JTBで飛行機付きのツアーを予約したものの、座席指定の方法がわからずに困っている方は多いのではないでしょうか。国内ツアーと海外ツアーで手続きが異なったり、座席指定ができないプランがあったりと、JTBの座席指定システムは複雑に感じられることもあります。しかし、正しい手順と対処法を知っていれば、希望の座席を確保することは十分可能です。
本記事では、JTBでの飛行機座席指定について、基本的な手順から トラブル時の対処法まで詳しく解説します。オンライン予約後の座席指定方法、座席指定ができない場合の原因と解決策、さらには当日空港での対応まで、実践的な情報を網羅的にお伝えします。ANAやJALなどの航空会社別の違いや、ジェットスター利用時の特別な手続きについても触れているので、あなたの旅行プランに合わせた最適な座席確保方法が見つかるでしょう。
この記事のポイント |
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✅ JTB予約完了後のオンライン座席指定の具体的手順 |
✅ 座席指定ができない時の原因と5つの対処法 |
✅ 国内・海外ツアーでの座席指定方法の違い |
✅ 当日空港での座席変更テクニックと注意点 |
JTBでの飛行機座席指定の基本と手順
- JTB飛行機座席指定は予約完了後にオンラインで可能
- 国内ツアーでの座席指定方法は予約詳細画面から操作
- 海外ツアーでは座席指定の可否がプランによって異なる
- ジェットスター利用時は専用の手続きが必要
- 座席指定ができない場合でも座席は確保されている
- 事前座席指定には数に限りがある
JTB飛行機座席指定は予約完了後にオンラインで可能
JTBで航空券付きツアーを予約した場合、座席指定は予約完了後にお客様ご自身でオンライン手続きを行うシステムになっています。これは多くの方が誤解しやすい点で、「JTBが自動的に座席を指定してくれる」と思い込んでいる方も少なくありません。
実際の手順としては、まずJTB公式サイトにログインし、予約詳細・確認画面にアクセスする必要があります。この画面の「旅程」欄に表示される「航空券の座席を指定する」ボタンをクリックすることで、座席指定画面に進むことができます。
🎯 JTB座席指定の基本フロー
ステップ | 操作内容 | 注意点 |
---|---|---|
1 | JTB公式サイトにログイン | トラベルメンバー登録が必要 |
2 | 予約詳細・確認画面を開く | 予約番号で検索可能 |
3 | 「航空券の座席を指定する」をクリック | 対象便のみ表示される |
4 | シートマップから希望座席を選択 | 指定可能席のみ選択可 |
5 | 搭乗者ごとに座席を指定 | 2名以上の場合は個別指定 |
ただし、すべてのJTBツアーで事前座席指定ができるわけではないという点は重要です。格安プランや特定の航空会社を利用するツアーでは、事前座席指定が制限されている場合があります。予約時に座席指定の可否を確認することが、後々のトラブルを避けるために不可欠です。
また、座席指定は出発時刻の一定時間前までという制限があります。国内線の場合は出発20分前まで、国際線では72時間前までといった具合に、航空会社や路線によって締切時間が異なります。この時間を過ぎると、オンラインでの座席変更はできなくなってしまいます。
さらに注意すべき点として、機材変更や航空会社の都合により、指定済みの座席番号が変更される可能性があることです。このような変更が発生した場合、JTBからメールやSMSで通知が送られますが、変更後の新しい座席番号は「たびページ」には自動反映されません。そのため、搭乗前日には必ず最新の座席情報を確認することが重要です。
国内ツアーでの座席指定方法は予約詳細画面から操作
国内ツアーでJTBを利用する場合、座席指定の手順は比較的シンプルです。オンライン予約をされた方は、予約完了後すぐに座席指定が可能になります。ただし、JTB店舗や電話で予約した場合は、手続き方法が異なるため注意が必要です。
オンライン予約の場合、まずJTB公式サイトの予約詳細・確認画面にアクセスします。ここで重要なのは、正確な予約番号とパスワードを入力することです。予約番号は予約完了時に送信されるメールに記載されているので、事前に確認しておきましょう。
🛫 国内ツアー座席指定の詳細手順
段階 | 具体的操作 | 所要時間目安 |
---|---|---|
アクセス | JTB公式サイト→予約確認 | 1-2分 |
