「星野リゾート高知撤退」という検索をされているあなたは、おそらく星野リゾートが高知から完全に撤退してしまったと思われているのではないでしょうか。しかし、これは大きな誤解です。実際には星野リゾートは高知から撤退するどころか、旧ホテル日航高知旭ロイヤルを大規模リニューアルし、2024年6月13日に「OMO7高知 by 星野リゾート」として華々しくグランドオープンを果たしています。
この記事では、なぜ「撤退」という誤解が生まれたのか、そして新しく生まれ変わったOMO7高知がどれほど魅力的な施設になったのかを詳しく解説します。一時休館期間中に「撤退」という噂が独り歩きしてしまった背景から、リニューアル後の施設概要、宿泊料金、予約方法まで、高知の星野リゾートに関する最新情報を網羅的にお伝えします。
この記事のポイント |
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✅ 星野リゾート高知撤退は誤報で実際はリブランドでの再出発 |
✅ 2024年6月13日にOMO7高知として新たにグランドオープン済み |
✅ 大浴場やよさこい楽宴LIVE等の新サービスが充実 |
✅ 宿泊料金53,000円からの詳細情報と予約方法を網羅 |
星野リゾート高知撤退の真相と誤解の背景
- 星野リゾート高知撤退は誤報!実際はリブランドでの再出発
- 撤退の噂が生まれた背景は一時休館による改装工事
- 旧ホテル日航高知旭ロイヤルからOMO7高知への変遷
- 2024年6月13日グランドオープンした新生OMO7高知
- 星野リゾートが四国初進出で選んだ高知の魅力
- リニューアル投資額と改装期間の詳細情報
星野リゾート高知撤退は誤報!実際はリブランドでの再出発
結論から申し上げると、星野リゾートは高知から撤退していません。 むしろ、旧ホテル日航高知旭ロイヤルを大規模にリニューアルし、「OMO7高知 by 星野リゾート」として新たなスタートを切っています。この誤解が生まれた最大の理由は、リニューアル工事のための一時休館期間があったことです。
星野リゾートは2023年10月5日から2024年6月12日まで施設を一時休館し、大規模な改装工事を実施しました。この期間中に「星野リゾートが高知から撤退する」という噂が広まったのですが、実際にはより魅力的な施設に生まれ変わらせるための準備期間だったのです。
📊 星野リゾート高知の事業展開状況
項目 | 詳細 |
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事業状況 | 継続中(リブランド) |
施設名変更 | ホテル日航高知旭ロイヤル → OMO7高知 |
休館期間 | 2023年10月5日〜2024年6月12日 |
再開業日 | 2024年6月13日 |
ブランド | OMO(街ナカホテル) |
現在のOMO7高知は、星野リゾートが全国展開する「OMO」ブランドの一つとして位置づけられており、「テンションあがる『街ナカ』ホテル」をコンセプトに、高知の魅力を存分に体感できる施設として運営されています。客室数は133室を維持し、むしろサービス内容は大幅に向上しています。
重要なポイントは、星野リゾートが高知市場から手を引くのではなく、より戦略的にブランド価値を高める方向にシフトしたということです。 OMOブランドは都市観光に特化したコンセプトで、地域の文化や魅力を深く体験できるサービスを提供することを目的としています。
撤退の噂が生まれた背景は一時休館による改装工事
「星野リゾート高知撤退」という誤解が生まれた背景には、いくつかの要因が重なっています。最も大きな要因は、約8ヶ月間という長期にわたる休館期間でした。一般的にホテルの改装は短期間で行われることが多いため、これほど長期間の休館は「事業撤退の前兆」と受け取られがちです。
休館前の2023年10月5日には、多くの常連客がホテルを訪れ、「最後の利用」として思い出作りをする光景が見られました。この時、スタッフから「リニューアルオープン後もお待ちしています」という案内があったものの、長期休館への不安から「本当に再開するのか」という疑問を持つ人も少なくありませんでした。
🏗️ 改装工事の主要ポイント
改装箇所 | 改装内容 |
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大浴場 | 「トサノユ」として全面リニューアル |
パブリックスペース | 「OMOベース」新設 |
レストラン | OMOダイニング・OMOカフェ&バルに変更 |
客室 | 高知の宴会文化「おきゃく」コンセプトに改装 |
エントランス | OMOブランドのデザインに統一 |
