東京ディズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」に直結する、ファンタジースプリングスホテル。その中でも特に人気の高いローズコートサイドのパークビュールームは、多くのディズニーファンが気になる客室です。アレンデール城やネバーランドの山々が見える絶景の眺めと、美女と野獣の世界観が楽しめる魅力的な客室となっています。
このお部屋は全419室あるファンタジーシャトーの中でも限られた部屋数しかないため、予約が非常に取りづらいことで知られています。アルコーヴベッドの有無によって景色の違いもあり、どの部屋を選ぶべきか迷われる方も多いのではないでしょうか。
この記事のポイント!
- ローズコートサイドパークビューの客室位置と眺望の特徴
- おすすめの階数と部屋選びのポイント
- アルコーヴベッドありなしでの景色の違いと部屋の特徴
- 花火観賞に適した部屋の条件と視界の良さ
ファンタジースプリングスホテル ローズコートサイドのパークビュー客室を徹底解説
- ローズコートサイドパークビューの位置と特徴
- 眺望重視なら7階以上がおすすめ
- アルコーヴベッドの有無で変わる景色の違い
- パークビュー客室からの眺望を詳しく解説
- 昼と夜で異なる景観の魅力
- 花火鑑賞のベストポジション
ローズコートサイドパークビューの位置と特徴
ローズコートサイドは、ファンタジースプリングスホテルのファンタジーシャトーにあるコの字型の建物エリアです。パークビューの客室は、このコの字型の建物の中でもパーク側に面した位置に配置されています。
全体の客室数は419室あるファンタジーシャトーの中で、ローズコートサイドのパークビュールームは26室しかない貴重な客室です。スーペリアルーム(パークビュー)が4部屋、スーペリア・アルコーヴルーム(パークビュー)が22部屋となっています。
部屋の広さは41平方メートルで、レギュラーベッド2台と引き出し式のトランドルベッド1台が備え付けられています。アルコーヴルームタイプの場合は、さらに壁のくぼみを利用したアルコーヴベッド1台が追加されています。
ローズコートサイドの建物は、美女と野獣をテーマにした「ローズコート」という中庭に面しており、魔法の泉や岩で表現されたキャラクターなど、ファンタジックな雰囲気を楽しむことができます。
コの字型の構造上、他の客室が見えてしまうデメリットもあるため、カーテンの使用などプライバシーへの配慮が必要となります。
眺望重視なら7階以上がおすすめ
パークビュールームからの眺望は、階数によって大きく印象が変わってきます。特に7階以上の客室からは、アレンデール城やネバーランドの山々、プロメテウス火山までもが見渡せる絶景を楽しむことができます。
低層階では木々が視界を遮ることがあり、特にファンタジースプリングスエリアは木が茂っているため、上層階の方がパークの景色を存分に楽しむことができます。また、夜の花火鑑賞の際も、高層階の方が視界が確保しやすい傾向にあります。
8階や9階などの最上階に近い客室からは、パーク全体を見渡すことができ、SSコロンビア号やインディーの宮殿なども視界に入ってきます。ただし、工場群の明かりが見えてしまう場合もあり、夜景の雰囲気に影響することもあります。
予約時に階数指定はできませんが、チェックイン1ヶ月前頃から電話でリクエストすることは可能です。ただし、希望通りにならない場合もあるため、あくまでリクエストという形になります。
夜景や花火を楽しみたい方は、できるだけ高層階をリクエストすることをおすすめします。
アルコーヴベッドの有無で変わる景色の違い
アルコーヴベッドの有無によって、客室からの眺望に違いが生じます。アルコーヴベッドがない通常のパークビュールームの方が、若干視界が広く取れる傾向にあります。
アルコーヴルームは壁のくぼみを利用したベッドスペースがあり、その分窓際の構造が変わってきます。壁にはラプンツェルの絵が描かれており、ディズニーらしい雰囲気を楽しむことができますが、景色を見る際の視界は少し制限されます。
部屋数としては、アルコーヴルームの方が圧倒的に多く22室あるため、予約が取りやすい傾向にあります。一方、通常のパークビュールームは4室しかないため、非常に予約が困難です。
客室内の使い勝手としては、アルコーヴベッドがあることで4人での宿泊時に寝室スペースを効率的に使えるメリットがあります。カーテンで仕切ることもできますが、レールが3分の1までしかないため完全な個室にはなりません。
眺望とベッドの使い勝手、どちらを重視するかで選択を検討する必要があります。
パークビュー客室からの眺望を詳しく解説
ローズコートサイドのパークビュー客室からは、ファンタジースプリングスエリアを含むパーク内の様々な景色を楽しむことができます。窓からは、ネバーランドの山々やプロメテウス火山が見え、遠くにはSSコロンビア号も視界に入ります。
部屋の位置によって見える範囲は異なりますが、基本的にアレンデール城の一部や、ファンタジースプリングスの上部を眺めることができます。ただし、ファンタジースプリングスエリア内は木が茂っているため、下層部分はあまり見えない場合が多いです。
