近年、ホテル予約サイト「アゴダ(agoda)」に関する詐欺や予約トラブルの話題をよく耳にするようになりました。「予約したはずなのにホテルに記録がない」「キャンセル料が返金されない」「怪しいメールが届いた」など、様々な問題が報告されています。アゴダは世界的な大手予約サイトであるにもかかわらず、なぜこうしたトラブルが発生するのでしょうか。
本記事では、アゴダに関する詐欺の実態や、トラブル事例を徹底分析します。また、トラブルを未然に防ぐための対策方法や、万が一問題が発生した場合の対処法についても詳しく解説します。アゴダを安全に利用するためのポイントを理解し、快適な旅行体験につなげましょう。
記事のポイント！
- アゴダが詐欺サイトと言われる理由と実態について理解できる
- アゴダでよく起こるトラブル事例と対策方法を学べる
- アゴダの安全な利用方法とリスク回避のコツを習得できる
- トラブル発生時の効果的な問い合わせ方法と解決策を知ることができる
アゴダは詐欺サイトなのか？利用者の口コミと実態調査
- アゴダは詐欺サイトではなく世界的に信頼される大手予約サイトである
- アゴダでトラブルが起きやすい主な理由は予約システムの連携不具合にある
- アゴダの予約がホテルに反映されないトラブルは実際に多数報告されている
- アゴダの正規サイトと偽サイトを見分ける方法はURLと公式アプリの確認である
- アゴダが安い理由は独自の価格戦略と大量契約によるものである
- アゴダのキャッシュバック制度は安全だが手続きに注意が必要である
アゴダは詐欺サイトではなく世界的に信頼される大手予約サイトである
結論から言うと、アゴダ(Agoda)自体は詐欺サイトではなく、世界的に信頼されている大手ホテル予約サイトです。アゴダは2005年に設立され、2007年にプライスラインドットコム（現在のブッキング・ホールディングス）に買収されました。ブッキング・ホールディングスは、Booking.comなど世界的な旅行サイトを運営する企業グループです。
アゴダは世界で250万軒以上の宿泊施設を掲載しており、アジアを中心に国際的なサービスを展開しています。日本でもバナナマンを起用したCMなどで知名度が高く、多くの利用者がいます。NASDAQ上場企業の子会社であるため、一定の信頼性は担保されています。
しかし、大手サイトであっても完全にトラブルがないわけではありません。口コミサイトや知恵袋などでは、実際にトラブルに遭った利用者の声が多数見られます。これらのトラブルは詐欺というよりも、システム上の問題やユーザーの理解不足から生じているケースが多いようです。
アゴダは国際的な企業であるため、日本の消費者保護法制が必ずしも適用されないこともあり、トラブル解決が難しいケースもあります。しかし、それは企業自体が詐欺的な意図を持っているというわけではないことを理解しておく必要があるでしょう。
また、アゴダの評判は良い面も多く見られます。特に「とにかく安い」「会員レベルに応じてお得に宿泊できる」といった評価も数多くあります。一概に「詐欺サイト」と決めつけるのではなく、メリットとリスクを理解した上で利用することが重要です。
アゴダでトラブルが起きやすい主な理由は予約システムの連携不具合にある
アゴダでトラブルが発生する主な原因として、予約システムの連携不具合が挙げられます。アゴダはホテルとの間に予約システムを連携させていますが、この連携が完全ではないことがあります。
特に多いトラブルとして、アゴダでは予約が完了しているにもかかわらず、ホテル側のシステムに予約情報が反映されていないケースがあります。これは技術的な問題や、情報の更新タイミングのずれが原因と考えられます。
例えば、トリップアドバイザーの掲示板では「アゴダの分かりにくい書き方に引っかかった」という投稿や、Yahoo!知恵袋でも「予約したのにホテルに予約が入ってなかった」という報告が見られます。特に繁忙期や人気のホテルでは、システム上の処理が追いつかないことがあるようです。
また、アゴダは世界中のホテルを扱っているため、現地のシステムや慣習との違いから生じるミスコミュニケーションも起こりやすいと言えます。例えば、日本の旅館では通常当たり前に含まれるサービスが、海外のホテル予約システムでは別料金になっていることがあります。
さらに、ホテル側の人為的ミスもトラブルの原因になることがあります。アゴダ経由の予約情報を手動で入力しているホテルもあり、そこでの入力ミスが予約の不一致を生むケースもあります。