また、改装期間中の情報発信が限定的だったことも誤解を招いた要因の一つです。工事の進捗状況や具体的な再開業日程が当初明確でなかったため、「本当に再開するのか」「星野リゾートが撤退を検討しているのではないか」という憶測が広まってしまいました。
さらに、新型コロナウイルスの影響でホテル業界全体が厳しい状況にあったことも、撤退説に説得力を与えてしまった背景があります。実際に全国で多くのホテルが営業停止や事業撤退を余儀なくされていたため、高知でも同様の事態が起きているのではないかと考える人が多かったのです。
しかし実際には、星野リゾートはこの期間を利用して、従来のシティホテルから体験型の街ナカホテルへと大胆にコンセプト変更を行っていました。 この変革により、単なる宿泊施設から、高知の文化や魅力を深く体験できる観光拠点へと進化を遂げたのです。
旧ホテル日航高知旭ロイヤルからOMO7高知への変遷
ホテル日航高知旭ロイヤルからOMO7高知への変遷は、単なる名称変更ではなく、ホテルの根本的なコンセプト転換を意味しています。旧ホテル日航高知旭ロイヤルは1997年に旭食品によって「旭ロイヤルホテル」として開業し、2002年にJALホテルズグループに加入した歴史ある施設でした。
2019年には旭食品が財務体質改善のため、ホテルの不動産を星野リゾートグループの不動産投資法人に22億円で売却。その後、同グループから施設を賃借する形で運営を続けていましたが、新型コロナウイルスの影響で利用客が減少し、特に婚礼や宴会部門が厳しい状況に陥っていました。
🏨 施設の変遷タイムライン
年月 | 出来事 |
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1997年 | 旭ロイヤルホテルとして開業 |
2002年 | JALホテルズグループに加入、ホテル日航高知旭ロイヤルに改名 |
2019年3月 | 星野リゾートグループが不動産を22億円で取得 |
2023年4月 | 星野リゾートが運営を開始 |
2023年10月 | 改装のため一時休館 |
2024年6月13日 | OMO7高知としてグランドオープン |
OMOブランドへの転換により、従来のビジネスホテル・シティホテルとしての性格から、地域密着型の体験型ホテルへと大きく舵を切りました。これは星野リゾートの戦略的な判断で、単に宿泊サービスを提供するだけでなく、高知の文化や魅力を深く体験できる場所としてホテルを位置づけ直したのです。
特に注目すべきは、従来の婚礼・宴会中心の営業スタイルから、観光客や地域住民が気軽に利用できる「街の拠点」としての機能を強化したことです。OMOブランドの特徴である「Go-KINJO(ご近所)」サービスを導入し、ホテル周辺の地域情報や体験プログラムを積極的に提供するようになりました。
建物自体は地上22階、地下1階の高さ96.6メートルという県内一の高層ホテルの特徴を活かしながら、内装や設備を全面的に刷新。高知の伝統文化である「よさこい」や「おきゃく(宴会文化)」をテーマとした空間デザインに変更し、県外からの観光客にとって高知らしさを感じられる施設に生まれ変わりました。
約70人のホテル従業員の雇用は星野リゾートが継承し、むしろサービス向上のための研修や新しいオペレーション体制の構築が行われました。 これにより、地域雇用への配慮も十分になされており、従業員の経験とノウハウを活かしながら新しいサービスを展開できる体制が整っています。
2024年6月13日グランドオープンした新生OMO7高知
2024年6月13日のグランドオープンは、高知観光業界にとって大きな転換点となりました。OMO7高知は「こじゃんと楽宴 さぁ、夜さ来い!」をコンセプトに、従来のホテルの枠を超えた新しい宿泊体験を提供する施設として生まれ変わったのです。
グランドオープン当日には、多くの地元関係者や観光業界関係者が参加し、リニューアル後の施設を体験しました。特に注目を集めたのは、毎晩21:00から開催される「よさこい楽宴LIVE」で、スタッフによるオリジナルのよさこい演舞が披露され、宿泊者も一緒に踊りを楽しめる参加型イベントとして大きな話題となりました。
🎉 グランドオープン時の新サービス一覧
サービス名 | 内容 | 開催時間 |
---|---|---|
よさこい楽宴LIVE | スタッフによるよさこい演舞 | 毎日21:00〜21:30 |
日曜市ツアー | OMOレンジャーが案内する市場ツアー | 毎週日曜日7:00〜/8:15〜 |
おきゃく講座 | 高知の宴会文化体験 | 毎日17:00〜17:30 |
OMOダイニング | 高知グルメビュッフェ | ディナー18:00〜20:30 |
トサノユ(大浴場) | 露天風呂・サウナ完備 | 15:00〜25:00/5:00〜10:00 |