客室の窓は大きく設計されており、室内のソファやテーブルに座りながらゆっくりと景色を楽しむことができます。特にパークビュールームは、通常のローズコートサイドの客室と比べて、パークの景色を楽しむための視界が確保されています。
客室によっては鏡が設置されており、その鏡に映るパークの景色が絵画のように美しく映り込む演出も施されています。これは計算された設計で、より魅力的な眺望を演出する工夫の一つとなっています。
距離感については、他のサイドと比べて適度な距離があり、パークの全体像を把握しやすい位置となっています。
昼と夜で異なる景観の魅力
昼間は自然光の中で、パークの建物や山々の細部まではっきりと見ることができます。特に晴れた日には、アレンデール城の青い屋根やネバーランドの緑豊かな山々が鮮やかに見えます。
夜になると、パーク全体がライトアップされ、昼間とは全く異なる幻想的な景色に変わります。特にネバーランドの山々は青くライトアップされ、魔法の泉のある雰囲気たっぷりの夜景を楽しむことができます。
ファンタジースプリングスエリアも夜になると美しくライトアップされ、昼間とは異なる魅力を放ちます。窓から見える景色は、パークが閉園した後も深夜まで楽しむことができます。
夜景の見え方は天候や季節によっても変化し、雨の日は街灯の光が幻想的に反射して、また違った雰囲気を楽しむことができます。ただし、高層階の場合は遠くに工場群の明かりが見えることもあります。
ローズコートの建物自体もライトアップされるため、室内から見る夜景は昼間とはまた違った雰囲気を味わえます。
花火鑑賞のベストポジション
パークビューの客室からは、ディズニーシーの夜空に打ち上げられる花火を観賞することができます。花火はアレンデール城の上空付近で打ち上げられ、部屋から快適に鑑賞できます。
高層階の客室からは、建物に遮られることなく花火全体を見渡すことができます。特に8階以上の客室からは、花火と共にライトアップされたパークの夜景も一緒に楽しめる、特別な視点となっています。
ただし、建物の構造上、完全な正面からは見えない場合もあります。それでも、ネバーランドの山の炎が灯ったり消えたりする演出なども見ることができ、通常のパークでの鑑賞とは違った体験を味わえます。
気流の影響で花火が実施されない場合もあるため、当日はディズニー公式アプリで実施情報を確認することをおすすめします。また、花火の時間帯はエレベーターが混雑する傾向にあるため、余裕を持って行動する必要があります。
パークビューの客室に宿泊できない場合でも、ホテル3階のファンタジーシャトーフロント近くのテラスからも花火を観賞することができます。
ファンタジースプリングスホテルのローズコートサイドパークビュー宿泊体験
- 客室設備とアメニティの充実度
- 洗練された内装デザインの特徴
- パークビュー客室の価格帯と予約のコツ
- 同じ建物の他客室との違い
- 宿泊者からの評価と口コミ分析
- キャストのホスピタリティと特別感
- まとめ:ファンタジースプリングスホテル ローズコートパークビューの魅力と注意点
客室設備とアメニティの充実度
お部屋には41平方メートルの広々とした空間に、レギュラーサイズのベッド2台と引き出し式のトランドルベッド1台が備え付けられています。ベッドの寝心地は一般的なディズニーホテルと同等の快適さです。
アメニティは大人用・子ども用の歯ブラシ、ブラシ、室内用スリッパ、ウォッシュクロス、アメニティーキットが用意されています。バスルームにはシャンプー、コンディショナー、ボディソープがディスペンサー式で設置されています。
お部屋には冷蔵庫、電気湯沸かしポット、無料のコーヒー・お茶セット、ミネラルウォーターが用意されています。テレビは一般放送とディズニーチャンネルが視聴可能で、Wi-Fi環境も完備されています。
子ども向けの設備も充実しており、お子様用スリッパ、歯ブラシ、マグカップ、踏み台が常設されています。さらにご要望に応じて、お子様用パジャマやおむつ袋なども提供可能です。
クローゼットには大人用パジャマが用意され、セーフティーボックスも設置されています。各階にはアイスディスペンサーも設置されており、快適な滞在をサポートする設備が整っています。
洗練された内装デザインの特徴
客室内の壁紙や照明器具には、ラプンツェルやバンビなどのディズニー映画のキャラクターや草花をモチーフにした装飾が施されています。特に壁面のデザインは、さりげなくディズニーの世界観を演出しています。
ベッドの枕元には読書用のスポットライトが設置され、すずらんのような形をした照明がお部屋の雰囲気を引き立てています。壁面にはパスカルのモチーフが配置され、リアルな表現でお部屋のアクセントになっています。
アルコーヴベッドがある場合は、壁にラプンツェルのイラストが描かれており、秘密基地のような特別な空間を演出しています。床の模様やバンビのモチーフなど、細部まで美しいデザインで統一されています。
客室のテーブルの上にはエコバッグが2個用意され、宿泊人数分の追加購入も可能です。オリジナルデザインのエコバッグは、お土産としても人気です。