これらの問題は詐欺的行為というよりも、複雑な予約システムの不完全さから生じる技術的問題といえるでしょう。とはいえ、利用者にとっては同じようにトラブルに感じられることには変わりないため、後述する対策を講じることが重要です。
アゴダの予約がホテルに反映されないトラブルは実際に多数報告されている
アゴダで予約したにもかかわらず、ホテル側に予約が反映されていないというトラブルは、実際に多数報告されています。これは最も多く見られるトラブルのひとつです。
トリップアドバイザーの掲示板では、ある利用者が「アゴダで予約したが、ホテルに予約確認の電話をしたら予約されていないとホテルの人に強く怒られた」という体験を共有しています。最終的にはホテルの責任者が対応し、宿泊できたものの、大きなストレスを感じたようです。
また、Yahoo!知恵袋でも同様の投稿が多数見られます。「ペイペイの支払い画面に飛ばなくて何回かやり直したら、メールでは予約確認書が来ているのに、アゴダアプリの方では予約リストになく、ホテルに電話したら予約はないと言われた」というケースもあります。
特に悪質なケースでは、支払いは完了しているのに予約が反映されておらず、返金も受けられないというトラブルも報告されています。こうした状況は旅行中に突然宿泊先がなくなるという最悪のシナリオにつながりかねません。
このようなトラブルが発生する背景には、前述したシステムの連携不具合だけでなく、アゴダが実は予約の仲介者であり、場合によっては他の予約サイト経由でホテルに予約を入れているケースもあるという複雑な構造も関係しています。ホテル側からすると「るるぶからの予約」と認識されているのに、利用者は「アゴダで予約した」と思っているといった齟齬が生じることもあります。
このようなトラブルを防ぐためには、予約完了後に必ずホテルへ直接連絡し、予約の確認を取ることが重要です。また、予約確認書は必ず印刷するか、スクリーンショットを撮っておくと良いでしょう。
アゴダの正規サイトと偽サイトを見分ける方法はURLと公式アプリの確認である
アゴダを装った偽サイトやフィッシング詐欺も報告されており、これらを見分けることも重要です。正規サイトと偽サイトを見分ける主な方法はURLの確認と公式アプリの利用です。
まず、アゴダの正規サイトのURLは「https://www.agoda.com/」または国別のドメイン（日本の場合は「https://www.agoda.jp/」）となっています。URLの先頭が「https://」であることを確認し、SSL証明書が適用されているかを確認しましょう。ブラウザのアドレスバーに鍵マークが表示されていれば、比較的安全なサイトと言えます。
また、検索エンジンからサイトにアクセスする際にも注意が必要です。「アゴダ 格安」「アゴダ クーポン」などの検索ワードで上位に表示される広告の中には、アゴダに似せた偽サイトがある可能性があります。できるだけブックマークした正規サイトや公式アプリからアクセスすることをおすすめします。
公式アプリを利用することも偽サイト対策として有効です。App StoreやGoogle Playからダウンロードしたアゴダの公式アプリは、偽サイトのリスクがほとんどありません。評価数や開発者情報も確認し、正規のアプリであることを確認しましょう。
さらに、アゴダからのメールやメッセージにも注意が必要です。「siam manao-life」のブログでは、アゴダの予約後に「予約確保のために追加のカード情報を送信する必要がある。さもなければ予約はキャンセルされる」という怪しいメッセージが届いた事例が報告されています。こうしたメッセージは、ホテルのアカウントを乗っ取った詐欺グループからのものである可能性が高いです。
不審なメールやメッセージを受け取った場合、リンクをクリックせずに、アゴダの公式カスタマーサポートに問い合わせることが重要です。また、アゴダのサイトやアプリから直接予約状況を確認することも有効な対策です。
アゴダが安い理由は独自の価格戦略と大量契約によるものである
アゴダが他の予約サイトやホテル直接予約よりも安いことがある理由は、いくつかの要因があります。これは詐欺的な理由ではなく、ビジネスモデルに基づく合法的な戦略です。
まず、アゴダは世界中のホテルと大量の客室を一括で契約することで、低価格で仕入れています。いわゆる「ホールセール（卸売）方式」を採用しており、大量仕入れによるコスト削減のメリットを価格に反映させています。
また、アゴダは他の予約サイトでは取り扱いのない宿や民泊も多数掲載しています。約250万軒以上という膨大な数の宿泊施設を扱っており、競合の少ない宿泊施設では比較的安い価格設定が可能となっています。
