海外旅行や国内旅行の計画変更は珍しくありません。特にアゴダ(Agoda)で予約した航空券のキャンセルについて、「キャンセルできない」「返金されない」といった悩みを抱える方は少なくありません。アゴダは宿泊施設の予約サイトとして知られていますが、航空券予約サービスも提供しており、そのキャンセルポリシーや返金手続きは複雑だと感じる方も多いようです。
この記事では、アゴダで航空券をキャンセルできない原因から、キャンセルリクエストの方法、返金までのプロセス、航空会社都合のキャンセルの場合の対応まで、幅広く解説します。キャンセル不可プランでも返金を受けられる可能性のあるキャンセル料免除申請の方法も紹介するので、万が一の時に備えて知識を身につけておきましょう。
記事のポイント!
- アゴダの航空券キャンセルポリシーの種類と特徴
- キャンセルできないと表示される原因と対処法
- キャンセル料免除申請の具体的な手順と成功のコツ
- 返金処理にかかる期間と追跡方法
アゴダで航空券をキャンセルできないときの原因と対処法
- アゴダの航空券は基本的にキャンセル不可が多い
- キャンセルポリシーの確認は予約前に必ず行うこと
- アゴダの航空券キャンセルリクエスト方法は電話かアプリから
- キャンセル不可プランでも返金可能性があるキャンセル料免除申請の活用法
- アゴダカスタマーサポートに直接問い合わせることが最も確実
- 宿泊施設への直接連絡もキャンセル解決の一手段
アゴダの航空券は基本的にキャンセル不可が多い

アゴダで航空券を予約する際、多くの場合「キャンセル不可プラン」が表示されます。これはアゴダに限らず、格安航空券を取り扱う予約サイト全般に見られる傾向です。独自調査の結果、アゴダで提供される航空券は主に「返金不可(最安値プラン)」と「キャンセル無料」の2種類があることがわかりました。
「返金不可(最安値プラン)」は、その名のとおり最も安い価格で提供されますが、一度予約するとキャンセルしても返金されないプランです。一方、「キャンセル無料」プランは、指定された期日までにキャンセルすれば無料でキャンセルできます。例えば、搭乗日の前日までであれば無料でキャンセル可能といった条件が設定されています。
ただし、キャンセル無料プランであっても、期限を過ぎるとキャンセル料が発生することがあります。また、キャンセルポリシーの期限は宿泊施設が所在する国の現地時刻で設定されていることがあるため、日本との時差を考慮してキャンセルの手続きを行う必要があります。
アゴダで提供される航空券の多くは最安値を売りにしているため、キャンセル不可のプランが主流です。そのため、予約前には必ずキャンセルポリシーを確認し、旅行計画に変更の可能性がある場合は、多少価格が高くても柔軟性のあるプランを選ぶことをお勧めします。
安さを重視するあまり、柔軟性を犠牲にするケースは多いですが、特に海外旅行など予定が変わる可能性がある場合は、キャンセル可能なプランを検討する価値があります。
キャンセルポリシーの確認は予約前に必ず行うこと
アゴダで航空券を予約する際、最も重要なのはキャンセルポリシーの事前確認です。キャンセルポリシーは各プランごとに異なり、予約詳細ページで確認することができます。多くのトラブルは、この確認を怠ったことから発生しています。
キャンセルポリシーの確認方法は簡単です。予約手続きの過程で表示される「キャンセルポリシー」の項目を注意深く読むことで、そのプランがキャンセル可能かどうか、またキャンセル料がいくらかかるのかを知ることができます。特に「返金不可」や「キャンセル不可」といった表記には注意が必要です。
注意すべきポイントとして、「無料キャンセル期間」の終了日時があります。例えば、「5月25日までキャンセル無料」と表示されている場合、5月26日以降はキャンセル料が発生するか、あるいは全額返金不可になる可能性があります。この期限は、宿泊施設や航空会社が所在する国の現地時刻で設定されていることがあるため、日本との時差も考慮する必要があります。
また、航空券とホテルのセットプランの場合、キャンセルポリシーが複雑になることがあります。「キャンセル無料」と表記されていても、実際にはホテル部分のみがキャンセル可能で、航空券部分はキャンセル不可という場合もあります。このようなケースでは、説明文を隅々まで読むことが大切です。
予約前に余裕を持ってキャンセルポリシーを確認し、不明点があればカスタマーサポートに問い合わせることをお勧めします。事前の確認が、後のトラブルを防ぐ最善の方法です。
アゴダの航空券キャンセルリクエスト方法は電話かアプリから
