旅行計画の変更はつきものですが、航空券のキャンセルとなると「手数料はいくらかかる?」「返金はどうなる?」と不安になりますよね。特にTrip.comのような海外系予約サイトでは、キャンセル手続きの方法や条件が分かりにくいという声も少なくありません。
本記事では、Trip.com(トリップドットコム)で予約した航空券をキャンセルする際の全手順から、キャンセル手数料、返金条件、そして注意すべきポイントまで徹底解説します。さらに、Trip.comならではの「キャンセル保証」や「フレックス予約」についても詳しく紹介し、トラブルを避けるための対策もご紹介します。
記事のポイント!
- Trip.com航空券キャンセルの基本的な手順と操作方法
- 自己都合と航空会社都合でのキャンセル条件の違い
- キャンセル保証やフレックス予約の仕組みと注意点
- 返金手続きの流れと旅行券での返金時の対応方法
Trip.comで航空券キャンセルする方法と基本的な流れ
- トリップドットコム航空券キャンセルはアプリから5ステップで完了
- キャンセル手数料の仕組みは予約条件によって決定
- 自己都合キャンセルは基本的に有料での対応
- 航空会社都合キャンセルは無料で対応可能
- 病気や死亡理由のキャンセルには証明書類が必須
- キャンセル進捗確認はマイページから簡単アクセス
トリップドットコム航空券キャンセルはアプリから5ステップで完了
Trip.comで予約した航空券のキャンセル手続きは、公式アプリを使うとスムーズに行えます。まず、アプリを起動して右下の「アカウント」をタップします。次に「全ての予約」または「予約済み・出発待ち」のリストからキャンセルしたい航空券を選択しましょう。
予約した航空券の詳細ページが表示されたら、「予約を管理」ボタンをタップします。続いて表示される画面で「予約をキャンセル」を選択してください。このとき、キャンセル対象となる搭乗者および航空券にチェックを入れ、キャンセル手数料の詳細と払い戻し金額を確認することが重要です。
問題がなければ「次へ」をタップし、最終確認画面でキャンセル予定の航空券詳細と連絡先を再度確認します。すべての情報に問題がなければ「申し込む」をクリックして、キャンセル手続きを完了させましょう。この一連の流れは、Trip.comのサイト上でも同様に行うことができます。
独自調査の結果、多くのユーザーはキャンセル操作自体はスムーズに行えたと報告していますが、手続き後の返金までの流れに不安を感じているケースが多いようです。キャンセル手続き完了後は、メールで確認通知が届くので、必ず内容を確認しておきましょう。
なお、キャンセル手続きを行う前に、予約した航空券のキャンセルポリシーを必ず確認しておくことをおすすめします。Trip.comでは航空券によってキャンセル条件が大きく異なるため、思わぬ高額な手数料が発生する場合もあります。事前に条件を理解しておくことで、トラブルを避けることができます。
キャンセル手数料の仕組みは予約条件によって決定

Trip.comで購入した航空券のキャンセル手数料は、予約時に選んだ航空券の種類や条件によって大きく異なります。一般的に安い航空券ほどキャンセル条件は厳しく、変更・返金不可のチケットも少なくありません。予約時に表示される「キャンセルポリシー」を必ず確認することが重要です。
格安航空券(LCC含む)の場合、多くは「キャンセル不可」か「高額なキャンセル料」が設定されています。例えば、一部の格安チケットでは、キャンセルしても航空券代金が一切返金されないこともあります。一方、通常の航空会社でもセール価格の航空券は、キャンセル条件が厳しい傾向にあります。
キャンセル手数料の計算方法も複雑で、定額制のものから航空券代金の割合で計算されるものまで様々です。例えば、「出発の48時間前から7日前まで:運賃の5%」「出発24時間前~48時間前:運賃の10%」「出発24時間前まで:運賃の20%」というように、出発日に近づくほど手数料が高くなる仕組みになっていることが多いです。
Trip.comではキャンセル保証(Trip.comエアキャンセル)というオプションサービスを追加で購入できます。これは通常の航空券代に追加料金(約20%程度)を支払うことで、出発2時間前までならキャンセル料なしで全額返金を受けられるサービスです。急な予定変更の可能性がある場合は、このオプションの利用を検討する価値があるでしょう。
ただし、キャンセル保証にも条件があり、後述するような「航空会社側の時間変更があった場合」などは適用されないケースもあるため、利用前に詳細を確認しておくことをおすすめします。結局のところ、航空券予約時にキャンセル条件をしっかり確認し、状況に応じた判断をすることが最も重要です。
自己都合キャンセルは基本的に有料での対応