さらに、アゴダは独自の市場を持っているため、一部のホテルではアゴダ専用の特別価格を設定しています。これは「価格の安い順」で検索した際に上位表示されるメリットがあるため、ホテル側も積極的に取り組んでいるケースがあります。
会員ランクに応じた割引制度も充実しています。アゴダには「VIPメンバープログラム」という会員特別制度があり、利用頻度が高くなるほど割引率が大きくなります。ブロンズからプラチナムまでのランクがあり、最大で25%の特別割引が適用されることもあります。
また、リスクを取る予約方法（返金不可プラン等）を選択することでさらに安くなるケースもあります。これは料金と引き換えにキャンセルの柔軟性を放棄する選択であり、きちんと理解した上で利用すれば問題ありません。
このようにアゴダの安さには合理的な理由があり、詐欺的な要素ではないことを理解しておくことが重要です。ただし、安さと引き換えに柔軟性や安心感が犠牲になるケースもあるため、自分の旅行スタイルに合わせて選択することが大切です。
アゴダのキャッシュバック制度は安全だが手続きに注意が必要である
アゴダではキャッシュバック制度を展開していますが、「怪しい」「詐欺ではないか」と疑問を持つ利用者も少なくありません。結論から言えば、アゴダのキャッシュバック制度自体は安全ですが、手続きが複雑であることや返金までに時間がかかることから、誤解を招いていると考えられます。
キャッシュバックの仕組みは、条件を満たした予約に対して、一定額が後日返金されるというものです。しかし、この申請プロセスや条件確認が複雑に感じられるため、特に初めて利用する方にとっては混乱の原因となっています。
キャッシュバックの申請は通常、アゴダの公式サイトやアプリを通じて行いますが、予約確認番号や支払いに使用したカード情報などを正確に入力する必要があります。また、申請期限が設けられていることも多く、これを過ぎると返金を受け取る権利を失ってしまいます。
また、返金までの期間が長い点も不安要素となっています。キャッシュバックは予約完了後の数週間から数か月後に処理されるため、「本当に返金されるのか」と心配になる方も多いようです。
さらに、銀行手数料や為替レートの影響で、実際に受け取れる金額が期待していたものより少なくなる場合もあります。これがキャッシュバック制度への不信感につながっているケースも見受けられます。
しかし、アゴダのキャッシュバック制度は正式なサービスであり、きちんと条件を満たし手続きを行えば、問題なく返金を受け取ることができます。多くのユーザーが実際に返金を受け取った成功事例も報告されています。
キャッシュバックを確実に受け取るためには、申請期限を守り、必要な手続きを正確に行うことが重要です。また、手数料や為替レートについても事前に確認しておくと、予想外の損失を防ぐことができるでしょう。
アゴダで起きる詐欺トラブルの種類と対策方法
- アゴダを装った偽メールやフィッシング詐欺が確認されている
- アゴダで予約をしたらホテルに直接確認することで安心できる
- アゴダでトラブルが起きた場合はすぐにカスタマーサポートに連絡するべき
- アゴダの日本語カスタマーサポートは年中無休で対応している
- アゴダのクレジットカード情報管理は安全対策が取られている
- アゴダで問題があった場合の消費者センターへの相談方法がある
- まとめ：アゴダ詐欺を防ぐための対策と安全に利用するコツ
アゴダを装った偽メールやフィッシング詐欺が確認されている
アゴダを装った偽メールやフィッシング詐欺が実際に確認されており、これは純粋な詐欺行為です。これらの詐欺はアゴダ自体が行っているわけではなく、アゴダのブランドを悪用した第三者による犯罪行為です。
「siam manao-life」のブログでは、アゴダで予約した後に「予約確保のために追加のカード情報を送信する必要がある。さもなければ予約はキャンセルされる」という不審なメッセージが届いた事例が報告されています。このようなメッセージはアゴダのメッセージ機能を通じて送られてきており、一見すると公式のものに見えるため危険性が高いです。
このフィッシング詐欺の手口は、メール本文やメッセージ内のリンクをクリックさせ、偽のサイトに誘導してクレジットカード情報などの個人情報を入力させるというものです。入力された情報は詐欺グループに収集され、不正利用されるリスクがあります。
特に注意すべき点として、これらの偽メールやメッセージは、ホテルの公式アカウントを乗っ取って送信されているケースがあることです。動画での解説によれば、詐欺グループがホテルのパソコンに侵入してマルウェアに感染させ、アカウントを乗っ取っている可能性があるとのことです。
