石垣島の高級リゾートとして知られるANAインターコンチネンタル石垣リゾート。このホテルでの朝食体験は、旅の思い出に大きく影響する重要な時間です。南国の爽やかな朝に頂く朝食は、その日の観光や海遊びの活力源になりますよね。
ANAインターコンチネンタル石垣リゾートでは、なんと4つの朝食会場から選ぶことができます。新鮮なフルーツやビュッフェスタイルの洋食、あるいは沖縄の食材を活かした和朝食など、宿泊する棟や好みに合わせて選択できるのが魅力です。しかし、宿泊プランや宿泊棟によって利用できる朝食会場や追加料金が異なるため、事前に情報を把握しておくことが大切です。
記事のポイント！
- 4つの朝食会場（サルティーダ、八重山、サンコーストカフェ、クラブラウンジ）の特徴と料理内容
- 宿泊棟別の朝食利用ルールと追加料金の仕組み
- 朝食予約の方法と混雑を避けるコツ
- 石垣島ならではの食材を活かした朝食メニューの魅力
ANAインターコンチネンタル石垣リゾートの朝食は4つのレストランから選べる贅沢
- サルティーダ・八重山・サンコーストカフェ・クラブラウンジが朝食会場として利用可能
- サルティーダ(SALTIDA)の朝食メニューは和洋ビュッフェと卵料理のオーダー制
- 日本料理「八重山」の朝食は落ち着いた和朝食セットが楽しめる
- サンコーストカフェは家族連れに人気の和洋ビュッフェを提供
- クラブラウンジの朝食はクラブ棟宿泊者とIHG特典会員のみ利用可能
- 宿泊棟によって利用できる朝食会場やサービス内容に違いがある
サルティーダ・八重山・サンコーストカフェ・クラブラウンジが朝食会場として利用可能
ANAインターコンチネンタル石垣リゾートでは、朝食を楽しめる会場として「SALTIDA（サルティーダ）」「日本料理 八重山」「サンコーストカフェ」そして「クラブインターコンチネンタルラウンジ」の4か所があります。これだけ多くの選択肢があるのは、広大な敷地に複数の棟を持つ大型リゾートならではの特徴です。
それぞれの会場は異なる棟に位置しています。サルティーダはベイウィング、八重山とサンコーストカフェはオーシャンウィング、クラブラウンジはクラブ棟にあります。宿泊する棟からの距離や、朝食のスタイル、料理の種類などによって選ぶことができるので、滞在日数が長い場合は日によって変えてみるのもおすすめです。
サルティーダは比較的新しく、洗練された雰囲気のレストランです。ベイウィング1階に位置し、プールサイドの景色を眺めながらの食事が楽しめます。木目調の落ち着いた内装で、朝の光が差し込む明るい空間が魅力的です。
八重山は日本料理店として夜も営業している本格和食レストランです。朝食時間帯はセットメニューの和朝食を提供しており、ゆったりと落ち着いた雰囲気で食事を楽しめます。混雑するビュッフェスタイルの朝食が苦手な方におすすめです。
サンコーストカフェはオーシャンウィングの1階にある、最も一般的なバイキングスタイルの朝食を提供するレストランです。家族連れに人気で、和洋さまざまな料理が揃っています。ただし、朝食時間帯はかなり混雑することもあるので注意が必要です。
サルティーダ(SALTIDA)の朝食メニューは和洋ビュッフェと卵料理のオーダー制
サルティーダの朝食は「サルティーダ モーニングマルシェ」と呼ばれるビュッフェスタイルを基本としています。石垣島のLAND（大地）とSEA（海）の恵みを味わい尽くすコンセプトで、地元の新鮮な食材を使った料理が豊富に揃っています。
朝食ビュッフェの特徴は、まず入口近くに配置された大きなテーブルにパンやシリアル、ベーグル、マフィンなどのベーカリーアイテムが並びます。蜂の巣から直接流れ出るハチミツや、自分でカットできるフランスパンなど、体験的な要素も取り入れられています。シリアル類は岩のようなディスプレイに入れられるなど、見た目にもこだわりがあります。
フルーツコーナーには定番のバナナやオレンジ、パイナップルに加え、ドラゴンフルーツなど南国ならではのフルーツも揃っています。サラダコーナーでは新鮮な野菜のほか、サーモンや貝類、各種ハムやチーズも用意されており、シークワーサードレッシングなど沖縄らしい調味料で味わうことができます。