アゴダで予約した航空券をキャンセルする方法は主に2つあります。アプリまたはウェブサイトからのキャンセルリクエストと、カスタマーサポートへの電話です。それぞれの方法について詳しく説明します。
まず、アプリやウェブサイトからキャンセルリクエストを行う場合の手順は以下の通りです:
- アゴダのアプリを開き、画面下の「予約」ボタンをタップする
- 予約管理画面から、キャンセルしたいプランの「>」部分をタップする
- キャンセルポリシーの画面が表示されるので、「予約のキャンセル」をタップする
- キャンセル理由を選択する(ペナルティは発生しないので正直に回答してOK)
- 「この予約をキャンセル」をタップしてキャンセル完了
キャンセル完了後は、登録しているメールアドレスにキャンセル完了の通知が届きます。ただし、「キャンセル不可」とされているプランの場合、アプリやウェブサイトからキャンセルリクエストを送っても「本ご予約はキャンセルすることができません」というメッセージが表示されることがあります。
その場合は、カスタマーサポートへの電話が効果的です。アゴダのカスタマーサポート電話番号は03-5767-9333で、営業時間は9:00〜21:30(年中無休)です。電話での問い合わせの際は、予約IDと使用したクレジットカードの下4桁の情報が必要になるので、事前に準備しておきましょう。
また、出発が3日以内の場合は、ヘルプセンターの案内に従ってカスタマーサービスに直接連絡することが推奨されています。急ぎの場合は電話が最も確実な方法です。
キャンセルリクエストが完了しても、キャンセル料が発生する場合や返金されない場合があるため、予約時のキャンセルポリシーを必ず確認しておくことが重要です。
キャンセル不可プランでも返金可能性があるキャンセル料免除申請の活用法

キャンセル不可プランを予約してしまった場合でも、すべての希望が失われたわけではありません。アゴダには「キャンセル料免除申請」という制度があり、特定の状況下ではキャンセル料が免除される可能性があります。この制度を活用するための手順と注意点を解説します。
キャンセル料免除申請の手順は以下の通りです:
- アゴダのマイページにアクセスする
- スマートフォンの場合は画面下部の「旅程」を、PCの場合はトップページの「アカウント」部分を選択
- 「予約紹介ページへ」を選び、「キャンセルポリシー」の中にある「キャンセル料免除の申請」を選択
- キャンセル理由を選択し、詳細な説明を入力して「リクエストを送信」をクリック
キャンセル料免除が適用される状況としては、天災や急病など、やむを得ない事情がある場合が多いです。申請の際は、可能な限り詳細な理由と、必要に応じて証明書類(医師の診断書など)を用意することで、承認される可能性が高まります。
ただし、単なる予定変更や気分の変化による理由では、免除が認められにくい可能性があることに注意が必要です。また、キャンセル料免除申請が受理された場合は予約が自動的にキャンセルされますが、申請が受理されなかった場合は予約がそのまま維持され、改めてキャンセル手続きを行う必要があります。
実際の利用者の体験によると、日付を間違えて予約してしまった場合でも、ホテルに直接メールで事情を説明し、その後アゴダにも連絡することで、無料キャンセルが認められたケースもあります。特に予約後すぐに間違いに気づいた場合は、迅速に対応することが重要です。
キャンセル不可プランでも諦めずに、まずはキャンセル料免除申請を試してみる価値があります。特に予約内容の間違いや急な体調不良など、やむを得ない事情がある場合は、丁寧に事情を説明することで、柔軟な対応を受けられる可能性があります。
アゴダカスタマーサポートに直接問い合わせることが最も確実
アゴダで航空券をキャンセルしたい場合や、キャンセルに関する不明点がある場合、最も確実な解決方法はカスタマーサポートへの直接問い合わせです。アゴダのカスタマーサポートへの連絡方法と効果的な問い合わせのコツについて説明します。
アゴダのカスタマーサポートには以下の方法で連絡できます:
- 電話:03-5767-9333(国内発信)/ +81-3-5767-9333(海外発信) 営業時間:9:00〜21:30(年中無休)
- メール:biz@agoda.com (予約IDの番号を必ず記載すること)
- チャット:マイページの「アゴダカスタマーサポートに連絡する」からアクセス可能
電話での問い合わせが最も即時性が高く、複雑な状況でも詳細な説明や質問が可能です。日本語対応のスタッフが常駐しているので、言語の心配もありません。ただし、電話で問い合わせる際は予約IDが必須となるため、事前に確認しておきましょう。