認証 | 予約番号とパスワード入力 | 1分 |
便選択 | 指定したい便の「座席を指定する」をクリック | 1分 |
座席選択 | シートマップから希望座席をクリック | 2-3分 |
確定 | 選択内容を確認して「座席を指定する」をクリック | 1分 |
シートマップでは、指定可能な座席のみが選択できる状態で表示されます。グレーアウトされている座席は、すでに他の乗客が指定済みか、事前指定の対象外となっています。窓側や通路側、前方座席など人気の高い座席は早めに埋まってしまうため、予約後できるだけ早く座席指定を行うことをおすすめします。
2名以上での旅行の場合は、搭乗者ごとに個別に座席を指定する必要があります。一人ずつ名前を選択し、それぞれに座席を割り当てていく作業になります。隣同士の座席を希望する場合は、空いている隣接座席を順次選択していきます。
座席指定完了後は、確認メールが送信されるため、必ず内容をチェックしましょう。万が一、希望と異なる座席が指定されていた場合は、締切時間内であれば再度変更することが可能です。また、スキップサービスは2023年3月31日で廃止されているため、搭乗前には必ずオンラインチェックインを済ませる必要があります。
海外ツアーでは座席指定の可否がプランによって異なる
海外ツアーにおけるJTBの座席指定システムは、国内ツアーよりも複雑な仕組みになっています。プランの種類によって座席指定の可否や方法が大きく異なるため、予約前に必ず確認することが重要です。
**【予約後座席指定可】【出発○日前より座席指定可】**と表示されているプランでは、お客様ご自身でオンライン座席指定を行います。この場合、予約完了後すぐに座席指定ができるタイプと、eチケット発行後(出発○日前)から可能になるタイプの2種類があります。
📊 海外ツアー座席指定パターン別対応表
プラン表示 | 座席指定方法 | 指定可能時期 | 料金 |
---|---|---|---|
予約後座席指定可 | 予約明細画面から | 予約完了後すぐ | 無料※ |
出発○日前より座席指定可 | eチケット発行後 | 表示日数前から | 無料※ |
並び席 | JTBが手配 | お客様操作不要 | 無料 |
表示なし | 航空会社HP又は当日 | 各社規定による | 航空会社による |
※航空会社によっては有料座席の場合があります
【並び席】と表示されているプランは特別な仕組みで、JTBが2~4名の並び席を手配してくれます。ただし、座席番号の指定はできず、通路側・窓側の希望も受け付けていません。3名以上の場合は必ずしも全員が横並びになるとは限らず、通路を挟んだり縦並びになったりする可能性があります。
座席指定に関する注意点として、航空会社の空席状況や機材確定前などの理由で座席指定ができない場合があります。また、事前座席指定可能な座席数には限りがあるため、手続きの時点で空席がない場合もあります。
海外ツアーでは出発時刻の72時間前まで座席指定が可能ですが、航空会社によっては更に早い締切を設定している場合があります。指定後であっても機材変更などで座席番号が変更される可能性があるため、出発前日には必ず最新情報を確認することが重要です。
さらに、有料座席の追加手配についても選択肢があります。eチケット発行後に予約明細画面から有料席を選択・購入できる場合がありますが、これは手配旅行契約となり、取消・変更・払戻しはできません。JTBで購入できない場合でも、航空会社のホームページで直接購入できる可能性があります。
ジェットスター利用時は専用の手続きが必要
ジェットスターを利用するJTBツアーでは、他の航空会社とは異なる特別な座席指定手続きが必要になります。これは格安航空会社(LCC)特有のシステムによるもので、従来のフルサービスキャリアとは運用方法が大きく異なります。
JTB公式サイトでは、ジェットスター利用の場合は専用ページでの確認が必要であることが明記されています。一般的なJTBの座席指定フローとは別の手順を踏む必要があり、予約確認メールに記載されている専用URLからアクセスする必要があります。
✈️ ジェットスター利用時の特別対応項目
項目 | 一般航空会社 | ジェットスター |
---|---|---|
座席指定画面 | JTB予約詳細画面 | 専用URL経由 |
指定可能時期 | 予約完了後すぐ | 便により異なる |
料金体系 | 基本無料 | 多くが有料 |
変更可否 | 締切まで可能 | 制限あり |
キャンセル | 無料で取消可 | 返金なし |