新生OMO7高知の最大の特徴は、宿泊だけでなく高知の文化を体験できる総合的な観光施設として位置づけられていることです。133室の客室は全て高知の宴会文化「おきゃく」をコンセプトにデザインされ、土佐和紙の壁紙や檜の家具を使用した居心地の良い空間に仕上げられています。
1階から2階にかけて新設された「OMOベース」は、単なるロビーではなく、滞在の拠点となるシームレスな空間として設計されています。幅3.6メートル、高さ3メートルの巨大な「ご近所マップ」が設置され、スタッフが自ら足を運んで集めた地域情報が掲載されており、ガイドブックには載っていないディープな高知の魅力を発見できるようになっています。
大浴場「トサノユ」は完全に新設され、露天風呂からは土佐の自然を感じられる庭園を眺めることができます。内湯には高知の伝統工芸品「フラフ」をモチーフにしたタイル壁画が飾られ、オートロウリュのサウナも完備。湯上がり処では柑橘と生姜を使った高知特有の冷たいドリンクが提供され、最後まで高知の魅力を体感できる設計となっています。
OMO7高知のグランドオープンは、星野リゾートの四国初進出という意味でも重要な意味を持っています。 これまで本州、北海道、沖縄では展開していた星野リゾートが、ついに四国にも本格参入し、高知を拠点として四国全体の観光活性化に貢献する意向を示しています。
星野リゾートが四国初進出で選んだ高知の魅力
星野リゾートが四国への初進出地として高知を選んだ背景には、高知独特の文化的魅力と観光ポテンシャルがあります。同社は全国各地でリゾート運営を手がけており、地域の特色を活かしたホテル運営に定評がありますが、高知には他の地域にはない独特の要素が数多く存在していました。
まず最も大きな要因は、高知の「おもてなし文化」です。土佐の人々は昔から「よう来たねぇ~!」という温かい歓迎の気持ちを大切にしており、この精神は星野リゾートの「お客様に特別な体験を提供する」という理念と非常に親和性が高いものでした。また、高知県民の宴会好きな県民性も、OMOブランドの「テンションあがる」コンセプトと合致していました。
🌟 高知が選ばれた理由
魅力要素 | 具体的内容 |
---|---|
よさこい文化 | 年中楽しめる参加型エンターテイメント |
おきゃく文化 | 独特の宴会・交流文化 |
食文化 | カツオ、ゆず、皿鉢料理等の特色ある食材 |
自然環境 | 土佐の豊かな自然と温暖な気候 |
歴史・文化 | 坂本龍馬等の歴史的背景 |
アクセス | 高知龍馬空港からの利便性 |
「よさこい祭り」は高知を代表する文化の一つですが、年に一度の祭りだけでなく、一年中その熱気と魅力を体験できる仕組みを作ることができれば、高知観光の大きな魅力になると星野リゾートは判断しました。実際に、OMO7高知では毎晩「よさこい楽宴LIVE」を開催し、宿泊者がいつでもよさこいの迫力を体感できるようになっています。
高知の食文化も大きな魅力の一つです。カツオの藁焼きやゆずを使った料理、皿鉢料理など、他の地域では味わえない独特の食文化があります。OMOダイニングでは、これらの高知グルメを現代的にアレンジしたビュッフェスタイルで提供し、「食」を通じて高知の魅力を伝える取り組みを行っています。
地理的な利点も選定理由の一つでした。高知市は四国の中でも比較的アクセスが良く、高知龍馬空港から車で約30分という立地にあります。また、高知市内には路面電車が走っており、観光地への移動も便利です。OMO7高知は路面電車「菜園場町」駅から徒歩約4分という好立地にあり、街歩きを楽しむOMOブランドのコンセプトに最適な環境が整っています。
四国初進出の拠点として高知を選んだことで、星野リゾートは四国全体の観光活性化にも貢献する意向を示しています。 高知を起点として四国の他県への観光を促進するプログラムや、四国四県の魅力を組み合わせた広域観光ルートの開発なども今後検討されているとみられます。
リニューアル投資額と改装期間の詳細情報
OMO7高知への大規模リニューアルは、約8ヶ月間という長期プロジェクトとして実施されました。2023年10月5日から2024年6月12日まで全館休館し、建物の構造を活かしながら内装や設備を全面的に刷新する大工事が行われました。具体的な投資額は公表されていませんが、業界関係者によると数十億円規模の投資が行われたと推測されています。
改装工事の最大の特徴は、既存の建物構造を活かしながら、まったく新しいコンセプトのホテルに転換したことです。地上22階建ての高層建築という特徴を活かしつつ、各フロアのレイアウトや内装を全面的に変更し、OMOブランドのデザイン統一を図りました。
🏗️ 改装工事の詳細スケジュール
期間 | 工事内容 |