問い合わせの際には、以下の情報を準備しておくとスムーズです:
- 予約ID
- 予約者名
- 支払い方法の詳細(クレジットカードの場合は下4桁)
- キャンセルしたい理由や具体的な状況の説明
また、カスタマーサポートに連絡する前に、予約時のキャンセルポリシーやメールでの通知内容をスクリーンショットなどで保存しておくことをお勧めします。これにより、万が一の誤解や行き違いがあった場合にも、スムーズな解決につながります。
カスタマーサポートの対応は基本的に丁寧ですが、混雑時期には返答に時間がかかる場合もあるため、余裕を持って問い合わせることが大切です。特に出発日が迫っている場合は、電話での直接連絡が最も効果的です。
アゴダで「キャンセルできない」と表示される場合でも、カスタマーサポートに直接相談することで、状況に応じた対応や解決策を見つけられる可能性があります。
宿泊施設への直接連絡もキャンセル解決の一手段
アゴダで航空券とホテルをセットで予約した場合、または宿泊のみの予約でキャンセルに困っている場合、宿泊施設に直接連絡を取ることも一つの解決策となり得ます。特に航空券が絡む場合は複雑になりますが、ホテル部分については直接交渉の余地があることがあります。
宿泊施設に直接連絡する際のポイントは以下の通りです:
- アゴダの予約照会ページから「宿泊施設にメッセージを送信する」機能を利用する
- 予約IDや予約者名、日程などの基本情報を明記する
- キャンセルや変更が必要となった理由を丁寧に説明する
- 英語圏の宿泊施設の場合は、簡潔な英語で要点を伝える
宿泊施設によっては、アゴダを通さずに直接対応してくれるケースもあります。特に宿泊日の日付変更や部屋タイプの変更などは、宿泊施設が柔軟に対応してくれることがあります。ただし、航空券部分についてはホテルでは対応できないため、航空会社やアゴダのカスタマーサポートへの連絡も並行して行う必要があります。
実際の体験例では、予約した日付を間違えてしまった場合に、宿泊施設に直接メールで事情を説明し、その後アゴダにも連絡することで、無料キャンセルが認められたケースがあります。この場合、宿泊施設からの「キャンセル可能」という返答が、アゴダの判断を後押しした可能性があります。
ただし、注意点として、アゴダ経由で予約した場合、宿泊施設は直接キャンセル手続きを行えないことが多いです。「ホテルからはキャンセルの手続きができないので、アゴダのウェブサイトでキャンセルの手続きをしてください」と案内されることがほとんどです。そのため、宿泊施設への連絡はあくまでも補助的な手段と考え、最終的にはアゴダを通じてキャンセル手続きを行う必要があります。
宿泊施設への直接連絡は、特にキャンセル不可プランで困っている場合や、予約内容の変更を希望する場合に試してみる価値があります。ただし、結果を保証するものではないことに留意しましょう。
アゴダの航空券キャンセルに関する知っておくべき重要情報
- アゴダの航空券キャンセル後の返金までの期間は最長6ヶ月
- 航空会社都合のキャンセルでも返金手続きは複雑で時間がかかる
- アゴダの航空券キャンセル料金はプランによって異なる
- キャンセルと払い戻しは別問題であることを理解する
- 航空券とホテルのセット予約は航空券部分のキャンセルができない場合も
- 予約内容の不備や変更は基本的に対応不可なので注意が必要
- まとめ:アゴダで航空券キャンセルできない場合の最終手段と今後の対策
アゴダの航空券キャンセル後の返金までの期間は最長6ヶ月
アゴダで航空券をキャンセルした後、返金が完了するまでには予想以上に時間がかかる場合があります。独自調査によると、アゴダでの返金処理期間は一般的に3ヶ月〜6ヶ月程度と非常に長いことが分かりました。この期間の長さは多くのユーザーにとって驚きの要素となっています。
返金が長期化する主な理由は、アゴダが仲介業者として機能しているため、返金プロセスが複雑になるからです。アゴダから航空会社、そしてクレジットカード会社を通じて最終的にユーザーに返金される流れとなるため、各段階でのプロセスに時間を要します。
具体的な返金プロセスは以下のようになります:
- ユーザーからのキャンセルリクエスト
- アゴダによるキャンセル処理
- 航空会社からアゴダへの返金処理
- アゴダからクレジットカード会社への返金処理
- クレジットカード会社からユーザーの口座への返金処理
このプロセスの各段階で遅延が生じる可能性があり、特に航空会社からアゴダへの返金処理が遅れることがよくあります。また、クレジットカード会社によっては、返金が翌月の請求に繰り越される場合もあります。