フローリングや家具は高級感のある素材が使用され、上質な滞在空間を演出しています。全体的にベージュやブラウンを基調とした落ち着いた色合いで統一されています。
パークビュー客室の価格帯と予約のコツ
パークビューの客室は、通常のローズコートサイドの客室と比べて料金が高めに設定されています。予約については、4ヶ月前の11時から予約開始となり、特に人気の高い客室タイプとなっています。
予約を取るためには、予約開始と同時にアクセスすることが重要です。また、キャンセル待ちでの予約獲得も可能で、1週間前後で空室が出ることもあります。
パークビュールームは全26室しかないため、予約競争は非常に激しくなっています。特に休日や季節イベント期間中は、より予約が困難になる傾向にあります。
公式サイトでの予約の他、バケーションパッケージでの予約も可能です。バケーションパッケージを利用する場合は、パークチケットやアトラクションチケットなどの特典が付いてきます。
部屋のリクエストについては、チェックイン1ヶ月前頃から電話で受け付けています。高層階や特定の位置など、希望がある場合は早めに連絡することをおすすめします。
同じ建物の他客室との違い
ローズコートサイドには、パークビュー以外にも様々な客室タイプが存在します。通常のスーペリアルームやスーペリア・アルコーヴルーム、デラックスルーム、デラックス・アクセシブルルームなどがあります。
パークビューとそれ以外の部屋の最大の違いは、窓からの眺望です。パークビュー以外の客室では、主にローズコートの中庭や、対面の客室が見える構造になっています。
デラックスルームは48平方メートルと、スーペリアルームよりも広い空間が特徴です。アクセシブルルームは、バリアフリー対応の設備が整っており、最大3名まで宿泊可能です。
部屋の内装や基本的なアメニティは、どの客室タイプでもほぼ同じ仕様となっています。ただし、デラックスルームではより広いバスルームや収納スペースが確保されています。
室内の眺めについては、コの字型の建物構造上、パークビュー以外の客室では他の客室が見えやすい特徴があります。そのため、カーテンの使用などプライバシーへの配慮が必要です。
宿泊者からの評価と口コミ分析
実際に宿泊された方々の声では、パークビューの眺望に関する評価が特に高くなっています。特に夜景や花火の観賞については、多くの方が満足されている様子がうかがえます。
一方で、エレベーターの混雑に関する指摘も見られます。特に朝のパークオープン時や花火の時間帯は、待ち時間が発生することがあります。
部屋からの景色については、高層階と低層階で評価が分かれる傾向にあります。高層階からは素晴らしい眺望が得られる一方、低層階では木々が視界を遮ることがあると報告されています。
アメニティや清掃状態については、概ね高評価となっています。特に子ども向けの設備や備品の充実度については、多くの家族連れの方から好評を得ています。
予約の取りづらさについては多くの声が上がっていますが、その分特別感のある滞在が楽しめると評価されています。
キャストのホスピタリティと特別感
チェックイン時には、オンラインチェックインを利用することで待ち時間を短縮できます。キャストは丁寧な対応で、部屋や施設の説明を詳しく行ってくれます。
ホテルの雰囲気に合わせた落ち着いた接客が特徴で、特別なリクエストにも可能な限り対応してくれます。記念日の方には、特別なメッセージカードが用意されることもあります。
ベルデスクでは宿泊証明書の発行やパークチケットの購入が可能で、スムーズなパーク体験をサポートしてくれます。また、荷物の移動や保管なども柔軟に対応してもらえます。
ホテル内のショップ「ジョイフルスプリングス」では、軽食やお菓子、飲み物などの販売も行っています。急な必需品にも対応できる品揃えとなっています。
パーク側のグッズショップは入園しないと利用できませんが、ホテル内では必要最低限の買い物ができる環境が整っています。
まとめ:ファンタジースプリングスホテル ローズコートパークビューの魅力と注意点
最後に記事のポイントをまとめます。
- 全419室中26室限定のパークビュールームは、アレンデール城とネバーランドの山々が見える特別な客室である
- 41平方メートルの広さに、最大4名まで宿泊可能な充実した設備を完備
- 7階以上の高層階からは、パノラマのような眺望でパーク全体を見渡すことができる
- アルコーヴベッドの有無で景色の見え方が異なり、通常タイプの方が視界が広い
- 夜にはパーク全体のライトアップと花火を室内から快適に観賞可能
- 予約は4ヶ月前の11時からスタートし、特に人気の高い客室タイプとなっている
- 子ども向けアメニティも充実し、ファミリー利用にも適している
- コの字型の建物構造上、他室からの視線に注意が必要
- エレベーターは朝とパーク閉園時に混雑する傾向がある
- オンラインチェックインの利用で、スムーズなホテル到着が可能
- 宿泊証明書があれば、ファンタジースプリングスエリアへの専用エントランスが利用可能
- デラックスルームとの広さの違いは7平方メートルである