ジェットスターではほとんどの座席指定が有料となっているため、事前に料金を確認してから手続きを進めることが重要です。エコノミークラスの場合、座席の位置や種類によって料金が設定されており、前方座席や非常口座席、通路側・窓側座席などは追加料金が発生します。
また、ジェットスターの座席指定は一度確定すると変更や取消が困難な場合が多いため、慎重に選択する必要があります。特に、有料で指定した座席は、後から無料の座席に変更したとしても料金の返金は基本的に行われません。
4人で予約した場合の注意点として、座席指定をしないと4人の席が離れ離れになる可能性が高いことが挙げられます。ジェットスターでは自動的な隣席配慮は期待できないため、グループで旅行する場合は必ず事前座席指定を行うことをおすすめします。
ジェットスターの座席指定はJTBのサイトから直接できない場合もあります。その際は、予約確認メールに記載されている確認番号を使って、ジェットスター公式サイトで直接手続きを行う必要があります。この際、JTBで予約した内容と一致するかを必ず確認してから操作を進めましょう。
座席指定ができない場合でも座席は確保されている
JTBで航空券付きツアーを予約したものの座席指定ができない状況に遭遇すると、「本当に飛行機に乗れるのか」と不安になる方も多いでしょう。しかし、座席指定ができない場合でも、ご搭乗便の座席は確実に確保されています。これは航空業界の基本的なルールであり、予約が完了している限り座席は保証されています。
座席指定ができない主な理由として、事前に指定できる座席数に限りがあることが挙げられます。航空会社は全ての座席を事前指定の対象としているわけではなく、一定数の座席は当日の空港カウンターでの割り当て用に残しています。
🎫 座席確保の仕組み
座席カテゴリ | 割合目安 | 指定方法 | 対象者 |
---|---|---|---|
事前指定可能席 | 60-70% | オンライン・電話 | 一般乗客 |
上級会員優先席 | 10-15% | 会員専用 | マイレージ上級会員 |
特別配慮席 | 5-10% | 空港カウンター | 身体的配慮が必要な方 |
当日割当席 | 10-20% | 空港カウンター | 事前指定できなかった方 |
質問主さんが指定できない席は、お高いチケットを買っている人や上級会員向けの別の割り当て席があるという説明が示すように、座席は階層的に管理されています。格安ツアーで予約した場合、事前指定できる座席の優先度が低くなることがありますが、これは座席が確保されていないということではありません。
座席は日々変化するため、最初は指定できなかった席も、出発までの間に空きが出る可能性があります。特に出発48時間前以降には、座席指定できる席が追加されることが多いため、こまめに確認することが重要です。
また、出発24時間前からはオンラインチェックインと共に座席を探すことができます。この時点で、それまで指定できなかった座席が選択可能になることもあります。オンラインチェックインは搭乗手続きを簡素化するだけでなく、座席選択の最後のチャンスでもあるのです。
最終的に事前座席指定ができなかった場合でも、当日空港カウンターで必ず座席が割り当てられます。空港に到着したお客様から順番に座席を指定していく仕組みになっているため、早めに空港に到着することで、より良い座席を確保できる可能性が高まります。
事前座席指定には数に限りがある
航空会社とJTBの間での座席配分システムについて理解することは、座席指定を成功させるために重要なポイントです。事前座席指定ができる席数は限られており、これは航空会社の収益管理戦略と密接に関係しています。
航空会社は座席を複数のカテゴリに分けて管理しており、旅行会社経由の格安ツアー向けには限定的な座席のみを事前指定可能としています。これは、正規料金を支払った乗客や上級会員に対する優遇措置の一環でもあります。
📈 座席指定の優先順位システム
優先度 | 対象者 | 座席選択権 | 指定可能時期 |
---|---|---|---|
最高 | ファーストクラス利用者 | 全座席 | 予約と同時 |
高 | ビジネスクラス・上級会員 | ほぼ全座席 | 予約と同時 |
中 | 正規料金エコノミー | 大部分の座席 | 予約と同時 |
低 | 格安航空券・ツアー | 限定座席 | 制限あり |
JTBなどの旅行会社が提供する格安ツアーでは、航空会社から割り当てられた座席枠内でのみ事前指定が可能になります。この枠を超えた場合は、たとえ機内に空席があったとしても事前指定はできません。