アゴダは通常、返金処理の開始から約1ヶ月半後に「返金処理に通常よりお時間を要していることをお詫び申し上げます」といった連絡をすることがあります。これは返金手続きが進行中であることを示すものですが、実際の返金完了までにはさらに時間がかかる可能性があります。
返金の状況を確認したい場合は、アゴダのカスタマーサポートに問い合わせることができます。ただし、返金プロセスを加速させることは難しいため、長期間にわたる返金待ちを考慮して予算計画を立てることが重要です。特に高額な航空券の場合は、この点に注意が必要です。
航空会社都合のキャンセルでも返金手続きは複雑で時間がかかる
天候不良や航空会社の運航スケジュール変更など、ユーザー側に責任のない理由で航空便がキャンセルになった場合でも、アゴダを通じた返金手続きは複雑で時間がかかることがあります。この点は多くのユーザーにとって予想外かもしれません。
航空会社都合でのキャンセルの場合、通常は全額返金の対象となりますが、アゴダを介しているため直接航空会社と取引した場合よりも手続きが煩雑になります。独自調査の結果、以下のようなプロセスを経ることが分かりました:
- 航空会社から欠航や遅延の通知がアゴダに届く
- アゴダからユーザーに連絡が入る(「航空会社の都合によりご予約便のスケジュールが変更となりました」など)
- ユーザーはアゴダに返金リクエストを申請する必要がある
- アゴダが航空会社に返金手続きを依頼
- 航空会社からアゴダへの返金処理
- アゴダからユーザーへの返金処理
このプロセスでは、特に3番目のステップが重要です。航空会社都合でのキャンセルであっても、ユーザー側から積極的に返金リクエストを申請する必要があります。自動的に返金が開始されるわけではないことに注意が必要です。
また、返金リクエストをした後も、実際の返金までには3ヶ月〜6ヶ月程度かかるケースがあります。例えば、台風で航空便が欠航になった場合でも、返金が完了するまでに半年近くかかったという事例が報告されています。
航空会社都合でのキャンセルの場合、アゴダを通さずに直接航空会社に連絡することも一つの選択肢ですが、予約がアゴダを通じて行われている場合、航空会社は「予約代理店に連絡してください」と案内することが多いです。そのため、まずはアゴダのカスタマーサポートに連絡し、適切な手続き方法を確認することが重要です。
航空会社都合でのキャンセルでも長期間の返金待ちが発生する可能性があるため、特に高額な航空券の場合は、この点を考慮した資金計画を立てることをお勧めします。
アゴダの航空券キャンセル料金はプランによって異なる
アゴダで航空券をキャンセルする際のキャンセル料金は、選択したプランと予約時のキャンセルポリシーによって大きく異なります。ここでは、主要なプランタイプごとのキャンセル料金について解説します。
1. 返金不可(最安値)プラン
このプランは最も安い価格で提供されますが、名前のとおり基本的にキャンセル不可・返金不可です。予約後にキャンセルしても、宿泊料金の100%が請求されます。つまり、全額返金されないということです。格安で予約できる代わりに、柔軟性がないのがこのプランの特徴です。
2. キャンセル無料プラン
指定された期日までにキャンセルすれば無料でキャンセルできるプランです。ただし、期限を過ぎるとキャンセルポリシーに基づいたキャンセル料が発生します。例えば:
- チェックイン7日前までキャンセル無料
- 7日前〜3日前:宿泊料金の30%のキャンセル料
- 3日前〜前日:宿泊料金の50%のキャンセル料
- 当日・ノーショー:宿泊料金の100%のキャンセル料
このように段階的にキャンセル料が上がるプランが一般的です。
3. 特別条件付きプラン
航空会社独自の条件が適用されるプランもあります。例えば、低価格帯のチケットでは「支払い済み代金の100%が取消手数料にあてられる」などの条件が課されることがあります。
キャンセル料金を正確に把握するためには、予約時にキャンセルポリシーを必ず確認することが重要です。キャンセルポリシーは予約詳細ページで確認できます。期限や条件を理解することで、キャンセルが必要になった場合の金銭的リスクを把握できます。
また、キャンセル料の支払い方法は、宿泊施設予約時に登録したクレジットカードから自動的に引き落とされるのが一般的です。クレジットカードを登録せずに予約した場合は、キャンセル料の支払い方法についてメールで案内されます。
予算に制約がある場合は、多少価格が高くてもキャンセル可能なプランを選ぶか、旅行保険に加入することで、予期せぬキャンセルによる金銭的損失を最小限に抑えることができます。