温かい料理のセクションでは、ベーコンやソーセージ、ポテトなどの定番ホットミールのほか、日替わりでフレンチトーストやワッフルなどが提供されます。特に評判が良いのがベーコンで、薄いながらも燻製の香ばしさとジューシーさが特徴です。
ライブキッチンコーナーでは、八重山そばやマグロ丼、中華粥など、アジアンテイストの料理がオーダーできます。また、テーブルに着くとオーダーできる卵料理があり、エッグベネディクトやオムレツなど一人1品選べるシステムです。これらの出来立て料理がビュッフェの品々と合わせて楽しめるのが、サルティーダ朝食の魅力となっています。
日本料理「八重山」の朝食は落ち着いた和朝食セットが楽しめる
オーシャンウィング1階にある日本料理「八重山」は、ビュッフェではなく和朝食セットを提供する唯一のレストランです。店内は和の趣を感じる落ち着いた雰囲気で、朝から騒がしい環境が苦手な方や、ゆったりと食事を楽しみたい方に適しています。
和朝食セットは日替わりで、1日おきに献立が変わるようです。メニューには、沖縄や石垣島の特産品を使った料理が多く含まれています。例えば、ゆし豆腐、もずく、青パパイヤのチャンプルー、石垣島産のマグロを使った丼など、地元の食材を活かした料理が並びます。
具体的なセットの内容としては、白ご飯・お粥・マグロ丼から選べるご飯、焼き魚、沖縄料理である青パパイヤのしりしりやラフテー（豚角煮）、ゆし豆腐、アーサ（海藻）入り出汁巻き卵などが含まれます。また、出汁仕立てのもずくや旬の果物もセットに含まれており、バランスの良い朝食が楽しめます。
料金面では、朝食付きの宿泊プランに含まれていなければ、有料で利用することになります。2024年現在の料金は4,500円前後とのことで、チェックイン時に予約すれば少し割引があるようです。朝食券で利用できるレストランはサンコーストカフェと八重山のみで、サルティーダを利用する場合は追加料金が発生します。
八重山の朝食に付く飲み物はほうじ茶のみとのことで、コーヒーやジュースの提供はないようです。また、個室感覚で利用できる席も限られているため、プライベート感を重視する方は早めの時間帯に訪れるのがおすすめです。和食ならではの繊細な味付けと質の高い料理は、観光前の朝にぴったりの滋養となるでしょう。
サンコーストカフェは家族連れに人気の和洋ビュッフェを提供
オーシャンウィング1階に位置するサンコーストカフェは、ANAインターコンチネンタル石垣リゾートの中で最も伝統的な朝食ビュッフェを提供しています。広い店内と豊富な料理の種類から、特に家族連れのゲストに人気があります。
サンコーストカフェのビュッフェは、一般的なホテルの朝食ビュッフェのイメージに近く、洋食と和食の両方が揃っています。卵料理はオーダー制となっており、エッグスタンドでオムレツなどを注文することができます。また、ビュッフェ台には沖縄料理のコーナーもあり、ゴーヤやソーキ、てびち、麩チャンプルーなどの郷土料理も楽しめます。
特に評判が良いのが八重山そばで、具材を自分でチョイスして入れるスタイルが特徴です。朝からしっかりとした食事を楽しみたい方や、和食と洋食の両方を食べたい方に適しています。
ただし、サンコーストカフェの難点として挙げられるのが混雑具合です。特に7時以降は非常に混み合うことがあり、時間帯によっては待ち時間が発生することもあります。また、ビュッフェ台の構造上、トレーを持ちながら料理を取るのが難しい場所もあるとの声も聞かれます。
料金面では、朝食付きの宿泊プランに含まれていることが多く、追加料金なしで利用できるのがメリットです。オーシャンウィングやコーラルウィングに宿泊している場合は、サンコーストカフェか八重山を朝食会場として選ぶことになります。利用時間は6:00〜10:00頃までで、最終入店は混雑状況によって前後する可能性があります。
クラブラウンジの朝食はクラブ棟宿泊者とIHG特典会員のみ利用可能
ANAインターコンチネンタル石垣リゾートのクラブインターコンチネンタルラウンジでの朝食は、特別な特典として位置づけられています。利用できるのは、クラブ棟に宿泊している方、IHGマイルストーンリワーズのラウンジ年間メンバーシップ所有者、そしてロイヤルアンバサダー資格者に限られます。