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2023年10月〜11月 | 既存設備の撤去・解体 |
2023年12月〜2024年2月 | 構造工事・設備更新 |
2024年3月〜4月 | 内装工事・デザイン施工 |
2024年5月 | 設備テスト・スタッフ研修 |
2024年6月1日〜12日 | 最終調整・プレオープン |
2024年6月13日 | グランドオープン |
特に大がかりだったのは大浴場「トサノユ」の新設工事です。従来の大浴場とは全く異なるコンセプトで、露天風呂、内湯、サウナを備えた本格的な温浴施設として設計され、高知の自然や文化を表現した庭園や壁画も新たに制作されました。この工事だけでも相当な費用と期間を要したと考えられます。
客室の改装も全133室すべてに及びました。従来のビジネスホテル的な客室から、高知の宴会文化「おきゃく」をコンセプトとした特別な空間へと変更され、土佐和紙の壁紙、檜の家具、土佐犬をモチーフとしたウォールアートなど、高知らしさを感じられる要素がふんだんに取り入れられました。
パブリックスペースの「OMOベース」新設も大きなプロジェクトでした。1階から2階にかけての吹き抜け空間に大階段を設置し、巨大なご近所マップやOMOカフェ&バル、ラウンジエリアなどを配置。従来のホテルロビーの概念を超えた、滞在者と地域住民が交流できる「街の拠点」として機能する空間を創り出しました。
工事期間中も約70人の従業員の雇用は維持され、むしろ新しいサービス提供のための研修期間として活用されました。 よさこい踊りの練習や高知の文化・歴史に関する勉強会、OMOブランドのサービス基準習得など、充実した準備期間を経てグランドオープンを迎えたのです。
星野リゾート高知撤退後の新施設OMO7高知の全貌
- こじゃんと楽宴コンセプトで生まれ変わった施設の特徴
- 大浴場「トサノユ」の魅力と高知文化を感じる設計
- よさこい楽宴LIVEなど毎日開催される体験型イベント
- Go-KINJOサービスで楽しむ高知観光の新しい形
- OMOダイニングで味わう高知グルメとビュッフェスタイル
- 宿泊料金と予約方法・アクセス情報の完全ガイド
- まとめ:星野リゾート高知撤退の真相と新たな魅力
こじゃんと楽宴コンセプトで生まれ変わった施設の特徴
OMO7高知の**「こじゃんと楽宴 さぁ、夜さ来い!」**というコンセプトは、高知の方言と文化を巧みに組み合わせた秀逸なネーミングです。「こじゃんと」は土佐弁で「たくさん・めいっぱい」という意味であり、「楽宴(らくえん)」は高知の宴会文化「おきゃく」を現代的に表現した造語です。そして「夜さ来い」は「よさこい」と読み、高知を代表する祭りであるよさこい祭りと「夜においで!」という歓迎の意味を重ねています。
このコンセプトの下、施設全体が高知の魅力を”こじゃんと”体感できる空間として設計されています。従来のシティホテルが提供していた「快適な宿泊」という基本サービスに加えて、「高知の文化体験」「地域との交流」「エンターテイメント」という要素が組み込まれ、宿泊そのものが観光体験の一部となるような仕組みが構築されています。
🏨 OMO7高知の施設概要
項目 | 詳細 |
---|---|
総客室数 | 133室 |
建物構造 | 地上22階、地下1階(高さ96.6m) |
客室タイプ | うたげスイート、うたげセミスイート等8タイプ |
主要施設 | OMOベース、トサノユ、OMOダイニング |
特色サービス | よさこい楽宴LIVE、Go-KINJO、おきゃく講座 |
アクセス | 路面電車「菜園場町」駅徒歩4分 |
施設の最大の特徴は、エントランスから客室まで一貫して高知らしさを感じられる空間デザインです。杉をふんだんに使った温かみのある内装に、よさこい祭りの色彩豊かな装飾が施され、南国らしい明るく活気ある雰囲気を演出しています。特に1階から2階にかけての「OMOベース」は、吹き抜けの開放的な空間に大階段が設置され、まるで祭りの舞台のような華やかさがあります。
客室デザインも従来のビジネスホテルとは一線を画しています。全ての客室に高知の宴会文化「おきゃく」の要素が取り入れられ、土佐犬が宴会を楽しむ様子を描いたウォールアートが飾られています。居間には輪になって集まれる円卓と皿鉢をイメージした台が設置され、「酔っちょれセット」を広げれば客室でも高知の宴会文化を体験できるようになっています。
各フロアにも高知らしい工夫が凝らされています。エレベーターホールには高知の名所や文化を紹介するパネルが設置され、移動中も高知について学べるようになっています。また、22階という高層階を活かした展望も大きな魅力で、高知市内から太平洋まで一望できる眺望は、他のホテルでは味わえない特別な体験となっています。