Trip.comで航空券をキャンセルする際、自己都合によるキャンセルは基本的に有料となります。ここでいう「自己都合」とは、旅行計画の変更、スケジュールの調整、入力ミスなど、利用者側の理由でキャンセルする場合を指します。
自己都合キャンセルの手数料は、先述のとおり航空券の種類や出発までの期間によって異なります。多くの場合、航空券の価格帯や航空会社のポリシーに従って設定されていますが、格安航空券の場合は全額返金不可というケースも少なくありません。Trip.comでは「キャンセル料」と「手数料」という2種類の費用がかかることもあるため、合計金額を事前に確認しておくことをおすすめします。
キャンセル手続きを行う際には、予約詳細画面でキャンセル料の明細を確認できます。例えば「キャンセル料:9,400円+手数料:2,810円」のように表示されるケースもあります。このとき、元々購入していた航空券との差額が返金対象となりますが、キャンセル料と手数料の合計が航空券代金を上回る場合は返金されないこともあります。
自己都合によるキャンセルで返金が難しい場合でも、Trip.comでは「旅行券」として返金される場合があります。この旅行券は、有効期限内であればTrip.comでの次回予約時に利用できるため、完全な損失を避けることができます。旅行券の確認方法は後述しますが、メールでの通知や予約管理画面から確認できるようになっています。
自己都合キャンセルの際のトラブルを避けるためには、予約前にキャンセルポリシーを十分理解しておくことと、キャンセルが発生した場合は早めに手続きを行うことが大切です。出発日が近くなるほどキャンセル料は高くなる傾向にあるため、キャンセルを決めたらすぐに手続きを進めるのがベストです。
航空会社都合キャンセルは無料で対応可能
航空会社の都合によるキャンセルは、基本的に無料での対応が可能です。「航空会社都合」とは、欠航、大幅な遅延、ルート変更、スケジュール変更など、航空会社側の理由でフライトに変更が生じた場合を指します。このような場合、キャンセル料金は「0円」と表示されることが多いです。
航空会社都合のキャンセルの場合、Trip.comの公式サイトでは「該当の予約ページを開き、無料キャンセルをお申し込みください。お申し込みの結果は、航空会社・代理店の手配に準じます。」と案内されています。悪天候による欠航や航空会社のスケジュール変更など、利用者の責任ではない理由でのキャンセルは、通常無料で処理されます。
キャンセル手続きを行う際に、システム上でキャンセル料金が「0円」または「確認中」と表示される場合があります。「確認中」と表示される場合は、航空会社の無料キャンセル条件を満たしていない可能性があるため、カスタマーサポートに問い合わせて確認することをおすすめします。Trip.comでは24時間年中無休のカスタマーサポートを提供しており、電話やメールで問い合わせることができます。
ただし、実際の航空会社都合でのキャンセル対応には、いくつかの注意点があります。例えば、フライト時間の短時間の変更(30分程度)の場合、航空会社によっては「重大な変更」とみなされず、通常のキャンセルポリシーが適用されることがあります。また、一部のユーザーからは「航空会社都合でも返金手続きに時間がかかった」という報告もあります。
航空会社都合のキャンセル時に問題が発生した場合は、Trip.comのカスタマーサポートだけでなく、必要に応じて航空会社にも直接問い合わせることをおすすめします。両者からの情報を照らし合わせることで、より適切な対応を受けられる可能性が高まります。
病気や死亡理由のキャンセルには証明書類が必須
Trip.comでは、搭乗者本人が病気や死亡によって搭乗できない場合、やむを得ないキャンセルとして対応してくれますが、この場合は適切な証明書類の提出が必須条件となります。カスタマーサポートに問い合わせを行った上で、必要書類を提出する流れとなります。
必要となる証明書類としては、搭乗者の身分証明書、病歴、医療費用証明書などが求められることがあります。特に医師の診断書は重要で、病名や治療期間、搭乗不可の判断が明記されていることが望ましいでしょう。具体的にどの書類が必要かは、航空会社や状況によって異なるため、カスタマーサポートに確認することをおすすめします。
注意すべき重要なポイントとして、Trip.comでは出発時刻経過後に病気や死亡によるキャンセルの申し込みはできません。つまり、出発予定時刻より前にキャンセルの連絡をすることが絶対条件となっています。これは多くの航空会社で共通するポリシーですが、Trip.comを通じて予約した場合は特に注意が必要です。
証明書類の提出方法は、通常メールでの送付か、Trip.comのサポートシステムを通じてのアップロードとなります。アプリからキャンセル手続きを進める際に、診断書のアップロード欄が表示されることもあります。書類は原則として、キャンセル申請から1週間以内に提出することが求められています。
