2024年6月6日にグランドオープンした東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテルは、連日予約争奪戦が繰り広げられている大人気のディズニーホテルです。しかし、いざ予約を取ろうと思っても「部屋の種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
ファンタジースプリングスホテルには、2つのシャトーに合計475室の客室があり、それぞれ異なる特徴と価格設定がされています。調査の結果、部屋の種類は全25タイプに分かれており、最安値の部屋から最高級スイートまで幅広い選択肢が用意されていることがわかりました。本記事では、各部屋タイプの詳細な特徴、価格帯、選び方のポイントまで網羅的に解説していきます。
| この記事のポイント |
|---|
| ✅ ファンタジースプリングスホテルの全25タイプの部屋種類を詳しく解説 |
| ✅ 最安値7万円台から最高級40万円台まで価格帯別の選び方を紹介 |
| ✅ エリア別の景観の違いと予約の取りやすさを比較分析 |
| ✅ 宿泊特典と予約攻略法まで実践的なアドバイスを提供 |
ファンタジー スプリングス ホテルの部屋種類は2つのシャトーで大きく分かれる
- ファンタジー スプリングス ホテルの部屋種類は全25タイプ
- ファンタジーシャトーは4つのエリアに分かれている
- グランドシャトーは全56室の最上級ホテル
- スーペリアルームが最もスタンダードな部屋タイプ
- デラックスルームはより広々とした上位グレード
- アクセシブルルームは車椅子利用者向けの特別仕様
ファンタジー スプリングス ホテルの部屋種類は全25タイプ
ファンタジースプリングスホテルは、ファンタジーシャトーとグランドシャトーという2つの建物で構成されており、合計475室の客室を有しています。部屋のタイプは実に25種類にも及び、それぞれ異なる特徴と価格設定がなされています。
🏨 ホテル全体の構成
| シャトー名 | 室数 | タイプ | 価格帯 |
|---|---|---|---|
| ファンタジーシャトー | 419室 | デラックスタイプ | 7万円台〜14万円台 |
| グランドシャトー | 56室 | ラグジュアリータイプ | 30万円台〜48万円台 |
ファンタジーシャトーは、他のディズニーホテル（ミラコスタ、ランドホテル、アンバサダーホテル）と同等のデラックスタイプとして位置づけられています。一方、グランドシャトーは東京ディズニーリゾートで最上級のラグジュアリータイプとして、スイートルーム並みの設備とサービスを提供しています。
部屋選びの際に重要なのは、景観、価格、広さ、特典の4つの要素です。これらの要素を総合的に判断して、自分の予算や滞在の目的に最適な部屋を選ぶことが大切になります。
調査の結果、最も人気が高いのはファンタジースプリングスが正面に見える「パークグランドビュー」の部屋で、予約開始と同時に満室になることが多いようです。逆に、最も予約しやすいのはベイエリアサイドの部屋で、価格も最安値に設定されています。
ファンタジーシャトーは4つのエリアに分かれている
ファンタジーシャトーの419室は、客室の位置によって4つのエリアに分類されており、それぞれ窓からの景観が大きく異なります。この分類は、宿泊料金にも直接影響するため、予約時の重要な判断材料となります。
🌟 ファンタジーシャトーの4エリア詳細
| エリア名 | 室数 | 景観 | 価格レベル | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ベイエリアサイド | 157室 | 駐車場・オフィシャルホテル | ★☆☆ | 最安値・予約しやすい |
| ホテルエントランスサイド | 100室 | メインエントランス・リゾートライン | ★☆☆ | リーズナブル・アクセス良好 |
| ローズコートサイド | 147室 | 中庭・一部パークビュー | ★★☆ | 美女と野獣の世界観 |
| スプリングスサイド | 15室 | ファンタジースプリングス | ★★★ | 最高の景観・5名宿泊可能 |
ベイエリアサイドは、東京ディズニーリゾート・オフィシャルホテル側に位置しており、窓からはグランドニッコー東京ベイ舞浜や東京ベイ舞浜ホテルなどが見えます。パークの景色は期待できませんが、その分価格が抑えられており、ファンタジースプリングスホテルに宿泊したいけれど予算を抑えたい方におすすめです。