しかし、時間の経過とともに座席の開放が行われることも多いです。特に以下のタイミングで座席が追加開放される可能性があります:
- 出発7日前:一部の制限が解除される
- 出発48時間前:大幅な座席開放が行われる
- 出発24時間前:オンラインチェックイン開始と同時に追加開放
- 出発当日:最終的な座席調整
このため、最初に座席指定ができなかった場合でも、定期的に確認を続けることが重要です。特に出発48時間前のタイミングは、多くの座席が開放される可能性が高いため、必ずチェックすることをおすすめします。
また、キャンセルによる座席の再開放も日常的に発生しています。他の乗客がより良い座席に変更したり、予約をキャンセルしたりすることで、新たに選択可能な座席が現れることがあります。
座席指定の成功率を高めるためには、複数の選択肢を持っておくことも大切です。第一希望の座席がダメでも、第二、第三の候補を考えておくことで、より柔軟に対応できるでしょう。
JTB飛行機座席指定のトラブル解決と注意点
- 座席指定ができない時は48時間前に再確認すべき
- 並び席を希望する場合はJTBが手配するプランを選ぶ
- 有料座席の指定はeチケット発行後に可能
- 航空会社直接でも座席指定できる場合がある
- 当日空港での座席指定も最終手段として利用可能
- 機材変更時は座席番号が変更される可能性がある
- まとめ:JTB飛行機座席指定を成功させるコツ
座席指定ができない時は48時間前に再確認すべき
JTBで座席指定ができない状況に直面した場合、出発48時間前の再確認が最も重要なタイミングとなります。これは航空業界において、多くの航空会社が48時間前を境に座席開放のルールを変更するためです。
出発48時間前以降に座席指定できる席が追加される理由は複数あります。まず、航空会社が上級会員や正規料金乗客のために確保していた座席の一部が、この時点で一般開放されることがあります。また、他の乗客による座席変更やキャンセルも頻繁に発生するタイミングです。
🕐 48時間前チェックの効果的な方法
チェック時間 | おすすめ度 | 理由 |
---|---|---|
48時間前 午前中 | ★★★★★ | システム更新直後で空席が多い |
48時間前 夜間 | ★★★★☆ | 他の乗客の変更が反映される |
24時間前 | ★★★★★ | オンラインチェックイン開始 |
当日朝 | ★★★☆☆ | 最終調整のチャンス |
実際の確認方法としては、JTBの予約詳細画面から定期的にアクセスすることが基本です。この際、単に座席指定画面を開くだけでなく、シートマップ全体を確認して、前回見た時と比較して新たに選択可能になった座席がないかをチェックしましょう。
また、複数回に分けて確認することも効果的です。朝・昼・夜と時間を変えてアクセスすることで、異なるタイミングでの座席開放を見逃さずに済みます。特に平日の夜や週末は、乗客による座席変更が多く発生する傾向があります。
一部の運賃や条件によっては追加されない場合もあるため、格安ツアーの場合は期待しすぎないことも大切です。しかし、経験上、多くの場合で何らかの座席が新たに選択可能になることが多いため、諦めずに確認を続けることをおすすめします。
48時間前の確認で座席が見つからなかった場合でも、24時間前のオンラインチェックイン開始時が次の大きなチャンスとなります。この時点で、航空会社は搭乗手続きの効率化のために、より多くの座席を開放する傾向があります。
さらに、この時期には希望する座席タイプ(窓側・通路側・前方など)の優先順位を明確にしておくことも重要です。すべての希望が叶わなくても、最も重視する条件に合う座席を迅速に選択できるよう準備しておきましょう。
並び席を希望する場合はJTBが手配するプランを選ぶ
家族や友人との旅行で隣同士の座席を確実に確保したい場合、JTBの「並び席」プランを選択することが最も確実な方法です。このプランでは、お客様が個別に座席指定をする必要がなく、JTBが責任を持って2~4名の並び席を手配してくれます。
「並び席」プランの特徴として、座席番号の指定はできませんが、同一予約の乗客が隣接する座席に配置されることが保証されています。ただし、3名以上の場合は必ずしも全員が一列に並ぶとは限らず、通路を挟んだ配置や前後の座席になる可能性もあります。
👥 並び席プランの座席配置パターン
人数 | 配置パターン例 | 確実性 |
---|---|---|