病気や怪我など予期せぬ事態に備えて、旅行保険への加入も検討する価値があります。Trip.comでの予約時に旅行保険を追加することもできますが、別途専門の保険会社の商品を検討することもおすすめです。旅行保険に加入していれば、航空券のキャンセル料が補償される場合もあります。
キャンセル進捗確認はマイページから簡単アクセス

Trip.comで航空券のキャンセル手続きを行った後は、その進捗状況をマイページから簡単に確認できます。キャンセル手続きを申し込んだ場合、予約詳細画面からキャンセルの進捗を随時確認することが可能です。これにより、キャンセル処理がどの段階まで進んでいるか、返金はいつ頃完了するかなどを把握できます。
キャンセル進捗の確認方法は非常に簡単です。Trip.comアプリを開き、「マイプラン」タブから「全ての予約」を選択します。キャンセルした予約を選び、「予約管理」ボタンを押すと、キャンセルステータスや払い戻し状況などの詳細情報が表示されます。さらに詳しい情報を確認したい場合は、「払い戻し進行状況」を選択すると、より詳細な情報を確認できます。
キャンセル進捗画面では、通常以下のような情報が確認できます:
- キャンセル申請日
- 処理状況(処理中、承認済み、完了など)
- 返金予定額
- 返金予定日
- 返金方法(元の支払い口座、旅行券など)
特に返金が旅行券形式の場合は、「旅行券での払い戻し状況を表示」というオプションがあり、そこから旅行券の予約番号、有効期限、旅行券番号などを確認できます。この情報は次回Trip.comを利用する際に必要となるため、メモしておくことをおすすめします。
キャンセル手続き後、進捗に変化がない場合や、表示されている状況に疑問がある場合は、カスタマーサポートに問い合わせることをおすすめします。特に「返金予定日」を過ぎても実際の返金が確認できない場合は、早めに問い合わせることで解決できることがあります。
ちなみに、Trip.comではキャンセル手続きの進捗だけでなく、予約全般の管理も同じインターフェースから行うことができるため、今後の旅行予約や過去の履歴も含めて一元管理ができる便利さがあります。
Trip.com航空券キャンセル時の返金条件と特別サービス
- トリップドットコム航空券キャンセル保証は出発2時間前まで有効
- キャンセル保証料金は総額の20%程度が一般的相場
- 返金方法は支払い方法と同じ経路が基本
- 返金所要期間は最短数日から最長数ヶ月も
- フレックス予約の注意点は航空会社変更時の適用除外
- 旅行券返金時の確認・利用方法はアプリから簡単操作
- カスタマーサポート連絡は電話・チャット・メールの3種類
- まとめ:Trip.com航空券キャンセルの賢い活用法と注意点
トリップドットコム航空券キャンセル保証は出発2時間前まで有効
Trip.comでは「Trip.comエアキャンセル」という特別なキャンセル保証サービスを提供しています。このサービスの最大の特徴は、出発の2時間前までであれば、理由を問わず航空券の全額が返金される点です。通常の航空券は、キャンセルすると手数料が発生したり、返金不可の場合もありますが、このサービスを利用すれば安心して予約できます。
「Trip.comエアキャンセル」は予約時に追加オプションとして購入できます。航空券を検索すると、通常の価格と「Trip.comエアキャンセル」付きの価格が表示されるため、自分のニーズに合わせて選択できます。航空券の種類や価格帯によっては、このオプションが表示されない場合もあります。
このキャンセル保証は「一般的な理由によるキャンセルを全て保証」すると説明されており、旅程の変更や個人的な都合などが含まれます。例えば、仕事の予定が急に入った場合や、家族の事情で旅行に行けなくなった場合でも、キャンセル保証が適用されます。このように、理由を問わずキャンセルできる柔軟性が最大の魅力です。
注意すべき点として、「出発2時間前まで」という期限があります。これは飛行機の出発時刻を基準としており、この時間を過ぎるとキャンセル保証が適用されなくなります。また、時間計算の方法(現地時間か日本時間かなど)については、予約時に確認しておくとよいでしょう。
Trip.comのキャンセル保証は、特に旅行日程が確定していない場合や、急な予定変更の可能性がある場合に便利です。ただし、後述するように一部の条件下では適用されないケースもあるため、利用前に詳細を確認することをおすすめします。
キャンセル保証料金は総額の20%程度が一般的相場
Trip.comのキャンセル保証(Trip.comエアキャンセル)を利用する場合、その料金は一般的に航空券予約総額の約20%程度となることが多いようです。この料金は航空券の価格やルート、時期などによって変動する可能性がありますが、一つの目安として覚えておくと良いでしょう。