ホテルエントランスサイドは、ホテルのメインエントランス側に面した客室で、ディズニーリゾートラインの駅やエントランスの様子を見ることができます。高層階の一部客室からは、プロメテウス火山やファンタジースプリングスエリアを部分的に望むことも可能で、夜間には花火を楽しめる場合もあります。
ローズコートサイドは、ディズニー映画『美女と野獣』をテーマにした中庭「ローズコート」に面した客室です。中庭には魔法の泉があり、ベルと野獣のロックワークが配置されています。一部の客室は「パークビュー」となっており、ファンタジースプリングスの景色を楽しむことができます。
スプリングスサイドは、わずか15室しかない最も希少価値の高いエリアです。全ての客室がファンタジースプリングス側に面しており、「パークグランドビュー」や「パーシャルビュー」に分類されています。また、唯一5名まで宿泊可能な客室があり、バルコニー付きの部屋も用意されています。
グランドシャトーは全56室の最上級ホテル
グランドシャトーは、東京ディズニーリゾートにおける最上級のラグジュアリーホテルとして位置づけられており、全56室すべてにバルコニーまたはテラスが完備されています。すべての客室からファンタジースプリングスの美しい景観を楽しむことができ、まさに特別な滞在体験を提供しています。
🏛️ グランドシャトーの客室タイプ
| 客室タイプ | 室数 | 広さ | 定員 | 価格帯（1泊） |
|---|---|---|---|---|
| アルコーヴルーム（4〜7階） | 32室 | 70㎡ | 4名 | 30万円〜35万円 |
| アルコーヴルーム（8〜9階） | 4室 | 70㎡ | 4名 | 31万円〜36万円 |
| テラスルーム（5〜7階） | 3室 | 70㎡ | 4名 | 33万円〜40万円 |
| テラス＆アルコーヴルーム | 10室 | 70㎡ | 4名 | 32万円〜39万円 |
| グランドルーム | 4室 | 100㎡ | 4名 | 39万円〜46万円 |
| グランド・テラスルーム | 2室 | 100㎡ | 4名 | 43万円〜48万円 |
グランドシャトーの大きな特徴は、専用サービスの充実度にあります。宿泊者専用のレストラン「ラ・リベリュール」では、ミッキーマウスとの特別なグリーティングが体験でき、シェフこだわりのフランス料理を楽しむことができます。また、キャビアやフォアグラなどの高級食材を使用したメニューが提供され、まさに極上のダイニング体験が待っています。
さらに、客室1室につき8枚のアトラクション利用券と4枚のショー鑑賞券が提供されるという驚きの特典もあります。これらの利用券は、ディズニーランドとディズニーシーの人気アトラクションで使用可能で、プレミアアクセス利用者と同じ優先入場口から短い待ち時間で利用できます。
ただし、注意すべき点もあります。宿泊料金には朝食代が含まれておらず、別途1人あたり6,500円が必要となります。また、ファンタジースプリングス内のアトラクションは利用券の対象外となっているため、新エリアのアトラクションを楽しみたい場合は別途対策が必要です。
アメニティもファンタジーシャトーとは一線を画しており、フランスの高級ブランド「ゲラン」の製品が使用されています。バスローブや歯ブラシなどにはグランドシャトー専用のロゴが入っており、細部にまでこだわりが感じられます。
スーペリアルームが最もスタンダードな部屋タイプ
スーペリアルームは、ファンタジーシャトーにおける最もスタンダードな客室タイプであり、全エリアに配置されています。レギュラーベッド2台に加え、引き出し式のトランドルベッド1台とクルーズベッド1台を利用することで、最大4名まで宿泊することが可能です。
🛏️ スーペリアルームの基本仕様
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 客室の広さ | 41㎡ |
| 定員 | 最大4名 |
| ベッド構成 | レギュラーベッド×2、トランドルベッド×1、クルーズベッド×1 |
| 階層 | 3階〜9階 |
| 価格帯 | 73,500円〜119,000円（エリアにより変動） |
スーペリアルームの内装は、ディズニー映画のキャラクターや草花をモチーフにした装飾が施されており、「ラプンツェル」「バンビ」「プリンセスと魔法のキス」などの作品を随所で感じることができます。特に印象的なのは、クローゼットに描かれたラプンツェル風のキャラクターで、多くの宿泊者が写真撮影スポットとして楽しんでいます。