不審なメールやメッセージの特徴として、以下のようなものが挙げられます：
- 緊急性を強調し、すぐに対応を求める内容
- 文法や表現が不自然で、自動翻訳されたような日本語
- URLが不自然（長い文字列や、アゴダの正規ドメインとは異なる）
- 個人情報やカード情報の再入力を求める
このような不審なメールやメッセージを受け取った場合は、リンクをクリックせず、アゴダの公式カスタマーサポートに直接問い合わせることが重要です。また、アゴダの公式アプリやウェブサイトから予約状況を確認することもリスク回避につながります。
アゴダで予約をしたらホテルに直接確認することで安心できる
アゴダでホテルを予約した後、トラブルを未然に防ぐための最も効果的な方法は、ホテルに直接連絡して予約の確認を取ることです。これにより、システムの連携不具合による予約の不一致を事前に発見し、対処することができます。
ホテルへの確認は、予約完了から数日後に行うのがベストです。予約情報がシステム間で同期されるまでに時間がかかる場合があるため、すぐに確認するよりも、少し時間を置いた方が確実です。
確認の際は、アゴダから送られてきた予約確認番号、宿泊者名、宿泊日程を伝え、予約が正しく入っているかを確認しましょう。また、部屋タイプや食事の有無など、予約内容の詳細についても確認すると安心です。
特に重要なのは、支払い方法の確認です。アゴダで事前決済済みなのか、現地支払いなのかによって対応が異なります。事前決済済みの場合は、ホテル側にその旨を伝え、二重請求されないように注意しましょう。
また、Yahoo!知恵袋の回答からのアドバイスとして、「必ず予約票の印刷をしてチェックインの最初に提示するという癖をつけると良い」という意見もあります。デジタルデータだけでなく、紙の証拠を持っていくことで、万が一トラブルが発生した場合にも対応がスムーズになります。
さらに、現地到着前日にも再度ホテルに連絡して最終確認をすることをおすすめします。特に長期の予約や繁忙期の宿泊の場合は、この最終確認が重要です。
ホテルとの直接のコミュニケーションは、言語の壁があるケースもありますが、英語が話せなくても、最低限の情報（予約番号や名前、日程）を伝えれば確認は可能です。メールでの確認も有効ですが、返信がない場合は電話で直接確認することをお勧めします。
アゴダでトラブルが起きた場合はすぐにカスタマーサポートに連絡するべき
アゴダを利用中にトラブルが発生した場合、迅速にカスタマーサポートへ連絡することが重要です。早期の対応が問題解決の鍵となり、旅行の計画に大きな影響を与えるトラブルを回避できる可能性が高まります。
特に、以下のようなケースではすぐにカスタマーサポートに連絡しましょう：
- 予約完了後、確認メールが届かない
- アプリ上で予約が表示されない
- ホテルに確認したら予約が入っていなかった
- 料金に関する不明点や想定外の請求がある
- キャンセルしたにもかかわらず料金が引き落とされた
- 不審なメールやメッセージを受け取った
アゴダのカスタマーサポートは24時間体制で対応していますが、繁忙期には電話が繋がりにくいこともあります。その場合は、アプリ内のチャット機能やEメールでの問い合わせも有効です。
問い合わせる際には、以下の情報を準備しておくと効率的です：
- 予約ID（予約確認メールに記載されています）
- 予約者名（アゴダに登録した名前）
- 予約した宿泊施設名と宿泊日
- 支払い方法と支払いに使用したクレジットカード情報（下4桁のみ）
- トラブルの詳細（できるだけ具体的に）
また、予約確認メールやスクリーンショットなど、証拠となる資料があれば用意しておくと良いでしょう。これにより、担当者が状況を正確に把握し、適切な対応ができます。
トラブル対応では、落ち着いて丁寧に説明することが重要です。感情的になると解決が難しくなることがあります。特に海外の企業であるため、文化的な違いもあることを理解し、忍耐強く対応することが大切です。
問題が解決しない場合は、上位の担当者に対応を依頼することも有効です。また、メールでの対応の場合は、すべてのやり取りを記録として残しておきましょう。これは後々のトラブル解決に役立つことがあります。
アゴダの日本語カスタマーサポートは年中無休で対応している
アゴダは世界的なホテル予約サイトでありながら、日本語対応のカスタマーサポートを提供しています。これは、言語の壁を心配する日本人利用者にとって大きな安心材料となるでしょう。