2名 | AB, DE, FG | ほぼ確実 |
3名 | ABC, DEF(一列)またはAB+D(通路挟み) | 高い |
4名 | ABCD(一列)またはAB+DE(通路挟み) | 中程度 |
5名以上 | 2-4名の組み合わせに分割 | 要相談 |
並び席を利用できない場合も明確に定められています。幼児ベッド(バシネット)や車椅子の利用など特別な要望がある場合、航空座席を利用しない幼児が2名以上いる場合(酸素マスクの個数制限のため)、機材変更による座席番号変更、出発90分前までに搭乗手続きが完了しなかった場合などは、並び席の保証対象外となります。
エコノミークラスとビジネスクラスでは配置ルールが異なる点も重要です。エコノミークラスでは3名以上の場合に通路を挟んだり縦並びになったりすることがありますが、ビジネスクラスでは原則として2名1単位で他の乗客を挟まない形での座席配置となります。
並び席プランを選択する際の注意点として、通路側・窓側の希望や具体的な座席番号の指定は受け付けていないことがあります。あくまでも「隣同士に座れる」ことが保証されるだけで、座席の位置や向きについては航空会社の裁量に委ねられます。
また、5名以上でのグループ旅行の場合は2~4名の組み合わせに分割されるため、全員が近くに座れない可能性があります。大人数での旅行を計画している場合は、事前にJTBの担当者と相談して、最適な座席配置を検討することをおすすめします。
有料座席の指定はeチケット発行後に可能
JTBツアーにおいて、より快適な座席を確保したい場合は有料座席の利用を検討することができます。有料座席は通常の座席よりも足元が広い、前方に位置する、または窓側・通路側が確実に確保できるなどのメリットがあります。
eチケット発行後に予約明細画面から有料席を選択・購入することが可能になります。ただし、この有料座席の購入は手配旅行契約となるため、通常のツアー契約とは異なる取り扱いになることを理解しておく必要があります。
💰 有料座席の種類と料金目安
座席タイプ | 料金目安(片道) | メリット | 予約可能時期 |
---|---|---|---|
前方エコノミー | 2,000-5,000円 | 早期降機、足元やや広い | eチケット発行後 |
非常口座席 | 3,000-8,000円 | 足元が広い | eチケット発行後 |
プレミアムエコノミー | 10,000-30,000円 | 座席幅・間隔大幅拡大 | 予約時から |
ビジネス差額 | 30,000-100,000円 | フルフラット、専用サービス | 予約時から |
有料座席購入後の重要な注意事項として、お客様都合による取消・変更はできず、払戻しもありません。これは航空会社の規定によるもので、JTBが独自に設定しているルールではありません。そのため、有料座席を購入する前には、座席の位置や特徴を十分に確認することが重要です。
予約明細画面から有料座席を選択・購入できない場合もありますが、その際は航空会社のホームページで直接選択・購入が可能な場合があります。この場合、JTBとの手配旅行契約ではないため、料金や取消条件などは航空会社の規定に従うことになります。
有料座席の種類や料金は航空会社や路線によって大きく異なります。国内線では比較的リーズナブルな料金設定が多いですが、国際線では数万円になることもあります。特に人気路線や繁忙期では、有料座席も早期に売り切れることがあるため、eチケット発行後は速やかに検討することをおすすめします。
また、マイレージ上級会員の場合は無料でアップグレードされる可能性もあります。有料座席を購入する前に、利用する航空会社でのマイレージステータスや、クレジットカードの特典なども確認しておくと良いでしょう。
航空会社直接でも座席指定できる場合がある
JTBで予約した航空券であっても、航空会社の公式サイトから直接座席指定が可能な場合があります。これは多くの旅行者が見落としがちな重要なオプションで、JTBのシステムで座席指定ができない場合の有効な代替手段となります。
JALの場合、旅行会社で航空券を購入した後でもJAL Webサイトから座席指定が可能です。ただし、いくつかの条件をクリアする必要があります。まず、JAL Webサイトで予約確認ができるご予約であること、事前座席指定サービス対象運賃での予約であること、事前指定対象座席に空きがあることなどが必要です。
✈️ 航空会社別の直接座席指定可否
航空会社 | 直接指定 | 必要情報 | 制限事項 |
---|---|---|---|