アメニティも充実しており、歯ブラシ、ブラシ、室内用スリッパ、ウォッシュクロス、綿棒やヘアバンドが含まれたアメニティーキットが用意されています。さらに、お子様向けの設備として、お子様用スリッパ、歯ブラシ、マグカップ、子ども用踏み台が常設されており、ファミリーでの利用にも配慮されています。
特筆すべきは、ハーバルリラックスシートというファンタジースプリングスホテル独自のアメニティが用意されていることです。これは疲れた足に貼って使用するもので、パークで歩き回った後のリラックスタイムに重宝します。
室内設備としては、一般放送やディズニーチャンネルが視聴可能なテレビ、セパレートタイプの大人用パジャマ、セーフティーボックス、冷蔵庫、電気湯沸しポット、無料のコーヒーやお茶が完備されています。バスルームには、ディスペンサー式のシャンプー、コンディショナー、ボディソープが用意されており、無料のミネラルウォーターも提供されています。
スーペリアルームを選ぶメリットは、コストパフォーマンスの高さにあります。ファンタジースプリングスホテルの基本的なサービスや特典をすべて享受できながら、比較的リーズナブルな価格で宿泊することができます。
デラックスルームはより広々とした上位グレード
デラックスルームは、スーペリアルームよりも一段階上のグレードに位置する客室タイプで、より広々とした空間でゆったりと過ごすことができます。48㎡の広さを誇り、スーペリアルーム（41㎡）と比較して約7㎡も広くなっています。
🌟 デラックスルームの特徴比較
| 比較項目 | スーペリアルーム | デラックスルーム |
|---|---|---|
| 客室面積 | 41㎡ | 48㎡ |
| 価格帯 | 73,500円〜119,000円 | 83,500円〜121,500円 |
| 設置エリア | 全4エリア | ベイエリア・エントランス・ローズコート |
| 室数 | 多数 | 11室（希少） |
デラックスルームの配置は限定的で、ベイエリアサイドに5室、ホテルエントランスサイドに4室、ローズコートサイドに2室の合計11室しか存在しません。この希少性も、デラックスルームの魅力の一つと言えるでしょう。
内装やアメニティについては、基本的にスーペリアルームと同等の仕様となっていますが、空間の余裕が大きな違いです。広いスペースにより、荷物を広げやすく、複数人での宿泊時もゆったりと過ごすことができます。特に、小さなお子様連れのファミリーや、荷物の多いゲストには、この広さの違いは大きなメリットとなります。
ベッド構成はスーペリアルームと同様で、レギュラーベッド2台に加え、引き出し式のトランドルベッド1台とクルーズベッド1台が備えられており、最大4名まで宿泊可能です。階層は4階〜9階に配置されており、比較的高層階からの眺望を楽しむことができる場合もあります。
おそらく、デラックスルームを選ぶ最大のメリットは、特別感にあると考えられます。室数が限られているため、他の宿泊者との差別化を図ることができ、より上質な滞在体験を味わうことができるでしょう。
一方で、注意すべき点もあります。人気の高い客室タイプであるため、予約が取りにくい傾向にあります。また、価格もスーペリアルームと比較して1万円程度高く設定されているため、予算との兼ね合いも考慮する必要があります。宿泊を検討する際は、早めの予約がおすすめです。
アクセシブルルームは車椅子利用者向けの特別仕様
アクセシブルルームは、車椅子を利用される方々が快適に過ごせるよう特別に設計された客室です。ファンタジーシャトー内に合計4室が配置されており、各エリアに1室ずつ設けられています（スプリングスサイドのみパーシャルビューとパークビューの2室）。
♿ アクセシブルルーム設置状況
| エリア | 客室タイプ | 室数 | 定員 | 広さ | 特別機能 |
|---|---|---|---|---|---|
| ベイエリアサイド | デラックス・アクセシブル | 1室 | 3名 | 48㎡ | バリアフリー対応 |
| ローズコートサイド | デラックス・アクセシブル | 2室 | 3名 | 48㎡ | バリアフリー対応 |
| スプリングスサイド | デラックス・アクセシブル | 1室 | 3名 | 50㎡ | バリアフリー対応 |