キャンセルと払い戻しは別問題であることを理解する
アゴダでの航空券予約において、「キャンセル」と「払い戻し(返金)」は密接に関連していますが、実は別々の問題として捉える必要があります。この違いを理解することで、キャンセルプロセスと返金に関する誤解を避けることができます。
キャンセルとは:予約をキャンセルすることは、単に予約を取り消すプロセスを指します。つまり、航空便の座席予約が解除され、その座席が他の顧客に提供できる状態になります。キャンセル自体は、アゴダのアプリやウェブサイト、またはカスタマーサポートを通じて比較的スムーズに行えます。
払い戻し(返金)とは:払い戻しは、キャンセルした予約の代金がどの程度返金されるか、またいつ返金されるかに関する問題です。キャンセルが成功しても、キャンセルポリシーによっては返金されない場合や一部しか返金されない場合があります。
この違いを理解することが重要な理由は、「キャンセルできました」という通知を受け取っても、それが自動的に「全額返金されます」を意味するわけではないからです。アゴダのキャンセル通知メールには、通常、返金額やタイミングについての情報が含まれています。
例えば、「返金不可プラン」をキャンセルした場合、予約自体はキャンセルされますが、支払った金額は返金されません。一方、「キャンセル無料プラン」を期限内にキャンセルした場合は、全額返金される可能性が高いですが、返金プロセス自体には時間がかかります。
また、「キャンセル」と「払い戻し」の区別は、航空会社都合のキャンセル(天候不良による欠航など)の場合も重要です。この場合、航空便そのものがキャンセルされますが、返金を受けるためには別途返金リクエストを行う必要があることが多いです。
アゴダを通じた航空券予約の場合、キャンセルが認められても、返金プロセスには3ヶ月〜6ヶ月かかることがあります。これは「キャンセル」と「払い戻し」が別々のプロセスであることを示しています。
キャンセルと払い戻しの違いを理解し、予約時にキャンセルポリシーを十分確認することで、予期せぬ金銭的損失を避けることができます。特に高額な航空券の場合は、この点に注意が必要です。
航空券とホテルのセット予約は航空券部分のキャンセルができない場合も
アゴダでは航空券とホテルのセットプランを提供していますが、このタイプの予約には特有の注意点があります。最も重要なのは、セット予約であっても、航空券部分とホテル部分で異なるキャンセルポリシーが適用される可能性があるということです。
多くの利用者が経験するトラブルとして、「セット予約全体が無料キャンセル可能」と表示されていても、実際には「ホテル部分のみキャンセル可能で、航空券部分はキャンセル不可」というケースがあります。このような誤解が生じる原因は、予約ページの表示が分かりにくいことや、詳細なキャンセルポリシーが見落とされやすいことにあります。
実際の事例として、「アゴダでホテル+航空券のセットで予約して、無料キャンセルできると書いてあるのに、実際はホテルのみのキャンセルで航空券はキャンセルできないと言われた」という利用者の声があります。このようなトラブルを避けるためには、予約前に必ずセット予約の詳細なキャンセルポリシーを確認することが重要です。
セット予約をキャンセルする場合の一般的なプロセスは以下の通りです:
- アゴダのマイページから予約詳細を確認
- キャンセルリクエストを送信(ホテル部分と航空券部分は別々に処理される場合がある)
- ホテル部分が無料キャンセル可能な期間内であれば、ホテル代金は返金される
- 航空券部分はキャンセルポリシーに基づいて処理され、多くの場合は返金不可
もし航空券部分のキャンセルが必要な場合は、カスタマーサポートに直接連絡することをお勧めします。場合によっては、特別な状況(病気や緊急事態など)を考慮して例外的な対応を受けられる可能性もあります。
また、セット予約でホテル部分だけをキャンセルした場合、「航空券の予約はまだ有効なのか?」という疑問が生じることがあります。基本的には航空券予約は有効のままですが、確認のためにアゴダのカスタマーサポートに問い合わせることをお勧めします。
セット予約による割引を利用するメリットはありますが、キャンセルの柔軟性が低くなる点はデメリットです。旅行計画に変更の可能性がある場合は、航空券とホテルを別々に予約することも検討する価値があります。
予約内容の不備や変更は基本的に対応不可なので注意が必要
アゴダでの航空券予約において、予約完了後の内容変更や情報修正は基本的に対応不可であることを知っておく必要があります。これは多くのユーザーにとって思わぬトラブルの原因となっています。