クラブラウンジでの朝食は、他のレストランに比べて静かでゆったりとした雰囲気が特徴です。混雑することが少なく、落ち着いて朝食を楽しむことができます。ビュッフェ台は比較的小規模ながらも、質の高い料理が並び、アラカルトメニューも充実しています。
オーダーメニューには「島の朝ごはん（沖縄朝食）」「ぬちぐすい畑（県産野菜を使ったサラダ）」「日替わりのモーニングスペシャル」「お好みの卵料理」「エッグベネディクトスペシャル」などがあり、好みに合わせて選ぶことができます。また、ビュッフェからは沖縄らしい料理やフルーツも取り分けることができます。
朝食の質に関しては、一般的なホテルのラウンジ朝食よりもワンランク上との評価が多いようです。特に卵料理には力が入っており、ハイグレードな仕上がりとなっています。また、クラブラウンジ宿泊者は他のレストラン（サルティーダを含む）でも追加料金なしで朝食を楽しむことができるという特典もあります。
クラブラウンジの朝食時間もおおむね6:30〜10:30頃までとなっていますが、他のレストランに比べて混雑度は低く、待ち時間もほとんどないことが多いようです。特別な朝食体験を求める方や、静かな環境で食事を楽しみたい方にとって、クラブラウンジでの朝食は魅力的な選択肢と言えるでしょう。
宿泊棟によって利用できる朝食会場やサービス内容に違いがある
ANAインターコンチネンタル石垣リゾートは、クラブインターコンチネンタル棟、ベイウィング、オーシャンウィング、コーラルウィングの4つの棟から構成されています。宿泊する棟によって、朝食時に利用できるレストランやサービス内容に違いがあるので注意が必要です。
クラブインターコンチネンタル棟とベイウィングに宿泊している場合、八重山、サンコーストカフェ、サルティーダから朝食会場を選ぶことができます。特に朝食付きプランであれば、追加料金なしでサルティーダの朝食ビュッフェを楽しむことができるのが大きなメリットです。加えて、クラブ棟の宿泊者はクラブラウンジでの朝食も選択肢に入ります。
一方、オーシャンウィングとコーラルウィングの宿泊者は、基本的に八重山かサンコーストカフェの2か所から朝食会場を選ぶことになります。サルティーダで朝食を取りたい場合は、追加料金（1,500円〜2,500円/人）が必要です。ちなみに前日21時までに予約すると追加料金が1,500円に割引されるという情報もあります。
また、朝食内容の違いとしては、クラブラウンジでは比較的少人数向けのきめ細やかなサービスが受けられる一方、サルティーダやサンコーストカフェではより幅広い種類の料理が楽しめます。八重山では和食に特化した朝食が楽しめるため、洋食よりも和食派の方に向いています。
滞在日数が長い場合は、複数の朝食会場を試してみるのも良いでしょう。例えば、到着日翌朝は時差ボケで早起きしやすいので開店時間に合わせてサルティーダで豪華な朝食を、観光で忙しい日は八重山で落ち着いた和朝食を、最終日は余裕を持ってクラブラウンジでゆったりと、というように使い分けることができます。料金面も考慮しつつ、旅のスケジュールに合わせて朝食会場を選ぶのがおすすめです。
ANAインターコンチネンタル石垣リゾート朝食の詳細情報と予約方法
- 朝食時間は6:30〜10:30でラストオーダーは10:00
- サルティーダ朝食の追加料金はオーシャンウィング宿泊者で1,500円〜2,500円
- 朝食の予約方法はQRコードからのオンライン順番待ちシステムを採用
- 朝食時間帯による混雑状況は7時以降が最も混雑する傾向
- 朝食を楽しみながらプールや石垣島の自然を眺められるテラス席も
- 石垣島ならではの食材を使った沖縄料理や南国フルーツも楽しめる
- まとめ：ANAインターコンチネンタル石垣リゾート朝食は宿泊棟に合わせて選ぶのがベスト
朝食時間は6:30〜10:30でラストオーダーは10:00
ANAインターコンチネンタル石垣リゾートの朝食時間は、基本的にどのレストランも概ね同じ時間帯で運営されています。一般的な朝食営業時間は6:30〜10:30で、ラストオーダーは10:00となっています。ただし、レストランによって若干の違いがあることもあるので、チェックイン時に確認するのが確実です。