アクセシブルルームの最大の特徴は、バリアフリー設計にあります。ドアの開口部が通常の客室よりも広く設計されており、車椅子での移動がスムーズに行えます。バスルームには手すりが設置されており、転倒防止や立ち上がりのサポート機能が充実しています。
ベッドの高さも通常の客室とは異なり、車椅子からの移乗がしやすいよう配慮されています。レギュラーベッドのサイズは120×210×47cmとなっており、通常のレギュラーベッド（120×210×56cm）よりも低く設定されています。これにより、車椅子利用者だけでなく、足腰に不安のある方にも利用しやすい仕様となっています。
室内の動線も車椅子での移動を前提として設計されており、家具の配置や通路の幅に十分な配慮がなされています。洗面台の高さや鏡の位置も、座った状態での使用を考慮して調整されており、細部にまで気配りが感じられます。
注意すべき点として、アクセシブルルームの定員は3名までとなっています。これは、車椅子での移動スペースを確保するための措置であり、4名での宿泊を希望する場合は他の客室タイプを検討する必要があります。
また、スプリングスサイドのアクセシブルルームは「パーシャルビュー」に分類されており、建物の壁や屋根によって視界が制限される場合があります。一般的には、景観よりもアクセシビリティを重視して設計されているため、パークの眺望を最優先に考える場合は、他のエリアのアクセシブルルームを検討することをおすすめします。
ファンタジー スプリングス ホテルの部屋種類選びで知っておくべきポイント
- ベイエリアサイドは最も安い部屋だが景観は期待できない
- ローズコートサイドは美女と野獣の世界観を楽しめる
- スプリングスサイドはパークビューが魅力だが予約困難
- グランドシャトーの値段は1泊30万円台から
- ファンタジースプリングスホテルの特典は宿泊者限定サービスが充実
- 予約は4か月前から激戦で戦略が必要
- まとめ：ファンタジー スプリングス ホテル部屋種類
ベイエリアサイドは最も安い部屋だが景観は期待できない
ベイエリアサイドは、ファンタジースプリングスホテルの中で最もリーズナブルな価格設定となっており、予算を抑えてディズニーホテルに宿泊したい方におすすめのエリアです。しかし、価格の安さと引き換えに、景観面では他のエリアと比較して劣る部分があることも事実です。
💰 ベイエリアサイド価格比較表
| 客室タイプ | 室数 | 平日料金 | 土日料金 | 繁忙期料金 |
|---|---|---|---|---|
| スーペリアルーム | 23室 | 73,500円 | 91,500円 | 116,500円 |
| スーペリア・アルコーヴルーム | 128室 | 73,500円 | 91,500円 | 116,500円 |
| デラックスルーム | 5室 | 83,500円 | 101,500円 | 126,500円 |
| デラックス・アクセシブルルーム | 1室 | 83,500円 | 101,500円 | 126,500円 |
ベイエリアサイドの窓からの景色は、主に駐車場やオフィシャルホテルとなります。正面には東京ベイ舞浜ホテル、グランドニッコー東京ベイ舞浜などのオフィシャルホテルが見え、真下には宿泊者用の駐車場が広がっています。パークの景色やディズニーらしい雰囲気は期待できませんが、その分静かな環境で休息することができます。
一方で、意外なメリットもあります。ディズニーリゾートラインが近くを通過するため、電車好きのお子様には喜ばれることが多いようです。また、対面のホテルとの間から海がわずかに見える客室もあり、完全に景観が閉ざされているわけではありません。
ベイエリアサイドを選ぶべき方の特徴として、以下のような方が挙げられます：
🎯 ベイエリアサイド推奨対象者
- とにかく安くファンタジースプリングスホテルに泊まりたい
- 部屋からの景色よりもホテルの雰囲気を重視
- パークで過ごす時間が長く、部屋は寝るだけ
- 電車好きのお子様がいる家族
- 予約の取りやすさを重視
客室の内装については、他のエリアと同様にディズニーキャラクターがモチーフとなった装飾が施されており、「塔の上のラプンツェル」「バンビ」「プリンセスと魔法のキス」の世界観を楽しむことができます。特に、クローゼットに描かれたラプンツェル風のキャラクターは、多くの宿泊者の心を掴んでいます。
実際の宿泊者の声によると、「景色は期待していなかったが、想像以上に静かで快適だった」「価格を考えれば十分満足」「リゾートラインが見えて子供が喜んでいた」といったポジティブな意見も多く見受けられます。