JAL | 可能 | 予約番号・氏名 | 対象運賃のみ |
ANA | 可能 | 予約番号・氏名 | 搭乗24時間前から |
ジェットスター | 可能 | 確認番号 | ほぼ全て有料 |
スカイマーク | 可能 | 予約番号 | 出発48時間前から |
航空会社サイトでの座席指定を行う際は、JTBから提供された予約番号(確認番号)と搭乗者氏名が必要になります。これらの情報は、JTBから送付される予約確認メールやeチケット控えに記載されているため、事前に確認しておきましょう。
パッケージツアーの場合は注意が必要で、航空会社によっては予約詳細画面からの座席指定ができず、オンラインチェックイン時のみ座席指定を受け付ける場合があります。この場合、搭乗24時間前からしか座席選択ができないため、希望する座席が確保できない可能性が高くなります。
また、JALグループ以外の機材・乗員で運航されるコードシェア便や他航空会社便では、直接座席指定ができない場合があります。ただし、一部の予約では座席指定が可能な場合もあり、その際はシステムが自動的に案内してくれます。
航空会社サイトで座席指定を行う際のメリットとして、JTBのシステムよりも多くの座席が選択可能になっていることがあります。これは、旅行会社経由の予約に対して航空会社が設けている制限が、直接アクセスの場合は緩和されることがあるためです。
ただし、料金や取消条件については航空会社の規定が適用されるため、JTBとは異なる取り扱いになる可能性があります。座席指定を行う前に、各航空会社の利用規約を確認することをおすすめします。
当日空港での座席指定も最終手段として利用可能
事前の座席指定がどうしてもうまくいかなかった場合でも、当日空港での座席指定は必ず利用できる最終手段です。むしろ、この方法で思いがけず良い座席を確保できることも多く、あきらめる必要はありません。
空港での座席指定は到着順に処理されるため、早めに空港に到着することが重要なポイントになります。特に、自動チェックイン機での手続きは有人カウンターよりも待ち時間が短く、より迅速に座席指定を完了できる可能性があります。
🏃♂️ 当日空港座席指定の効果的なタイミング
到着時間 | 座席選択の余裕 | おすすめ度 | 注意点 |
---|---|---|---|
出発3時間前 | 非常に高い | ★★★★★ | 国際線推奨 |
出発2時間前 | 高い | ★★★★☆ | 国内線でも十分 |
出発1時間前 | 普通 | ★★★☆☆ | 選択肢限定的 |
出発30分前 | 低い | ★★☆☆☆ | 座席指定締切間近 |
自動チェックイン機と有人カウンターの使い分けも重要です。自動チェックイン機では、その時点で利用可能な座席が画面に表示され、自由に選択できます。一方、有人カウンターでは、スタッフが乗客の要望を聞いて最適な座席を提案してくれることがあります。
小さなお子様連れや高齢者、身体的配慮が必要な方の場合は、有人カウンターでの相談が特におすすめです。航空会社のスタッフは、安全性や快適性を考慮した座席配置を提案してくれます。また、同行者との隣席確保についても、可能な限り配慮してもらえます。
座席指定は出発時刻の20分前まで(国内線の場合)受け付けているため、保安検査場を通過する前に必ず手続きを完了させましょう。ただし、搭乗券の発行には時間がかかる場合があるため、余裕を持ったスケジュールを組むことが重要です。
当日の座席指定では、事前には選択できなかった上級シートにアップグレードされる可能性もあります。機材の都合や乗客数の関係で、エコノミークラスの乗客がプレミアムエコノミーやビジネスクラスに移動になることがあります。これは決して珍しいことではありません。
また、手荷物を預ける場合は先に手荷物カウンターに立ち寄る必要があります。一部の空港では自動手荷物預け機も利用できるため、これらのサービスを活用することで、より効率的に手続きを進められます。
機材変更時は座席番号が変更される可能性がある
航空業界では機材変更は日常的に発生する事象であり、これに伴って座席番号が変更されることは避けられない現実です。JTBで座席指定を完了していても、この機材変更によって指定済みの座席が無効になる可能性があることを理解しておく必要があります。
機材変更が発生する主な理由には、悪天候による遅延、機体整備の必要性、乗客数の変動に応じた効率的な運航、緊急事態への対応などがあります。これらは航空会社の安全運航を最優先とした判断であり、乗客の都合よりも優先されます。
