「ディスアビリティアクセスサービス(DAS)」というサポートシステムを提供しています。このサービスは、長時間列に並ぶことが困難な方のために設けられた配慮で、アトラクションの待ち時間を列とは別の場所で過ごすことができるというものです。
DASの仕組みは以下のようになっています。まず、対象のアトラクションやグリーティング施設で、キャストにDASを利用したい旨を伝えます。初回利用時には登録手続きが必要で、障害者手帳や受給者証、グループ全員のパークチケットを提示し、本人確認用の写真撮影も行われます。以降は当日中ならその登録を使ってサービスを利用できます。
例えば、待ち時間が60分のアトラクションの場合、DASを利用すると現在時刻から60分後にアトラクションに戻ってくるよう案内されます。つまり、待ち時間そのものがなくなるわけではなく、その時間を列ではなく別の場所(レストランやショップ、休憩所など)で過ごせるというメリットがあります。
利用できる人数制限があり、アトラクションではDAS対象者を含めて最大6名まで、キャラクターグリーティング施設では最大9名までとなっています。なお、DASの利用時間中は他の施設でDASを利用することはできないため、一度に複数のアトラクションを「予約」することはできません。
このサービスは特に肢体不自由の方や、長時間の立ち待ちが困難な方、または発達障害などで混雑した場所での長時間待機が難しい方に大変有効です。ミラコスタに宿泊する際も、このDASを活用することで、より効率的にパークを楽しむことができるでしょう。
合流利用サービスで同伴者は通常列に並び障害者本人は後から合流できる
「合流利用サービス」は、DASとは別のサポートサービスで、長時間列に並ぶことが困難な障害者本人のみが列とは別の場所で待機し、同伴者は通常の列に並んで順番が近づいたときに障害者本人と合流するというシステムです。このサービスは、グループ全員が列を避けたいわけではなく、障害者本人のみが列に並ぶことが難しい場合に特に有効です。
例えば、階段のある待機列があるアトラクション(イッツ・ア・スモールワールドなど)で、車椅子やバギーを使用している方がいる場合、同伴者は通常の列に並び、障害者本人はバリアフリールートで後から合流することができます。これにより、車椅子やバギーの方も安全にアトラクションを楽しむことができます。
DASとの大きな違いは、DASがグループ全員で別の場所で待機するのに対し、合流利用サービスは障害者本人のみが別の場所で待機し、同伴者は通常通り列に並ぶという点です。これにより、グループの一部のメンバーは通常の待機列での体験(プレショーやテーマ装飾など)を楽しむことができます。
合流利用サービスを利用する場合も、アトラクション入口付近のキャストに声をかけて希望を伝えることで対応してもらえます。ただし、DASと違って事前登録は必要なく、その場で案内されます。
このサービスは特に家族やグループで来園している場合に、障害のある方にも健常者にも配慮した選択肢として役立ちます。例えば、小さなお子さんがいる家族で、一部の人はプレショーなどを楽しみながら並び、車椅子の方は別ルートで合流するといった使い方ができます。
障害の種類や程度に関わらず手帳所持者はサービス利用が可能
ディズニーリゾートの障害者向けサービスは、障害の種類や程度に関わらず、対象となる証明書を持っていれば利用可能です。つまり、身体障害だけでなく、精神障害や知的障害、発達障害なども対象となります。これは、さまざまな障害特性に対応し、誰もがディズニーを楽しめるようにという配慮からです。
例えば、身体的には列に並ぶことが可能でも、混雑した環境や長時間の待機が精神的な負担になる場合があります。自閉症スペクトラムや感覚過敏のある方、ADHD(注意欠如多動症)の方などは、人混みや待ち時間がストレスになり、パニックや不安発作を引き起こす可能性があります。そのような場合でも、障害者手帳や受給者証があればDASなどのサービスを利用できます。
利用の際にキャストから障害の詳細について詳しく質問されることはほとんどありません。「列に並ぶことが困難」という点が重視され、その理由については本人や家族の申告を基本的に尊重する姿勢が取られています。これは利用者のプライバシーへの配慮とも言えるでしょう。