ローズコートサイドは美女と野獣の世界観を楽しめる
ローズコートサイドは、ディズニー映画『美女と野獣』をテーマにした**中庭「ローズコート」**に面した客室エリアで、ベイエリアサイドやホテルエントランスサイドよりも上位のグレードに位置づけられています。147室という比較的多くの客室があり、その中には一部「パークビュー」の部屋も含まれています。
🌹 ローズコートサイド詳細情報
| 客室タイプ | 室数 | 景観 | 価格帯（平日〜繁忙期） |
|---|---|---|---|
| スーペリアルーム | 21室 | 中庭ビュー | 79,500円〜109,000円 |
| スーペリア・アルコーヴルーム | 96室 | 中庭ビュー | 79,500円〜109,000円 |
| スーペリアルーム（パークビュー） | 4室 | パークビュー | 89,500円〜119,000円 |
| スーペリア・アルコーヴルーム（パークビュー） | 22室 | パークビュー | 89,500円〜119,000円 |
| デラックスルーム | 2室 | 中庭ビュー | 89,500円〜119,000円 |
| デラックス・アクセシブルルーム | 2室 | 中庭ビュー | 89,500円〜119,000円 |
ローズコートの中庭は、まさに**『美女と野獣』の世界**を再現した空間となっています。中央には、ベルと野獣が魔法のバラが入ったガラスの容器「ベル・ジャー」を手に見つめ合うロックワークが配置されており、その周りにはルミエール、コグスワース、ポット夫人とチップ、ワードローブなどのキャラクターを象った岩のオブジェが点在しています。
特に印象的なのは、ベルと野獣の表情です。真実の愛の象徴である魔法のバラを手にやさしく微笑み合う二人の姿は、多くの『美女と野獣』ファンの心を打つことでしょう。ルミエールとコグスワースが目配せしている様子など、細部にまでこだわりが感じられる造りとなっています。
中庭には美しいバラも植えられており、季節によって異なる表情を見せてくれます。春から秋にかけては色とりどりのバラが咲き誇り、冬季にはライトアップされた幻想的な雰囲気を楽しむことができます。
パークビュー客室は、ローズコート越しにファンタジースプリングスや東京ディズニーシーの風景を望むことができる特別な客室です。ただし、すべてのローズコートサイド客室がパークビューではないため、予約時には必ず「パークビュー」の表記があることを確認することが重要です。
ローズコートサイドを選ぶメリットは、ディズニーの世界観への没入感にあります。部屋からローズコートを眺めながら、『美女と野獣』の物語に思いを馳せることができ、まさにディズニーマジックを感じられる滞在となるでしょう。一般的には、カップルや『美女と野獣』ファンの方々に特に人気が高いエリアとされています。
スプリングスサイドはパークビューが魅力だが予約困難
スプリングスサイドは、ファンタジースプリングスホテルの中で最も希少価値が高く、最も予約困難なエリアです。わずか15室しかない客室はすべてファンタジースプリングス側に面しており、東京ディズニーシーの新エリアを間近に望むことができる特別な位置にあります。
🏰 スプリングスサイド全客室タイプ
| 客室タイプ | 室数 | 景観レベル | 定員 | 価格帯（平日〜繁忙期） | 特別設備 |
|---|---|---|---|---|---|
| デラックス・アルコーヴルーム（パーシャルビュー） | 4室 | ★★☆ | 5名 | 87,000円〜110,000円 | – |
| デラックス・アルコーヴルーム（パークグランドビュー） | 6室 | ★★★ | 5名 | 105,500円〜128,500円 | – |
| デラックス・バルコニールーム（パークグランドビュー） | 2室 | ★★★ | 5名 | 115,500円〜138,500円 | バルコニー |
| デラックス・バルコニー＆アルコーヴルーム（パークグランドビュー） | 2室 | ★★★ | 5名 | 115,500円〜138,500円 | バルコニー |
| デラックス・アクセシブルルーム（パーシャルビュー） | 1室 | ★☆☆ | 3名 | 93,500円〜116,500円 | バリアフリー |
スプリングスサイドの最大の特徴は、5名まで宿泊可能という点です。これは、ファンタジーシャトー内で唯一の設定であり、大家族やグループでの宿泊を検討している方には非常に魅力的な選択肢となります。客室の広さも50㎡と他のエリア（41㎡）よりも広く設定されており、ゆったりとした空間で過ごすことができます。