例えば、8万円の航空券を予約する場合、キャンセル保証の料金は約1.6万円程度になると予想されます。具体的な事例では、81,660円の航空券に対して9,720円(約12%)のキャンセル保証料金が設定されていたケースもあります。保証料金の割合は案件によって異なるため、予約時には必ず具体的な金額を確認することをおすすめします。
キャンセル保証の費用対効果を判断する際は、航空券の価格、キャンセルの可能性、通常のキャンセル料との比較などを検討することが重要です。例えば、通常のキャンセル条件で「キャンセル不可」や「返金不可」となっている格安航空券の場合、万が一の予定変更に備えてキャンセル保証を付けておくことは合理的な選択かもしれません。
一方、航空会社によっては独自のフレキシブルな料金プランを提供している場合もあります。これらのプランはTrip.comのキャンセル保証よりも条件が良い場合があるため、予約前に航空会社の公式サイトも確認してみることをおすすめします。例えば、春秋航空の場合、公式サイトでのキャンセル手数料は運賃の60%と支払手数料を除いた金額が返金されるケースがありました。
キャンセル保証を利用するかどうかは、旅行の重要度、キャンセルの可能性、予算などを総合的に考慮して判断するとよいでしょう。特に高額な航空券や、スケジュールが不確定な場合には、追加費用を払ってでもキャンセル保証を付けておく価値があるかもしれません。
返金方法は支払い方法と同じ経路が基本

Trip.comで航空券をキャンセルした場合、返金は基本的に予約時に使用した支払い方法と同じ経路で行われます。例えば、クレジットカードで支払いを行った場合は、同じカードに返金が行われるのが一般的です。デビットカードや銀行振込で支払った場合も、原則として同じ口座に返金されます。
具体的な返金処理の流れは、Trip.comから支払い先(クレジットカード会社や銀行)に返金指示が出され、その後実際の返金処理が行われます。この過程で処理時間がかかるため、即時返金されるわけではありません。また、クレジットカード会社や銀行の処理スピードによっても実際の返金タイミングは異なります。
返金方法について不安がある場合は、キャンセル手続き時に返金先の確認を行うことができます。特に支払い時と異なる返金先を希望する場合は、早めにカスタマーサポートに相談することをおすすめします。ただし、別の口座やカードへの返金は原則として難しいケースが多いです。
一部のケースでは、現金ではなく「旅行券(Travel Voucher)」として返金されることもあります。これは、Trip.com内で次回の予約に使用できるクーポンのようなものです。旅行券での返金になる場合は、その旨がキャンセル手続き時に明示されます。旅行券は有効期限が設定されていることが多いため、期限内の利用を計画する必要があります。
返金方法については、Trip.comの予約確認ページやキャンセル手続き画面で確認することができます。「予約確認メール」の中にも返金に関する情報が記載されていることがあるため、メールの内容も併せて確認するとよいでしょう。
返金所要期間は最短数日から最長数ヶ月も
Trip.comで航空券をキャンセルした後の返金所要期間は、ケースによって大きく異なります。一般的には、キャンセル申請から返金完了までに数日から数週間程度かかることが多いようです。しかし、状況によっては数ヶ月以上かかるケースも報告されています。
Trip.comの公式案内によると、返金は「およそX日までに元のお支払い口座へ返金される予定です」という形で案内されます。例えば、キャンセルリクエストから約8日後の日付が示されることがあります。ただし、この日付はあくまで目安であり、「実際の返金日は銀行やカード発行元によって異なる可能性がある」と明記されています。
返金遅延の主な要因としては、以下のようなものが考えられます:
- Trip.comと航空会社間の手続き処理の遅れ
- 銀行やクレジットカード会社の処理時間
- 航空会社都合のキャンセルで航空会社からの返金を待つケース
- 繁忙期や特殊な状況(例:コロナ禍)でのキャンセル増加による遅延
特に問題となるのは、航空会社都合のキャンセル(欠航など)の場合です。この場合、Trip.comは航空会社からの返金を待ってから顧客に返金するため、時間がかかることがあります。実際に「コロナでピーチ欠航になったのに返金0円」という報告や「1年経っても返金こない」という厳しい意見もありました。
ただし、最近の報告では「エアライン都合の変更だからか、とてもスムーズな対応でびっくりした」という良い評価も見られます。これは、コロナ禍のピーク時と比べてカスタマーサポートの体制が改善された可能性を示唆しています。