なお、DASや合流利用サービスなどを利用する際に、障害者手帳や受給者証の等級によってサービス内容に差が出ることもありません。1級から6級まで、あるいはA1からB2までなど、どの等級でも同じサービスが受けられます。
これらの方針は、ディズニーリゾートが「誰もが楽しめるパーク」を目指しているという理念の表れです。さまざまな障害特性を持つ方々が、それぞれの状況に応じたサポートを受けながら、思い思いのディズニー体験ができるよう配慮されています。
ミラコスタなどディズニーホテルにはバリアフリー対応の客室が用意されている

ミラコスタを含むディズニーホテルには、車椅子ユーザーや身体に障害のある方のためのバリアフリー対応客室が用意されています。これらの客室は「アクセシブルルーム」や「ユニバーサルルーム」などと呼ばれ、通常の客室とは異なる特別な配慮がなされています。
ミラコスタのアクセシブルルームでは、ドアの幅が広く取られ、車椅子でも通行しやすい設計になっています。また、バスルームには手すりが設置され、シャワーチェアも用意されています。洗面台も車椅子から使いやすい高さに調整されており、客室内の通路も車椅子での移動に十分な幅が確保されています。
東京ディズニーランドホテルの「デラックスルーム(アクセシブル)」やディズニーアンバサダーホテルの「ユニバーサルルーム」なども同様の設備が整っています。東京ディズニーセレブレーションホテルも一部の客室がバリアフリー対応となっており、比較的手頃な価格で利用できます。
これらの特別客室は数が限られているため、予約は通常の客室よりも早めに行うことをおすすめします。ホテルの公式サイトやディズニーリゾート予約センターで予約する際に、バリアフリー対応の客室が必要である旨を伝えるとよいでしょう。特に繁忙期は早い段階で埋まってしまうことがあるため、計画的な予約が重要です。
また、バリアフリー客室は通常、予約サイトでは直接選べない場合があります。その場合は予約後にホテルに直接連絡して、バリアフリー対応の客室を希望する旨を伝えると対応してもらえることが多いです。特別な配慮が必要な場合は、具体的にどのような設備やサポートが必要かを事前に伝えておくと、よりスムーズに対応してもらえるでしょう。
ディズニーリゾートラインでも障害者手帳提示で運賃が半額になる
ディズニーリゾートを訪れる際の移動手段として欠かせないのが「ディズニーリゾートライン」です。このモノレールは舞浜駅から各ディズニーホテルやパークを結んでおり、障害者手帳を提示することで運賃が半額になります。この割引は障害者本人と介護者1名にまで適用されるため、さらにお得に利用できます。
具体的には、通常運賃260円のところ、障害者割引を利用すると130円になります。また、障害者の方が介護者と一緒に乗車する場合は、両者とも130円で利用できます。これはパークのチケット割引と違い、5割引という大きな割引率です。
利用方法は簡単で、券売機で切符を購入する場合は、「よびだし」ボタンを押してキャストを呼び、障害者手帳を提示すると割引運賃で切符を購入できます。PASMO、Suicaなどの交通系ICカードを利用する場合は、通常通り乗車し、降車駅で自動改札機にタッチせずに、障害者手帳とICカードをキャストに提示することで割引が適用されます。
さらに、団体割引も用意されています。障害者手帳をお持ちの方が3名以上で、発着駅および経路を同じくして利用する場合、通常運賃から5割5分の割引が適用されます。この場合も介護者1名まで同じ割引が適用されます。
ディズニーリゾートラインは車椅子でも利用しやすいバリアフリー設計になっており、各駅にはエレベーターが設置されています。また、車内にも車椅子スペースが確保されているため、安心して利用できます。ミラコスタに宿泊する場合も、パークへの移動やショッピングのためにリゾートラインを利用する機会があるでしょう。この割引制度をぜひ活用してください。
車椅子レンタルや優先鑑賞エリアなど障害者サポートが充実している
東京ディズニーリゾートでは、障害をお持ちの方のために様々なサポートサービスが用意されています。その中でも特に便利なのが車椅子レンタルと優先鑑賞エリアのサービスです。