パークグランドビューの客室からは、ファンタジースプリングスが正面に見えるという最高の景観を楽しむことができます。特に注目すべきは、アレンデール城のライトアップや夜景で、宿泊者からは「まるで絵画のような美しさ」「一生忘れられない景色」といった絶賛の声が聞かれます。
一方で、パーシャルビューは注意が必要です。公式サイトにも明記されているように、「建物の壁や屋根などによりほぼ視界が遮られます」となっており、期待していたパークの景色を楽しめない可能性があります。過去に激安民宿で「オーシャンビュー」を謳いながら実際は1cmしか海が見えなかった、といった経験を持つ宿泊者からは、慎重な選択を求める声も上がっています。
バルコニー付きの客室は、ファンタジーシャトー内でわずか4室しか存在しない究極のプレミアム客室です。バルコニーに出ることで、パーク内のBGMや雰囲気を直接感じることができ、まさにパークと一体化した滞在体験を味わうことができます。
調査の結果、スプリングスサイドの予約は「コンマ何秒レベルの争奪戦」となっており、オリンピックのような瞬発力が求められることがわかりました。予約開始時刻の11:00に合わせて、多くの人が同時にアクセスするため、サーバーがパンク状態になることも珍しくありません。
グランドシャトーの値段は1泊30万円台から
グランドシャトーは、東京ディズニーリゾートにおける最高価格帯のホテルとして位置づけられており、1泊あたりの料金は30万円台からという驚きの価格設定となっています。この価格帯は、世界各地の高級ホテルと比較しても決して安くはありませんが、それに見合うだけの特別なサービスと体験が提供されています。
💎 グランドシャトー詳細料金表
| 客室タイプ | 室数 | 最低料金 | 最高料金 | 1名あたり概算 |
|---|---|---|---|---|
| アルコーヴルーム（4〜7階） | 32室 | 300,000円 | 350,000円 | 75,000円〜87,500円 |
| アルコーヴルーム（8〜9階） | 4室 | 313,000円 | 363,000円 | 78,250円〜90,750円 |
| テラスルーム（5〜7階） | 3室 | 349,000円 | 399,000円 | 87,250円〜99,750円 |
| テラス＆アルコーヴルーム | 10室 | 341,000円 | 391,000円 | 85,250円〜97,750円 |
| グランドルーム（5〜6階） | 2室 | 405,000円 | 455,000円 | 101,250円〜113,750円 |
| グランドルーム（9階） | 2室 | 413,000円 | 463,000円 | 103,250円〜115,750円 |
| グランド・テラスルーム | 2室 | 431,000円 | 481,000円 | 107,750円〜120,250円 |
この高額な料金設定の背景には、他では味わえない特別な体験が含まれています。まず、宿泊者専用のレストラン「ラ・リベリュール」では、ミッキーマウスとの特別なグリーティングが体験でき、専用の個室で写真撮影やサインをもらうことも可能です。この体験は、他のディズニーホテルでは提供されていない、グランドシャトー限定のサービスです。
料理についても、シェフこだわりのフランス料理が提供され、キャビアやフォアグラなどの高級食材を使用したメニューが楽しめます。ワインセレクションも充実しており、まさに大人のための究極のダイニング体験と言えるでしょう。
さらに、客室1室につき8枚のアトラクション利用券と4枚のショー鑑賞券が提供されます。これらの利用券は客室料金に含まれており、ディズニーランドとディズニーシーの人気アトラクションで使用可能です。プレミアアクセス利用者と同じ優先入場口から短い待ち時間で利用できるため、時間的価値を考慮すると、その価値は決して低くないと考えられます。
ただし、注意すべき点もあります。朝食代は別途必要で、1人あたり6,500円となっています。4名で宿泊した場合、朝食だけで26,000円の追加料金が発生するため、総額では50万円を超える場合もあります。
アメニティについても、フランスの高級ブランド「ゲラン」の製品が使用されており、バスローブや歯ブラシなどにはグランドシャトー専用のロゴが入っています。これらのアメニティの一部は持ち帰り可能となっており、特別な思い出として持ち帰ることができます。