OMO7高知は単なる宿泊施設ではなく、高知の文化発信基地として機能しています。 地元のアーティストや職人とのコラボレーションも積極的に行っており、館内にはオリジナルの高知グッズや特産品を販売するショップも設けられ、滞在中に高知の魅力を深く知り、お土産として持ち帰れるような仕組みが整っています。
大浴場「トサノユ」の魅力と高知文化を感じる設計
OMO7高知の大浴場「トサノユ」は、単なる入浴施設を超えた高知文化体験の場として設計された施設の目玉の一つです。「トサノユ」という名称は「土佐の湯」を意味し、高知の自然や文化を五感で感じながら湯浴みを楽しめる特別な空間となっています。なお、温泉ではありませんが、その分デザインや演出に重点を置いた独特の魅力があります。
入口では木彫りの土佐犬がゲストをお出迎えし、番台をイメージした受付が設けられています。これだけで既に高知らしさを感じられる演出ですが、実際の浴場に入ると更に驚きの空間が広がります。内湯には高知の伝統工芸品「フラフ」をモチーフにした色鮮やかなタイル壁画が一面に描かれており、湯船に浸かりながら高知の文化的シンボルを眺めることができます。
🛁 トサノユの施設詳細
設備 | 特徴 |
---|---|
内湯 | フラフのタイル壁画、広々とした湯船 |
露天風呂 | 土佐の自然を表現した庭園を眺望 |
サウナ | オートロウリュ完備 |
湯上がり処 | 柑橘・生姜ドリンクサービス |
営業時間 | 15:00〜25:00、5:00〜10:00 |
対象 | 宿泊者限定 |
露天風呂の魅力は、土佐の自然を表現した特別な庭園です。トサミズキ、トサシモツケ、トサノミツバツツジといった高知を代表する山野草が植栽され、四季折々の美しい風景を楽しめるように設計されています。これらの植物は生薬として暮らしの中で親しまれてきた薬用植物でもあり、眺めているだけで心身ともにリラックスできる効果があります。
サウナは最新のオートロウリュシステムを導入し、定期的に蒸気が放出されて快適な温度と湿度が保たれています。サウナ内でも高知らしい演出が施され、木材には高知県産の檜が使用されており、香りからも土佐の自然を感じることができます。
湯上がり処では、高知特産の柑橘と生姜を使った冷たいドリンクが提供されます。ゆずやすだちなどの柑橘系飲料や、生姜を使ったさっぱりとしたドリンクは、入浴後の体に優しく、高知の味覚を楽しめる特別なサービスです。このドリンクサービスは宿泊者限定の特典で、他では味わえない高知ならではのおもてなしとなっています。
大浴場の営業時間は15:00〜25:00と5:00〜10:00の2回に分けられており、チェックイン後からチェックアウト前まで、滞在中いつでも利用することができます。男女の入れ替えはなく、それぞれ専用の浴場が用意されているため、時間を気にすることなくゆっくりと入浴を楽しめます。
トサノユは宿泊者限定の施設として、静かで落ち着いた環境が保たれています。 日帰り入浴は受け付けておらず、宿泊者だけの特別な空間として、プライベート感のある贅沢な時間を過ごすことができます。この点も、OMO7高知の付加価値の一つとして高く評価されています。
よさこい楽宴LIVEなど毎日開催される体験型イベント
OMO7高知の最大の魅力の一つは、毎日開催される多彩な体験型イベントです。中でも「よさこい楽宴LIVE」は、高知の夏の風物詩であるよさこい祭りの熱気と魅力を年中無休で体験できる特別なプログラムとして、多くの宿泊者から高い評価を受けています。
「よさこい楽宴LIVE」は毎晩21:00から21:30まで、1階OMOベースの大階段で開催されます。スタッフによる迫力あるよさこい演舞は、振付、楽曲、衣装を含むすべてがOMO7高知のオリジナルで制作されており、他では絶対に見ることができない特別なショーです。全3曲の構成で、観客も一体となって踊りを体験できる参加型の演出も含まれています。
🎭 OMO7高知の体験型イベント一覧
イベント名 | 開催時間 | 内容 | 料金 |
---|---|---|---|
よさこい楽宴LIVE | 毎日21:00〜21:30 | スタッフによるよさこい演舞 | 無料 |
おきゃく講座 | 毎日17:00〜17:30 | 高知の宴会文化体験 | 無料 |
日曜市ツアー | 毎週日曜7:00〜/8:15〜 | OMOレンジャーによる市場案内 | 無料 |
Go-KINJOアクティビティ | 随時 | 周辺地域の体験プログラム | 内容により異なる |