⚠️ 機材変更時の座席への影響パターン
変更パターン | 座席への影響 | 対処法 | 発生頻度 |
---|---|---|---|
同型機材への変更 | 影響なし・軽微 | 確認のみ | 低 |
小型機材への変更 | 座席消滅の可能性 | 再指定必要 | 中 |
大型機材への変更 | 座席位置変更 | より良い席の可能性 | 中 |
他社機材への変更 | 全面的な変更 | 当日空港で対応 | 低 |
座席が変更になった場合は、メールまたはSMSで通知が送られてきます。ただし、変更後の新しい座席番号は「たびページ」や予約詳細画面には自動的に反映されないため、通知を受けた場合は航空会社に直接確認するか、当日空港で最新情報を確認する必要があります。
機材変更時の座席変更にはプラス面もあります。小型機から大型機への変更の場合、より座席間隔が広い席や前方の席に変更される可能性があります。また、機材グレードアップに伴って、エコノミークラスからプレミアムエコノミーへの無料アップグレードが発生することもあります。
隣席確保への影響も考慮する必要があります。機材変更により座席配置が変わった場合、事前に確保していた隣同士の座席が離れ離れになってしまう可能性があります。特に、JTBの「並び席」プランを利用していた場合でも、機材変更は並び席保証の対象外となる場合があります。
機材変更への対策として、出発前日から当日にかけての最新情報確認が重要です。航空会社のアプリやWebサイトで便の状況を確認し、変更が発生していないかをチェックしましょう。変更が発生している場合は、早めに空港に到着して座席の再指定を行うことをおすすめします。
また、マイレージ上級会員や高額運賃利用者は優遇される傾向があるため、機材変更時でも比較的良い座席が確保されやすくなります。これは航空会社の顧客満足度向上策の一環で、重要顧客への配慮として実施されています。
まとめ:JTB飛行機座席指定を成功させるコツ
最後に記事のポイントをまとめます。
- JTB飛行機座席指定は予約完了後にお客様ご自身でオンライン手続きを行うシステムである
- 国内ツアーでは予約詳細画面の「航空券の座席を指定する」ボタンから操作可能
- 海外ツアーではプランによって座席指定の可否と方法が大きく異なる
- ジェットスター利用時は専用URLからの手続きが必要で多くが有料
- 座席指定ができなくても座席は確実に確保されており搭乗可能
- 事前座席指定には数に限りがあり格安ツアーでは制限が多い
- 出発48時間前に座席指定可能席が追加されることが多い
- 並び席を希望する場合はJTBの並び席プランを選択することが確実
- 有料座席はeチケット発行後に購入可能だが取消・変更・払戻し不可
- 航空会社公式サイトから直接座席指定できる場合がある
- 当日空港での座席指定は最終手段として必ず利用可能
- 早めの空港到着により良い座席を確保できる可能性が高まる
- 機材変更時は座席番号が変更される可能性があるため出発前の確認が重要
- 自動チェックイン機と有人カウンターを使い分けることで効率的な座席確保が可能
- 定期的な座席確認とタイミングを逃さない迅速な対応が成功の鍵である
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://faq.jtb.co.jp/faqs/f4773/
- https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12279541447
- https://faq.jtb.co.jp/faqs/f5180/
- https://www.jtb.co.jp/lookjtb/service/seathelp/index.asp
- https://faq.jal.co.jp/app/answers/detail/a_id/26293/
- https://www.jal.co.jp/jp/ja/dom/reservation/seat-selection/
- https://faq-tour.jal.co.jp/app/answers/detail/a_id/4634/
- https://www.fukuri.jp/lp/search/5080759.html
- https://faq-tour.jal.co.jp/app/answers/detail/a_id/4630/
- https://4travel.jp/os_qa_each-48834.html