一般的には、特別な記念日や一生に一度の体験を求める方、ディズニーファンの中でも最上級の体験を求める方に選ばれる傾向があります。
ファンタジースプリングスホテルの特典は宿泊者限定サービスが充実
ファンタジースプリングスホテルの宿泊者には、他のディズニーホテルにはない独自の特典が多数用意されており、まさに「宿泊してこそ味わえる特別な体験」が充実しています。これらの特典は、高い宿泊料金に見合うだけの価値を提供しているといえるでしょう。
🎁 主要宿泊特典一覧
| 特典名 | 内容 | 利用条件 | 価値 |
|---|---|---|---|
| ファンタジースプリングス自由入場 | スタンバイパス不要でエリア入場可能 | 宿泊証明書必須 | 非常に高い |
| ハッピーエントリー | 開園15分前入園 | チェックイン日除く滞在日・チェックアウト日 | 高い |
| ファンタジースプリングス・マジック購入権 | 特別パスポート購入可能 | 宿泊者限定 | 高い |
| 宿泊者限定レストラン予約 | ホテル内レストラン優先予約 | 宿泊者のみ | 中程度 |
| 宿泊者限定グッズ購入 | エクスクルーシブグッズ購入可能 | 宿泊者のみ | 中程度 |
最も価値の高い特典は、ファンタジースプリングスへの自由入場です。2025年1月28日に入場制限は解除されましたが、混雑時には実質的な入場規制が行われることもあり、宿泊者の優位性は依然として高い状況が続いています。宿泊証明書があれば、いつでも新エリアに入場でき、人気アトラクションを楽しむことができます。
ハッピーエントリーは、チェックイン日を除く滞在日とチェックアウト日に、東京ディズニーランドまたは東京ディズニーシーに開園時間より15分早く入園できる特典です。この15分という時間は、人気アトラクションの待ち時間を大幅に短縮できる貴重な時間であり、特に混雑日には非常に価値の高い特典となります。
ファンタジースプリングス・マジックは、宿泊者限定で購入できる特別パスポートです。通常の1デーパスポートに加えて、ファンタジースプリングス内のアトラクションを時間指定なく短い待ち時間で利用できる特別な権利が付与されます。価格は22,900円〜25,900円と高額ですが、新エリアのアトラクションを満喫したい方には非常に魅力的な選択肢です。
🍴 宿泊者限定レストラン
- ファンタジースプリングス・レストラン（ビュッフェ）
- グランパラディ・ラウンジ（アラカルト）
- ラ・リベリュール（グランドシャトー宿泊者限定）
宿泊者限定レストランは、当面の間ファンタジースプリングスホテル宿泊者のみが予約可能となっています。特に「ファンタジースプリングス・レストラン」は、4つのテーマエリア（ラプンツェル、眠れる森の美女、白雪姫、ホワイエ）に分かれた美しい空間で食事を楽しむことができ、多くの宿泊者から高い評価を得ています。
**宿泊者限定グッズ「ディズニーホテル・エクスクルーシブ」**も見逃せない特典の一つです。トートバッグとポーチ、コインケースのセットで、ファンタジースプリングスホテル独自のデザインが施されています。他のディズニーホテル（ミラコスタ、ランドホテル、アンバサダーホテル）でも同様のグッズが販売されていますが、ホテルによってデザインが異なるため、コレクター心をくすぐるアイテムとなっています。
予約は4か月前から激戦で戦略が必要
ファンタジースプリングスホテルの予約は、4か月前の同日11:00から開始されますが、その瞬間から激烈な争奪戦が繰り広げられます。予約開始と同時に多くの人がアクセスするため、サーバーがパンク状態になることも珍しくなく、「コンマ何秒レベルの戦い」と表現されるほどの熾烈さです。
📅 予約システムの基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 予約開始時期 | 4か月前の同日11:00 |
| 予約方法 | 東京ディズニーリゾート・オンライン予約サイト |
| 同日がない場合 | 翌月1日11:00より受付開始 |
| 予約単位 | 1室単位または人数単位（バケーションパッケージ） |
予約戦略として最も重要なのは、事前準備の徹底です。どの部屋に泊まりたいのかを事前に決定し、予約したい日付のURLを準備しておくことが必須となります。予約開始時刻になってから部屋選びを始めていては、他の予約者に遅れをとってしまいます。
🎯 予約成功のための戦略
- 事前準備の徹底