「えいとこ全部わかるがで!土佐のおきゃく講座」は、高知の宴会文化「おきゃく」の魅力を深く学べる講座です。毎日17:00から17:30まで開催され、OMOレンジャー(スタッフ)が高知のお酒と交流を楽しむ文化について詳しく解説します。講座では実際にお座敷遊び「べく杯」や「菊の花」を体験することもでき、一度参加すれば高知の宴会文化の虜になること間違いなしです。
「酢がきいちゅう、日本一の日曜市ツアー」は毎週日曜日に開催される特別なプログラムです。歴史ある高知の日曜市を、街を愛するOMOレンジャーのガイドとともに巡るツアーで、土佐弁で「酸味が効いていて美味しい」「気が利いている」という2つの意味を持つ「酢がきいちゅう」をキーワードに、ゆず酢を使った商品があるお店や気の利くサービスをしてくれるお店を紹介します。
このツアーの魅力は、単なる観光案内ではなく、地元目線での”ディープな”情報を得られることです。観光ガイドブックには載っていない隠れた名店や、地元の人しか知らない美味しい食べ方、お店の人との上手な交流方法なども教えてもらえ、高知の日曜市を何倍も楽しめるようになります。
これらのイベントはすべて宿泊者限定で無料提供されており、宿泊料金に含まれた付加価値サービスとして位置づけられています。ただし、日曜市ツアーは定員が各回最大6名と限られているため、事前予約が必要です。予約はフロントで受け付けており、特に週末は早めの予約がおすすめです。
これらの体験型イベントは、単なる宿泊を超えた「高知文化体験」を提供する重要な要素となっており、リピーターの多くがこれらのイベントを目当てに再訪するほど人気のコンテンツとなっています。スタッフの練習と準備にも相当な時間をかけており、プロフェッショナルなクオリティの体験を提供しています。
Go-KINJOサービスで楽しむ高知観光の新しい形
OMOブランドの特徴的なサービス「Go-KINJO(ごーきんじょ)」は、ホテル周辺の「街」を知り、新たな発見や出会いを通して街に溶け込むことをサポートする革新的なサービスです。OMO7高知では、このGo-KINJOサービスを通じて、従来の観光ガイドでは決して得られない高知の深い魅力を体験できるようになっています。
Go-KINJOサービスの中核となるのは、幅3.6メートル、高さ3メートルの巨大な「ご近所マップ」です。このマップには、スタッフが自ら足を運んで集めた情報が詳細に掲載されており、ガイドブックには絶対に載っていないディープなお店や隠れた名所、地元の人だけが知っているおすすめスポットが紹介されています。
🗺️ Go-KINJOサービスの内容
サービス | 詳細 |
---|---|
ご近所マップ | 3.6m×3mの巨大マップ、スタッフ調査情報満載 |
ディープ情報 | ガイドブック未掲載の隠れた名店・スポット |
地元目線アドバイス | 実際に利用したスタッフからの生の情報 |
季節情報更新 | 旬の情報を定期的にアップデート |
個別相談 | OMOレンジャーによる個別観光相談 |
体験プログラム | 地域密着型の各種アクティビティ |
このマップの特徴は、単なる場所の紹介ではなく、実際に利用した体験談やおすすめの楽しみ方まで詳しく記載されていることです。例えば、「この時間帯に行くとこんな楽しみ方ができる」「店主とこんな話で盛り上がれる」「地元の人はこう楽しんでいる」といった、実用性の高い情報が満載です。
OMOレンジャー(スタッフ)は定期的に周辺地域を巡回し、新しいお店の開拓や既存店舗の最新情報収集を行っています。そのため、マップの情報は常に最新の状態に保たれており、季節ごとの特別メニューや期間限定イベントなどのタイムリーな情報も得ることができます。
Go-KINJOサービスでは、個別の観光相談も受け付けています。**「こんなものが食べたい」「こういう体験をしてみたい」「予算はこのくらいで」**といった具体的な希望を伝えると、OMOレンジャーが一人ひとりの好みに合わせたオーダーメイドの観光プランを提案してくれます。この個別対応により、画一的な観光では決して得られない、その人だけの特別な高知体験が実現できます。
特に人気なのは、夜の街歩きガイドです。高知の夜の繁華街は独特の魅力がありますが、初めての人にはなかなか敷居が高い面もあります。Go-KINJOサービスでは、安心して楽しめる夜のお店や、地元の人との交流を楽しめるスポットを紹介し、一人旅でも安心して高知の夜を満喫できるようサポートしています。
また、Go-KINJOサービスは宿泊期間中だけでなく、チェックアウト後の観光プランニングにも対応しています。空港までの時間を有効活用できるスポットや、帰路につく前に立ち寄りたいお土産店など、最後まで高知を楽しめるような情報提供を行っており、滞在の満足度を最大化するサポートを提供しています。
OMOダイニングで味わう高知グルメとビュッフェスタイル