パーク内では車椅子をレンタルすることができます。レンタル料金は1日1,000円(保証金1,000円が別途必要で、返却時に返金)となっています。数に限りがあるため、特に繁忙期は開園直後に借りることをおすすめします。また、電動車椅子の貸し出しも行っていますが、こちらはさらに数が限られています。車椅子レンタルは各パークのエントランス付近にあるレンタルカウンターで手続きできます。
パレードやショーの観覧時には、車椅子優先鑑賞エリアが設けられています。このエリアは車椅子ユーザーとその同伴者が利用できるスペースで、通常のエリアでは見づらい場合でも、しっかりとショーを楽しむことができます。ただし、こちらも人数制限があるため、特に人気のショーやパレードは早めに場所を確保することをおすすめします。優先鑑賞エリアの位置や利用方法は、パーク内のインフォメーションや近くのキャストに尋ねると教えてもらえます。
また、視覚障害や聴覚障害をお持ちの方へのサポートも充実しています。例えば、視覚障害者向けには「触地図ガイドブック」が用意されており、凹凸のついた図面に点字を施した地図でパーク内の施設配置を把握できます。聴覚障害者向けには「ハンディガイド」というデバイスがあり、一部のアトラクションやショーで字幕を確認することができます。
障害特性に配慮したサービスとして、自閉症や感覚過敏のある方のための「静かな場所」の案内も行っています。人混みや騒音から一時的に離れて休憩したい場合は、キャストに相談すると適切な場所を教えてもらえます。
アトラクション利用時の安全確保のため、一部のアトラクションでは利用制限がある場合もあります。ただし、多くのアトラクションでは障害の状況に応じた乗車サポートが行われており、例えば車椅子からアトラクションへの移乗をキャストが手伝ってくれるなど、できる限り多くの方が楽しめるよう配慮されています。
これらのサポートサービスを活用することで、障害の種類や程度に関わらず、より快適に東京ディズニーリゾートを楽しむことができます。サービス内容は変更される場合もあるため、最新情報は公式ウェブサイトの「バリアフリー」セクションで確認するとよいでしょう。
まとめ:ミラコスタ障害者割引とサポートサービスで誰もがディズニーを楽しめる
最後に記事のポイントをまとめます。
ミラコスタなどディズニーホテルでの宿泊と障害者向けサービスを活用することで、障害を持つ方も家族も一緒に快適なディズニー体験ができることをご紹介しました。障害者割引チケットから入園後のサポートサービスまで、様々な面で配慮がなされており、これらを上手に活用することで旅行がより楽しいものになるでしょう。
- ミラコスタでの障害者割引は宿泊料金ではなくパークチケットに適用され、約20%の割引が受けられる
- 障害者手帳だけでなく、障害福祉サービス受給者証でも割引チケットを購入可能
- 割引対象は障害者本人と同伴者1名までで、入園時には必ず一緒に入る必要がある
- ディズニーホテル宿泊者は公式サイトで売り切れの場合でもホテルでチケット購入可能
- ディスアビリティアクセスサービス(DAS)を利用すれば、長時間の列に並ばずにアトラクションを楽しめる
- 合流利用サービスでは同伴者が列に並び、障害者本人は別ルートで後から合流できる
- 障害の種類や等級を問わず、手帳所持者はサポートサービスを利用できる
- ミラコスタなどディズニーホテルにはバリアフリー対応の客室があり、早めの予約が望ましい
- ディズニーリゾートラインは障害者手帳提示で運賃が半額になる特典がある
- 車椅子レンタルやパレード優先鑑賞エリアなど、パーク内での障害者サポートが充実している
- 視覚障害や聴覚障害など様々な障害特性に対応したサービスが用意されている
- これらのサービスを事前に調べて計画的に利用することで、より快適なディズニー体験が実現できる
ミラコスタをはじめとするディズニーホテルに宿泊して障害者向けサービスを活用すれば、通常なら体力的・精神的に負担が大きいディズニー旅行も、無理なく楽しむことができます。特にチケット割引とDASの利用は、障害をお持ちの方には大きなメリットとなるでしょう。ぜひこの記事を参考に、あなたにぴったりのディズニー旅行を計画してみてください。