アゴダの日本語カスタマーサポートは年中無休で運営されており、営業時間は9:00から24:00までとなっています。24時間ではないものの、ほとんどの時間帯でサポートを受けることが可能です。
連絡方法は主に以下の3つです：
- 電話：03-5767-9333（国内から）、+81-3-5767-9333（国外から）
- チャットサポート：アゴダのウェブサイトやアプリから利用可能
- Eメール：問い合わせフォームから送信
電話での問い合わせは、リアルタイムで対応してもらえるため、緊急のトラブルに対しては最も効果的です。ただし、繁忙期には回線が混み合って繋がりにくいこともあります。その場合は、チャットサポートやEメールでの問い合わせも検討しましょう。
チャットサポートは、ウェブサイトやアプリのヘルプセンターから利用できます。まずはチャットボットでの自動対応となりますが、問題が解決しない場合は担当者に引き継がれます。チャットは文字で記録が残るため、後々トラブルが続いた場合の証拠としても役立ちます。
なお、予約に関する問い合わせをする場合は、「予約ID」と「予約時に利用したクレジットカード番号下4桁」を用意しておくことが重要です。これらの情報があることで、スムーズに対応してもらえます。
また、Twitterの投稿によると、「電話が繋がらない」という声もあります。その場合は、時間を置いて再度かけ直すか、他の連絡手段を試すことをお勧めします。繁忙期や祝日などは特に混雑する傾向がありますので、余裕を持って連絡することが大切です。
日本語での対応が可能とはいえ、海外企業特有の対応の違いがあるかもしれません。そのため、問題が解決するまで粘り強く交渉することが重要です。
アゴダのクレジットカード情報管理は安全対策が取られている
アゴダのクレジットカード情報管理については、一定の安全対策が取られています。アゴダは国際的な大手企業であり、クレジットカード情報の保護に関する国際基準であるPCI DSS（Payment Card Industry Data Security Standard）に準拠していると考えられます。
アゴダの公式サイトでは、SSL（Secure Sockets Layer）という暗号化技術を採用しており、ウェブブラウザとサーバー間の通信が暗号化されています。サイトURLが「https://」で始まり、ブラウザのアドレスバーに鍵アイコンが表示されていることで、この暗号化が適用されていることを確認できます。
また、アゴダではクレジットカード情報の一部をマスキング（例：カード番号の下4桁のみ表示）して表示するなど、情報漏洩のリスクを最小限に抑える工夫も行われています。
しかし、どんなに対策が取られていても、完全な安全はないことを理解しておく必要があります。特に注意すべきは、アゴダを装った偽サイトやフィッシングメールです。これらはアゴダ自体のセキュリティとは関係なく、第三者による詐欺行為です。
クレジットカード情報を安全に管理するためのユーザー側の対策としては、以下のようなものがあります：
- アゴダの公式アプリを利用する（偽サイトのリスクを避けられる）
- 定期的にカード利用明細を確認し、不審な請求がないかチェックする
- 可能であれば、バーチャルカードや限度額の低いカードを使用する
- 不審なメールやメッセージのリンクからはログインしない
- 公共のWi-Fiでの予約は避け、セキュアな接続環境で操作する
また、「一度使ったクレジットカード情報はアカウントに保存される」という点に不安を感じる方もいるかもしれません。その場合は、予約完了後にアカウント設定から保存されたカード情報を削除することも可能です。
さらに、一部のカード会社では「3Dセキュア」といった追加認証を提供しています。これを利用することで、不正利用のリスクをさらに低減することができるでしょう。
なお、アゴダでは「現地支払い」のオプションも多くの宿泊施設で選択可能です。クレジットカード情報の入力に不安がある場合は、このオプションを選ぶことも一つの方法です。ただし、予約の保証としてカード情報の入力が必要な場合もあります。
アゴダで問題があった場合の消費者センターへの相談方法がある
アゴダとの間でトラブルが発生し、カスタマーサポートでの解決が難しい場合、消費者センターへの相談も選択肢の一つです。ただし、アゴダはシンガポールに本社を置く海外企業であるため、日本の消費者センターでの対応には限界があることも理解しておく必要があります。
消費者センターに相談する前に、まずはアゴダのカスタマーサポートでの解決を徹底的に試みることが重要です。書面やメールでのやり取りを残し、証拠を集めておくことで、消費者センターへの相談時に状況を説明しやすくなります。