朝早く起きて朝食を楽しみたい方には、オープン直後の6:30頃が最もおすすめです。この時間帯は比較的空いていることが多く、ゆったりと落ち着いた雰囲気で食事ができます。また、料理も出来立てで提供されるため、最も良い状態で楽しめるでしょう。
一方、9:00以降になると、チェックアウト前の最後の食事として朝食を取る方が増えるため、再び混雑する傾向があります。特に週末や繁忙期は、いずれの時間帯も予想以上に混み合うことがあるので、時間に余裕を持って行動することをおすすめします。
長期滞在の場合、朝食を毎日同じ時間に取る必要はありません。例えば、アクティビティで早朝から出発する日は早めに朝食を済ませ、ゆっくり過ごす日は遅めの時間に朝食を楽しむなど、その日の予定に合わせて時間を調整するとよいでしょう。
なお、サルティーダでは朝食の後、12:00からランチタイムとなります。朝食が少し遅くなってしまった場合でも、ランチタイムの開始までには片付けが行われるので、その点は注意が必要です。朝食時間をフルに活用したい場合は、9:30頃までには入店しておくことをおすすめします。
サルティーダ朝食の追加料金はオーシャンウィング宿泊者で1,500円〜2,500円
ANAインターコンチネンタル石垣リゾートでは、宿泊する棟によって朝食会場の選択肢や追加料金が異なります。特にサルティーダの朝食に関しては、オーシャンウィングやコーラルウィングの宿泊者が利用する場合、追加料金が発生します。
オーシャンウィングやコーラルウィングの朝食付きプランで宿泊している場合、サルティーダを利用するには1人あたり1,500円〜2,500円の追加料金がかかります。この追加料金は予約のタイミングによって変わり、前日21時までに予約すると1,500円、当日の場合は2,500円になるようです。
一方、ベイウィングやクラブインターコンチネンタル棟の朝食付きプランで宿泊している場合は、追加料金なしでサルティーダの朝食を楽しむことができます。この点は宿泊プラン選びの際に大きなポイントとなるでしょう。
朝食なしのプランで宿泊している場合、どの棟に宿泊していても朝食を追加する際には料金が発生します。2024年現在、朝食を追加する場合の料金は、サンコーストカフェまたは八重山で約4,500円、サルティーダでは5,600円程度とされています。朝食付きプランと素泊まりプランの差額を考えると、朝食を食べる予定がある場合は初めから朝食付きプランを選んだ方がお得になる場合が多いです。
また、クラブインターコンチネンタル棟に宿泊している場合は、クラブラウンジでの朝食に加え、他の全てのレストラン（サルティーダ含む）で追加料金なしで朝食を楽しむことができます。これはクラブフロア宿泊の大きな特典の一つと言えるでしょう。料金面だけでなく、より多彩な朝食体験が可能になります。
朝食の予約方法はQRコードからのオンライン順番待ちシステムを採用
ANAインターコンチネンタル石垣リゾートでは、コロナ禍以降、朝食レストランの混雑緩和と効率的な運営のため、オンラインでの順番待ちシステムを導入しています。これは事前予約ではなく、その日の朝に利用するためのシステムです。
具体的な利用方法としては、まずチェックイン時に案内されるQRコードをスマートフォンで読み取ります。このQRコードからアクセスできるサイトで、希望する朝食会場の順番待ちに登録することができます。ただし、このシステムは朝食会場のオープン時間（6:30頃）以降にしか利用できないため、注意が必要です。
システムに登録すると、順番が近づいてきたときや、案内可能になった時点でスマートフォンに通知が届きます。通知を受け取ったら、速やかに朝食会場へ向かうことが求められます。通知後すぐに会場へ行かない場合、次の順番の方が優先されることもあるようなので、通知を受け取ったらすぐに対応するのがベストです。