返金が予定より遅れている場合は、Trip.comのカスタマーサポートに問い合わせることをおすすめします。問い合わせの際は、予約番号やキャンセル確認メールの内容など、具体的な情報を準備しておくとスムーズに対応してもらえるでしょう。
フレックス予約の注意点は航空会社変更時の適用除外
Trip.comのフレックス予約(Trip.comエアキャンセル)には、利用者が注意すべき重要な落とし穴があります。それは、航空会社側の都合による時間変更が発生した場合、キャンセル保証が適用されなくなる可能性があるという点です。これは多くの利用者が見落としがちな重要なポイントです。
実際の事例として、あるユーザーがTrip.comエアキャンセル特約付きで購入した航空券で、航空会社側の都合により40分の時間変更が発生しました。その後、滞在予定を1日延長したいと考え、キャンセル保証を利用してキャンセルしようとしたところ、「キャンセルはできるが、費用は返ってこない」と告げられたケースがあります。
Trip.comのカスタマーサポートによれば、「Trip.comエアキャンセルが適用されるのは予約をした時のチケットであり、時間変更後のチケットには適用されない」という説明でした。つまり、たとえ航空会社側の都合であっても、時間変更が発生すると、オプションとして支払ったキャンセル保証が無効になる可能性があるのです。
この問題が特に深刻なのは、航空会社による時間変更はかなり一般的に発生するという点です。長期的な予約(例:数ヶ月先の航空券)では、出発時間の変更通知を受け取ることは珍しくありません。そのため、Trip.comエアキャンセルを利用する場合は、この落とし穴を理解しておく必要があります。
このリスクを回避するためには、キャンセルの可能性が高い場合は、航空会社の公式サイトで直接予約することも検討する価値があります。また、Trip.comでキャンセル保証を利用する場合は、時間変更が発生した際の取り扱いについて、予約時にカスタマーサポートに確認しておくことをおすすめします。
旅行券返金時の確認・利用方法はアプリから簡単操作
Trip.comで航空券をキャンセルした際、場合によっては現金ではなく「旅行券」として返金されることがあります。この旅行券は、Trip.com内で次回の予約に使用できるバウチャーのようなものです。旅行券が発行された場合、その確認方法と利用方法を知っておくことが重要です。
旅行券の確認方法は比較的簡単です。まず、Trip.comのアプリを開き、「マイプラン」を選択します。続いて「全ての予約」を押し、メールアドレスでの検索または直接該当の予約を選択します。予約詳細画面から「予約管理」を押し、「払い戻し進行状況」を表示します。画面を下までスクロールすると「旅行券での払い戻し状況を表示」というオプションがあり、これを押すと旅行券の詳細情報が表示されます。
旅行券の詳細情報には、通常以下の重要な情報が含まれます:
- 予約番号
- 旅行券の有効期限
- 旅行券番号
- 旅行券の金額
旅行券を実際に利用する方法も意外と簡単です。次回Trip.comで予約する際、支払い画面で「旅行券を使用する」オプションを選択し、旅行券番号を入力します。システムが旅行券を認識すると、その金額分が自動的に割引されます。旅行券の金額が予約金額を下回る場合は、差額を通常の支払い方法で精算することになります。
旅行券には有効期限が設定されていることがほとんどです。この期限は通常、発行日から6ヶ月〜1年程度であることが多いですが、ケースによって異なります。有効期限を過ぎると旅行券は無効となり、金額を失うことになるため、期限内の利用を計画することが大切です。
旅行券による返金は、現金返金よりも早く処理される傾向があります。そのため、次回の旅行が予定されている場合は、旅行券での返金を選択することで、より迅速に対応してもらえる可能性があります。ただし、これは返金方法を選べる場合の話であり、多くのケースでは返金方法は予め決められています。
カスタマーサポート連絡は電話・チャット・メールの3種類

Trip.comで航空券キャンセル時に問題が発生した場合や、詳しい情報を確認したい場合は、カスタマーサポートに連絡することができます。Trip.comでは主に3つの連絡方法が用意されており、状況に応じて適切な方法を選ぶことができます。
まず最も一般的なのは電話での問い合わせです。Trip.comは24時間365日体制のカスタマーサポートを提供しており、日本語対応のオペレーターに相談することができます。緊急の問題や複雑な案件は、電話での問い合わせが最も効果的です。ただし、混雑時には繋がりにくくなることもあるため、時間に余裕を持って連絡することをおすすめします。