OMO7高知の「OMOダイニング」は、「TOSAインスパイア」をコンセプトに、高知の郷土料理と調理法を現代的にアレンジしたビュッフェスタイルの食事を提供する、施設の大きな魅力の一つです。単なる食事の場ではなく、「食」を通じて高知の文化や歴史を深く理解できる体験の場として設計されています。
ディナービュッフェの最大の見どころは、目の前で仕上げる藁焼きカツオのたたきです。高知名物のカツオのたたきを、本格的な藁を使って目の前で豪快に炙る様子は、まさにライブパフォーマンス。藁の香りと炎の迫力、そして出来立ての絶品カツオのたたきを味わえる体験は、他では決して味わえない特別なものです。
🍽️ OMOダイニングの特色メニュー
カテゴリ | 主要メニュー | 特徴 |
---|---|---|
高知郷土料理 | カツオの藁焼き、田舎寿司、皿鉢料理 | 伝統的な調理法を現代風にアレンジ |
デザート | 芋けんぴ、ゆずスイーツ | 高知特産素材を使用 |
朝食限定 | ゆずフレンチトースト、いも天 | 日曜市名物を再現 |
ドリンク | 地酒、ゆずサワー、生姜ドリンク | 高知の地酒や特産品を活用 |
アレンジ料理 | 現代風皿鉢料理 | 伝統料理の新解釈 |
朝食では、ゆずの香りが楽しめる甘酸っぱいフレンチトーストや、日曜市の名物である「いも天」を作りたてで提供しています。いも天は高知の日曜市で愛され続けている庶民的なグルメですが、OMOダイニングでは衛生的な環境で作りたてを味わえるため、多くの宿泊者に好評です。
ビュッフェテーブルの配置にも工夫が凝らされています。数々の料理が並ぶビュッフェテーブルを皿鉢に見立てており、宿泊者は好みのものを選び取って自分だけの「マイ皿鉢」を作る楽しみを体験できます。この演出により、食事をするだけでなく、高知の宴会文化の一端を体験することができるのです。
料理の内容も季節ごとに変化し、高知の旬の食材を最大限に活用したメニュー構成となっています。春にはタケノコや山菜を使った料理、夏には清涼感のあるゆず料理、秋には新米や新鮮な魚介類、冬には温かい鍋料理など、一年を通じて高知の食の魅力を味わい尽くすことができます。
💰 OMOダイニングの料金体系
プラン | 料金(大人) | 料金(子供7-11歳) | 料金(子供4-6歳) | 時間 |
---|---|---|---|---|
ディナービュッフェ | 6,000円 | 4,200円 | 1,500円 | 18:00〜20:30 |
モーニングビュッフェ | 2,500円 | 2,500円 | 600円 | 7:00〜10:00 |
ディナービュッフェは18:00、18:30、19:00の3回予約制となっており、日帰り利用も可能です。これにより、宿泊者以外でも高知の食文化を体験できる機会が提供されています。朝食は宿泊者限定のサービスとなっており、7:00から10:00まで(最終入店9:30)の時間帯で利用できます。
OMOダイニングでは、料理だけでなく空間設計にもこだわりが詰め込まれています。店内には高知の伝統工芸品や文化的シンボルが飾られ、食事をしながら高知の歴史や文化を感じることができる環境が整えられています。また、席からは高知市内の景色を眺めることもでき、食事と景観の両方を楽しめる贅沢な空間となっています。
宿泊料金と予約方法・アクセス情報の完全ガイド
OMO7高知の宿泊料金は、**1泊53,000円から(税込・夕朝食付き・1室あたり)**という設定になっており、星野リゾートブランドとしてはリーズナブルな価格帯で提供されています。この料金には、大浴場「トサノユ」の利用、よさこい楽宴LIVE等の各種イベント参加、Go-KINJOサービスの利用などが含まれており、コストパフォーマンスの高い宿泊体験を提供しています。
客室タイプは全8種類、133室が用意されており、1名から4名まで様々な人数に対応しています。最も人気の高い「うたげセミスイート」(40㎡・定員3名・38室)は、壁一面が窓とウォールアートになっており開放感抜群で、全客室タイプの中で最も数が多く予約しやすいタイプです。
🏨 客室タイプと料金体系
客室タイプ | 広さ | 定員 | 室数 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
うたげスイート | 52㎡ | 4名 | 10室 | 畳敷き小上がり、最上級 |
うたげセミスイート | 40㎡ | 3名 | 38室 | 開放感ある窓、最も人気 |
うたげスーペリア | 26㎡ | 2名 | 33室 | コンパクトで機能的 |
ダブルルーム | 19㎡ | 2名 | 36室 | カップル・夫婦に最適 |
その他4タイプ | – | 1-3名 | 16室 | 用途に応じた多様な選択肢 |