混雑状況によっては、かなりの待ち時間が発生することもあります。例えば、朝7時頃に順番待ちに登録した場合、「数十組待ち」となり、実際に席に着けるのが9時前になるというケースも報告されています。特に7時以降は最も混雑する時間帯なので、待ち時間を短くしたい場合は、6時半頃のオープン時間に合わせて早めに順番待ちに登録するのがおすすめです。
また、このシステムの課題として、時間指定ができないため、どのくらい待つかが読めないという点が挙げられています。朝食後の予定がある場合、出発時間の調整が必要になることもあるので、余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。特に観光やアクティビティの予約がある日は早めに朝食を済ませるか、クラブラウンジなど比較的混雑の少ない会場を選ぶのも一つの方法です。
朝食時間帯による混雑状況は7時以降が最も混雑する傾向
ANAインターコンチネンタル石垣リゾートの朝食会場は、時間帯によって混雑状況が大きく変わります。一般的な傾向として、7時以降が最も混雑する時間帯となっています。
オープン直後の6:30〜7:00頃は比較的空いている傾向にあります。この時間帯は早起きした旅行者や、その日の予定が詰まっているゲストが利用することが多いです。例えば、1日目に6時頃に順番待ち登録をしてオープン時間のAM6:30頃にほぼ待ち時間なしで席へ案内されたという報告もあります。朝食をゆっくり楽しみたい方や、混雑を避けたい方には、少し早起きしてでもこの時間帯を狙うのがおすすめです。
一方、7:00〜8:30頃は最も混雑する時間帯です。多くの宿泊客がこの時間帯に朝食を取るため、順番待ちの列が長くなることもあります。AM7:00頃に順番待ちを登録すると「数十組待ち」になり、実際に席につけるのがAM9:00前くらいになったというケースも報告されています。この時間帯に朝食を取りたい場合は、かなりの待ち時間を想定しておく必要があります。
8:30以降は再び少し落ち着く傾向がありますが、9:00〜10:00のラストオーダー前には再び混雑することもあります。これはチェックアウト前の最後の食事として朝食を取る宿泊客が増えるためです。この時間帯は料理の補充が間に合わないこともあるようなので、人気メニューを狙う場合は注意が必要です。
レストランによっても混雑状況は異なり、一般的にサンコーストカフェが最も混雑しやすく、サルティーダがそれに続きます。八重山はセットメニューのため比較的混雑は少なめですが、それでも人気のため7時前に到着すると既に半分以上埋まっているというケースもあります。クラブラウンジは利用できる宿泊客が限られているため、他のレストランに比べて混雑は少ない傾向にあります。
朝食を楽しみながらプールや石垣島の自然を眺められるテラス席も
ANAインターコンチネンタル石垣リゾートの朝食会場では、室内の席だけでなく、石垣島の自然を感じられるテラス席も用意されています。特にサルティーダには、プールサイドを見渡せる開放的なテラス席があり、天気の良い日には爽やかな朝の空気を感じながら食事を楽しむことができます。
テラス席の最大の魅力は、石垣島の自然を五感で感じられる点です。朝日を浴びながらの食事は、リゾートステイならではの贅沢な体験となるでしょう。鳥のさえずりを聴きながら、南国の植物に囲まれた環境で朝食を取れば、日常を忘れてリゾート気分を満喫できます。
ただし、沖縄の気候を考慮する必要があります。夏場は朝から気温が高くなる日もあるため、汗をかきやすい方は室内の席を選ぶのが無難かもしれません。また、雨季や台風の時期には、急な雨で利用できないこともあります。冬場や早朝は意外と肌寒く感じることもあるので、薄手の羽織るものを持参するとよいでしょう。
サルティーダのテラス席は約64席あり、窓が大きく開放的な設計になっています。テラスから見えるのはプールエリアで、リゾート感あふれる景色を眺めながら食事ができます。「プールを眺め、鳥のさえずりを聴きながらの朝食を夢見ていた」というゲストの声もあるように、多くの人にとって憧れの朝食シーンとなっています。
テラス席の利用を希望する場合は、案内時にスタッフにリクエストするとよいでしょう。ただし、天候や混雑状況によっては希望に添えないこともあります。特に人気の席なので、早朝など比較的空いている時間帯を狙うのがおすすめです。