消費者センターへの相談手順は以下のとおりです：
- 地元の消費生活センターへ連絡する（全国共通の消費者ホットライン「188」に電話）
- 予約内容、トラブルの経緯、アゴダとのやり取りの証拠（メールや予約確認書など）を準備する
- 相談日時を予約し、詳細を説明する
- アドバイスを受け、必要に応じて消費者センターから事業者への働きかけを依頼する
消費者センターでは、法律の専門家や相談員がトラブル解決のためのアドバイスを提供してくれます。場合によっては、消費者センターからアゴダに対して調査や問い合わせを行うこともあります。
ただし、Yahoo!知恵袋の投稿によると「アゴダというサイトで詐欺に遭ったのですが警察が対処してくれません」という声もあります。これは、海外企業との間のトラブルに対して、国内の法執行機関の対応に限界があることを示しています。
アゴダが本社を置くシンガポールと日本では法制度が異なるため、日本の消費者保護法が必ずしも適用されるとは限りません。そのため、国際的なトラブル解決の手段として以下のようなオプションも検討に値します：
- クレジットカード会社に相談し、チャージバック（支払い取り消し）を申請する
- 国民生活センターの越境消費者センター（CCJ）に相談する
- 旅行保険に加入している場合は、保険会社に相談する
特にクレジットカード会社を通じたチャージバックは、海外企業とのトラブル解決に有効なケースが多いです。支払い後60日以内であれば、不正利用や商品・サービスの不提供などを理由に返金請求ができる可能性があります。
なお、問題の性質によっては、旅行代理店や宿泊施設に直接交渉することで解決できるケースもあります。アゴダはあくまで仲介業者であり、実際のサービス提供者は宿泊施設側であることを忘れないようにしましょう。
まとめ：アゴダ詐欺を防ぐための対策と安全に利用するコツ
最後に記事のポイントをまとめます。
- アゴダ自体は世界的な大手予約サイトであり、詐欺サイトではない
- アゴダでトラブルが起きる主な原因はシステムの連携不具合と偽メール・フィッシング詐欺
- 予約後は必ずホテルに直接連絡して予約の確認を取ることが重要
- 怪しいメールやメッセージのリンクはクリックせず、公式サイトやアプリから予約状況を確認する
- トラブル発生時は迅速にカスタマーサポートに連絡する
- 予約証明書（確認メール等）のスクリーンショットや印刷を保存しておく
- 会員登録・ログイン後に予約すると予約トラブルのリスクが低減する
- 格安プランには「返金不可」などの条件があることが多いため、キャンセルポリシーを確認する
- 支払い方法や料金内容に疑問がある場合は、決済前に確認する
- アゴダのキャッシュバック制度は安全だが、手続きや期限に注意が必要
- クレジットカード情報の入力は公式サイトやアプリ上で行い、セキュアな環境を確保する
- カスタマーサポートでの解決が難しい場合は、消費者センターやクレジットカード会社に相談する
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://www.tripadvisor.jp/ShowTopic-g1-i32856-k13799998-Agoda.html
- https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12292120577
- https://i-fields.jp/reputation/agoda-yabai/
- https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11305877786
- https://www.manao.life/entry/2023/10/18/234940
- https://partnerhub.agoda.com/ja-jp/cyber-attacks-how-can-you-keep-your-hotel-and-your-customers-safe/
- https://www.threads.net/@takashiokita/post/DCwZ5ivTMrJ?hl=ja
- https://www.threads.com/@nalu6123/post/C85SwozSVgw
- https://ameblo.jp/shiawaseninaritaidake/entry-12882051097.html
- https://x.com/a9090851100/status/1717026353684627748