予約方法は複数用意されています。最も便利なのは公式サイトからのオンライン予約で、リアルタイムの空室状況を確認しながら手続きを進められます。電話予約を希望する場合は、OMO予約センター(050-3134-8095)で9:30から18:00まで受け付けています。
料金は時期やプランによって変動し、早割プランや連泊プランなど、様々な割引オプションが用意されています。繁忙期やイベント時には料金が上昇する場合があるため、特に夏のよさこい祭り期間や年末年始、ゴールデンウィークなどは早めの予約がおすすめです。
📍 アクセス情報詳細
交通手段 | ルート | 所要時間 |
---|---|---|
路面電車 | 「菜園場町」駅下車 | 徒歩約4分 |
高知龍馬空港から | 空港連絡バス→菜園場町 | 約30分+徒歩3分 |
JR高知駅から | タクシー | 約5分 |
自動車 | 高知自動車道高知IC | 約15分 |
高知龍馬空港からのアクセスも良好で、空港連絡バスで「菜園場町」バス停まで約30分、そこから徒歩約3分という立地です。JR高知駅からはタクシーで約5分、路面電車利用の場合は「高知駅前」駅から「菜園場町」駅まで約10分という便利な立地にあります。
駐車場は提携駐車場103台分が用意されており、1日1,000円(先着順・予約不可)で利用できます。ただし、入出庫可能時間は7:00〜22:00(出庫はチェックアウト日15:00まで)という制限があり、夜間22:00〜翌朝7:00は入出庫ができないため注意が必要です。
予約時の注意点として、キャンセルポリシーの確認が重要です。特に連泊や大人数での利用の場合、プランごとに条件が異なるため、予約前にしっかりと確認することをおすすめします。また、アレルギー対応や特別なリクエストがある場合は、予約時に事前に相談しておくとスムーズです。
まとめ:星野リゾート高知撤退の真相と新たな魅力
最後に記事のポイントをまとめます。
- 星野リゾート高知撤退は完全な誤報で、実際はOMO7高知としてリブランド再出発である
- 撤退の噂は2023年10月〜2024年6月の改装期間中に生まれた誤解である
- 2024年6月13日にOMO7高知として正式にグランドオープンを果たした
- 「こじゃんと楽宴 さぁ、夜さ来い!」をコンセプトに高知文化を全面的に表現している
- 大浴場「トサノユ」は高知の自然と文化を感じる特別な温浴施設として新設された
- よさこい楽宴LIVEは毎晩21:00から開催される宿泊者限定の特別ショーである
- Go-KINJOサービスで従来の観光ガイドを超えたディープな高知体験が可能である
- OMOダイニングでは藁焼きカツオなど高知グルメを現代的にアレンジして提供している
- 宿泊料金は53,000円から(税込・夕朝食付き・1室あたり)とリーズナブル設定である
- 133室8タイプの客室で1名から4名まで様々なニーズに対応している
- 路面電車「菜園場町」駅から徒歩4分の好立地にある
- 星野リゾートの四国初進出施設として地域観光活性化の拠点となっている
- 旧ホテル日航高知旭ロイヤルの従業員約70人の雇用も継続されている
- 地上22階建て県内最高層の建物構造を活かした眺望も大きな魅力である
- 日曜市ツアーやおきゃく講座など地域文化を学べる体験プログラムが充実している
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/omo7kochi/
- https://luxehotelsworld.com/hoshinoresorts4-1/
- https://hoshinoresorts.com/jp/?realpath=%2Fcards%2Fr_y8md6b8
- https://www.jalan.net/yad316646/
- https://hoshinoresorts.com/jp/?fbclid=IwAR1PX4RTwtRBviRvV0-zMk_DE9bFB8rNGBHJKrRrpFzb3mDIoulb0yCuQEY&realpath=%2Fcards%2Fr_y8md6b8
- https://www.sunsuntv.co.jp/news/2023/10/2740345
- https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000868.000033064.html
- https://www.yomiuri.co.jp/economy/20221014-OYT1T50157/
- https://www.kochinews.co.jp/article/detail/583047
- https://banquet.omo-hotels.com/kochi/