次にチャットサポートです。Trip.comのアプリやWebサイトから直接チャットでの問い合わせが可能です。「すごい!明日の便が欠航してサイトでも変更できず困ってチャット形式のカスタマーサポートに連絡したら中の人が本当にちゃんといて速やかに対応してくださった」という好意的な評価もあります。チャットは比較的スピーディーに応答が得られることが多く、簡単な質問や確認事項に適しています。
そして3つ目はメールでの問い合わせです。Trip.comのサポートページからメールフォームを使って問い合わせることができます。急を要しない案件や、詳細な説明が必要な場合はメールが適しています。メールの場合、問い合わせ内容や添付資料などをじっくり準備できるメリットがありますが、返信までに時間がかかる場合があります。
これらの連絡方法を状況に応じて使い分けることで、効率的に問題解決を図ることができます。例えば、出発直前のキャンセルなど緊急性の高い案件は電話、簡単な確認事項はチャット、詳細な説明が必要な場合はメールというように使い分けるとよいでしょう。
なお、Trip.comに問い合わせる際は、予約番号や航空券情報など必要な情報を事前に準備しておくことをおすすめします。また、対応内容に不明点がある場合は、その場で確認することも重要です。カスタマーサポートの対応品質は個人の経験によって評価が分かれるため、明確なコミュニケーションを心がけることが大切です。
まとめ:Trip.com航空券キャンセルの賢い活用法と注意点
最後に記事のポイントをまとめます。
- Trip.com航空券キャンセルは公式アプリから5ステップで完了可能
- キャンセル手数料は予約した航空券の種類や条件によって大きく異なる
- 自己都合キャンセルは基本的に有料で、出発日が近いほど手数料が高くなる傾向
- 航空会社都合のキャンセルは原則無料だが、時間変更の程度によって対応が異なる
- 病気や死亡理由のキャンセルには証明書類の提出が必須で、出発前の連絡が条件
- キャンセル進捗はマイページから簡単に確認でき、返金状況も把握可能
- Trip.comエアキャンセルは出発2時間前まで有効で、理由を問わず全額返金可能
- キャンセル保証の料金は航空券総額の約20%程度が一般的
- 返金は基本的に予約時の支払い方法と同じ経路で行われる
- 返金所要期間は最短数日から最長数ヶ月と幅があり、状況によって大きく異なる
- フレックス予約の落とし穴は航空会社の時間変更発生時に保証が適用されない可能性
- 旅行券での返金時はアプリから詳細確認でき、次回予約時に使用可能
- カスタマーサポートは電話・チャット・メールの3種類から状況に応じて選択すべき
- 予約前にはキャンセルポリシーを必ず確認し、状況に応じてキャンセル保証の利用を検討すること
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://jp.trip.com/ask/questions/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%89%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%B3%E3%83%A0+%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%AB.html
- https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11257210261
- https://jp.trip.com/ask/questions/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%89%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%B3%E3%83%A0%E3%80%80%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%83%BC.html
- https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10301981190
- https://piyopiyo-mile.com/trip-com-2/
- https://ryugaku.net/abroad/tripcom/
- https://haute-hotel.com/trip-dot-com-kyanseru-hoshou/
- https://blogtag.ameba.jp/detail/TRIPCOM
- https://ameblo.jp/dannebard/entry-12851767181.html
- https://haute-hotel.com/trip-com-koukuuken/