予約内容に関する主な問題点は以下の通りです:
1. 名前のスペルミスや入力ミス
航空券予約時の名前入力は、パスポートと完全に一致している必要があります。スペルミスや入力ミスがあった場合、基本的には変更ができません。これにより、実際の搭乗時に搭乗拒否される可能性があります。特に国際線では、セキュリティ上の理由から名前の一致が厳しくチェックされます。
2. 日程の誤入力
出発日や帰国日を間違えて入力してしまった場合も、基本的には変更不可です。日程の変更が必要な場合は、一度キャンセル(多くの場合、キャンセル料または全額が発生)した上で、新たに予約し直す必要があります。
3. 座席指定や受託手荷物の追加
特にLCC(格安航空会社)の場合、座席指定や受託手荷物には追加料金がかかることが多いです。アゴダでの予約後にこれらのオプションを追加したい場合、航空会社によっては対応できないケースがあります。
4. 連絡先情報の誤り
予約時に入力した電話番号やメールアドレスに誤りがあると、航空会社からの重要な通知(フライトの遅延や欠航など)を受け取れない可能性があります。実際のケースでは、「アゴダ社が予約時の電話登録を間違っていたため、航空会社の方は電話が繋がらずかなり困った」という報告もあります。
予約内容の不備を防ぐためには、予約確定前に全ての情報を慎重に確認することが重要です。特に以下の点に注意しましょう:
- パスポートと完全に一致する名前の入力
- 正確な日程の確認
- 有効な連絡先情報の提供
- 必要なオプション(座席指定、手荷物など)の事前選択
万が一、予約後に誤りに気づいた場合は、できるだけ早くアゴダのカスタマーサポートに連絡することをお勧めします。予約直後であれば、対応してもらえる可能性がわずかながらあります。ただし、多くの場合、新規予約とキャンセル料の負担が必要になることを覚悟しておく必要があります。
まとめ:アゴダで航空券キャンセルできない場合の最終手段と今後の対策
最後に記事のポイントをまとめます。
- アゴダの航空券には主に「返金不可(最安値プラン)」と「キャンセル無料」の2種類があり、キャンセルポリシーは予約前に必ず確認することが重要
- キャンセルリクエストはアプリ/ウェブサイトから行うか、カスタマーサポート(03-5767-9333)に電話で問い合わせるのが基本的な方法
- キャンセル不可プランでも「キャンセル料免除申請」を利用すれば返金される可能性がある
- 返金処理には最長で3〜6ヶ月かかることがあるため、高額な航空券の場合は特に注意が必要
- 航空会社都合のキャンセル(欠航など)の場合でも、返金リクエストは自分から行う必要がある
- キャンセルと払い戻しは別問題であり、キャンセルできても返金されない場合がある
- 航空券とホテルのセット予約では、ホテル部分のみがキャンセル可能で航空券部分はキャンセル不可の場合がある
- 予約内容の不備(名前のミスや日程の誤り)は基本的に修正不可なので、予約前の確認が重要
- キャンセル不可の場合でも、キャンセル免除申請や宿泊施設への直接連絡を試みる価値がある
- アゴダの航空券予約はトラブルが多いため、重要な旅行では航空会社の公式サイトでの予約も検討すべき
- アゴダでの航空券予約トラブルを避けるためには、予約内容のスクリーンショットを保存しておくことも効果的
- 繰り返しキャンセルすることでペナルティがある可能性は低いが、VIPメンバープログラムのステータスには影響する可能性がある
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14281760889
- https://kidukeba.co.jp/crekatsu/agoda-cantcancel/
- https://www.agoda.com/ja-jp/
- https://miraie.org/agoda-cancel-review/
- https://note.com/torako4913/n/n592e9b23180a
- https://miraie.org/agoda-flight-ticket/
- https://haute-hotel.com/agoda-kyanseru-henkin-sarenai/
- https://mag.app-liv.jp/archive/148822/
- https://www.watakushi-go-travel.com/entry/2024/10/09/220156
- https://www.tripadvisor.jp/ShowTopic-g1-i32856-k13934956-Agoda.html