- 泊まりたい部屋タイプの事前決定
- 予約URLの準備とコピー
- 複数の候補部屋をリストアップ
- 技術的対策
- パソコンでの予約（スマホより有利）
- 安定したインターネット環境の確保
- 予約開始30分前からのログイン
- タイミング戦略
- 11:00ちょうどではなく数秒後を狙う
- サーバー復旧後の再チャレンジ
- 数時間後の空室チェック
実際の予約体験者によると、「最初はサーバーパンク状態でほとんどの人が予約できていない」「予約開始数時間後につながって予約が取れることもある」という証言があります。つまり、11:00ちょうどに予約が取れなくても、諦めずに継続することが重要ということになります。
キャンセル拾いも有効な戦略の一つです。特に以下のタイミングでキャンセルが出やすいとされています：
📍 キャンセルが出やすいタイミング
- 宿泊日の14日前（キャンセル料発生日）
- 朝5時頃（メンテナンス後）
- 平日の昼間（仕事中の人がキャンセル）
- 天候不良の予報が出た時
おそらく、最も重要なのはメンタル面での準備でしょう。予約が取れないことによるストレスは相当なものであり、「絶対にあきらめないこと」が成功の鍵となります。多くの成功者が「何度も挑戦してようやく取れた」と証言しており、継続的な努力が報われる可能性が高いといえます。
一般的には、ベイエリアサイドやホテルエントランスサイドの方が予約しやすく、スプリングスサイドやグランドシャトーは極めて困難とされています。予算や希望を総合的に判断して、現実的な目標設定をすることも大切です。
まとめ：ファンタジー スプリングス ホテル部屋種類
最後に記事のポイントをまとめます。
- ファンタジースプリングスホテルは全475室で25タイプの部屋種類がある
- ファンタジーシャトーとグランドシャトーの2棟構成で価格帯が大きく異なる
- ファンタジーシャトーは4つのエリアに分かれ景観と価格が連動している
- ベイエリアサイドが最安値で7万円台から宿泊可能である
- スプリングスサイドは最高の景観だが予約が極めて困難である
- グランドシャトーは30万円台からの最上級ホテルである
- スーペリアルームが最もスタンダードで41㎡の広さを持つ
- デラックスルームは48㎡でより広々とした上位グレードである
- アクセシブルルームは車椅子利用者向けの特別仕様である
- ローズコートサイドは美女と野獣の世界観を楽しめる中庭ビューである
- パークビュー客室は全41室と非常に希少価値が高い
- バルコニー付き客室はファンタジーシャトーでわずか4室のみである
- 宿泊特典はファンタジースプリングス自由入場が最大の価値である
- ハッピーエントリーで開園15分前に入園できる特典がある
- 予約は4か月前から激戦でコンマ秒レベルの争奪戦である
- 事前準備の徹底と継続的な挑戦が予約成功の鍵である
- キャンセル拾いは14日前と朝5時頃が狙い目である
- グランドシャトー宿泊者はミッキーとの特別グリーティングが体験できる
- 朝食代は別途必要でグランドシャトーは1人6500円である
- アメニティはグランドシャトーでゲランブランドが使用されている
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://www.tokyodisneyresort.jp/hotel/fsh/fcu/room.html
- https://castel.jp/p/9382
- https://chundisney.com/fantasyspringshotel-nedan/
- https://www.tokyodisneyresort.jp/hotel/fsh/gcu/room.html
- https://ameblo.jp/tiitamachan/entry-12853430926.html
- https://ydisney-jouhout.com/fantasyspringshotel-heya-nedan/
- https://ameblo.jp/wd1122/entry-12857715091.html
- https://note.com/lkwhtilk/n/n5a3711606c33
- https://ameblo.jp/haku-inc/entry-12881755667.html
- https://mimomo-blog.com/fantasyspringshotel-bayarea-side/