クラブラウンジでも屋外で食事を楽しめるスペースがあり、プール側の景色を眺めながらゆったりと朝食を楽しむことができます。アフタヌーンティーなどもテラスやプールサイドで提供してもらえるサービスもあるようです。
石垣島の自然を感じながらの朝食は、リゾートでのひとときをより特別なものにしてくれるでしょう。ホテル敷地内の豊かな緑や青い空、そして朝の心地よい風を感じながらの食事は、都会では味わえない贅沢な体験となるはずです。
石垣島ならではの食材を使った沖縄料理や南国フルーツも楽しめる
ANAインターコンチネンタル石垣リゾートの朝食の魅力の一つが、石垣島や沖縄ならではの食材を活かした料理の数々です。各レストランでは地元の食材を取り入れたメニューが提供され、旅行者に石垣島の食文化を味わう機会を提供しています。
サルティーダでは、「LAND（大地）」と「SEA（海）」をコンセプトに、石垣島の恵みを活かした料理が多数登場します。例えば、ライブキッチンではマグロ丼が提供されていますが、これは石垣島近海で獲れる新鮮なマグロを使用したものです。また、八重山そばも石垣島の郷土料理として人気があり、豚肉のほろほろとした食感と旨味たっぷりのスープが特徴です。
沖縄料理としては、人参しりしりやモズク、ゆし豆腐などの定番料理のほか、青パパイヤのチャンプルー、海ぶどう、ラフテー（豚の角煮）なども朝食で楽しむことができます。これらの料理は沖縄の食文化を体験する良い機会となるでしょう。
ドレッシングやソースにも沖縄らしさが活かされており、シークワーサードレッシングやタンカンドレッシング、石垣の塩を使用したソースなど、島の恵みを生かした調味料が揃っています。これらを使うことで、普段のサラダも一味違った味わいになります。
フルーツコーナーでは、南国らしい種類豊富なフルーツが提供されています。パイナップルやドラゴンフルーツはもちろん、石垣島産のパパイヤやバナナ、ランブータンなど、本土では手に入りにくい南国フルーツも楽しめます。特に「石垣珊瑚パパイヤ」と呼ばれる島のパパイヤは、一般的なパパイヤとは味わいが異なり、部位によって様々な味が楽しめるという特徴があります。
ドリンク類も南国らしさ満点で、マンゴージュースやパイナップルジュース、シークワーサージュースなどの南国フルーツジュースが揃っています。また、さんぴん茶（ジャスミン茶）やデトックスウォーターなど、沖縄らしいドリンクも用意されています。
これらの地元食材を使った料理を味わうことで、石垣島旅行の思い出がより豊かになるでしょう。観光だけでなく、食を通じても石垣島の魅力を感じられるのは、リゾートホテルの朝食ならではの楽しみ方と言えます。
まとめ：ANAインターコンチネンタル石垣リゾート朝食は宿泊棟に合わせて選ぶのがベスト
最後に記事のポイントをまとめます。
- ANAインターコンチネンタル石垣リゾートでは、サルティーダ、八重山、サンコーストカフェ、クラブラウンジの4か所の朝食会場から選択可能
- サルティーダはベイウィング1階にある洗練された雰囲気のレストランで、ビュッフェと卵料理のオーダー制を組み合わせたスタイル
- 日本料理「八重山」はオーシャンウィング1階にあり、落ち着いた雰囲気で和朝食セットを楽しめる
- サンコーストカフェは家族連れに人気の和洋ビュッフェを提供するレストラン
- クラブラウンジの朝食はクラブ棟宿泊者とIHG特典会員のみ利用可能で、混雑が少ない
- 宿泊棟によって利用できる朝食会場が異なり、オーシャンウィング宿泊者がサルティーダを利用する場合は追加料金が必要
- 朝食時間は基本的に6:30〜10:30で、ラストオーダーは10:00
- 朝食会場の混雑は7時以降が顕著で、早朝6:30頃が最も空いている
- 朝食の予約はQRコードからのオンライン順番待ちシステムを利用する必要がある
- テラス席ではプールや石垣島の自然を眺めながら朝食が楽しめる
- 石垣島ならではの食材を使った沖縄料理や南国フルーツも朝食で味わえる
- 朝食付きプランと素泊まりプランの差額を考えると、朝食を食べる予定なら朝食付きプランがお得
